仲直りしてから数日が経った
あれからは変わったことは特にない
強いて言うなら俺に対して凄く優しくなった
嬉しいには嬉しいんだが 少しムズ痒い
だが、俺はこの時間が好きだ
奉仕部の部室で本を読み、紅茶を飲みながら他愛ない話をし、たまに由比ヶ浜が馬鹿な発言をし和ませる。
特殊な事も何も無いが、俺はこの日常が好きだ
友達の居なかった俺が、こんないい奴らと友達になれて、ここに連れてきてくれた平塚先生には感謝している
……ちょっと待てよ、俺雪ノ下と友達に慣れたのか?
前に言った時には断られ、今は前の状態に戻っただけだ
ということはまだ友達ですらないのか?
雪乃「ねぇ、比企谷君 あなた自覚してないのだろうけれど、声出てるわよ?」
八幡「まじ?」
雪乃「えぇ」
カアァと顔が赤くなった
恥ずかしい今すぐ布団に潜って足をバタバタさせたい
雪乃「その、比企谷君 もし良かったら
私と友達になってもらえないかしら?」
八幡「え?」
雪乃「だから、友達になりましょう」
突然の事で驚いて固まってしまった
雪乃「比企谷君?」
キョトンと首を傾げている
いや、マジで可愛いそのポーズ
八幡「わ、悪いビックリしてフリーズしてしまった
そ、その友達だよな えと、これからもよろしくな?」
雪乃「えぇ」
こうしてやっと2人は友達になれた
結衣「いい感じの所悪いんだけどさ、あたしの事空気扱いしないでよ!雰囲気良すぎて動くどころか、言葉も発せなかったじゃん!」
あ、居たのか由比ヶ浜すまんマジで忘れてたわ
八幡「あ、居たのか由比ヶ浜、すまんマジで忘れてたわ」
やべっ声出してしまった
結衣「ひどっ!?ヒッキーは私をなんだと思ってるの!?」
八幡「空気」
結衣「はあっ!?」
八幡「読めるやつ」
結衣「ねぇ!今わざと間を開けたでしょ!」
八幡「知らん」
雪乃「落ち着きなさい由比ヶ浜さん、紅茶のお代わりはいるかしら?」
結衣「う、うんありがとゆきのん」
八幡「そうやってじっとしとけば可愛いんだがな」
結衣「えっ!可愛い…えへへそうかな〜」
案外チョロかった
多分雪ノ下も同じような事思ってるだろう
ふと雪ノ下の方を見ると目が合った
雪乃「ふふっ」
なにあれ可愛い 雪ノ下が微笑む姿なんてそうそう見られないからキュンと来ちゃったよ
結衣「ねぇヒッキーゆきのん今度3人でお泊まりしない?」
八幡「はぁ?何で俺がいるんだよ 却下だ却下」
女子2人と男子1人のグループでお泊まりとか
どんだけビッチなんだこいつの頭は
雪乃「私も反対だわ、いくら比企谷君がヘタレ…リスクリターン能力に長けて居るとはいえ流石に宜しくはないと思うわ」
八幡「今ヘタレって言わなかったか?」
うん、絶言った八幡イアーは地獄耳なんだからね!
嘘です ごめんなさい
雪乃「言ってないわよ 自意識過剰谷君」
八幡「まず、泊まるとしても何処にだよ?」
結衣「うーん、ゆきのんの家?私もヒッキーの家も家族居るし」
雪乃「それなら先に相談して頂戴 その、いきなり言われても困るわ」
結衣「そうだよねーごめんねゆきのん」
八幡「俺の家は別に来てもいいが 泊まりとなるとな
泊まらせる部屋もないし、小町も居るからな…
遊びに来る分はいいが 泊まりとなると俺の家も無理だな 布団足らないし」
雪乃「布団が足りないって点は私も一緒ね
自分のベッドがあるだけだから」
ここで由比ヶ浜が訳の分からない事を言い出した
結衣「え!?皆寝る気なの?
それに違う部屋で泊まるの?」
八幡「は?」
雪乃「え?」
この時俺と雪ノ下は困惑していた
このこの頭大丈夫?と
雪乃「あの、由比ヶ浜さん?
まさか3人一緒の部屋で朝まで起きて過ごすつもりだったのかしら? それに眠らないだなんて健康に悪いわよ?」
八幡「そうだぞ由比ヶ浜、俺は泊まりに行ったとしても寝るけどな。それと俺だからいいけど、他の男にそういう誘いするなよ?勘違いしちゃうからな」
結衣「するわけないじゃん! 2人だから言ってるの!」
雪乃「とりあえずもうすぐ下校時間だから帰りましょ
泊まりの件はまた明日でも話せばいいし」
結衣「うん…じゃあねゆきのん!ヒッキー!」
八幡「おう、じゃあな」
家に帰ってから小町に今日の部活のこと話したら是非とも家に連れてこいと言われ。渋々2人に言ったら即OKがきた。それで明日の昼頃から家に来る事になった。
おまえらどんだけお泊まりしたいの?
と思いながら金曜日の夜を過ごした