陽だまりのあなたへ   作:しゅ〜

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相変わらずリサ姉は可愛いっすね、リサ姉みたいな姉が欲しかった…
さてさて2話です、いってみましょー!


今井リサ

〜羽丘学園 屋上〜

 

昼休み、俺は相も変わらず学校の屋上で横になっていた。今日はちゃんと朝授業に出て午後も学校にいるつもりだ。授業に出てわかったが、全くもって理解ができない!だから午後は保健室のベッドで寝るつもり。

 

「そろそろ保健室行くか…」

 

地べたで横になるのも疲れてきたし。

そう思って起き上がり歩き出す。

そして扉の取っ手に手をかけようとしたところで扉が開いた。

 

「わっ、びっくりした~!って、大輝か。またここにいたんだね~」

「なんだリサかよ」

「むっ、何だとはなにさ~!」

 

扉の向こうにいたのはリサだった。

昨日今日でよく会うな…。

 

「そういや、昨日は飲み物ありがとな」

「別にいいって!昨日も言ったけど廃棄されるやつだったし…」

「にしても、リサってあのコンビニでバイトしてたんだな」

「そっ!遊びに来るのはいいけど騒ぎに来るのはダメだよ?」

 

結構たまり場として使ってたんだがな…

言われたら仕方がない

 

「まぁいいや!そういえば今日はちゃんと授業出てんだってね?

大輝のクラスの子が言ってたよ〜」

「まぁな。全然理解出来なかったけど」

「サボってたらそうなるでしょー。今度教えてあげようか!」

「えっ」

リサが口にした言葉に少し驚く。

リサは見た目かギャルっぽいから印象が決めつけられやすいと思っていた。だから勉強は出来ないと思ってたんだが…

 

「リサって勉強出来んのか…?」

「ん?まぁ並程度にはね〜!……もしかして勉強出来ないって思ったのかな〜?」

「ほら、良くも悪くも見た目がギャルっぽいだろ。そう見られてもおかしくないんじゃないのか?」

「ま、それはあるね〜。でもまぁ人の勉強みるくらいならなんて事ないよっ!」

 

リサが勉強出来るということに驚きながらも、俺は再び屋上を去ろうとする。

 

「まぁそれはいつかな。そんじゃー」

「えっ、今日もサボるの?」

「どうせ授業出てもわからねぇし。保健室で寝てくるわ」

 

歩き出すと後ろからリサが何か小言を言ってた気がするが無視。

そのまま保健室に向かった。

 

 

■ ■ ■

 

 

〜保健室〜

 

学校は放課後を迎え、校内は部活動をする生徒で溢れていた。

そんな中、俺は保健室で熟睡していたが放課後のチャイムで目が覚めた。

 

「ふぁ〜…もう放課後か…」

「あっ起きた!おはよ〜☆」

 

目を覚ますとそこには当然のようにリサが隣に座っていた。

 

「……なんでいんの?」

「勉強教えてあげようと思って!」

「…確か俺は『いつか』って言ったけど?」

「絶対やらないと思ったからどうせなら今やろうと思ってね!」

 

教科書を取り出しながらリサはにっこりと笑顔を見せる。

その笑顔は俺にとって悪魔にしか見えなかった。

 

〜〜〜

 

 

「わかんねぇ…」

 

場所を教室に移し俺とリサは机に教科書とノートを広げ勉強会をしていた。俺が机に向かっている正面にリサが座っている状態。

 

「だからここはxを代入するんだよ、OK?」

「あー、うん、おーけー」

「ホントかなぁ…」

 

リサは苦笑いする。恐らく俺がここまで勉強が出来ないと思っていなかったんだろう。如何せん学年で断トツ最下位の俺の脳には理解が難しい。

 

「つーか、今日はバイト無いのか?」

「今日は休みだよー、部活の方も顔は出したし!」

「えっ、部活もやってんの?」

「そだよ〜☆一応ダンス部やらせてもらってま〜す!」

 

初耳だ…。部活とバイト両立しながら並程度でも勉強できるって凄いな…

 

「器用だな、リサは」

「そんなことないよ。ちなみにバンドも組んでるんだ〜!」

「バンド?」

「そっ!Roseliaって言ってね。五人組でやってるんだけど…」

 

バンド…確か楽器とか演奏するんだっけか?

詳しいことは知らんがホントに器用なんだな…

 

「この間雑誌にも乗ったんだよね〜、ほら!」

 

そういうとリサはバッグの中から1冊の音楽雑誌を取り出した。

そこには黒の衣装に身を染めたリサを含む五人が各々楽器を持って演奏している姿があった。

しかもそのページには大きな文字で「プロ顔負けの本格バンド!」

と書いてあった。

 

「リサって…何者?」

「あはは、ただの多趣味なJKだよ〜☆」

「それだけじゃ収まらないだろ…ん?確かこいつって…」

 

俺は雑誌のセンターにいる女子を指さす。

銀髪で楽器は持たずマイクを持って歌っている姿。

 

「うちのリーダーの友希那だよ〜。知り合い?」

「そうじゃないけど、確か同じクラスだよな」

「あー!確かにそうだね!友希那は私の幼馴染なんだよね〜!」

「ふ〜ん、なるほどな…」

 

そんなやり取りをしていると学校のチャイムが鳴った。

このチャイムは生徒の帰宅時間を知らせるチャイムだ。

 

「あっ、じゃあ今日の勉強会はこれで終わり〜!」

「もうやらなくていいぞ?リサだって時間勿体ないだろうし」

「そう思ってるのなら最初からやらないよ〜」

 

こいつはどこまで人に優しいのだろうか。

まだリサと出会って2日目なのに俺のために勉強会なんてしてくれる。

そんなやつ中々いないだろう。

 

「まぁいいや、帰ろっか!」

「…あぁ」

 

教科書をカバンにしまって教室をあとにする。

 

「そうえいば大輝の家ってどこなの?」

「商店街の近く」

「へ〜!そうなんだ!うちと結構近いんだね、どうせなら送っていくよ!」

 

普通は男が女に「送っていく」なんて言葉を掛けるものだが…

リサは躊躇なくそんなことを口にするのか

 

「いいよ別に。そこまでして貰わなくたって」

「だ〜め!どうせ放っといたらまた夜まで遊びに行くんでしょ?今日くらいは家に帰りなよ」

 

どうせ今日は集まる予定なんて無かったし元々家にいる予定だったが…。

 

「へーへー、わかったよ」

「よし!じゃあ今日は大輝の家見て帰ろうかな〜!」

 

結局着いてくるのか…。

とりあえず俺は何も言わずに家に向かった。

 

 

 




ありがとうごさいました!

次回は何かしらのイベントを用意しようかと。
何がいいですかね?笑

それでは次回もよろしくお願いしま〜す!
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