ファイアーエムブレム覚醒 ~虹が生み出した物語~ 作:ユイリー
若干といわずオリジナルがはいています。
主に…第5話(3章)ラストをみたのならば…。
みんなの部屋(設定)が早く書きたくて進んでしまった。
~ルフレSIDE~
私たちはライミに案内され王都についた。
王座に来たのは私とクロムとリズとフレデリク。
他は外で待機している。
「申し訳ありません。しばらくお待ちください、クロム様。王を呼んでまいります。」
「わかった、頼む。」
ライミが立ち去る。
「王様は留守ですか…」
「政治より戦いが好きな人だと聞いている。訓練場にでも行ってるんだろう。」
「戦い好きの王ですか…きっと筋骨隆々の、ごつい人ですね。」
想像したのはごつい人。
斧もって振り回している…そんな人。
「誰がごついって?」
「え…?」
声がしたのは女性の声だった。
やってくるのは褐色肌の女性だ。
「あなたがフェリアの王か?……いや、王なのでしょうか?」
「ああ、東の王フラヴィアさ。
遠路はるばるようこそ、クロム王子。国境では、うちの連中が失礼したね。」
「いや…あ、いいえ。
先程、イーリスを騙る賊が出没していると聞きましたが…」
「ああ、国境沿いの村々を荒らしている。どうやらペレジアが仕組んでいるようだね。
フェリアとイーリス、両国を敵対させよう…ってところじゃないかねぇ。」
「くそっ!あいつら…!
…あ、し、失礼しました。王の御前で…」
「おやぁ?クロム王子……しゃべり方を無理してるだろ?
いいんだよ、いつもの調子で話してみなよ。」
「あっ……き、気づかれていたか。」
もろばれですがな。
「砕けた話し方しかできないのは、お互い様さ。
さて、本題に移ろうか。
…早速で悪いんだが、今、うちの兵をイーリスに貸すことは出来ないんだよ。」
「え?そんな…どうして?」
「こういった事柄をを決定する実権が今の私には無いんだよ。」
「どういうことだ?」
「うちの国では古来のしきたりで数年に一度、東西の王の闘技大会が開催される。
その大会に勝ったほうの王が東西の両方の王になるって寸法なのさ。
よその国との同盟を結ぶ決定はその王様がすることになっている。」
「…ということは、今は同盟は結んでもらえないということか。」
「そう決めつけたもんでもないよ。闘技大会はもうすぐだ。
大会であんたたちが勝てば、願いを聞いてやれる。」
「俺たちが?」
「報告は聞いているよ。あんたたちの腕は大したもんだ。
東軍の代表として、あんたたちが西軍に勝てればいい。
そうすりゃ私が王様になって、同盟を結ぶことができる。」
「しかし、フェリアのしきたりに、よその国の俺たちが出てもいいのか?」
「ああ。王が選んだ戦士ならね。この大会、王が出るのは禁止なのさ。
何代も昔…王が大会で殺されちまってから、血で血を洗う大戦争になったもんでねえ。
代理戦争で手打ちにするには、うちと縁の無い奴を選んだ方が良い。
それが他国の王子ってのは初めてだが、どうする?」
「…イーリスでは戦う力を持たない人たちがフェリアの助けを待っている。
いつ化け物たちに襲われるかもしれない人たちのためにも
もっとも短時間で話がつく方法を選びたい。」
「決まりだね。大会は闘技場で行なわれる。向こうは腕利きの剣士を用意しているそうだよ。」
「相手が誰であろうと、やるからには必ず勝つ。」
「良い顔だ。気に入ったよ。よっしゃ!じゃあ暴れておいで!」
話は進められ、私たちは闘技大会への準備をすることになった。
「あれ…マークは…?」
準備中にポツリとつぶやいたカラムだったが、誰も気づかずカラム自身も準備にかかるのであった。
~マークSIDE~
「全くひどいよ、みんな。僕を忘れるなんて。」
僕は今、相棒のクラウドに乗りながら進んでいた。
あの戦いの後、どうやらみんなに忘れ去られていたようで待っていたにも関わらず先にいってしまったようだ。
王都までの道のりは偶然あった旅商人と共に王都へついて別れたのであった。
「さて、みんなはどこかな…。ん…?」
城外になんか戦いの音が聞こえる。
来て見ると一人の剣士と、先日あったマルスという剣士、それとごっつい男―どうやらウォーリアみたいだ―がいた。
剣士とマルスが戦っているが、剣士は速いもののなんだが腑に落ちない。
そしてあっという間にマルスが勝ってしまった。
男はマルスを褒め、代表にならんかときき、強き者と戦いたいというマルスは断ることもなかった。
「ん?お前さんはどうした?」
男はこちらに気づいたので僕も馬からおりる。
「すみません、剣の音が聞こえたので気になってきました。」
「ほう、こんな雪のなかで。」
「これでも耳はいいほうなんですよ。」
事実だ。
たしかにこの男の言うとおり、雪が降る中でのおとは通りにくい。
「へぇ、気に入った。俺はバジーリオ。あんたは?」
「マークと申します。」
ペコリと礼をする。
旅商人から話を聞いていたかぎり、この人は西の王だろう。
もうすぐ闘技大会があり盛り上がっているそうだ。
「その馬車の様子…ただの旅人じゃないな。」
「そのとおり。仲間とはぐれた情けない者です。」
「なるほど、輸送隊のもんか。よくこられたもんだ。」
わははという。豪快…というか。
でも親しみが持てる人だ。
「…だが、只者ではないだろう…。腰にある剣を見る限り。」
「さすが剣士。これでも僕は剣も使えてね。」
気がつくとさっきマルスに敗れた剣士がいた。
「一体何者だ?ああ、俺はフェリアの西の王さ。こっちはロンクー。」
「僕は…」
で、かくかくしかじかでイーリスのクロム王子率いるクロム自警団に属していること、
イーリスとフェリアに同盟を結ぶためフェリアに来たこと、
国境で賊に間違えられ戦闘に入り、自分は輸送隊の関係で後方に待機したものの忘れ去られて今にいたるといった。
「なるほどねぇ。本人がいねえが、まあいいんじゃねぇか?」
「バジーリオ、いいのか?」
ロンクーがバジーリオにきいた。
「もうすぐ闘技大会がある。それに勝てば同盟を結んでやる。
もちろん、そのときには王子をつれてな。」
「いいのかい?相手を信じて。」
「なあに、お前も大会にでればいい。」
にやりと言うバジーリオに僕だけでなくロンクーや黙っているマルスすら驚く。
「なるほど。大会で示せ、ですか。」
「おう、よくわかったな。」
「これでも軍師見習いなんですよ。
それに、今まで輸送隊の管理や警備をしていたから暴れたいんですよ。」
おなじく笑顔でかえす。
「んじゃ、決まりだな。…おっと、ためしにロンクーと戦うか?」
「それもいいですねー。実力は知りたくないですか?」
黙ってうなずくロンクーは剣を抜く。
そして僕もクラウドから離れ剣を構える。
結果は僕の勝ちだ。
しかし剣士だけあって速い。
「いや~いい経験になったなぁ…」
バジーリオが使っている場所に移動するとき僕は言った。
「…俺もいい経験になった。後でいいからまた手合わせ願えないだろうか。」
「いいよー。」
と謎の友情が出来たきがするが気にしない。
バジーリオもがははと笑っている。
ただマルスだけはその様子を見ていた。
バジーリオが使っている場所につき、闘技大会の話をする。
「バジーリオ様、闘技大会の闘技場とはどのような場所かな?」
「互いに実力で戦えるよう広い場所だ。」
「つまり障害物はとくになし…。信じるのは己の力…。」
「そうだな。今回は集団戦だ。去年は一対一の勝負だった。
そのときそのときルールは違う。
今回は集団戦だが、開始前に双方のリーダーが一旦刃を交える。
勝敗条件はどちらかのリーダーが倒れること、または降参だ。」
「なるほど。大会に参加するひとの職業を聞いてもいいかな?」
「希望者は戦士4人、重歩兵2人、魔道士2人だ。
しかし実際大会に出られるのは10人までだ。」
「なるほど…マルスにロンクー、僕が出るとなると希望者は1人断らなくてはいけないか。」
「いや、俺は出ない。」
ロンクーがそういった。
「そう?なら希望者は全員は入れるね。
リーダーはマルスでいいかな。」
「わかった、引き受けよう。」
ロンクーが何を考えていたのかはわからない。
ただマルスと僕に負けたから意地で出ないかもしれないし、なにを考えているのかはわからない。
さて、クロムたちは何をしているのやら…。
ちなみに当日までにロンクーと模擬戦をしました。
~ルフレSIDE~
当日になりました。
誰かいない気がしますが…誰でしょう?
カラムさんほど影が薄い人なんていましたっけ…?
闘技場は障害物のない遠くまで見れる広い場所だった。
「今回のルールは集団戦。10人までいいよ。
それと開始前に双方のリーダーが一旦刃を交えることだよ。
勝敗条件はどちらかのリーダーが倒れること、または降参だよ。」
「わかった。みんな、いくぞ!」
闘技場に入る。
メンバーは私とクロム、スミアにリズ、フレデリクにミリエル、カラムにソール、ソワレにヴィオールだ。
最初の合図がなった。
これは双方のリーダーが一旦刃を交える合図だと聞いた。
「お兄ちゃん!あの人…!」
「ああ、わかってる。」
あいて――西軍のリーダーはマルスだった。
双方のリーダーは前に出る。
「マルスと言ったな。お前に訊きたいことがある。」
だが、マルスは何も言わなかった。
「だんまりか。
いいだろう。ならば、その剣に語ってもらおう!」
クロムが剣をとりだす。
そしてマルスも剣をとりだす。
「その剣は…まさか…」
そういうようにマルスがもつ剣はクロムが持つ剣と同じものだった。
クロムが攻撃にはいる。
そしてマルスの反撃――それはかなりの熟練者だった。
一旦の戦闘が終わり、双方共に軍へもどる。
そして次の合図で西軍がでてくる。
「マルスは相当の腕利きですね。それに周りの敵も手強そうです。
敵との間合いに注意して戦いましょう。」
戦いが、始まる――。
~マークSIDE~
「マーク、がんばれよ。」
「ロンクーから応援がもらえるなんてね。うん、出来る限りやってみるよ。」
最初の合図がなった。
これは双方のリーダーが一旦刃を交える合図だ。
「では俺は戻る。」
「うん。あ、あとマルスの剣技、見といてくれるかな。」
「…わかった。」
そういってロンクーは客席へもどる。
なぜそう言ったかというとロンクーとマルスが戦っていたあの時見た剣技―
それはまさしくクロムと同じ戦い方だった。
そのため、ロンクーにもマルスの戦い方を見て、そのあとクロムの戦い方を見てもらおうとした。
剣士だしー。
そして今回の僕の持ち物はいつもの愛剣でなく、鉄の剣と鉄の弓だ。
ルールで今回の戦いはリーダー以外は鉄製の武器、魔道書はサンダー、ファイアーなどの下級魔道書のみだ。
リーダーに関しては何も言われておらず武器は自由と言われている。
そして相棒のクラウドもいる。
見た目ではボウナイトに見えるだろう。
そしてここからマルスと東軍のリーダーとの戦いが――
「……クロム……?」
東軍のリーダーはクロムだった。
まさか、東軍はイーリス軍か!
「あはは、ははは…」
ふと笑みが漏れた。
この大会の参加者たちがこちらをみているがきにしない。
「そっちにいたとはね…。だけど僕もこちらにいるから負けてはいられないよ…?」
ククク…という。
周りはなんだという顔で、恐怖の顔で、または気にせずマルスとクロムの戦いをみている。
あーあ、もしかして負の気に犯されたかなぁ…。
今クロムたちをボコボコにしたいという気持ちがある…。
しかし今回のルールでは相手のリーダーが倒れることが勝利条件であり、
すなわちこちらのリーダー、マルスが敗れれば敗北となる。
なら、それ以外…僕が考え付いた策で彼らを混乱させてやろう。
結局は忘れ去られた恨みか。怒りか。
もしかしたら輸送隊は大事なものだと言ったにも関わらず忘れた彼らのためか。
もしくはこれからの戦いの激しい戦いの予兆か。
僕は彼らに作戦をつたえる。
もし僕が
そして
ならば僕は最初に剣を使おう。
こちらには戦士(斧)、重歩兵(槍)、魔道士(サンダー)だ。
だから、まずはこの中で前線で戦えるかつ、素早く動けれるのは戦士だ。
2人が前でその後ろが重歩兵、その斜め後ろに残りの戦士が待機、その後ろに魔道士だ。
戻ってきたマルスに策を出す。
今回は戦いのものの相手を殺すものではなく倒すものだ。
勝利を狙うだけでなく周囲の状況を確認しつつけして頭に血が昇らないように。
僕みたいに。
次の合図がなった。
自分たちは出て、東軍もでてくる。
そのメンバーは自分が予想した者と同じであった。
「ははは…本当にあたるなんてね。
さてみんな。相手のリーダーも手強いけれど、他の人も手強い。
相手との間合いを注意して。」
戦いが、始まる――。
今回はここまで。
まさかのイーリス軍VSマルス+西軍+マーク。
マークが西軍にはいるのはついさっき考えついたものです。
ただマークも男マイユニなので軍師の才能はあるんです。
ですがルフレに手柄をあげて自分は主にマップ見係なので
たまにはマークの軍師才能を見せたかっただけです、はい。
バジーリオもあんな性格でフラヴィアとの関係も仲が悪いわけでもないので
頼まれたら引き受けてくれると思います。
勝手にだけど。
勝手に約束しちゃったけれど。
まあそんな感じでこの章前編をやりました。
最初のマルスVSクロムはこうならないとムービーが変な気がして…
それから戦うって感じです。
そして10対10です。
ゲームだと6対9でしたが、それだと平等じゃないなって思い、人数を増やしました
(西軍だとマークしか増えていないし問題ない)
相変わらずヴェイクがベンチです。前話入ったドニは仕方が無い。
さて、結末は分かっていながらその道中はどうなるのか!?
それでは失礼します。