ファイアーエムブレム覚醒 ~虹が生み出した物語~ 作:ユイリー
間章14(外伝15):秘められた一矢
間章15(外伝16):幼き竜の娘
間章16(外伝8&外伝12):汚された決闘&時の迷い子
前話から2年が経過しました…
かなり文の書き方が変わっている気がしますが、間章なので短い。
今回の本題は外伝12なので、ほかがおまけのような書き方で申し訳ありません。
~ルフレSIDE~
イーリスに戻ってきてから、私たちは【黒炎】の情報を探すことになった。
現在、部隊を分けて私たちは調査をしに来ていた。
そこで私たちは、人さらいをする賊の情報を手に入れたため、その地へときていた。
「クロム様、どうやらここのようです」
「なるほど…」
戦っているうちに、1人の少女を助ける。
「あ…ありがとうございました…
もし助けてもらえなかったら…私はきっと…酷い目に…
こ、怖かった……」
「大丈夫か?無事でよかったな」
「あ、あの、お願いです。
私も一緒に連れてってください…!」
そうお願いされたのはノワールという弓使いの少女だった。
のちに彼女がサーリャさんとリヒトさんの娘だということが分かった。
……お二人とも、魔道士系なのに、なんで弓使いなんでしょうかね?
* * *
その帰り、とある古い屋敷に小さい女の子が入っていったとの情報が入った。
訪れてみれば……中から悲鳴が聞こえた。
「!クロムさん、今!」
「ああ、どうやら見間違いじゃなかったようだ。
ともかく、急いで見つけ出すぞ。長居していい場所じゃなさそうだ」
中にいるのはどうやら屍兵のようだ。
壁が急に崩れたり、逆に戻ったり…。
不思議な場所だった。
「ありがとうです。
みなさんが来てくれなかったら、私は今頃ぺしゃんこでした」
助けた子はマムクートの子で、ンンという名の子でした。
彼女はどうやらノノさんとリベラさんの子でしっかりとした性格のようです。
お母さんに似てませんね。
* * *
次に私たちはとある場所で決闘をしようとしていた人たちを止めに入った。
そこで出会ったデジェルさんはどうやらソワレさんとヴェイグさんの娘のようです。
そして、私たちはとある情報のもと、とある場所へと来た。
別のところで情報を集めていたマークさんたちもごうりゅうして。
「この近くに、神竜の宝が眠っているという話の〝時の遺跡”があるらしいよ」
「マークさん」
「でもそこも屍兵がうろついているんだって」
「その宝がなんなのか、わからないが調べてみる価値はありそうだ」
こうして私たちは遺跡へと向かった。
~???SIDE~
「はぁ…ここ、どこなんだろ…。なんで僕はこんなところに…?」
青髪の少年は、ぽつりとつぶやいた。
あたりは神秘が漂う遺跡だった。
あたりを見渡せば――赤髪の少女が倒れていることに気が付く。
「あ、きみ!大丈夫かい?こんなところで寝ていたら風邪引くよ!」
「うう……父さん……う?」
揺さぶっていると少女はぼんやりとしているが、どうやら目を覚ましたようだ。
「よかったー。気が付いたら隣で倒れているからびっくりしちゃった」
「あ、レイン……?あれ、ルキナは…」
少年は、えっ?と言った。
「あの…どうして僕の名前を知っているの?」
「えっ?ちょ、ちょっと、私の事忘れたの?いとこでしょ?私、ファインだよ!」
「え?えーっと……ごめん、どう考えても母さんの事しか覚えていないよ…」
ファインと名乗った少女はえっと驚愕を浮かべている――
「「!!」」
そしてきづいた。
「敵の…気配…」
「屍兵ね…近くからもっときそう…」
少年と少女は、急いで自分の持ち物を確認する。
「あ、ちゃんと剣と槍は持ってる。馬は…いないけれど…戦える…しっかりしろ…母さんのように戦うんだ…」
「ちゃんと魔導書と杖はありますね。これは…私に使えるのでしょうか…しまっておきましょう…」
二人は互いを見合う。
「とりあえずこの状況を突破を――」
と言いかけた時、目の前にものすごい風が飛んできた。
~マークSIDE~
北をルフレ達に任せて、僕は右側へと進んだ。
ガイアとロンクーを連れてだけれど。
「おい、あそこに子どもがいるぞ」
「迷子か?それともルキナみたいな未来からきたやつか?」
とりあえず、敵が来ていたのでシェイバーでまとめて薙ぎ払う。
「きみたち、こんなところで何をしているの?賊…ではなさそうだけれど…」
「あ、えっと…」
青髪の少年と赤髪の少女だ。
「僕は…きがついたらここで倒れてて…隣に彼女が倒れていたってことしか…」
「あの、私ファインと言います。私も気が付いたらここに倒れていたんです…」
「直前の事は?」
「僕は…自分の事と母さんの事しか覚えていなくて…でも彼女は僕の事を知っているみたいで…」
「記憶喪失か?」
「みたいだな…」
後ろでなんやら言っているけれど、どうするべきなんだろう?
そうだ、隣の子にも聞いてみよう。
「きみは?」
「私は…少しだけ。仲間と一緒に目的があったんですけれど…はぐれてしまって…
誰かと会った気がするんですけれど…思い出せなくて…。
大好きだった父さんだけが思い出せなくて…」
少女の方は父親だけが思い出せないのか…
「とりあえず、行き場がないのだったらうちにくる?リーダーにも聞かなきゃいけないからまずは来てもらうんだけれど…」
「あ、はい。ありがとうございます」
「あ、僕の名前はレインです。お名前、聞いてもいいですか?」
「ああ、僕の名前はマークだよ」
二人をつれて、遺跡の入り口に集まっているクロムたちのもとへと戻る。
「お~い、クロム~」
「ん?どうかしたのか?」
「遺跡で二人、保護してさ。中途半端な記憶喪失みたいで……」
「あ、クロム様!?」
ファインが声を上げた。
「あ、ああ…どうかしたのか?」
「どうもこうも……もしかして、ルキナって知ってますか?」
「知ってるも何も…俺の娘だが……ルキナー!!」
クロムが呼ぶと、ルキナがどうかしましたかっと言いかけて、
「レイン、ファイン!?」
「あ、ルキナ!無事だったのね!」
「それはこっちのセリフですよ!はぐれてからもう会えないとばかり…」
「……もしかして、未来から来たのか」
「あ、はい!そうです!ファインです!ティアモの娘っていえばわかりますか?姉にセレナがいますよー」
ごふっ
「あ、マークが血を吐いて倒れた」
「え、大丈夫ですか?」
「触れてやるな」
まさか……ね……
「でも聞いてくださいよー。レインったら自分の事と叔母様の事しか覚えていないんですよ!」
「えええ~」
「叔母…というと…」
「レインは私の弟です。お父様」
「なにっ!?」
あ、うん、なるほど。
レインはクロムとルフレの息子。
ファインは僕とティアモの娘か。
「これでみんな揃いました。ちょっと呼んできますね!」
ルキナは皆を呼びに行ったようだ。
「大丈夫か?」
「……だめかもしれない」
結論からすると。
レインは本当に母親であるルフレの事しか覚えているようだ。
ファインは父親である僕の事だけ覚えてない。
ただ、父親が使っていたとぼんやりとわかる範囲で剣を持っていた。
『アルカンシェル』
しかしそれはすべて紅色――『紅剣アルカンシェル』と呼ぼう。
僕が持つ剣とはすこし違った。
まあいいとして。
問題はいつ、渡されたものなのか、ということだ。
ルキナの話では、クロムが殺されたとき、大半の父親は亡くなったと聞いた。
騎士でもあった一部の母親は生き延びて本人が使用していた武器を回収でもしたのだろうか?
セレナに聞いてみたところ―――
「あたしに父さんの記憶はないわよ。あったとしてもとても小さいころよ。
戦場に行って…そしてクロム様と一緒に亡くなったって聞いたの」
「うーん、それじゃあ僕が使ってた剣は?」
「剣って…ホーク兄さんが持ってた剣よね?」
「うん、『アルカンシェル』」
「そのまま戦場に持って行ったままだと思う…。
たぶん、あたしたちとはぐれた後に手に入ったんじゃないかしら。あたしが最後に見た時、持ってなかったもの」
「けれど、肝心のその手に入れた時の記憶がないのか…」
謎だ。
とりあえずはイーリスに戻ろう。
今回出た人物
・レイン
クロムとルフレの息子でルキナの弟。一応、イーリス王家の王子。
別の未来から来たソルラやリズの息子、ウードとは父親側のいとこ。
逆にセレナ、ファインとは母親側のいとこ同士になる。
ただ、この世界ではルフレとマークは兄妹ではないのでなんとも…。
髪は父親譲りの青で、クラスはパラディン(剣寄り)
一応、馬に乗らなくても戦えれる。
どういう原因か、自分の事(結構抜けがある)と母親の事しか覚えていない。
・ファイン
マークとティアモの娘でセレナの妹。
ルキナ、レインとは父親側のいとこ同士になるが、この世界では…。
髪は母親譲りの赤で、クラスはヴァルキュリア(書、杖)
父親の形見として『紅剣アルカンシェル』を所持しているが、どこ、いつ手に入れたのかは記憶にない。
どういう原因か、父親の記憶がない。