ファイアーエムブレム覚醒 ~虹が生み出した物語~   作:ユイリー

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3章:戦士の王国

ところで外伝ってどのタイミングで入れればいいんだろう……


第5話

~マークSIDE~

 

しばらくしてイーリス・フェリアの国境にたどり着いた。

ミリエルに聞いたところ、フェリアは一年中雪が降っていて寒いらしい。

 

「う~~寒い…寒いよー!フレデリクー!」

 

「はい、リズ様。私を風よけにお使いください。」

 

というように、同様な感想を持つ者が多い。

イーリスにいた頃はわりと温暖な気候で、寒くもなく暑くもなかった。

ヴェイクのような薄着はガッチガチになっている。

というか、僕以外では耐性を持つ者はいないに等しかった。

軍のリーダーのクロムや軍師ルフレ、そしてクロムに仕えるフレデリクは我慢しているようだった。

かという僕は実際は初めてだが、精神状態で異界にいったときに様々な雪国に行ったことがある。

最初いった異界では灼熱のところを通り抜けた先に氷のような場所で見事に気候の違いに最初は倒れた者が多かったほどだ。

そのため次からは(記憶がなかったとはいえ)耐性が付いてしまったようで。

 

「あれは…砦ですか?」

 

「あれはイーリス王国とフェリア連合王国の国境に造られた長城だ。」

 

「ええ。我々イーリスとフェリアは敵対関係にはありません。

 ただ、近頃フェリアは他国への警戒を強めているとも聞きます。

 誤解を生まないよう、慎重な話し合いが必要ですね。」

 

「政治や外交は苦手だが…そうも言ってられん。

 今の俺たちはイーリス聖王の特使だ。失礼のないようにしなければな。」

 

前方でルフレとクロム、フレデリクが話をしているが…。

馬鹿者、それをフラグと言うんだ。

仕方が無い…輸送隊の準備もしていくか…。

 

国境に差しかがったとき、国境から警戒の感じがかかった。

 

「クロム様、どうも様子がおかしいようです。フェリア国境兵は臨戦態勢に入っています。」

 

「どういうことだ?」

 

「わかりません。ですがあの様子では、何かあれば即戦闘になりかねません。

 念のため、ここで進撃の準備を整えましょう。」

 

やっぱりね。フラグだと思ったよ。

僕も輸送隊の管理者として、みんなの武器とか補充とかしていく。

う~ん…たまには剣を持って暴れたいなぁ…。

魔法もいいけどね~。

 

 

~ルフレSIDE~

 

クロムさんが隣で叫んでます。

なぜかというとフェリア国境兵の隊長であろう重歩兵の女性に賊と間違えられたそうです。

…よく高所と低所で会話が成立できるのだなぁって思いました。

って考え事してたら急に上からクロムめがけて槍が降って来ましたよ!!

高所からの攻撃に低所にいる人では命中率がちがいます。

どうしたら…と思っていたら、急にクロムさんが消えました。

よく見るとペガサスがいます。

ペガサスが下りてきて…その背にはスミアとクロムがいました。

どうやらスミアさんがクロムさんを助けていたようです。

 

「良かった…クロム様がご無事で…」

 

「スミア、このペガサスは…?

 もしかして、さっき怪我していたあいつか!?」

 

「ふふ。この子が乗ってもいいって言ってくれたんです。」

 

「そうか、ありがとうな。」

 

「あれ、もしかしてこの子、照れてる?」

 

「皆さん、おしゃべりは後でなさって下さい。」

 

高所にも敵がいるようだし…左右からも敵がいる。

 

「クロムさん、敵が来ます!」

 

「やるしかなさそうだな…」

 

「フィレイン様から以前教わりました。ペガサスは空を飛べるけれど、弓に弱い…」

 

「なるほど、アーチャーには気をつけなければなりませんね。

 私たちには遠くが見えにくいです。マークさんは…?あれ?」

 

ふと後ろをみると輸送隊はあるものの、マークの姿がない。

代わりにミリエルがいる。

 

「ミリエルさん、マークさんは…?」

 

「そういえばいないが…」

 

「マークさんなら、あちらです。」

 

ミリエルが示した先にマークがやってくる。

 

「ごめん、ミリエル。頼んじゃって。」

 

「どうしたんだ、マーク。」

 

「カラムがいたから、呼んだんだ。」

 

「カラムが…?」

 

「僕はここだよ…」

 

よくみるとマークの後ろに重歩兵の青年がいた。

意識しないと気づかないくらいに。

 

「うおっ、カラム!?いつの間に!?」

 

「カラムも今回においてついていくようだったけど…?」

 

「すまん、全く気づいていなかった…」

 

「いいよ。僕、影が薄いから…仕方がないよ。」

 

どうやら、ソールが遅刻したようにカラムも遅刻をしたらしい。

なので追いかけたのだが、どうやら通り過ぎてしまいここで待っていたようだ。

 

「しかし、こんな所にいて、よく怪しまれなかったな。」

 

「僕、影が薄いから…ここの人たちも全然気づいてなくて…」

 

「さすがの存在感だな。」

 

「僕もいっしょにいくよ。

 僕が仲間になったこと、なるべく忘れないでね…」

 

私も軍師だ、仲間のことは忘れたりしない。

が、なんかカラムに対しては不安を覚える。

 

「大丈夫、僕が忘れないから。」

 

「ところでマークさん。敵にアーチャーがいませんか?」

 

「ああ、左…こっちには2人ほどいたよ。右はいない。剣士や兵士だね。

 それと…スミア。アーチャーに気をつけながら、僕をのせて空を飛んでくれない?

 階段の上はどうなっているか分からないから。」

 

「はい、わかりました。」

 

私たちは私たちのできることをしよう。

階段には扉がかかっているようで鍵をどうしようかとなやむが、あとにして…

 

右はカラムの守備の高さをあてにして、壁をしてもらう(なぜかここでは敵も気づいているらしい)。

後ろからヴィオールやミリエル、私と遠距離で攻撃する。

 

対して左はフレデリクを囮としてアーチャーなどを誘き寄せ、

ソワレやソールなど移動がある人に行かせて囲んでしまう。

クロムは後方でリズと共に状況を確認しながら必要ならそちらをいく。

ちなみにヴェイクはベンチ…でなく、輸送隊の警護だ。

マークがスミアと共に上空を確認している。

 

双方が片付いたとき、スミアとマークが戻ってきた。

 

「扉の前に重歩兵がいたよ。双方ともにね。」

 

上にいくには二つある扉をどうにかしなければならないが、

さっき戦った者のなかに鍵を持っていた。

 

「それと、右の方にハンマーを持った戦士がいた。

 いくのならカラムとフレデリクは注意が必要だね。」

 

ハンマーとは斧に分類される武器。

特に重歩兵や鎧で固めた者――フレデリクのようなグレートナイトも注意が必要だ。

 

「それじゃあ、僕はヴェイクと代わってくるよ。」

 

「はい、攻めるのは左の扉からしましょう。」

 

 

~マークSIDE~

 

輸送隊に戻ってくるとヴェイクが暇そうな顔をしながら寒そうな顔をしている。

 

「もどったよ。」

 

「全く遅いぜ、マーク。俺様暇だったり寒かったぜ。」

 

「ごめんごめん。」

 

と僕は相棒のクラウドのところに戻る。

 

「なあ、マーク。お前ってなんでそんな平気そうな顔をしているんだ?」

 

「んー?何でだろう…。寒いとは感じているけど、それほどでも無いかなって思ったからかな。

 夢のなかで今よりももっと地獄を見たきがするし。」

 

異界のことをいうと面倒だから夢の中にしとけとクロムに言われたため、僕は夢の中でといったのだ。

 

「へぇ、どんな夢だ?」

 

「そうだねぇ…たとえば、溶岩のでる灼熱洞窟を抜けたと思ったらその先は全くの逆の気候…

 氷のような寒い場所だったり…。」

 

「いい、もういい。想像したら今よりもっと寒くなった…」

 

ヴェイクのほうがリタイアしたようでした。

 

「そんなに寒かったら動けば?今なら戦っているようだし…」

 

「行く!どっちだ!」

 

左の方だよと言ったらヴェイクは物凄い速さで行ってしまった。

そんなに寒かったのかなぁ…?

僕と相棒のクラウドは階段上れるかもしれないけど、輸送隊本体は簡単にいえば馬車なので

階段を上れるはずが無い。

クロムたちを待つしかないな…。

って、あれ?もしかしてこれって忘れられるフラグ?

 

 

~ルフレSIDE~

 

ライミという国境兵の隊長であろう重歩兵の女性を倒した。

どうやら戦ってクロムを認めたようだ。

ちなみにヴェイクが到着した頃にはすでに戦闘が終わっていたというのは言うまでも無い。

 

「ぶ、無礼な振る舞いの数々…心よりお詫び申し上げます…!

 その力、そしてお噂に聞いていたその剣技…疑いようもありません。

 すぐにクロム王子のご来訪を伝えます。王都までは、私がご案内しましょう。」

 

「そうしてくれると助かる。」

 

ライミが立ち去る。

 

「態度が一変しましたね。」

 

「フェリアの民にとって、それだけ強さとは重いものなのでしょう。」

 

「じゃあ行こうか、お兄ちゃん。」

 

「ああ。」

 

「あれ?何か忘れていないか…?」

 

「えーっと、誰だっけ?」

 

誰か忘れていたのだが、それはカラムではなくマークだと言うことは全く気づくことがなく。

そしてその後マークに手ひどい仕返しを受け、

俗に言う『目だけ笑っていない』状態で怒られたと言うことはまだ先の話である…。

 




今回はここまで。

灼熱洞窟をでた先は氷のような寒い場所だったとは知る人は知るのではないでしょうか。

ところでこの章、よく見れば高所と低所で会話していますよね。
よく声が届くようで…。
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