千葉滋…セバスさん( ぷれぷれプレアデス OVER LOAD)のイメージで(笑)
ドゴォッ!!
12月25日。
冥界で【日本神話】が催した『聖書』への最終制裁である、
冥界では まだ昼が少し過ぎた時刻だが、日本では既に夜の8時を廻っていた。
「すいません…私の方が少しだけ、強かったみたいです。」
身の丈2㍍越えの男の脳天に踵落としを放ち、その頭部を爆散。
指2本で『ほんの ちょっと』をアピールしながら物言わなくなった人獣ベースの はぐれ悪魔の屍に語り掛けているのは、駒王町在中『NIN=JA』の千葉滋。
「白音~…千葉さん、凄く恐いんですけど…」
「まぁ、今日は仕方無いです。」
それを見ているのは、今夜 千葉とチームを組んでいた白音と黒歌。
その千葉の迫力に、黒歌は白音を盾にする様に、自分の妹の背後に身を隠していた。
「全く…よりによって今日この日この夜に この町に逃げ込むなんて、何かの嫌がらせですか?
それでなくても今日は神代君古杜君ボーデヴィッヒさんが町から出ており、人手不足なんですよ?
それなのに…貴方達は それを狙ったかの様に彼方此方で…!」
兎に角 何か言わないと気が済まないとばかり、亡骸に向かって延々と怨み節で愚痴る千葉。
「あ、あの~、千葉…先生?」
「あ、後の始末や報告は私達で やっておくから、千葉さんは もう先に帰っても良いにゃ?」
「カルマ君と雀さんには、私達が報せておきますから。」
そんな千葉には 猫姉妹が「後は自分達に任せて」と帰宅を促すと、
「そ、そぉ~うですかぁっ?!
そぉれでは御~言葉ぬぃ甘えさせて頂きゃ~ぁっす!」
「「テンション変わったぁっ?!」」
「…失礼っ!!」
シュタタタタっ…!
黒スーツの老紳士は普段の低く渋い声と口調が信じられない程な、ハイテンションな挨拶1つと共に遠慮無く、その場を疾風の如くスキップ混じりで走り去って行った。
「「………………………。」」
その崩壊と云う表現が相応しいキャラの変わり様に、唖然とする白音と黒歌。
「ま…ま~、仕方無いにゃ~?」
「新婚さんの、初めてのクリスマスですからね?」
「今頃 お嫁さん、間違い無く
「…さて、それで冥界の方は、どうなっているんですかね?」
「まさか敗ける事は無ゃいと思うけど、まだ終らにゃいにゃ?」
「…でも、今日中に帰らなかったら、
私達も
▼▼▼
「
…その頃の冥界、ルシファーズ・コロシアム。
戦闘開始と直後、己の
「へぇ…?」
それを対戦相手の蔵馬は、興味深そうに眺める。
ヒュン…斬々々々!
そして挨拶代わりと棘の鞭で攻撃を仕掛けるが、これは漆黒の刃に寸断されてしまう。
きゃあ~~~(♡∀♡)~~~ぁっ!!
この攻防で、また観客席から黄色い歓声が飛び交い、
「…成る程。」
「……………………!!」
武舞台では攻撃を防がれた蔵馬が余裕の表情を見せ、木場は それに、悔しそうな顔を見せた。
「戦う相手に言う台詞じゃないが、その剣を使うのは お勧め出来ないな。
残念だけど君の技量では、俺に その刃は届かない。
無駄に命を削られ、最後は無駄死にするだけだ。」
「…気付いていましたか。…それでも!」
ダッ…!
使い手の生命力を餌にする事で真価を発揮する暗黒剣の特性を見抜かれ、更には その事で敵に己の身を按じられた木場が、
「破ぁっ!!」
ガキィンッ…
「………!?」
暗黒剣での一撃を放つが、これは蔵馬の懐から取り出された1本の針葉樹の葉を媒体にして作られた細剣に止められてしまう。
「アマテラス様の言葉に釣られ、何を望もうとしてるは知らないけど、
「……………っ!!」
≫≫≫
「叔父上、行っけーっ!!」
コロシアムのVIP席から、巫女服の少女が声援を飛ばす。
【日本神話】派閥の1つ、『妖怪』の長である八坂の娘、九重だ。
そして蔵馬は八坂の実弟。
それ故に この獣耳美少女は当然、
ビクン…!
その声を拾った銀毛の耳が、小さく揺れた。
「勝利フラグ確定! テヤァッ!!」
ガンッ!
「ぅわっ!?」
そして それから放たれるパワー増しの細剣の一撃は木場の魔剣で防御されたが、その儘パワー圧し。
蔵馬は木場を吹き飛ばす。
「良いぞ、叔父上ーっ!」
「やれやれじゃのぅ…」
それを見た九重は更に興奮して声援を。
そして その様子に、隣に座っている髑髏柄の着物の美女…八坂は呆れた様に苦笑。
それは はしゃぎまくる娘に対してか、それとも
≫≫≫
カィン…カィンカィンカィン…!
その後も木場の暗黒の魔剣のラッシュに対して、慌てる事無く針葉の細剣で受け流す蔵馬。
「無理無理、金髪先輩。
この俺の、鬼畜DV師匠だぜ?」
【日本神話】控え室で、サトルは その様子を眺めながら呟く。
「しかし、大丈夫なのかい?
あの蔵馬氏、舐めプしている様にしか見えないが?」
「しかも あの金髪の若者、
「うむ。画面からでも魔力を高めているのが、丸分かりだぞ?」
「いやいや、それも計算の内でしょ?」
「蔵馬君じゃからな!」
「そーね。蔵馬君…あれは誘ってるわよ~?♪」
そして他の面々も、各々の感想を言う中、連斬に終始していた木場がバックステップで大きく距離を開ける。
『
ゴォオッ!
そして繰り出したのは魔力を最大限まで練り、更には自らの生命力を餌にしての、暗黒の衝撃刃。
今の木場の、最大最強の必殺技だ。
バッシュゥゥッ!!
『…なっ?!』
しかし それは、突如 武舞台から生え現れた、赤い葉 青い幹の巨木の群れに止められた。
蔵馬が召喚した、魔樹型の使い魔が壁となったのだ。
確かに硬質の樹皮を持つ魔樹は斬り断たれ消滅したが、その刃は遂に蔵馬に届く事は無かった。
『そ…そん…な…?』
「でっすよね~?(笑)」
画面に映る、茫然とした木場を見ながら、サトルは当然の如く言う。
「金髪先輩、蔵馬師匠は常日頃から言ってたよ。
『切り札は先に見せるな。見せるなら更に奥の手を持て。』…ってね。」
≫≫≫
「終わりだ、少年!」
ゴォッ!
「………!?」
大技を放った事で魔剣に生命力を大きく奪われた木場を見て、勝負所と踏んだ蔵馬は今度はハエトリグサに似た巨大植物を召喚。
茎が延び、2枚の葉が獣の口の如く大きく開き、木場を襲おうとするが、
ぴた…
ハエトリグサは木場を捕食する寸前で、その動きを止める。
……………………?????
何が起きたのか分からない観衆は沈黙。
「…もう、終わっていたんだね。」
シュゥ…
そして蔵馬の呟きと同時、木場は光の粒となって闘技場から姿を消した。
『勝負有り!
木場祐斗選手、
6thバトルの勝者、蔵馬!!』
うぉお~~~~~っ!!
「叔父上ー!叔父上叔父上叔父上ーっ!!」
「まあ、当然じゃな。」
ニコッ…
大歓声の中、VIP席の親娘にサムズアップと笑顔を向けた後、蔵馬は武舞台を後にする。
▼▼▼
『さぁ~あ、続く7thバトル!
参戦理由は個人的事情により省略だ!
堕天使組織"
「出番、か…」
『聖書』側の控え室、
堕天使組織グリゴリの幹部であるバラキエルだ。
「…………………。」
「…。」
控え室に残る1人に目を向けるも、その当人は それを拒む様に顔を背ける。
「………………………………………。」
そして また、無言で武舞台に向かおうと控え室を去ろうとした時、
「待って下さい。」
「…?」
この武人を呼び止める声が。
「一応 今は、同じチームの一員ですからね……御武運を。」
「………………!?」
「…ありがとう。」
それは一応の『聖書』チームのリーダーである、グレイフィアだった。
パタン…
「ぐ、グレイフィア様っ! どうして?!」
バラキエルが去った後、控え室に残る2人の内の1人が その行動について信じられない様な顔でグレイフィアに詰め寄るが、
「彼にも言いましたが、今は同じチームの一員ですから…その彼にエールを贈る事が、そんなに不思議ですか?」
「………!!」
この返しに、それ以上は何も言い返せなかった。
▼▼▼
『続いて【日本神話】からは、この男!
ゼウス、ポセイドン、アポロン…
オーディンにインドラにミン…そして御立派様!!
世界の各神話に下半神が居るならば、【
本人曰く、「私は
どっ…!www
このアメノウズメのコールに、観客席から歓声と同じ位な爆笑が起こる。
「巫山戯んな、このエロ女神!」
「訴えてやる!」
「てゆーかギリシャ率、多くないですか?!」
「GYAHAHAHAHAHAHA!
爺さん達、少し落ち着けYA!www」
「んぢゃと
「貴方も言われているんですよ?!」
「しかし、事実だZE!」
「ふむ。認めるべきは、認めるモノぢゃぞ。」
そしてVIP席では、一部の来賓の神がクレームやら大ウケ。
『こらー!誰が下半神だーっ?!冤罪だー!!』
『ミン!落ち着け!』
『ちょっと待て! 我をゼウスと同列にするのは遺憾だぞ!』
『ま、マーラさん、落ち着いて下さい!』
そして会場の巨大モニターには、厚手の腰布の上からでも、GET WILD & TOUGHしているのが はっきり丸分かりな男神を制止しているハトホルが映ったり、何やらモザイクが掛かった巨大な緑色の何かを必死に抑えようとしているパールヴァディが映ったり。
「母上母上、"かはんしん"て、何じゃ?」
「お前は まだ知らなくても良い!」
≫≫≫
「…認めたくないものだな!!」
そして【日本神話】控え室では、このアナウンスに苦笑した、桃色の闘衣の上に朱の鎧を纏った神が、闘技場に向かった。
▼▼▼
「天照大神殿!
戦闘開始前に1つ、聞いておきたい!」
武舞台で大国主と対峙したバラキエルが、その場には居ないアマテラスに向けて、大声で問い質す。
pa…
『…何だい、バラキエル君?』
すると会場巨大モニターに、アマテラスの姿が映し出された。
「勝利ボーナスだが、戦闘終了直後に その権利を主張、行使しても構わないか?」
「別に良いけど。」
そしてアマテラスはバラキエルの申し出を承諾。
「ならば、私は勝利ボーナスとして、次に戦闘に出るであろう姫島朱乃の不戦勝の権利を求める!」
▼▼▼
「あっの大バカ野郎が!
グリゴリを抜けた理由は、やっぱりコレかよ!?」
「アザゼル、落ち着いて下さい!」
冥界の堕天使領。
グリゴリ本部では、堕天使総督アザゼルが画面に映る部下を見て、声を荒げていた。
「ククク…
まあ、アイツの性格を考えたら、当然な行動だ。
少しは察してやれ。」
「笑い事じゃ無ぇだろ!
テメーも何 冷静に言ってやがる!」
「コカビエル、貴方も煽らないで!」
そんな総督を、副総督が宥めようとしたり、同僚の幹部が煽ったり。
約1ヶ月前、【日本神話】から
その理由や行き先に見当は付いていた。
今は悪魔側…グレモリー眷属となっている、自分の娘の為に動いているのは…
しかし【日本神話】との誓約により、その事を悪魔側に連絡しての確認を取る事が出来ず。
【日本神話】に問い質しても、「参加選手等に関しては、当日まで明かす事は出来ない。心配しなくても、仮にグリゴリの関係者が悪魔の助っ人として参戦していても、その件でグリゴリに責任や賠償を求める事は無い。」との返答しか貰えず。
「バカ野郎が…
アイツ、戻ってきたら説教だ。
…覚悟してやがれ!」
そしてアザゼルは、半ば確信していた目の前の現実に苦虫を噛み潰した様な表情を隠そうとせず。
只、画面に映る友を見て ぼやくのだった。
「説教? 甘いですよ!
4~500発は、顔面ぶん殴ってあげなさい!」
「クックク…
殴るだけで赦すのかよ…
お前も結局は甘々じゃねえか。」
▼▼▼
「あの男…!
何を勝手な事を!?」
一方、『聖書』控え室ではバラキエルの発言、名前を出された姫島朱乃が、憤りを隠そうとしない。
『
もしも君が大国主君に勝てたら、君の娘の朱乃ちゃんは、バトル無しで勝ち扱いにしてやるよ。
当然、勝利ボーナスの権利も与える。』
「なっ…?」
しかも その訴えをアマテラスが了承。
「だからヒトの断り無しに、何を勝手に話を進めているのよ!?
私は そんな事なんて望んでいない!」
それを聞いた朱乃は更に顔を赤くして、周囲に怒鳴り散らす。
「朱乃、落ち着きなさい!」
「リアス! こんな事を落ち着くなんて出来て?」
これをリアスがクールダウンを促すが、朱乃の耳には届かない。
「あのヒトも、朱乃の事を思って…」
「それが、余計な真似だと言っているのよ!」
▼▼▼
『
ゴォォオオオン…
スチャ…
バチ…バチバチ…
死合の始まりを告げる銅鑼が鳴り、大国主とバラキエルが両刃の剣と雷を纏う光の槍、それぞれ武器を構える。
「おい、堕天使?
そんなに自分の娘の身が心配か?」
「何?」
そして互いの武器が交わる前に、互いの言葉が交じった。
「ならば心配するな。
あの姫島家の娘、なかなかに良い乳をしておる。
私の妾の1人として、大事に可愛がってやろう。」
「な…?!
ふ、巫山戯るな、貴様ぁあっ!!」
ブゴォォォォオッ!!
それは、只の挑発なのか はたまた本気か…
大国主の発言にバラキエルが大激怒。
体全身から膨大な魔力を迸らせ、手にしていた雷光の槍を巨大化、目の前の敵に投擲した。
ミン…冴羽獠(CITY HUNTER)のイメージで。
※ミン(エジプト神)について詳しく知らない人は、ウキで調べたり画像検索してみようぜ!
マーラ…マーラ様(真メガテンシリーズ。但し、真Ⅲは除く)のイメージで。
大国主…赤井秀一(コナン)のイメージで。
※すいません…大国主初登場の時、本文で別キャラの容姿表現をしていました。
実は作者、コナンの知識、殆んど無いんです…。
今は修正しています。
感想よろしくです。