比企谷八幡は強くなかった   作:ゼロ少佐

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4話

家庭訪問

比企谷が学校に来なくなってから3日

小町君の話によると大分落ち着いてきて 笑顔も少しずつだが見られるようになったらしい

私としては安静にさせて上げたいのだが 部活の顧問であり、生徒指導の担当だから、今回のこの問題に対しての謝罪、そして彼の状態を書いて提出しなければならない

雪ノ下と由比ヶ浜は反省文を書かせた。

彼女らが涙ぐみながら書いてる姿をみているのは、物凄く辛かった。一応報告として上げた内容はこうだ

 

彼女らは比企谷の事が好きで照れ隠しで罵倒していた

どういう風に接したらいいか解らず酷いことをしてしまった

比企谷自体もコミュニケーションの1つとして受け入れてくれていた事

それが耐えられなくなった事

そして語られることは無かった 過去の真実

 

教職員の殆どは唖然としていた

一生徒がここまで人の為に尽くしていたのだから

そして彼女らの気持ちを理解出来るものも数名でた

彼を認めなくないって気持ちも分からなくもないことも

 

そして校長の決断は早かった

何が何でも彼を守らなければいけない

彼が酷い扱いをされるのは間違っている

という結論に達した

 

これが昨日の緊急会議の内容だ

 

そして私は代表者として今日比企谷の家に行く

 

小町君と比企谷にはもう連絡してある

家が見えてきた

 

車を降り、家の前に立つ

 

ピンポーン

 

小町「はい」

 

平塚「総武高校の教師の平塚です」

 

小町「…上がってください」

 

平塚「その親御さんは?」

 

小町「仕事でいません それに今週は帰ってこないので」

 

そうかそういう環境だからこの兄妹こんなにも仲がいいのか 共に助け合い 協力者生活をしている

不覚にも少し泣きそうになってしまった

いや、部外者の私が同情するのはおかしい

気を引き締めなければ

 

八幡「お久しぶりです 平塚先生」

 

平塚「久しぶりだな…比企谷」

 

小町「そこにおかけになって下さい」

 

私が腰掛けると小町君は比企谷の隣に座った

 

平塚「比企谷本当に済まなかった 私が謝ってどうこうなる問題ではないのは分かってる だが私がちゃんと部活の様子を見ていればこんな事にはならなかった!」

 

勢いよく頭を下げる

 

八幡「先生顔を上げてください」

 

平塚「わかった」

 

八幡「俺、先生には感謝しているんですよ

あの時先生に奉仕部に連れていかれて無かったら

今のような交友関係はありませんでした。」

 

八幡「雪ノ下と由比ヶ浜と接するようになってから、他の奴らとも普通に話せるようになりました。戸塚に川崎、葉山グループの奴らに一色そして雪ノ下さんに城廻先輩ついでに材木座 俺にはこんなにも知り合いと呼べる奴らが増えました。その点に関しては本当に感謝しています。」

 

平塚「ひ、比企谷…」ポロポロ

 

私は限界に達してしまった

比企谷がそんな事を思ってくれていた事に対しての嬉しさ そんな比企谷を傷つけてしまった未熟な私

それに彼の優しさに当てられて涙腺が崩壊してしまった

 

比企谷「先生泣かないで下さいよ…ハンカチです」

 

平塚「すまん、ありがと」グスッ

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

平塚「お見苦しい所をお見せした。

これは私個人としてはではなく学校としての判断だ」

 

平塚「まず君の休みに対しては公欠扱いとする

そして学校に来た時 まず職員室に来てほしい」

 

平塚「次に彼女らは今の所反省文を書いてもらう事になった」

 

平塚「最後に校長からの言葉だ

君の事は全て聞かせてもらった 校長として約束する

君を絶対に守る そして必ず卒業させると」

 

比企谷「……」

 

小町「お兄ちゃんちょっと外して貰えるかな?

先生と少し2人で話したいことがあるの」

 

八幡「分かった 部屋で待ってる」

 

 

 

平塚「それで話とは?」

 

小町「雪ノ下と由比ヶ浜の事です」

 

呼び捨てか、まぁそりゃそうなるだろう

彼女らが知ったら悲しむだろうな

 

小町「兄は本当に奉仕部の事を気に入ってます

家族としてはもう奉仕部には行かせたくないですが、

兄はこんな事があったにも関わらず2人のことを

気にしてました。なので本人次第なのですが、

もし残りたいとお兄ちゃんが言うのならば

残させてあげてください

それとこれは勧告です。次こんなことがあったら

絶対に許さないと2人に伝えてください」

 

平塚「分かった 本当に済まなかった…」

 

小町「先生のせいではないので頭を上げてください」

 

平塚「では私はそろそろ失礼するよ」

 

小町「分かりました。 お忙しい中わざわざありがとうございました」

 

平塚「お邪魔しました」

 

比企谷が2人のことを気にしてたか

相変わらず優しいな…

その優しさを少しは自分に行かないものかな

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