前世の記憶持ち千早さん   作:朝霧魅玲

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天海春香のうわさ

ほぼ毎日通ってる料理店があるらしい


765と千早と麻婆と伊56とSSS

みなさまおはこんばんちは、わたしです

 

あれから一年が過ぎるか過ぎないか位になりました

 

うーちゃんはあれから2ヶ月おきにオーディションを受けてますが玉砕、今年から養成所に通ってます

 

私は中学を卒業して高校生に…なりませんでした

進学はせず毎日5時から9時までランニング、18時からはとある大きな公園のステージを市から借りてライブをしてます 俗に言うフリーシンガーみたいな感じです

 

で、じゃあ9時から18時までの間は何をしてるのかと言うところですが、その間は

 

 

 

チリンチリン

 

「いらっしゃいませー」

 

「やっほー千早ちゃん! 今日も来たよ!」

 

「毎日ご苦労様、そろそろ飽きないの?」

 

「ふっふっふ…昨日やっと激辛の最速記録を更新したから今日からは特辛だよ!」

 

「はいはい特辛ね、にしても勢揃いなんて珍しい」

 

「今日は皆オフだったからね」

 

「注文は?」

 

「ぼくは───

 

 

───ではわたくしはらぁめんで」

 

「担々麺しか無いけど」

 

「構いません」

 

「はい、じゃあ席に座ってまってて」

 

『はーい!』

 

 

「注文入りまーす!」

 

「はいよ!」

 

 

えー、こんな感じで飲食店で働いてます、因みに上海料理店です、中華料理店ではありません あくまで上海料理店です

上海要素皆無ですけど上海料理店です

 

チリンチリン

 

「いらっしゃいませー お一人様でしょうか 「あ、はい」 ではお好きな席へどうぞー」

 

 

「はい、御絞りとこっちの透明のが水で茶色いのが麦茶です、烏龍茶もありますがそちらは有料です 注文決まったら呼んでください」

 

「エビできたぞー」

 

「はーい」

 

 

「はい!エビチリ定食の中辛と辛口ね どっちが中辛?」

 

「亜美が中辛!」

 

「はい、菊地さんが辛口ね」

 

「ありがとうございます」

 

「はい、で甘口が水瀬さんね」

 

「ええ、ありがとう」

 

「はい、他はもうちょっと待ってね」

 

『はーい』

 

「厨房入りまーす 大将なに作ってます?」

 

「おー、今担々じゃ」

 

「じゃあ麻定いきます」

 

「はいよ」

 

この店は従業員が大将と奥さんとわたしの3人しかいないので注文数が多いときはわたしも厨房に入ったりしてます

他だと定食の小鉢にいれる漬物等を作るときに入ったりしてます

 

チリンチリン

 

「いらっしゃいませー」

 

「麻定の3 2つ」

 

「麻定時間かかりますけど大丈夫ですか?」

 

「えっ どうする?」

 

「小籠包とかいいんじゃない?」

 

「あーね、じゃあ小籠包は?」

 

「小籠包ならすぐできますよ」

 

「おっ えっと…「俺は2つ」 じゃあ小籠包4つで!」

 

「麻定の辛口2つと小籠包4つですね

おばーちゃん!小籠包4つ!」

 

「あいよー」

 

 

「担々てきたぞー」

 

「はーい」

 

「あとなんだっけか」

 

「マヨ定」

 

「エビマヨね」

 

 

「はいおまたせしました 担々麺です」

 

「おお…これは…いい匂いですね」

 

「麻婆定食はもうすぐだから」

 

『はーい』

 

 

「小籠包おまたせ、熱いから気を付けな」

 

「おっと…あっつ!」

 

「おぉうまそぉ」

 

 

「おまたせしましたーやよいちゃんと萩原さんが甘口、真美と我那覇さんが中辛ね」

 

『ありがとうございまーす!』

 

「で、春香が特辛と」

 

「うわっなんか辛そう」

 

「特辛ですし」

 

「おお…」

 

「あずささんと美希がエビマヨね」

 

「「ありがとうございます/いただきますなの~!」」

 

 

「すいません」

 

「はーい 注文ですね」

 

「えっと…麻婆定食を」

 

「麻婆定食ですね 辛さはどうしますか?」

 

「辛さは…「かっらぁぁぁああ!!!!」ん…?」

 

「大丈夫ー?」

 

「かりゃい…」

 

「えっと…あれは?」

 

「ん?あぁ、あれは特辛ですね メニューには載ってない裏メニューです」

 

「あぁなるほど…ちなみに普通ってどれになりますか?」

 

「中辛が普通ですね」

 

「じゃあ…中辛でお願いします」

 

「はい中辛ですね」

 

「あと…小籠包を2つと…北京ダックってどんなのですか?」

 

「あ北京ダックは…まぁ屋台で売ってるような感じのですね」

 

「あぁ…じゃあそれを1つ」

 

「はい」

 

「えーっと…とりあえずこれで」

 

「はい 麻婆定食の中辛が1つ、小籠包が2つ、北京ダックが1つでよろしかったですか?」

 

「はい大丈夫です」

 

「かしこまりました、では少々お待ち下さい」

 

 

「注文入りまーす「おう これ麻婆定食」了解」

 

 

「はい、おまたせしました 麻婆定食の辛口です」

 

「おっきたきた」

 

「いただきます」

 

「はい、ごゆっくり~」

 

 

「千早ちゃん!ご飯おかわり!」

 

「はっや」

 

「千早だけに…フフッ」

 

と、いきなり笑えないボケを入れてきた人がいますが

春香の次に常連と言っていいくらいの頻度でのみにくる酔っぱらいと言う名の346プロのトップアイドル 高垣楓さんです

 

「むし暑いですね…」

 

「そうですね、頭冷やしたほうがいいかもですね」

 

「なるほど…では霧島の冷やを…」

 

「また昼間から焼酎ですか、てか冷やは常温です」

 

「あら…では冷酒を…」

 

「はい…て、本当に呑むんですね」

 

「次の仕事まで時間がありますし」

 

「へぇ…何時ですか?」

 

「えっと…午後の2時ですね」

 

「打ち合わせ1時半ですよねそれ」

 

「そうですね」

 

「・・・今何時ですか?」

 

「えっと…12時?」

 

「1時です」

 

「えっ…」

 

「1時10分です」

 

「あら…」

 

「あら…じゃないんですけど」

 

「まぁ大変」

 

「Pに怒られますよ」

 

「・・・、送って?」

 

「またですか…」

 

「テヘペロ」

 

ハァ…とため息を吐きながらも大将に行ってきても大丈夫か聞くと二つ返事で了承、実のところ楓さんが時間を忘れることは何度もあり、その度にわたしがおんぶして運ぶ羽目になるんですが…

 

「楓さん」

 

「はい」

 

「もう少し背縮みません?」

 

「それはちょっと…」

 

背だけでも10cm、体格差も相まって背負いにくいんですよね

あと頭に胸が当たるので胸囲の差が…くっ

 

「では行きます」

 

「はい」

 

ちなみにこういう事が何度もあるという事で扉は居合わせた常連客の誰かが開けてくれます、今回は春香が開けてくれました

 

「気持ちいい風ですね」

 

「そうですね、走りますか?」

 

「遠慮しておきます、流石にずっと走り続けるのは無理です」

 

「人に背負わせておいてなに言ってんですか」

 

「千早さんはガチはやですから」

 

「無理矢理過ぎません?」

 

「・・・ですよね」

 

 

─約15分後─

 

 

「っと、着きましたよ」

 

「ありがとうございます」

 

「では、ちゃんと謝るんですよ」

 

「ゆるして「ひやしん酒はなしですよ」・・・はい」

 

「それではまた後日」

 

「お土産にお酒持っていきますね」

 

「呑めませんよ!?」

 

「ふふっ、そうでしたね」

 

「では」

 

 

 

 

 

 

 

 

─17時すぎ─

 

「お疲れ様でした」

 

「おう、また明日」

 

「また明日」

 

 

店は17時で閉店です、1度家に帰って着替えてから公園に行きます

ちなみに、毎週土曜日はSSSという方々と一緒に大喜利ライブみたいなこともやってたりもしてますが、今日がその土曜日です

 

 

「遅い!」

 

「あらゆみっぺさん」

 

「ゆりっぺよ!」

 

「はい、こんばんは」

 

「ええ、こんばんは」

 

この人がSSSのリーダーのゆりっぺさんです

口は悪いですが裕福な家庭の3人姉弟の長女で中学三年生、メインメンバーの中では最年少です

 

「他のメンバーは?」

 

「日向とゆい、あと入江ちゃんと遊佐さんね」

 

「じゃあ今日はギターですか」

 

「そうなるわね」

 

「しかして、入江さんは?」

 

「ドラムの準備してるわ」

 

大喜利ライブをする時でも最初に一曲と大喜利の後に普通のライブもするのですが

SSSにはガルデモというバンドグループがあり、その中の誰かが参加する時は一緒に演奏します

 

「関根さーん」

 

「入江ですー!」

 

「セトリ確認しましょう」

 

「スルーですか!?」

 

「まずCrow Song」

 

「あっ、本当にスルーなんですね…」

 

 

 

「セトリ決まったー?」

 

「「OK/決まりましたー」」

 

「ゆいと日向は?」

 

「「いけるぜ/大丈夫でーす」」

 

「遊佐さんは?」

 

「後ろ」

 

「うおっ!? だ、大丈夫そうね

つぎ音響!」

 

d(・ω・ )

 

「照明班準備はどう?」

 

《問題ありません、始めて下さい どうぞ》

 

「よし、じゃあ今日もはりきっていくわよ!

 

オペレーション スタート!」

 

 

~ My Soul, Your Beats! ~

 

 

「みんな元気にしてるー?」

 

『おー!』

 

「威勢がいいわね、今日は人数が少ないから演奏の入江ちゃんと千早ちゃんにも参加してもらうわ」

 

「えぇっ!?聞いてないですよ!?」

 

「そりゃいま言ったんだから当然でしょ─

 

─いくわよー ショートコント ハンバーガーショップ

 

ウィーン」

 

「「「いらっしゃいませー」」」

 

「チキンフィレオください」

 

『ハンバーガーじゃなかったんかい!』

 

「よーし!掴みは完璧ね!本番いくわよ!」

 

「ショートコント ハンバーガーショップ

 

ウィーン」

 

「「「いらっしゃいませー」」」

 

「ハンバーガーぐたさい」

 

『くぁwせfrftgyふじこlp』

 

「よーし 1人づつ聞いていくぞー、まず日向 何て言った」

 

「チーズ入りもございますが如何でしょうか?」

 

「いらねぇから!こっちは普通のハンバーガーが食べたいからハンバーガー頼んでんだよ! しかもインパクトがない!25点!」

 

「辛辣!?」

 

「次 ゆい 何て言った」

 

「おもちゃはどちらにしますか?」

 

「ハッピーセット頼んだ訳じゃねーよ!てかここマックだったのかよ!50点!」

 

「負けたぁ!」

 

「やったぁ!ダブルスコアですよ日向先輩w」

 

「くっそぉ…」

 

「はい次 遊佐 何て言った」

 

「ハンバーガー全品 品切れです」

 

「「「なんか異次元きたー!!!」」」

 

「ハンバーガーショップなのにハンバーガーが品切れって可笑しいでしょ! なになら売ってるのよ!?」

 

「アイスなら」

 

「だったらアイスクリームショップに改名しろ!90点!」

 

「いきなり90点!?」

 

「次 入江!」

 

「ピ、ピクルス抜くこともできますけどぉ…」

 

「やさしい70点」

 

「雑っ!」

 

「不公平ですよ!」

 

「うっさい!10点にするわよ!」

 

「ひでぇ!?」

 

「最後 千早何て言った」

 

「+100円でパンズ抜きに出来ますがどうしますか?」

 

「「「また異次元きたー!?!?」」」

 

「だからハンバーガー食いに来たのにパンズ抜いたら只のハンバーグじゃねーか!しかも金とるのかよ!91点!」

 

「いきなり90点超えが2人!?」

 

「なんか今日無駄にレベル高い!」

 

「はいベテラン組頑張りなさいよ という訳で─

 

 

といった感じで毎週土曜日はいつも賑やかで楽しく大喜利…大喜利?をしてからライブです

そして今日のライブはゆいさんがメインボーカルを担当することが成り行きで決まりました 大喜利って殴りあいの音読劇かなにかでしたっけ?

一応ゆいさんもガルデモのメンバーなのですが最近まで自宅療養をされてたのでライブで歌うのは今回が初めてです

 

 

 

~ Crow Song ~

 

 

「イエーイ!盛り上がってるかぁ ゲホッゲホッ」

 

「無理するなぁ」

 

「・・・盛り上がってるかぁい!」

 

『イエーイ!!!』

 

「言い直すんだ…次なんだっけ」

「さすが強メンタルですね…Alchemyです」

 

「こらそこぉ!なにやっとんじゃい!」

 

「次曲の打ち合わせ」

 

「いまするなよ!」

 

「は~い」

 

「次の曲いくぞおまえらー!」

 

『おー!』

 

「このノリのまま蒼い鳥歌えるかな…」

「頑張って…」

 

 

 

 

 

 

「次がラストじゃごらぁ!『フゥー!』 という訳で千早さんよろしく」

 

「えっ…フリ雑過ぎない…?」

 

「気にしたら負けっすよ先輩♪」

 

「いや、ゆいの方が先輩なんだけど…」

 

「あれ~そうでしたっけ~?」

 

「ハァ…では最後の曲行きます 蒼い鳥

 

 

 

 

 

 

 

 

はい!今日もお疲れ~」

 

『お疲れ様でーす!』

 

「打ち上げ参加する人こっち集まって~」

 

 

はい、そんなこんなで無事に終わり今から打ち上げです、自由参加なので全員参加することはあまりなく、場所も参加人数で変わりますが大喜利の時以上に騒がしいです

 

 

「千早ちゃん ちゃんと食べてる?」

 

「はい、食べてますよ」

 

「ふぅ…相変わらず騒がしいわね」

 

「止めたらいいじゃないですか」

 

「面倒」

 

「ええ…」

 

「そういえば、千早ちゃんって元々アイドル目指してたのよね」

 

「そうですね」

 

「またオーディションとか受ける気ないの?」

 

「そう…ですね…受けたいという気持ちがないわけでは無いのですが、アイドルになる理由が無いんですよね…」

 

「理由?」

 

「はい、アイドルになって何がしたいのか、どうなりたいのか、そういう目標が無いんです」

 

「成る程、てことは今は目標を見つけるのが目標って事ね」

 

「そういうことになりますね」

 

「そっか…」

 

「はい、ゆりっぺさんの方はどうですか?」

 

「わたし? そうね…今やってる事を何時まで続けていくべきか…ってとこかしら」

 

「何時まで…ですか、せっかく人材が揃ってる訳ですから劇団とか立ち上げるのがいいのでは?」

 

「あぁ、劇団ね そういう手もありか…

 

って 静かに騒げねぇのかおまえらぁ!」

 

「静かに騒げって矛盾してるわよ」

 

「そう言えばそうね、じゃ わたしは向こう戻るわ」

 

「ええ」

 

 

 

 

 

「目標…見つけないと……ね…」

 

 




次回『上海料理店の麻婆豆腐定食』


高垣楓のうわさ

結局 許してひやしん酒 と言ったらしい


前回の答え

①⑥…島村卯月
②⑤…如月千早
③ …天海春香
④ …日野茜
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