【前回の未収録会話】
「しかし、天照様も俺のサイト、見ていたとは…ねぇ…」
「ふふん♪ 金曜日のバ〇ス祭り(笑)、一番は実は僕だぜ♪」
「………………………。」
「大丈夫だよ。
僕が書き込みしたの、アレだけだから。」
「頼みますから、変な事、書かないで下さいよ~?」
「変な事?
…って言ーと、例えばキミが まだ小さな頃、偶に一緒に お風呂に入ってた時、僕の おっぱいや お尻やアソコ、チラチラ見ていた…とか?」
「止めて下さい。」
「…それで、やっぱり一緒に入ってた、白音ちゃんと黒歌ちゃんが『うがーっ!』って なっちゃった事とか…かい?」
「…すいません、マジ、勘弁して下さい。」
「あの~、会長ぉ?
またオカルト研究部から、パソコン購入の経費申請書が届いてますけd
「シュレッダーに掻けなさい。」
それは教会同時襲撃事件翌日の(或いはバ〇ス祭り翌週の)、月曜日の放課後の、生徒会執行部役員室での会話。
「ハァ…」
会計担当の少女からの報告を最後まで聞く事無く、その申請を棄却した生徒会長の少女は、机に置かれたノートパソコンに届いた
「か、会長ぉっ!」
「こ、今度は何事ですか?」
「例のサイトに、
「な、何ですって!?」
カタカタカタカタカタカタ…
「はぁあ~~~~~~~~~っ…て、な、何なのですか!これわっ?!」
「「「「か、会長ぉ!?」」」」
そして続いては、生徒会黒一点、スマホを手にした書記の少年の一言で、インターネットを開き、
…の直後、激しい怒りを露にした。
※※※
■こんにちは。私、当サイトの主、ガルーダの妻の、灯(あかり)と申します。
"あかりたん"とでも呼んで下さい。
今回は現在 所属している組織に呼び出された主人に代わり、つい先程、また駒王町で起きたと言いますか逃げ込んできた、はぐれ悪魔の話をさせて頂きます。
結果から言えば、今回は私と姉(ガルーダ妻2号です)の出番も無く、現地在中の悪魔の皆さんの活躍で恙無く解決しました。
はい。グレモリー令嬢のリアス姫率いる、駒王学園オカルト研究部…では無く、同学園の生徒会執行部…ソーナ・シトリーさんと その眷属の皆さんの お仕事です!(*^ー゚)b
一応 言っておきますが、私達姉妹は先日のグレモリーみたく、全て終わった後に のこのこと やってきた…な訳では無く、最初から物陰に隠れて様子を窺っていました。
これは建前上は、はぐれ悪魔を始末するのは悪魔の役割。
それ故に勝手に飛び出し いきなり顔を合わせて、余計な衝突を避ける為です。
えぇ、もしも彼女達がピンチな時は、その時に颯爽と現れ、助けるつもり満々でした。
とにかく、シトリーさん、お疲れ様でした。
…ところで駄肉さんは、一体 何をしていたんでしょうかね?
結局 今回も、顔を見せず終いでしたが?
◇嫁、キター!www
◇ガルーダ氏、妻帯者だったんか?w
◇いや、ちょっと待て。姉が嫁2号って、何なんだ?
◇もしかして、毎晩姉妹丼か?!
◇赦…さん!
◇リア充死ね!!
◇いや、そんなに怒らなくても。
◇ ↑ 怒るわ!
◇ ↑↑ リア充か!?
◇ふっ…甘いな。俺なんて毎晩、15Pだぜ。
◇↑僕も大体同じ感じかな。って、皆、落ち着こうよ。今回はガルーダ氏が姉妹を娶っていた事でなく、ソーナ君と眷属の皆の活躍を称えるのが主題じゃないのかい?
◇その通りだ!
ついでにリアスに「働け」ってな。
◇うぐぐ…おのれ、リア充貴族…!
◇ソーナ・シトリー様、よくできました。
で、貴族さん?女の子、1人で良いので譲って下さい。
◇焼くぞ、テメー?
◇君、消すよ?
◇落ち着きましょう。
◇駄肉働け
◇マジに、駄肉姫は何やってたんだ?
◇管理者自称してんなら仕事しろよ
◇働け駄肉!
◇働きたくないでござる!( @Д@メ)
絶対に働きたくないでござる!!
◇www
◇止・め・ろ!www
◇労働は管理者の義務なんだよwww
◇義務であろうと働きたくないでござる!!
◇ソーナ嬢は働いてるんだね。
■少し誤解があるので、はっきりさせておきます。
何だか毎晩、ガルーダと姉と3人でシテイル風に思われていますが、2人きりでスル時もありますし、きちんと休憩日もありますよ?
確かに3人一緒の割合が、一番多いですが。
◇いちいち言わんで良い!Σ( ̄□ ̄;)
◇ちっくしょー!
◇誤解の訂正って、そっちかよ!
◇惚気か?!
◇ガルーダ、敵認定じゃー!!
◇敵!テキ!敵!敵!テキ!皆、敵!!
◇お前等、落っ着けwww
◇君達、少し冷静になりなよ。
もう一度言うけど、今回はソーナ君達を労うべきだよ。
◇真面目かっ!?
◇モテモテの余裕か?!
■その通りです。落ち着いて下さい。
手の内の公開は不適切なので、vsはぐれ悪魔の戦闘の詳細はカットしますが、ソーナさんの的確な指示の下、眷属の皆さんが それぞれ自分の役割をこなし、周囲に被害を齎さない、見事なチームプレーの勝利でした。
リアス嬢が無駄に肉を付けた駄肉姫ならば、ソーナさんは無駄の無い、正に対極な存在、"無肉姫"と称するに相応しいです。
◇む…www
◇あかりたん、何気に酷ぇ…(笑)
◇それじゃ、まるで全然、無いみたいだぜ?
◇全くだよ。ソーナ君の名誉の為、言っとくけど、確かに彼女は比較的慎ましい感じだけど、決して無肉じゃあないよ。
◇慎ましいのかよ…
◇フォローぢゃねぇ…www
◇大丈夫だ!レアだ!ステータスだ!ジャスティスだ!!
◇現れたなっ?!www
◇強者だ!
◇勇者出た!(笑)
◇いや、確かに大きけりゃ良いって訳じゃないが
◇そうっスよ!あんなの、ただの脂肪の塊で邪魔なだけっスよ!!
◇ ↑魂(こころ)の叫びだwww
◇そうだよ!胸の大きさなんて、気にする事なんて無いのさ!あぁ、姉さんも見栄なんて張らずに、PADなんか詰めなくても良いのに…嗚呼…姉さん…でも、そんな見栄を張る姉さんも、凄く可愛くて素敵だよ…姉さん、姉さん…
◇ソーナ嬢はアレだ、駄肉と逆に、胸に届けるべき栄養も脳みそに届けてしまったんだよ。
◇朱乃さん、好きだー!
◇ユーベルーナ様ーっ!!
◇ ↑&↑↑ 出たな、巨乳好き共が!しかし今回の場合は、真羅さんの名を出すべきだろ!
◇な…何か、危ないヤツが来てないか?!
■ち、違います、そんな意味で言った訳じゃ…
ごめんなさい、信じて下さい、ソーナさん!
無肉って、決して おっぱいが全く無いとか、そういうつもりで言った訳じゃないんです!
一度、コメント打ち切ります!
※※※
「…………………………………。」
「か…会長…?」
ごごごごごごごごごごごごごご…
「…何か?」
「「「「「ヒッ!?」」」」」
「どうしました、椿姫、翼沙?
まさか私が、あの程度の書き込みで、キレるとでも?」
「「「「い、ぃぇ、とんでもないです!」」」」
「大丈夫です、私は平常心、平常心…」
…この後、この日の生徒会室は ずっと、重苦しい空気に支配されたと云う。
「か、帰りてぇ…」
▼▼▼
それから2日後の放課後…
「…何故、リアスでなく、私の方に?」
「何故?…って言われても、ねぇ?」
「知らんよ。単に我々は、上から そのリアス・グレモリーとやらでなく、ソーナ・シトリーを訪ねる様に言われたから、此方に出向いた迄の事だ。」
生徒会室には学園の外から2人の少女が、"客人"として訪れていた。
念の為…
作者は どっちかてと、ひんぬー会長、好きですよ。
感想、評価、よろしくです。