俺は最近になって農家になったんだが今ある悩みがある。
農家で悩み事といえば、火を見るよりも明らかだろう
ゆっくりだ
ゆっくりと畑と言えばまず自分たち以外のあらゆるものは
「(ゆっくりのために)じめんさんからかってにはえてくる」と考えている。
このため、人間の農業や造園といった概念を全く理解せず、野生や野良による食害が深刻な問題となっている。
作物が出来たかと思えば、すぐに食い漁られる。酷い時には家を荒らされる時もある。
ゆっくりたちは大根や人参を引き抜くことはできないし、
それらを掘り起こしたりもしない。
だが、地表に露出したごく一部分だけをかじって台無しにしてしまうのだ。
しかも、一口二口をかじって満足したら、次へ……といった調子で、まんべんなく野菜を駄目にしていく。
そのまるで嫌がらせの様な食べ散らかし方は、その他の野生動物に食い荒らされるより
何十倍もむかつくのだ。
だからといって駆除したり、畑にゆっくり対策をしようならとにかく金がかかる
本当にゆっくりは迷惑しかない糞饅頭だ
何とかならないかと思いゆっくりに詳しい人間を探してある人物が浮かび上がった。
安永創生
ゆっくりのことなら彼に聞けといわれるほどのゆっくりを知り尽くした男である。
早速俺はアポイントメントをとり相談した。
「金をあまりかけないでゆっくりの畑荒らしを何とか出来ないか?」
創生は
「う~ん、じゃあこんな作戦はどうだい?」
「必要ならこれもあげるよ、ただしゆっくり以外には食べさせないでね」
相談し終わった俺は早速試すことにした。
~しばらくして~
『ゆゆ!ここにはおやさいさんがいっぱいあるよ!』
『ゆ~ん、さすがれいむのまりさだよ!みんなでむ~しゃむ~しゃしようね!』
『『ゆわーい、やっちゃぁ!おやしゃいしゃん!ゆっくち!ゆっくち!』』
人間がいないのを見計らって糞饅頭がやってきた。
『ゆゆっ!? なんかあそこからあまあまなにおいがするよ!!』
『『『あまあま!?!?』』』
あまあまの強烈な匂いを感じ取ったゆっくりは目の前の野菜を無視してあまあまの匂いを
追いかける、そして・・・
『『『『あ、あまあまだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』』』』
そこにあったのはクッキーだった
『みんな!ゆっくりしないでこのあまあまをむ~しゃむ~しゃしようね!』
『『『ゆっくりりかいしたよ!!!』』』
ゆっくりはものすごい勢いでクッキーを食べ、瞬く間にクッキーは無くなってしまった
『『『『し、し、しあわせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!』』』』
汚い面をさらして歓喜の声を上げる。
『ゆ?もうあまあまさんなくなっちゃったんだぜ!?』
『『ゆえぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!もっとあまあまたべたいぃぃぃぃぃぃぃ!!』』
『お、おちびちゃんたち!あまあまはないけどおいしいおやさいさんがあるから
それをむ~しゃむ~しゃしようね!』
『『ゆ、ゆっくりりかいしたよ・・・』』
もうあまあまが無いと感じた子ゆっくりは少し元気がなくなりながらも返事をする。
『みんなゆっくりしてね、ゆっくりおやさいをたべるよ!』
『ゆっきゅりりかいしたよ!』
『いち、にの、ゆっくりー!!』
遠慮なく野菜に喰らい付くゆっくり達。
しかし・・・
『ゆゆゆ!ゆげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!に、にがいいいいいいいいい!』
『ゆっきゅりできないぃぃぃいいいいいい!』
ゆっくりはあまあまを食べると舌が肥えてしまい、通常の食べ物を受け付けなくなり、
こうなったゆっくりは間違いなく餓死する。
とくにさっき食べたクッキーは特別製で人間でも数メートル離れていても明確にわかるぐらい、強烈な甘味性の匂いを周囲に撒き散らしさらに中にはソーマチン(砂糖の約2000倍)が含まれており食べたら最後ゆっくりは普通のチョコや飴も食べられなくなるほどの代物だ。
そんなものを食べたらもう一生何も食べれない
『ゆげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!』
野菜を食べたゆっくりは物凄い勢いで餡子を吐く
あまあまですら食べられなくなるクッキーを食べたゆっくりが雑草よりはずっとおいしい野菜とはいえまったく甘くは無い。
故にゆっくりにとってごちそうである野菜が瞬く間に猛毒と化す。
『ゆげろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』
ソーマチンの味は、砂糖とはかなり異なる。
ソーマチンの甘さは非常にゆっくりと現れるため今になって症状が現れる。
『ゆべぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』
餡子を吐くだけでなくあにゃるからもうんうんが放出され、目も飛び出し、そこからも餡子が出る。
その症状とはソーマチンのあまりの甘さによりゆっくりはほどんどの体内餡をうんうんと本能で判断してしまい一気にほぼ全ての餡子を穴という穴から放出するのだ。
『『『『えあ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛』』』』 グシャ!
ゆっくり達はほとんどの餡を出しペラペラになって死んだ。
「お~こりゃすげぇな」
本当に効果があるのか不安だったが効果は抜群だった
「創生の作戦通りだな」
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「じゃあまず売れないクズ野菜を畑周りに置いておこう」
「そんなのはとっくにやってますよ!でもあの糞饅頭どもは一口二口をかじって満足したら、次へ……といった調子で、まんべんなく野菜を駄目にしていくんですよ!」
「そんなのはわかってる、クズ野菜を畑周りに置いてその上でもう一つあるものをばらまくんだ」
「あるもの?」
「あまあまだよゆっくりが何よりも好むね」
「そんなことをして一体何になるんです!」
「まあまあ、話を聞け、ゆっくりはあまあまを食べすぎると舌が肥えてしまい、
通常の食べ物を受け付けなくなる、こうなったゆっくりは間違いなく餓死する。
虐待鬼威山があまあまをプレゼントする事で餓死を狙うのは、虐待において王道パターンの一つだ、それを応用する」
「それに使うのはこれさ」
そう言って創生はあるものを取り出す。
「これは・・・クッキー?」
「ただのクッキーじゃないこれは強烈な甘い匂いとソーマチンが混ぜてある
特製クッキーさ」
「ソーマチン?」
「砂糖よりも約2000倍甘いといわれる甘味料さ、
匂いも特別製で人間でも数メートル離れていても明確にわかるぐらい、
強烈な甘味性の匂いを放つ、ゆっくりなら軽く数十メートル先でも感じ取れる」
「普通のあまあまでも舌が肥えてしまい、通常の食べ物を受け付けなくなるのにこんな
あまあまを食べたら間違いなく死ぬ」
「あまあまを食べて死ぬんですか!?」
「ああ、あまりのあまあまだと人間でいう麻薬を過剰に摂取するようなものだから死ぬんだよ」
「そ、そうなんですか・・・」
「ソーマチンの味は、砂糖とはかなり異なる。ソーマチンの甘さは非常にゆっくりと現れ、感覚は長く続く性質を持つから、食べて少し時間が経つか、何かを食べたら
その瞬間死ぬ」
「群れで来ても同じさ、ゆっくりは野菜よりもあまあまを基本優先するから
食べ終わった頃にはソーマチンの甘さが非常にゆっくりと現れ時間差で全滅する」
「仮に食べられても売れないクズ野菜だから被害も全くない」
「後は定期的にこの特製クッキーをばらまいておけばいいだけさ、どうだいこの作戦?」
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「これなら楽にゆっくり対策できるな、対ゆっくり害対策の特製クッキーももうすぐ加工所で発売されると言うし、さて!もうすぐで収穫だな!」
「しかしゆっくりはつくづく馬鹿だよな!大好きなあまあまで死ぬんだからな!」
おわり