ガルーダDxD(仮)   作:挫梛道

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波乱の前の、まったり。
新キャラの顔見せ回です。
 


神代家の人々

「あ゙~、もぅ駄目にゃ~!

サトルぅ、おんぶ~!♪」

「あ゙ぁ?!」

「姉様、体力無さ過ぎです。」

【"滅びの言葉"祭り(笑)】の翌日の、某県某市。

サトル、白音、黒歌は その市の中心部から少し離れた地に在る、立派な門をくぐり抜け、長い長い坂を登っていた。

 

≫≫≫

「ふにゃぁっ?!

ぃ、今、どさまぎで お尻触ったにゃ!?

この、どすけべサトル!」

「さ、触ってねーし?!

だいたい触るってのわなぁ…!」

 

もぎゅぅ…

 

「ふに゙ゃあぁぁあっ!??♪」

「こーゆーのを言ーんだよ!」

「…さとくんー、わたしも もう、あしが がっくがくなんですけどー?

そんなわけで さとくん、わたしにも おんぶー。

さあ、はりーあっぷー。」

「はいはい…分かったから後でな…ハァ…」

「よし! 言質取りましたからね!!」

…こんな お馬鹿な遣り取りの中、山の様な坂を登りきった先は、またも立派な造りの門。

そして その奥には、それに相応な立派な屋敷。

 

ぶぅん、ぶん…

 

その向こう側、綺麗に白砂利が敷かれた庭で、細身ながらも鍛え絞られている体付きの若い男が、無言で木刀での素振りをしていた。

 

「ん…? や…やぁ、聡琉君。

それに黒歌さんと白音さんも…よく来たね。」

「どうも、充義兄さん。」

「「お久し振りです。」

       だにゃ!」

サトル達に気づいて拶する、気が弱そうというか人が良さそうな顔付きな、この青年の名は田中充(22)。

サトルの姉の旦那、つまりはサトルの義兄である。

 

「「サト兄~♪ お帰り~♪」」

「黒歌さん、白音ちゃんも、いらっしゃい。」

そして更に3人の少女が、屋敷から出てきてサトル達を出迎える。

神代瑞希(18)と神代静瑠(11)、そして神代涼華(11)。

サトルの姉と妹だ。

参考迄に、静瑠と涼華は双子である。

 

「ずっき~、お久だにゃ~♪」

「しずちゃんと すずちゃんも、久し振りですね。」

「「白音お姉ちゃ~ん♪」」

その姉妹達と猫姉妹が挨拶を交わし、その儘きゃっきゃ うふふと女子ならではの、他愛の無い会話に突入。

 

「…や、やっぱり、これだけ女の子が揃うと、賑やか、だね~?」

「義兄さん…無理せず、煩いで良いよ。」

 

≫≫≫

「「可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い(中略)可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い…」」

「2人とも、静かにしてろよ~?」

(すやすや……)

そして屋敷に入ったサトル達。

リビングにて猫姉妹は、静かに寝息を吐く赤ん坊を囲い、サトルが それを窘める。

 

「いやし姉ちゃん、悪ぃ…」

「まぁ、可愛がってくれてる、から。」

そして その赤ん坊の母親…サトルの上の姉でもある、田中癒思(24)に、バツが悪そうに謝りの言葉。

サトル達は少し前に出産を無事に終えた姉夫婦の祝い、そしてサトルにとっては姪となる赤ん坊を一目にと、実家に帰ってきたのだった。

…因みに充は所謂、"マスオさん"である。

 

「帰ったか、サトル…」

「お帰り~。」

「よっ♪ 親父、お袋。」

そこに現れたのは、眼鏡を掻けたサラリーマン風…と表現するには、余りにも屈強過ぎる体躯の中年男と、その男と同年代に見える女性。

神代雄惇(まさとし)(46)と神代志麻(4?:謎の修正力が加わりましたw)。

サトル達の両親だ。

 

「お邪魔していますにゃ。サトルパパ、ママ。」

「お邪魔しています。おじ様、おば様。」

「………………………。」

サトルの両親の登場に、笑顔で挨拶する猫姉妹。

しかし、

 

ずず~ん…orz

 

「お、親父ぃいっ??!」

その挨拶に対して、この世の終わりかの様な哀しい表情で両膝両掌を床に着き、項垂れる…つまりはorzる雄惇。

仮にギャグマンガならば、暗闇のステージにて当人にスポットライトが当てられる様な、そんなイメージだ。

 

「「た、だだいま…お、()()()()?」」

「…!!」

そして、それを見て慌てて言い直した黒歌と白音の この言葉に、

「おぉ~!お帰りなさい、黒歌さん白音さん!」

絶望の淵から一転、即座に立ち直り、満面の笑顔で応えるのだった。

 

「やれやれ…だな。」

「ふふ…まぁ、父さんからすれば、既に2人共、娘も同然だから。

勿論、私も、ね。」

その光景に呆れるのはサトル、同じく呆れながらも、微笑ましく見ているのは志麻である。

 

≫≫≫

「しかし、本当に一家勢揃いは久し振りだな。」

「まあ…ね。」

日も暮れ、皆で卓を囲んでの夕食。

やや大きめの湯呑みに入った ほうじ茶を啜りながら、雄惇が しみじみと言う。

【日本神話】が情報収集の為、世界各地に送り込んでいる特殊諜報部隊、通称『NIN=JA』。

実は神代家は代々、その『NIN=JA』に連なる家系であり、雄惇、志麻、癒思、そして充は その一員である。(但し、志麻と癒思は既に寿引退)

雄惇と充は つい最近まで 其々が海外での任務に就いており、その終了、帰国と癒思の出産のタイミングが丁度 重なり、それに合わせて、サトル達も一時帰宅したのだ。

 

因みにサトルだが…

サトルも元々は、雄惇が(本人の了承無しに)中学生に上がる前位から、『NIN=JA』としての指導を行う予定だった。

しかし、7歳の時にサトルが神器(セイクリッド・ギア)に目覚め、発動。

…が、雄惇も志麻も、『NIN=JA』としての指導は出来ても、神器(セイクリッド・ギア)についての知識は皆無だった為、当時の自分の上司に相談した結果、【日本神話】派閥の1つである『妖怪』…その御大将の"九尾狐の八坂"の弟である、銀髪の妖狐・蔵馬の元に預ける事に。

その蔵馬自身も神器(セイクリッド・ギア)については詳しくは知らなかったのだが、その神器(セイクリッド・ギア)が"インドの神鳥"を宿す物と云う事で、所属勢力関係無く、プライベートで友人である、【インド神話】に属している闘神から神鳥の特性についてのアドバイスを受けながら、サトルを師事する事に。

当時、既に蔵馬から仙術の指導を受けていた、黒歌と白音とは、この時に初めて出会う。

つまり白音と黒歌は、サトルの姉弟子になるのだ。

参考迄に、雄惇、志麻、癒思、瑞希、充は、白音と黒歌が人間でないのは承知であり、姉妹2人揃って、()()()()でもある。

…尚、サトルと猫姉妹が()()()()()()になった経緯は、また、別の機会にて。閑話休題。

 

 

「…いや、聡琉君が帰ってきてくれて、本当に嬉しいと云うか、心強いよ。

てゆうか、もう いっその事、ずっと居なよ!

学校は転移で通えば良いよ!」

「うむ。黒歌さんと白音さんも、一緒に住めば良い。」

「いや、私用の転移は禁じられてるでしょ?

それに白音と黒歌姉が一緒になると、男女比、ますます開きますけど?」

「いや、それでもだよ!

聡琉君! 君に解るかい?

僕と お義父さんが この家で、どんなに肩身が狭いか?!」

「そうだぞ!私と充君は、我が家での発言権なんて、殆ど皆無なのだぞ!

それに、あの2人なら、お前の味方に、それ則ち我々の味方になってくれるだろう!」

「ぃゃ…知らないし…」

食後、志麻と癒思は その食器等の片付け、娘&義娘達は赤ん坊の面倒を見ながら色々と話す中、雄惇、充、サトルの男衆は男衆だけで、色々と…と云うか、義親子がサトルに散々と愚痴っていた。

どうやら男女の比率の関係で、この義理の親子は家庭内では細々と暮らしているらしい。

それ故か、長男(サトル)の帰宅は、同志(笑)を得る様な意味で、大歓迎だった様だ。

 

「義兄さん…そりゃ亜弥ちゃん生まれるってタイミングで、新しい車やらクラブやらは、却下されて当然だよ…

親父も ん千円の水墨画(らくがき)を、ん十万も出した前科が有るから…

あれ偶々、鑑〇団(テレビ)見てたけど、俺も白音達も、腹抱えて笑ったからなぁ。

後々の修羅場な場面が浮かんで…w」

「そ、それは言うなぁっ!

あの時、あれから母さんを宥めるの、凄く大変だったんだずぉっ!!?」

「ぃゃ…だから、知らねえし…」

 

▼▼▼

「「じぇみに・だぃびんぐ・ぼでぃ・ぷれす~!」」

 

どどんっ!

 

「ぐぇっ?!」

翌日。

日曜日と云えど、神代家の朝は普通に?早い。

朝の7時前、久々の実家の自室にて1人で寝ているサトルの体の上に、静瑠と涼華が2人掛かりで、ジャンプからの体を落としてきた。

 

「な…何なんだよ!いきなり!!?」

普段の休日の朝は、大体10時頃迄 熟睡しているサトルは、この双子の強襲に、思わず目を覚ましてしまう。

 

「サト兄、朝だよ!」

「朝御飯だよ!」

「お、お前等なぁ…もう少し静かに、起こせないのかよ…?」

「え~?」

「だってぇ…」

朝食の為に起こしに来た2人。

しかし その起こし方に、不満を洩らすサトルだが、

「黒歌お姉ちゃんと白音お姉ちゃんが、休日のサト兄は、"この位しなきゃ、絶対に起きない"って…」

「「ねーっ?♪」」

「………………………………。」

残念ながら本当の事で切り返され、それ以上は何も言い返せず。

 

≫≫≫

「ぉはよっす…」

「サト君、遅いです。」

「お寝坊さんだにゃ!」

洗面所で顔を洗ったサトルが、ダイニングへ足を運んでみると、其処には瑞希以外が既に全員集合。

 

「あら?瑞希(あねき)は?」

「ずっきーは もう、部活に行ったにゃ。」

「あー、頑張ってるなー、キャプテン。」

どうやら陸上部の主将である瑞希は、既に その練習の為、学校に行っているらしい。

 

「…てゆーか、俺が言うのもアレだけど、黒歌姉が きちんと起きてるのが、驚きなのですが…」

「私が叩き起こしました。」

「暴力妹だにゃ…」

…そんな会話の中、

「「「「「「「「「いただきます。」」」」」」」」」

神代家の朝食が始まる。

 

「そう言えば、朝から ご飯と お味噌汁って、久し振りですね。」

「いつも朝はトーストとハムかベーコンエッグ、それにサラダが定番だからな~?

あ、涼華、醤油取って。」

「は~い。」

 

シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ…

 

ご飯の上に生卵を落として醤油をかけて、更に その上に納豆と各種薬味を乗せ、それを一気に かき混ぜ…

「ん、美味い!」

「「「「……………。」」」」

数人が突っ込みを入れたそうな顔をしてる中で、それを満足そうに、サトルが口に かっ込む。

 

『…只今 入りましたニュースです。』

そうしてる中、テレビの中でニュースキャスターが、画面の外からスタッフに手渡された記事を読み始めた。

食事中にテレビ…行儀とかマナーとかな話となるが、神代家では報道番組に限って、"アリ"となっていた。

 

 

『つい先程、ほぼ同時刻にバチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂、そしてトルコ、イスタンブールの聖ゲオルギオス大聖堂が何者かの襲撃を受け、現在も火災が続いているとの事です。

この件に関して…

 




 
今回 登場の、神代家の皆さんは…
 
神代雄惇…宮沢静虎(TOUGH)
神代志麻…シーマ・ガラハウ(ガンダム0083)
神代瑞希…主将ミズキ(ワンパンマン)
神代静瑠&涼華…草薙静花(カンピオーネ!)
田中充…八重樫ミツル(ツマヌダ格闘街)
田中癒思…官越いやし(マンガで分かる心療内科)
 
…のイメージで。
「家族 皆、顔がバラバラやないかーい!?」…な指摘(ツッコミ)は、堪忍して下さい。
 
 
お気に入り、1000突発!
皆さん、ありがとうございます!!
評価の方も、感想と共に、宜しくです。
 
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