うちの閻魔様がいちばん可愛い!!!   作:映姫様にペチペチされ隊

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なぜ書いてしまったのだろう。


第1話

獄卒の仕事はキツイ。

責め苦を与えるのは肉体的にも精神的にも辛いものがある。

 

朝起きて、飯食って拷問、昼飯食って血の池の監視員、晩飯食って釜の温度調節。BGMは死者の苦しみの声。

 

いくら獄卒でも気が滅入る。

 

また、死者も苦痛など味わいたくないので全力で抵抗する。故に常にフルパワー業務だ。半人半鬼の身なれど、この仕事に就くまで人里で生きていた俺には少々荷が重い。

 

まあ、残業がくそ長いサービスな点を除けば、週休1日に有休あり、年に一回一週間のリフレッシュ休暇をとる義務ありで、給料も悪くないので文句のつけようもないのだが。

 

それでもだ。職場の拘束時間が長い。精神的にも肉体的にも酷使する職務。獄卒の上司がガチで鬼なのでパワハラアルハラありきの職場という時点でなんかキツイ。

 

今がこれなら労働改革前はどんな地獄だったと言うのか。

この環境で休みなし薄給とかか?考えたくもねぇ。

 

まあ、そんなこんなで。

 

毎日、仕事を終えるとへとへとになってしまうのだが。

この仕事をやめようとは一度も思わなかった。

 

何故かって?

 

給料いいし、休みあるし、同僚は気がいい奴だし。

 

そして何より。

 

「終業ですか?お疲れ様ですね」

 

上司である閻魔様。四季映姫様が超絶可愛いからである。

 

ミニマムボディに愛らしい顔。堅物ではあるが、それはそれで子供が背伸びしてる感じで超可愛い。

 

「どうしましたか?」

 

怪訝な顔の映姫様。そんな表情も可愛いぜ。

 

「いえなんでもないです」

「そうですか」

「映姫様こそなぜここに?」

 

映姫様に聞くと、どうやら旧地獄に帰る鬼にさとり様へ手紙を届けて貰おうということだったらしいのだが。今ここには俺しかいないのだ。ちなみに俺の家は旧地獄のアパートだ。

 

「俺が届けますよ!」

「ひゃうっ!わ、わかりました。ありがとうございます。残業代、は存在しないのでしたね。今度個人的に差し入れでもしましょうか」

 

大声を出した俺に驚いたのか、レアな声を上げる映姫様。可愛い。

この声を聞けるなら30連勤でもサービス残業でもやりきれる気がする。

 

今の俺の心境を文章にするならこんな具合だ。

 

映姫様が俺に頼み事をしてくれた!映姫様が俺に頼み事をしてくれたぞ! 

しかも映姫様が俺に差し入れをしてくれる!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ! 

いやっほぉおおおおおおお!!!

 

「ど、どうしました?」

「いえ!全力で行ってきます!」

 

 

困惑する映姫様を尻目に、俺は荷物を受けとると駆け出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「少し心を落ち着かせなさい」

 

旧地獄の地霊殿にて、映姫様からの手紙だと伝えるとさとり様の前に通された。

 

さとり様はさとり様で非常に可愛いらしいのだが、俺の中のナンバー1は永遠不動の映姫様であるので、そこのところ勘違いしないように。

 

あとよく間違われるのだが、俺はロリコンではない。好きになった女性が総じて小柄かつスレンダーでなおかつオカズの類いも同じタイプだっただけで決してロリコンではないのだ!

 

「卑猥な事を考えないでください!あとそれをロリコンと言うんですよ!」

 

赤面するさとり様。レアだ。よしよし可愛がりたい。可愛い。可愛いよさとり様。

更に赤くなっていく。

 

あ、そうだった。さとり様心読めるんだった。

ま、読まれて困ることなんて考えてないから問題ないよね。

 

「なんでそんなにフルオープンでいられるのでしょうか?」

 

さとり様の呆れた声も、気にならないぜ!

 

 

 

 

この後、無事に返事を届けた。

映姫様の作ったお弁当が食べたいです!とねだったら後日作ってくれることになった。やったぜ!!!幸福の至り!!!

 

 

 




四季様は可愛い。
さとり様も可愛い。
なら登場させれば良いのさ
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