主役登場!
「おはようございます。」
「あ、東條さん、おはよー。」
「おはー。」
この日の朝、限りなく白に近い、銀色の髪の…高校生としたら、かなり小柄な少女は教室に入り、クラスメート数人と朝の挨拶を交わし、席に着いた。
「ΖΖΖΖΖΖΖΖz…」
「………………………………………。」
そして普段なら、自分の右隣に座っており、自身が教室に入るやいなや、真っ先に元気好く『おはよー』と言ってくる、…もしかしたら自分に気が有るのでは?…と思わせる少女…否、駒王女子の制服を完璧に着こなしている、"少年"に目を向ける。
「…珍しいですね。
ギャー君が朝から熟睡なんて。」
「…だよね。
ギャスパー君、席に着いた途端、『先生が来たら、起こして下さいぃ~…ムニャムニャ…』…って感じでね~?」
「夜遅く迄、ゲームしてたとか?」
机の上の鞄を枕替わりにして、熟睡する少年を見ながら、話す少女達。
「…で、こっちには、何も言わない訳?」
「…この人の これは、平常運転ですから。」
「ΖΖZΖΖΖΖΖΖΖΖΖzz…」
クラスメートの振りに、この東條なる少女は、今度は自分の左隣、
「しっかし本当に、よく寝るわよね? あんたの旦那。」
「はあぁ?! な、何なのですか、それわ?!
何時、サt…神代君が、私の旦那様に なったのですか?」
「一緒に住んでんでしょ?」
「な…? 同じマンションなだけで、別に同じ部屋な訳じゃありません!
かかか、階だって違うし!」
クラスメートの『旦那』と云う冗談混じりな言葉に、少女は顔を赤くして、必死に否定。
「…ムニャ…しろねぇ~すきだぁ~~~~!!」
「「「「「「「!!!!?」」」」」」」
そんな中、寝言で とんでもない爆弾を落とす、爆睡少年。
「…ププッ…だ、そうですけど?
し・ろ・ね・ちゃん?www」
「「「しろねぇ~すきだぁ~!www」」」
「し、知りません! てゆーか、寝言を真に受けて、どうするんですか?!」
銀髪の少女…東條白音の、その顔を更に赤くしての叫び声が、教室内に響き渡るのだった。
※※※
「…………………………………。」
「お前、まだ怒ってるのか?」
「…別に。」
その日の昼休みの屋上、コンクリート床にレジャーシートを引いて弁当を食べているのは白音。
そして朝方に、爆弾な発言を投下したクラスメート男子の…
「いや、寝言なんだからさ、許せよ。
…て、マジに記憶、無いんだけどな~?」
「あれから皆に、散々弄られたんですけど…『しろねー、すきだぁーwww』って…」
「だから、悪かったって~…
大体それについては、俺も後からクラスの
やれやれだったぜ。」
「…で、その全員に、"傲慢な火花"、散らしたんですよね。」
「俺は悪くない。」
…
「…に、しても、ギャー子が いきなり寝てたのには驚いたぜ。」
「多分、
それで家に戻らず、直接に教室に入ったのでしょう。」
「だろーなー。
…で、成果は あったのかな?」
「さぁ?…って?!…サト君?」
「あぁ。お前も気付いたか。
…で、どうする?
今回はグレモリー先輩達に任せるか?
余りに俺達が出張り過ぎるのも、あの人達的に、面白くは無いだろう。」
話している中、不意に
「何を言っているんですか?
あの人達が、アレに気付いてると思いますか?
あの駄肉姫ですよ?
今頃呑気に、お昼してるに決まってます。
それに気付いてしまったからには、一応は、そういう"契約"なのですから、被害者が出る前に、私達が動かないと駄目でしょう!」
「…ですよねー…って、お前も然り気に、あの人ディスってんな?
全く、本当に大した"管理者様(笑)"だぜ。」
「…チッ、授業中なら兎も角、よりによって 休憩時間…サト君と一緒に お弁当(はぁと)…な、至福な時に のこのこと やってくるなんて…
「おいおい、落っ着けって。」
「…だったら、終わった後で良いですから、ちゅーして下さい。
そしたら、落ち着いてあげまs…んんんむ~??!
むぅう~~~~~~~~~~~?
む~~~~~~ん!…ぷ、ぷはぁっ…!!」
「フゥ…どうだ、落ち着いたか?」
「…は、はぃ…さ、サト君、大好ゅきいぃ…♡」
…こんな遣り取りの後、2人は揃いの弁当箱やシートをとりあえず屋上の隅、目立たない場所に片付けると、音も発てず、その場から文字通りに姿を消した。
>>>
「だ、だから何なのよーっ!! これわー!?」
そして その日の放課後、紅髪の少女が部活として その部室の在る旧校舎に足を運んだ際、その玄関に放棄された、異形の者の屍を…そして その屍に貼られていた、『がるぅだ・さんじょぅ!!』と書かれてある札を見て、またヒステリックな金切り声を上げたと云う。
「ま、また、ガルーダさんのサイト、更新されてますぅ…!」
「ギャスパー!こんなのに『さん』なんて、付けなくて良いから!!」
※※※
■だーかーら!呑気に昼飯食ってないで、動けっての!
今回の はぐれ、あれだけダダ分かりな気配 撒き散らしといて それでも気付いてなかったのかよ?!この駄肉!
鈍か?マジに無能なのか?
…ってゆーか、冥界の魔王だか大王だか、または あの駄肉の身内とか、アレが管理者として、まるでダメダメな事、知らないのかよ?
少しは「もう少し管理者として自覚を持って云々~」とか、注意や指導とかしろよ!
◇スレ主、落ち着けwww
◇駄肉姫様は、町の安全よりも、ランチタイムのが大事なんです。
◇自称:管理者(笑)だから仕方無い
◇ ( -_-)つ[胃薬]
◇ ( -_-)つ[小魚]
◇ ( -_-)つ【牛乳】
※※※
カチャ…
「ただいま~…って、誰も居ないけd…?」
この日、授業が終わった後、クラスメートの男子生徒数人と少し遊び歩き、帰宅した神代。
トントントントン…
「あ、サト君お帰りなさい。
キッチン、借りてますよ。」
「……………………。」
そこにはエプロンを纏い、何やら調理している白音の姿が。
「今日のメニューは、牡蠣のスープとレバニラ炒め、山芋とオクラのご飯ですよ♪」
①神代聡琉の容姿は宗像形(めだかボックス)を、仏頂面で無くて表情豊かにメージで。
②誤字じゃないです。
『塔城』でなく、『東條』で合ってます。
③誤字じゃないです。
『~わ』という表現は、ワザとです。
作者、ツッコミやテンパりには、この表現を多用しています。