魔法×転生×ハンター(仮)   作:世界の疲労者

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まだまだ転生の冒頭部分になるので話としては全く進んでいません。


序章

生まれてきてごめんなさい

俺は何度この言葉を言っただろうか

実の母に疎まれ、捨てられ

父には愛情を貰えず、いないものとされる

暴力こそなかったが育児放棄が当たり前、ご飯もほとんどなかった

 

その環境が児童保護の施設に連れていかれて変わったがどうでも良かった

ただ、俺は死にたくなかった

施設は最低限の生きる環境をくれた、それだけでいい

 

***********

 

「優人君、君に紹介したい人がいます」

施設の先生がこう言ってきた

紹介したい人

先生がこういう話し方をする時は養子縁組の希望がきている時だ

「はい?私がですか?」

同室のかわいい子や賢い子達が頭によぎる

俺は正直、問題児だ

中身じゃなくて見た目がだが

視力が悪い訳じゃないのに細目で睨み付ける様な目

子供なのに白髪

身体中に不自然に大きな黒い斑点が多数ある

斑点は病気とかではないが生まれつきらしい

「お相手の方は見た目で君をどうとは思わないですよ?会ってみてはどうでしょうか?」

穏やかに話す先生には他意は感じられない

これでも一応先生には感謝している

俺が生きていけてるのはほとんどこの人のお陰だから

ここでそのまま断るという選択肢はないだろう

 

***********

 

部屋に入ると小柄でサングラスかけた男性がいた

ソファーに腰かけながらこちらに向いている

「やぁようこそ、ちょっとお話しようね」

声が響いて聞こえる

変な感じがする

それに初対面の胡散臭いおっさんにこんな事言われてはいそうですかと言える奴は少ないだろう

養子にかこつけて変な趣味でもあるのかもしれない

もしくは暴力をうけるかもしれない

どちらにしろ断れば問題ないだろうが

「申し訳ありませんが施設の生活に満足してますので養子の話はお断りします」

我ながら子供っぽさのない返事だとは思うが波風立てる必要もないのでこれでいい

後は無難な挨拶でもして帰れば元の生活に戻るだろう

「ハハハ、養子の話じゃないんだ」

「君は死んじゃったしね」

「事故にあったの覚えてる?」

複数の言葉と共に今いた部屋が消えた

「え?ひっ」

足場も消えて、何故か浮かんでる様な感覚

体がふるえる

歯がガチガチと音を立てる

恐怖が襲ってくる

思い出した

養子縁組の相手先に会いに行く途中

ビルの建設現場付近を通った時

突然の爆発音と飛んできた建材

衝撃と痛み

体が冷たくなっていく感覚

「君は死んでる、これは前提」

目の前の男は座ったまま浮いてるという奇妙な格好のまま話を続ける

「普通は死者の魂って次の生への糧、つまりよくある輪廻の輪に組み込まれるのさ」

「でも君の生きたいって気持ちが意外と大きすぎて次の生が産まれない」

「だから話をしようと思ってね」

「おとなしく死を受け入れる気ある?」

「それともずっとここで魂のままでいる?」

目の前の男が話しているのだとは思うが声がいたる所から反響して聞こえる

考えがまとまらない

死んだ?

生きたい

誰が?

生きたい

俺が?

生きたい

死を受け入れる?

生きたい

死んだまま?

生きたい

生きたい

何故?

生きたい

生きたい

生きたい

生きたい

生きたい

 

「もう一度生きたいかい?」

はっとして男をみる

サングラスで目は見えないが口許が笑ってる

「もう一度生をあげてもいいよ」

「ちゃんと生きて、ちゃんと死んで」

「次の生への糧となるならね」

そこでまた意識がとだえた

 

***********

 

「彼、どうなるかね?」

「まぁ生きる力はあげとくよ」

「大きな糧になると良いね」

 

『希望は…彼なら大丈夫でしょう』

 




よくある死亡→神様?→転生を書かせてもらいました
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