コンコン
小町「お兄ちゃん入るね…」
八幡「小町?」
そこには顔がくしゃくしゃになり目が赤く腫れ上がった兄の姿があった
その姿を見て怒りを覚えたが、すぐ平常心に引き戻した
小町「お兄ちゃん、もういいんだよ無理しなくて
小町がついてるからね…小町は味方だから」
八幡「小町…小町!」ポロポロ
小町「お兄ちゃん…」
優しく抱きしめてあげる
これは昔によくお兄ちゃんにしてもらっていた事だ
小町が泣いた時によくこうやって慰めてくれていた
小町「お兄ちゃん落ち着いた?」
八幡「あぁ」
小町「そっか、取り敢えず明日は学校休もっか
そんな状態じゃキツいでしょ?」
八幡「すまん…」
小町「それは言わないお約束でしょ
それに小町はお兄ちゃんの妹なんだから当然でしょ?」
八幡「ありがと…」
小町「うんうん、素直にお礼を言うお兄ちゃん
小町的にポイント高いよ!」
学校
結衣「やっはろー皆」
優美子「ちょっどうしたの結衣?」
隼人「目の隈が酷いよ 何かあったの?」
結衣「うぅ ヒッキーに嫌われちゃった…」
優美子「ヒキオに?」
隼人「何があったのかい?」
結衣「いつもみたいにヒッキーの悪口を冗談半分で言ってたら 気がついた時にはもう泣いてて、そのまま出ていって、それから連絡取れない…」
優美子「あーぁついにやっちゃったのか」
隼人「まぁまぁ ヒキタニ君だってちゃんと謝ったらきっと許してくれるよ」
平塚「葉山 君が思ってるほど事態は軽くない」
隼人「といいますと?」
平塚「比企谷に電話しても繋がらなかったから妹君に電話したんだが、明らかにいつもと違う雰囲気で、帰ってきたらしい それと今はこっちの方が問題なんだが…」
結衣「これ以上何かあるんですか?」
平塚「妹君に協力を頼む為に事情を説明したのだが…兄がそんな事されてると知って怒り心頭だった。 私の顔に免じて今回だけはと頼んだが聞き入れて貰えなかった」
結衣「そうだよね…お兄ちゃんのあんな姿見たら誰だって…それにヒッキーは中学の時の事もあるし…」グスッ
平塚「泣きたい気持ちは分かるが、泣くな今泣いたところでどうする」
結衣「だ、だって!もうヒッキーと会えないかもしれないんだよ!」
平塚「取り敢えず詳しい話をするのは後だ もうすぐ授業が始まる席に付け」
お家side
八幡「小町は別に休まなくて良かったんだぞ」
小町「こんな状態のお兄ちゃんを置いていけるわけないじゃん!それにほら…手が震えてるよ」
八幡「ぅ…」
小町「安心して、小町は今まで守られてばっかりだったけど今回は小町がお兄ちゃんを守るから」
八幡「小町…」グスッ
小町「ほーら泣かないの 辛いだろうけど 早く受け入れないと学校いつまでも休めるわけじゃないんだからね」
八幡「あぁ」
奉仕部side
平塚「来たか二人とも」
雪乃「それで聞かせたいものがある…というのは」
平塚「これだ」
雪乃「ボイスレコーダー?」
平塚「昨日の私と小町君の通話の内容が入っている
無断だが今はそんな事言ってる場合ではないからな」
結衣「き、聞きたくないです…」
平塚「何を言っておる!君には いや君たちには聞く義務がある!自分がやった事の重さをちゃんと理解したまえ!」
雪乃「…分かりました 始めて下さい」
ピッ
平塚「というのが、昨日の通話の内容だ、比企谷の事情を説明した後から豹変してしまった…いや家族として許せなかったんだろ」
雪乃「小町さん…」
結衣「小町ちゃん」ヒッグ
平塚「特にあの兄妹は特別仲がいいからな」
いろは「そんな、」ガタッ
平塚「おや一色か聞いていたのか?」
いろは「わ、私も先輩に謝らなくちゃ…」
雪乃「一色さん?」
いろは「昨日私も先輩にいつもみたいに軽い冗談で勘違いしないで下さいよ、とか出直してこいとか言っちゃって 昨日逃げられちゃったんです…」
平塚「君もか…はぁうちの学校の女子はどうなって居るのだ…いや、君達は基本優秀な生徒だが比企谷が関わるとすぐ問題に発展してしまう」
結衣「そ、そんな事!」
平塚「ないと言えるか?」
結衣「ぁう」
雪乃「先生に仰る通りかもしれません」
平塚「取り敢えず今から小町君に連絡を取ってみる
聞きたいやつだけ聞いておくがいい」
プルルルル
小町「もしもし」
平塚「こんにちは小町君 昨日は済まなかった」
小町「いえ、こちらも取り乱してしまってすみません」
平塚「その 兄の様子はどうかね?生徒指導の担当として、今の状況を見過ごす訳にはいかんのだ」
小町「そうですね、今は大分落ち着いています。だがよく見ると手や肩が震えたりしてるので、まだ学校には復帰できそうにありません」
結衣「(小町ちゃんのあんな冷たい声初めて聞いたよ…)」
雪乃「(小町さんまだ怒ってるわね…)」
いろは「(聞いてた印象で全然ちがう…やっぱ怒ってるのだうか)」
平塚「そうか、落ち着いたら教えてくれないか?
1度家庭訪問して詫びを入れなければならない
それに私個人として比企谷に謝りたいのだ」
小町「分かりました、でも来る時は先生1人で来てください、私はあの二人の事を許したわけではありませんので」
平塚「分かった…ではまた連絡する」
プツッ
雪乃「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」
結衣「ごめんなさい小町ちゃん…」ポロポロ
平塚「最後のは聞かせるべきじゃ無かったな
すまない配慮が足りなかった」
平塚「比企谷…君は今何をしてるんだ…」