もしエル キャラコメンタリー!   作:天星

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麻美編 属性定義と心のスキマ

「はいどうも皆さんこんにちは! 中川かのんです!

 第4回キャラクターコメンタリー、始めていきましょう!」

 

「今回は麻美編だな。

 そもそも出すかどうか、筆者は結構迷ってたらしい」

 

「小説版のヒロインだもんね。

 麻美さんに限った話じゃないけど、みんな毛色がちょっと違うよね」

 

「作者が違うんだから当たり前だ。

 話を戻すと、結構迷っていたが結局出す事にした理由はいくつかある。

 まず1つ目、女神の候補を増やす為」

 

「麻美さんは同じクラスだもんね。女神の筆頭候補だね」

 

「ディアナ・天理ペアは仕方ないとして、ミネルヴァはエルシィ、メルクリウスの宿主は僕だ。

 せっかくだから残りは原作とは違うペアにしたかったらしい。

 ただ、そんな目標を掲げると窮屈になるんで枠を広げる事で緩和を図ったとかなんとか」

 

「なるほどね。で、2つ目は?」

 

「これもまぁ女神が関わってるんだが……簡潔に言うと『ちひろ対策』だ」

 

「ちひろさん?」

 

「ほら、本作の女神編の序盤でチェックマーク関係の話したろ?

 『最初から駆け魂が居なかった奴は除外できる』っていうアレだ」

 

「……ああ、そういう事か。

 あの理論でちひろさんを除外して、なおかつ麻美さんを除外しないようにするにはこのタイミングで駆け魂が居ないとダメだったんだね。

 女神候補として残す以上、麻美さんの攻略は後回しには絶対にできない。駆け魂が居るなら同じ教室に居てセンサーが鳴らないわけが無いから。だから即座にとりあえず始めた。

 そういう事だよね?」

 

「ああ。そういう事だ。

 うちの筆者は伏線とかは割と丁寧だが、人物の行動・会話は頭カラッポにして書いてるからな。

 ちひろをサッサと除外しないとうっかりメインヒロインをかっさらっていくとか普通に有り得た」

 

「ひ、筆者さん……それはどうなの……?」

 

「お前をメインヒロインにする事が決定していたから、かっさわらわれそうになっても何とかゴリ押ししていただろうが……そんな希望を持たせておいて梯子を外すような真似は僕も筆者も誰もしたくないからな。

 だからこそここで対策を進めておいたというわけだな」

 

「そんな回りくどい意図があったんだね……」

 

「これはあくまでもうちのアホ筆者のやり方だが、

 『書きたいと思うある展開を強くイメージする。

  その上で、書きやすくなるように前提を手軽に変えられる範囲でいじる。

  あとは流れに身を任せる』

 そんな感じで書いてるらしい。

 だからこそ頻繁に予想外の事も起こるとか何とか」

 

「終わりさえしっかりしてれば意外と書けるって事かな?」

 

「多分な。

 

 本章は余談として語れる事が他にも色々ある。

 まぁ、本編を始める前に長々と話しててもしょうがないからまた後にするか」

 

「それでは、VTRスタート!」

 

 

 

 

 ドロドロドロドロ……

 『って、またかよオイ!!』

 『そ、そうですね。このクラスの中に居るみたいです』

 

「センサーの効果範囲は結構まちまちだが……本作ではその時の都合に合わせて柔軟に対応している」

 

「それってご都合主義って奴じゃないの……?」

 

「別にいいだろこんくらい。

 原作でも色々とバグってたし、あくまで描写の都合だけのもんだし」

 

 ※ 一番分かりやすい例はアニメ版のかのん。ちょっと距離を取った時にようやく反応するとかいう謎挙動をしています。

 

「そ、それもそうか……うん」

 

 

 

 

 『え~っとですね、

  『吉野麻美 6月6日生まれの17歳

   茶道部に所属、血液型はA型、

   身長156cm、体重は47kg。

   好きな物は特に無し、嫌いな物も特に無し』

  だそうですよ!』

 

「珍しいエルシィさんの活躍シーンだね」

 

「駆け魂を実際に狩る段階では女神として必要不可欠な働きをしているんだが……本作では隠してたりカットしたりしてるからな」

 

「かわいそうに……

 あ、そう言えば桂馬くんの誕生日も麻美さんと同じで6月6日なんだよね。麻里さんから聞いたよ」

 

「ん? ああ、そうだな」

 

「私の誕生日は3月3日なわけだけど何だか似ててちょっと嬉しいね」

 

「ゾロ目か。だがそれを言うなら結は10月10日だぞ?

 あと、よっきゅんは5月5日だ」

 

「よくそんなにサラサラと出てくるね……

 えっと……ホラ、私たちの場合は3の倍数だし!」

 

「まぁ……そうだな。

 他に印象的な誕生日と言えば……エルシィは3月14日、丁度ホワイトデーの日だな。

 栞は12月26日、クリスマスの翌日だ。

 美生と、本作未登場の阿倉川紫埜は実は誕生日が同じ1月2日。まぁ、年齢が違うんで『同じ日』ではないが。

 その翌日の1月3日が天理の誕生日だ。

 こんな所か」

 

「エルシィさんの誕生日も私と近かったんだね。覚えとこ」

 

「まぁ、あいつの出自を考えると本作では誕生日が違うかもしれんけどな」

 

 

 

 

 『吉野麻美さんなんですが、好きな人が居るんじゃないかって……』

 『何? それは面倒だな』

 『その人の名前って分かる?』

 『えっとですね……神様らしいです』

 『ぶはっ!!』

  ゲホッ、ゲホッ、

  お、おいエルシィ、どういう事だ!?』

 『そ、そうだよ!! 桂馬くんが好きって、どどどどういう事!?』

 

 

「……この時のお前の動揺って地味に伏線なのか?」

 

「う~ん、どうだろう。

 記憶があっても無くてもこのくらいは驚いた気もするよ。

 筆者さんとしてもこんな序盤で断定させるような証拠は残したくなかっただろうし。

 『疑いを持つ人が少しは出てくるかもしれない』くらいの感じじゃないかな」

 

 

 

 『そういえばちひろさん、例の話なんですけど……』

 『あ~、麻美さんの話? いや、何かの間違いだとは思うんだけどね?』

 『まま、そう言わずに。イケメンハンターこと小阪ちひろさんの情報網ってやつの力を見せてくださいよ!』

 『そう言われちゃあ断れないね。よし、心して聞きなさい』

 

 

「こんな序盤からちひろさんの台詞があるとは思ってなかったっていうのは筆者さんの台詞だったね」

 

「フッ、まったく、自ら妙な称号を名乗ってる奴ほどイタいものは無いな!」

 

「えっ? でも、桂馬くんも……」

 

「ん? どうかしたか?」

 

「…………ううん、何でもないよ。うん」

 

「? 何か気になるが……まあいいか」

 

 

 

 『どーしました神様? お弁当食べましょうよ!』

 『ああ』

 『神様、美味しいですか?』

 『ん? ん~、まあ、普通に美味しいな』

 『ふふっ実はそのお弁当、姫様が作ったんですよ!!』

 『何? あいつが?』

 『直接協力できないから、せめてものサポートだって言ってましたよ』

 『……そうか』

 

 

「このお弁当は明確に伏線として用意されてるよ。

 おおっぴらな恋愛アピールができない私からのさり気ないアピールだね!」

 

「そうだったのか……全然気付かなかった」

 

「本当に気付かれたら困るからそれで良いんだけどね。

 ちなみにだけど、原作において料理が得意っていう設定は皆無だよ。これの為だけに生えてきた設定だね」

 

「ある意味これもインフレ……?」

 

「かもね……実際はどうだったんだろうね、原作の私は」

 

「あれだけ激務なアイドルに料理なんてする暇があるのか……という指摘は無粋か?」

 

「う~ん……岡田さんがもしかしたら『顔良し歌良し性格良しの上に料理もできちゃうアイドル』みたいな方向性で成長させようとしてた可能性も……」

 

「……岡田さん、何者だよ」

 

「マネージャーさんだよ」

 

 

 

 

 『おはようございます、神様!』

 『……よし、まずは説明してくれ』

 『あ、うん』

 

 

「エルシィの台詞……じゃなくてお前の台詞なんだよなぁ」

 

「エルシィさんとの入れ替わりだね。

 こうでもしないと私が居る意味が無くなっちゃうからね!」

 

「普通に考えたらお前がアイドルの仕事を人任せにして僕と一緒に登校するってのは有り得ない……とまでは言わずとも考えにくいな。

 これも伏線か?」

 

「う~ん、伏線と言うよりはご都合主義なんじゃないかな。

 この後の展開の事も考えた」

 

 

 

 

 『あ、桂木くん、ちょっと待って!』

 『はぁ、はぁ……こ、これからお昼?』

 『あ、ああ……』

 『それじゃあさ、一緒にお昼食べない?』

 『……僕は構わないよ。エルシィは……』

 『……え? あっうん、私も大丈夫だよ……ですよ!』

 『良かった。それじゃあ行こ!』

 

 

「郁美さん初登場」

 

「わざわざ学校にまで来させるかどうかは筆者としても悩んだらしい。

 郁美だったら……まぁ来てくれるかなと判断してこうなった」

 

「なかなかの行動力だよね。お姉さんの為、かな?」

 

「原作……原作? では都合良く家の外で郁美と直接遭遇してたからな。

 本作ではそのイベントが潰れたんでこうなったわけだ」

 

「これのおかげで攻略の難易度が大きく下がったみたいだね」

 

「郁美の行動力のおかげという事もあるが、物語序盤だからというのも結構大きいな。

 あの頃は駆け魂の影響を甘く見積もっていたからな。

 明らかに異常な様子を『駆け魂の影響』だとはあんまり考えなかった」

 

 

 

 

 ”彼女の事を二つの場合に分けて考えてみた。

  まずは、彼女が双子の姉妹か何かだった場合だ。

  その場合は登校中に話した方針で合っているんだと思う”

 ”もう一つは?”

 ”彼女が本当に吉野麻美本人である場合。

  彼女は男じゃなくて女が好きなのかもしれん”

 『えええええっっ!?』

 『おい桂木妹、静かにしろ!』

 『あ、すいません……』

 

 

「……この辺は前作のノリを引きずってるかもな。

 あの世界、同性愛に寛容だし」

 

「寛容……だったかなぁ……?」

 

「……それは置いておいて、あの時点での麻美っぽい奴の態度がお前が居る時と居ない時で完全に異なっていたのは確かだ。

 実際には姉妹の入れ替わりのタイミングと偶然被っただけなんだが……僕だったら可能性を考えるくらいはするだろうと筆者は判断したようだ」

 

「だからってねぇ……」

 

「結局は居なかったが、重度の百合趣味の相手が攻略対象だったらどうなってたんだろうな……」

 

「そんなの考えたくないよ」

 

「……何というか、良かったな。そんなのが居なくて」

 

 

 

 『一つだけ、質問しても構わないかな?』

 『? なあに?』

 『そうだな、何て言うべきか……』

 『うんうん』

 『()()()()?』

 

 

「で、この後あっさりと白状してくれたわけだ。

 古来よりニセモノを暴く方法はいくつかあるが、ハッタリをかますのはやはり効果的だな」

 

「本人しか知らないはずの事を質問するっていう手もあるよね。

 応えられなかったら偽物って事で」

 

「むしろそちらの方が主流か。

 ただ、麻美だけが知っているような秘密なんて当時は知らなかったからな。

 今は掴んでいるが」

 

「女神さまの事だね」

 

「ニセモノというのは『相手が偽物の存在を想像すらしていない状況』で一番効果を発揮する。

 今はもう双子の姉妹だと分かっているからそう簡単に騙される事も無いだろうな」

 

「……そう言えば今頃郁美さんは何してるんだろう?」

 

「女神編でもちょっとしか出番無かったからなぁ……

 まぁ、あいつならきっと元気にやってるだろ」

 

 

 

 『あ、そうだ。今週末のお前の予定ってどうなってる?』

 『え? 今週末?

  えっと、今はエルシィさんが手帳を持ってるからちょっとあやふやだけど……確か、『ガッカンランド』って所でイベントだったはずだよ』

 『『ガッカンランド』……確か、室内型の大型アミューズメント施設だったな』

 

 

「ガッカンランドは小説版オリジナルの施設だ。

 小説版は2冊出ているがどちらにも登場している。

 で、肝心の中身は……本編でも僕が言ったように頭のネジが2~300本ほどハジけ飛んでいる」

 

「そ、そこまでかな……?」

 

「まともな施設もあるにはあるけどな。コスプレとか、お化け屋敷とか、ジェットコースターとか、その辺がとんでもない事になってる。

 特にジェットコースターはちゃんと安全の基準を満たしているのか見るだけで不安になるぞ」

 

「そ、そうだね……確かにアレは凄かったね……

 でも、オープンしてから結構時間が経ってるけど事故が起きたって話は聞いてないよ?」

 

「そうなのか。じゃあ一応ちゃんとしてはいたって事か」

 

「桂馬くん、今度一緒に行こうよ。私、お化け屋敷とか興味があるんだ!」

 

「…………合法的に水着で抱きつけるとか考えてそうだな」

 

「な、ナンノコトカナー」

 

 

 

 

 『ええええっっ!? 何もしてなかったの!? 信じられないよ!!』

 『うぅ~、うちのお兄様がごめんなさい……』

 『だ、大丈夫だよ。エルシィさんが謝る事じゃないし……』

 

 

「……桂馬くん、1時間もずっとフロントの人にクレーム入れてたの?」

 

「当然だ! 現実(リアル)という時点でただでさえ完成度が低いというのに、更に完成度の悪いコスプレなど見ていられなかったからな!!」

 

「う~ん、まぁガッカンランドの人も満足してたみたいだからいいけど……

 って言うか、こんな行動でもちゃんと考えた計画通りの行動なんだよね……」

 

「堂々と和を乱すのが目的だったからな。あのコスプレは良いネタになったよ」

 

 

 

 『まずは僕と麻美を二人っきりにしてくれ。

  次にそうだな……1時間ほどしたらお前とエルシィも来てくれ。

  最後に正午を過ぎたあたりでお前の友達の中から社交的で明るくて人を気遣えるような奴。

  ザックリと言うと『初対面の人相手でも騒げるような奴』を2~3人ほど連れてきてくれ』

 『なるほどね! 徐々に慣らしていくってわけだね!

  これならお姉ちゃんもきっと大丈夫だよ! 凄いね桂木くん!』

 

 

「まず堂々と和を乱す。

 次に麻美さんが本当に遠慮なく話せる郁美さんを連れてくる。ついでにエルシィさんも。

 その後、無関係の人を呼んで団体行動させて別の意味でぶち壊す。

 こういう流れだよね?」

 

「そういう事だな。

 筆者は当時、話を書く為に小説版を読み返したらイベントの組み立てがかなり計算ずくで驚いたらしい。

 団体行動で盛り上げさせる為のカラオケやボウリングとかな。

 まぁ、お化け屋敷とかは別のものでも良かったとは思うが……」

 

「ダメだよ! イベント差し替えたらお化け屋敷が無くなっちゃうじゃん!!」

 

「……まぁ、定番のイベントという事で納得しておこう。

 ガッカンランドに入った時の麻美はコスプレに否定的なのに対して午後の合流後は肯定的であるかのように振る舞うのも印象的だったようだ。

 小説版では割と軽めに流されていたが、本作では少々露骨にしてあるようだ。

 ……ああ、丁度ここだ」

 

 『……桂木君は王子様の服とか似合うかな?』

 『吉野、僕にそれを着てほしいのか?』

 『え? えっと……』

 『……まあいい。それにしよう』

 『うん……』

 

「最初の麻美の台詞、小説版でもほぼ同じ事を言っていた。

 小説版では僕は無言でPFPをしていた。実際にコスプレをしたのかは……描写されていないようだ」

 

「その後で皆と一緒にボウリングとかしてるし、流石にコスプレしてたんじゃないかな」

 

「僕は放置されて遠巻きに見られてた可能性も十分あるな」

 

 

 

 

 『あ、そう言えばさ』

 『どうした?』

 『今回の吉野さんの属性って結局何だったの?』

 『ん? そうだな……

  …………

 『属性が、無い?』

 『そうなの?』

 『いや、正確には一つに絞れないと言うべきだが……

  ……ちょっと待て、じゃあ僕は一体どうやって攻略していたんだ?』

 

 

「ここでサブタイトル『属性定義と心のスキマ』の回収だ。

 こんな感じで毎章ごとにテーマを設けようとしたらしいが……結局断念したようだ」

 

「前章の『許嫁の定義と物語性』もそんな感じだったのかな」

 

「そういう事だな。

 結局の所、属性は定義できずに心のスキマに対するアプローチになったわけだ。

 属性が無いというのは小説版ならではの事だろうな」

 

「と言うか、結局恋愛じゃなかったんだよね、これ」

 

「後から判明した事実だがな。筆者にとっても」

 

「あ、後付けだったんだ……」

 

「無理が無い範囲での後付けは結構ある。たまに無理が出る事もあるがな」

 

「……それでよく完結まで持っていけたね」

 

「全くだな」

 

 

 

 

「ん、映像はもう終了か。

 じゃ、最初の方に話してた余談でも話すか」

 

「うん。何の話?」

 

「筆者がこの話を書き終えた直後の事だ。

 そこそこ長時間集中して執筆して、4話分くらいの分量を一気に書いてたらしい。

 執筆終了と同時に猛烈な気だるさを感じた」

 

「夢中になって書いてたんだろうね。一気に疲れが出ちゃうなんて」

 

「そして筆者は思ったそうだ。『これを毎日やってる作家ってすげぇな』って」

 

「確かにね。そんな作業を締切りに追われながら一日中やってるんだもん」

 

「そして、熱を計ってみたら38度の熱が出ていた」

 

「ちょっ!? そりゃ気だるくなるよ!! 小説関係ないよ!!」

 

「インフルエンザでは無かったようだ。マイコプラズマっぽかったようだが、インフルのようにお手軽な検査は存在しないし、手間のかかる正確な検査はしてないんで本当にそうだったかは不明だ。

 まぁ、病名はともかく、予約投稿を終えてから数日寝込んだらしい」

 

「予約だけはしてたんだね……根性あるなぁ……」

 

「そのせいで1話の分量調整が雑になって一部の話の文字数が少なすぎる場所が何ヶ所かあったようだな。

 本サイトのシステム的には1000字以上あれば投稿できるが、うちの筆者は一応2000字程度を目安にしているようだ。

 たまに倍近くオーバーする事もあるがな」

 

「多少増える分にはいいけどさ……」

 

「で、そんな感じでなんやかんややってるうちに本作に評価が入った。

 ああ、評価してくれた読者の皆さんは知ってるだろうが、本作では評価の最低文字数が設定されている。

 無言の低評価を嫌ったらしいな。

 おかげで評価人数は今も55名、通報により消えた2つの評価も含めれば57名だ。多いか少ないかの判断は任せるが……まぁ、少ないんだろうな」

 

「本サイトでは最低値である0評価と、最高値である10評価では絶対に最低文字数が必要、それ以外は設定次第みたいだね。

 これを踏まえて考えると、最低文字数を設定すると極端な評価が多くなりそう……?」

 

「評価9に対する評価10の比率はかなり多くなりそうだな。1評価と0評価も同様に。

 尤も、ありがたい事に低評価はほぼ無いがな。

 でだ、高評価が付く事でランキングに乗った」

 

「あの時はびっくりしたよね」

 

「どうもUA数やPV数よりも評価による配点がもの凄く大きいようだ。

 9点や10点の評価が新しく2~3人ほどから付くだけで普通にランクインできるらしい。

 勿論周りの状況にもよるが」

 

「そして、ランクインした事で読む人が増えて更に評価が増えて……」

 

「しばらくはランクインしてたみたいだな。

 ひとまずの目標だった『お気に入り登録数100』なんてアッサリとオーバーした。

 前作ではあれだけ苦労したのにな……」

 

「宣伝の効果って、凄いよね」

 

「アイドルのお前が言うと重みがあるな……

 そんな感じで予想以上に人気が出た。それを受けて筆者も3つほど行動を起こしたようだ。

 まず1つ目、更新間隔の短縮。

 今までは2日に1回という隔日更新だったのを毎日更新へと変更したようだ」

 

「と言うか、何でそんな妙な間隔だったんだろう……」

 

「ゲン担ぎみたいなもんらしい。

 筆者の最初の長編ではその更新間隔で結構な長期間持続できていたらしい。

 途中で不定期になったりもしたが、最後には完結まで持っていけた。

 だから今回も隔日で投稿して最後まで投稿できるようにとの願掛けだ。

 あと、『隔日(かくじつ)更新』と『確実(かくじつ)更新』をかけているとか」

 

「筆者さんなりの理由があったんだね……」

 

「続いて、『女神当て』の企画。

 筆者としてはエルシィがミネルヴァである事を気付いてほしかったようだ。

 だからこそ、こうして疑う為の場を用意した」

 

「そういう面もあったんだね、あの企画……」

 

「後は、読者の皆さんの意識調査だな。

 どの程度エルシィが疑われているか、あるいは僕やかのんが疑われるか、かなり気になっていたようだ。

 そして、僕は勿論だがエルシィが毛ほども疑われていなかったからハクア編を初めとした各所で露骨にした。

 ……これは前にどこかで話した事だったか」

 

「なるほど~」

 

「後は……アレだ。病み上がりの筆者だったんでよく練らずに企画を通してしまったんだろう」

 

「……そ、そっか」

 

「最後にやった事、それは攻略順序のシャッフルだ。

 麻美の後は美生を攻略する気満々だったらしいが……ここまで期待されているのに原作と似たような展開をグダグダと続けるわけにはいかないと一念発起したらしい。

 今の物語があるのもあの時応援してくれた読者の皆さんのおかげというわけだな」

 

「うわぁ……ランクインしてなかったらどうなってたんだろうね」

 

「さぁなぁ……

 あと、トランプを使って行った攻略順序のシャッフルだが、『日常回』が合計6枚ほど入れてあった。

 『日常回A』はかのん編、『日常回B』がエルシィ編の3枚ずつだな。

 それぞれ、メルクリウスとミネルヴァの攻略の為のものだったりする」

 

「日常回Aって私が桂馬くんを攻略する為の回だったんだ……初めて知ったよ」

 

「筆者としても明確に何かしようと考えていたわけじゃなくて、伏線をバラ撒いて上手く活用できればいいかなという考えだったらしい。

 結果的に……かなり有効活用できていたようだな」

 

 

 

 

 

 

「そろそろ時間のようだな」

 

「あ、ホントだ。

 それじゃ、今回はここでお別れです!

 次回、来週は『かのんの挑戦状』『コアクマの奮闘』の2本立てでお送りします」

 

「日常回BとA、一気に行くのか」

 

「どっちも短いからね」

 

「たしかにな。

 前半は確か抽選ではなく麻美編開始時から既に決定していた話だったな。

 そして後半は初の抽選だ。枚数が多い日常回を引くのはある意味妥当かもな」

 

「それでは、また来週~」







ちなみに消滅した評価はそれぞれ2と10。
片方はちょっと過敏になり過ぎたかと少し後悔してるけど、もう片方は後悔してません。
いくら高評価だからって数字5文字の羅列はアウトでしょう。
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