なにかを探しているらしい
「えー、協議の結果 最終オーディション合格者は高森藍子さんということで」
「は、はい…!」
「おめでとうございます藍子ちゃん!」
「ありがとうございます」
「全体的には島村さんの方がよかったんだけどね、あいにく採用したかった人材がね…え…っと何て言うんだっけ?」
「えっ、そうですね…ゆるふわ系?」
「そう、ゆるふわ系でね、今回は残念ながらってことで」
「わかりました!」
「また機会があればよろしく頼むよ」
「はい!島村卯月、頑張ります!」
「じゃあ早速だけど高森さんには
「は、はい!」
「島村さんは一応その許可証は今日中使えるから邪魔にならない程度になら見学していっていいからね」
「いいんですか!?」
「構わないよ、但し写真とか撮るのは駄目だからね」
「はい!ありがとうございます!」
「では失礼します!」
「あぁお疲れ様」
「藍子ちゃんも頑張ってください!」
「はい、頑張ります…!」
バタン
「ふぅ…」
また落ちちゃいました…これで…1.2…10回目くらいでしょうか…
で、でも審査員さんはよかったって言ってくれましたしこのまま受け続けていけば合格しますよね!・・・たぶん…
「・・・はぁ…」
ちょっとお腹が空いてきました…社員食堂は…さすがに使ったら駄目ですよね…あっ!そういえば外にカフェがありました!そちらのら大丈夫なはずです!
「えっと…エレベーターは…こっちだったかな?」
━ 1階ロビー ━
うう…まさか反対側だったとは…しかもすぐ近くでしたし…
あっ…なにか凄く偉そうな人が入ってきました
「おはようございます!」
「ああ、おはよう」
だ、大丈夫かな? よしカフェに
「まて」
「は、はいぃ! ・・・えっと・・・なんでしょう…か…?」
「見ない顔だな」
「し、島村卯月です!オーディションを受けに来ました!」
「島村卯月…結果は」
「え〝…と…落ち…ました…」
「そうか…」
「・・・」
「・・・」
「・・・えっと「島村卯月」は、はい!」
「話しがある少し付き合え」
「え…はぁ…」
これはまさか校舎裏案件と言うものでは…会社ですけど
内心びくびくしながら付いていくと[常務室]と書かれた部屋に着きました…常務!?
ってことはこの人が常務さん…!?
な、なんで常務さんが私に…
「取り敢えずそこに座れ」
「は、はい!」
ソファーに座った後常務さんは事務机からなにかの書類を持ってきて反対側のソファーに座りその書類をテーブルに置きました
「プロジェクトの企画書だ、読め」
「え〝」
えっと…
プロジェクト名 リリィ
「プロジェクトリリィ…ですか」
「そうだ、プロジェクト名は仮だがほぼそれで確定している、メンバーは書いてある通りだ」
メンバー
高垣楓
安部菜々
関根姫
小日向美穂
十時愛莉
日野茜
佐久間まゆ モデル事業部より転向
新規採用アイドル1名
トップアイドルの高垣楓さんにウサミン星の二人に茜ちゃんもいる…
「す、すごいメンバーですね…」
「ああ、だが問題がある」
「問題…「まとめ役がいない」あー…」
茜ちゃんはあんな感じですし、千早ちゃん曰く高垣楓さんは「隙あらば駄洒落を言ってくるフリーダムマイペース」って言ってたし、ウサミン星の二人と十時愛莉さん、小日向美穂さんはテレビで見た感じだとまとめるタイプではないみたいですし、佐久間まゆさんは…わからないですけど
「そこでだ、君にはまとめ役としてこのプロジェクトに参加して貰いたい」
「はい・・・はい?」
「本来なら城ヶ崎にやって貰うところだがトップアイドルを2人共使うのは相当なリスクがかかる」
「はぁ…」
「そこで君だ」
「ええ…」
「ついでにマネジメントも担当してもらう」
「マネジメント…?」
「そうだ、妙に心配性な奴が 秘書くらいつけて下さい とうるさくてな」
「はぁ…って!む、無理です!私に秘書なんて!」
「大丈夫だ、しばらくはアシスタントを付ける」
「うええ…」
「どうする」
「え、と…一応聞いておきますけど、秘書って何するんですか?「雇ったこと無いから知らん」うええ…」
「ある程度慣れてきたら好きにやっても構わん、気になる卵がいればスカウトしてプロデュースしてもいい、やりたい番組があれば企画書を出せば見てやる」
「アイドルがプロデュースなんてしていいんですか!?」
「引退しながらも事実上アイドル兼プロデューサーをしている奴なら1人いる、問題ない」
「そうなんですか…」
「で、どうだ?」
「・・・わかりました、わたし やります!」
「そうか、今日はこれから会議がある 明日からよろしく」
「明日は学校が…「放課後でいい」わ、わかりました!明日からよろしくお願いします!」
「ああ、気を付けて帰れ」
「はいっ!」
コンコン
「失礼します」
「千川か…」
「はい、杉本さんから卯月ちゃんの応募用紙預かってきましたよ」
「すまないな」
「いえいえ、仕事ですから
それにしても驚きましたね」
「ああ…とんだ偶然もあったものだ」
「しっかりプロデュースしてあげて下さいね、プロデューサーさん♪」
次回『初仕事・アイドルと元アイドル』
島村卯月のうわさ
友達にある物を借りたらしい
大分進捗が遅れてますがちゃんと少しずつ書いてます
5月になりGWもすぎましたが約2/3程度です
本当に申し訳ない