この小説は、
実在の個人、団体、出来事とは一切関係ありません。
あたかも
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…って、言ってるよね?
俺、何度も言ってるよね??(泣)
「今夜0時、駒王学園で、奪ったエクスカリバーの統合の儀式をやるそうだ。」
「「「へー。」」」
パリ…
榊の説明に、この男が酒の摘まみとして持参してきた煎餅を食べながら聞くサトル達。
「…それで、その合体エクスカリバーとでも言うかねぇ…が完成する余波で、
「「「ぶーーーーーっ?!」」」
「ぬゎっ!?」
しかし、それに続く蜷局の補足説明に、飲んでいたジュースを思わず噴き出してしまう。
「ぅゎ…汚ぃねぇ…」
「…じゃないですよ!」
「ジュースぶーって、美少女に、何てリアクション取らせるにゃ!」
「自分で美少女言うなし。
…って、前と話が違うじゃないですか?
町には危害が加わらないって?!」
「とりあえずテメー等!俺に『ごめんなさい』は無ぇのか!?」
「それはねぇ…」
「無視かい?!」
そして顔がジュースで ずぶ濡れとなった榊の訴えをスルーして、更に蜷局が話を続けた。
曰く、今回の堕天使達の目的は、天使と悪魔への嫌がらせ、挑発であり、其処から3大勢力の戦争に繋ぐ事らしい。
しかし、それに無関係の者を巻き込むのは、向こうも好みで無いらしく、学園全域に強固な結界を張り、学園崩壊…その敷地に巨大なクレーターが出来る程度に抑えるとか。
「人払いは勿論、学校内の池の鯉や亀、その他 檻や水槽なんか中の飼育動物みたいな、鳥や虫みたいに自力で逃げられない動物も、既に避難させているそうだぜ。
流石に植物や微生物なんか迄は、手が回らなかった様だが。」
「意外と仕事が細かいにゃ…」
「天照様の見解は、『悪魔の根城が壊滅するだけなら、静観で大丈夫だろ。【聖書】の内輪揉めも、勝手にするが好いさ。但し、僕達の迷惑の外でな。』…だ、そうだ。
尤も、サトル君達が『俺達の学舎は、俺達が守るんだ!(ビシィッ!!)』…って言うのなら、あくまでも
「いや…ビシィッ!…って、何?」
≫≫≫
※※※
■あー、Blazer shining aura darkness Blade総督、今、サイト見てますか?
◇だーかーら、その呼び方は止めれっつってんだろうが、テメー!!!!
◇素早い食い付きだwww
◇流石はBSODB総督様。
◇いい加減にしろ!…ってかスレ主、わざわざ呼び掛けたって事ぁ、新しい情報が入ったって事だよな?
■いぐざくとりーに御座います!
◇奇遇だな。実は俺の所にも ついさっき、コカビエルから連絡が有った。
今夜0時に…ってか?
それ以上は、情報規制するのが良いと思い、敢えて俺は、口には出さんぞ。
■そうですね。多分、同じ内容でしょう。
これは下手に詳しく公開したら、その場に余計な部外者が乱入して、収集が付かなくなりますから。
既に動くべき者は、それなりな準備をしているでしょうしね。
そーゆー訳で、駄肉姫!どーせ今、見てるんだろ?
アンタ達が動いた所で、どうせ堕天使幹部には太刀打ち出来ないんだから、変に介入せずに、真面目に町のパトロールでもしてろ!
ついでに天界の物乞いwエクソシスト!
お前等も同様だよ!
因に俺も、今回はノータッチだ!以上!
◇www…スレ主、それ、振りにしかならない気がするぜ。
◇駄肉姫(&エクソシスト)の乱入フラグが立ちました!
◇リアス・グレモリー!
きさま!見ているなッ!
※※※
▼▼▼
「使えないサイトね!
時刻だけでなく、何処で、何をしようとしてるのかを、きちんと書きなさいよ!」
「あらあらあらあら…」
旧校舎に下僕を集めていたリアスが、声を荒げ、その顔を彼女の
「いや、少し冷静になりなよ。
スレ主さんも言ってるだろ?
相手は過去の大戦を生き延びた幹部だよ?
リアス、君達や人間のエクソシストが どうにか出来る相手じゃないy
「お黙りなさい!
大体ディオドラ!何で貴方が来ている訳?」
「僕は、別件の野暮用だよ。
だから
憤慨するリアスに、鎮めるように話している少年は、ディオドラ・アスタロト。
リアス同様に冥界の貴族、名門・アスタロト家の次期当主である。
因に、
「それじゃ、僕は もう行くから。
今回の件、特に魔王様や大王様から、何かの指示を受けた訳じゃないだろ?
だったら君達は大人しく、本来の仕事である、町のパトロールでもしてなよ。
今の段階で何も命令が下されてないって事は、足手纏い認定なのだかr
「何だと お前!
俺達が役立たずだっt(どごんっ!)ぐわっ?!
「い、イッセー!?」
ディオドラが去り際、改めてリアス達に、堕天使の件の介入を自粛させる発言の途中、口を挟んできた兵藤の胸元に、魔力込みの掌打が炸裂した。
「げほっ、げほ…」
「ディオドラ!貴方、何を…!」
「黙れ。リアス・グレモリー。
この男、下級の転生悪魔の分際で、何の断りも無く、誰に、しかもタメ口で話し掛けようとしているのだ?
この場で不敬者として断じても、文句は言えないのだぞ?
さっきから僕の女王に対しても、イヤらしい目で見てるし 、 リアス…君は もう少し、下僕をきちんと躾けるべきだと思う。」
「くっ…!」
その後のリアスの問い詰めに、至極当然とばかり、ディオドラは その理由を説明。
「…聞けば先日、ライザー・フェニックス殿が此処に訪れた時も この男、上等な態度をとっていたそうじゃないか。
君は、それについて咎めたりしたのか?
今の
ついでに言ってやるよ。
先日、サイトで この男の服装の指摘が有ったけど 実は あれ、僕の書き込みだけどね 、 未だに正されていないが、まさか、本当に それ、格好良い心算なのかい?」
「……………………!」
「君達もだよ!」
「「「!!?」」」
ディオドラの口は止まらない。
リアスを黙らせた次は、彼女の眷属にも、その口が向けられた。
「そっちの1年の彼は兎も角、そっちの君と君、君等は同級生、上級生だろ?
特に
下僕の恥は、その儘 主の恥に繋がるのを、理解出来てない訳じゃ在るまい?
「も…申し訳、有りません…」
それに対して姫島は、頭を下げる事しか出来ず。
「兎に角だ、君が しっかりしてくれないと、同世代である僕やソーナ達も、同様に見られかねないんだ。
それじゃ、今度こそ帰るから。
ジャンヌ、行くよ?」
「はい、ディオドラ様。」
ヴォ…
そう言うとディオドラは、自分の
「(ボソ…)胃薬、要る?」
「(ボソ…)ありがとうございます。しかし私も、常に持ち歩いてますから…」
「(ボソ…)ですよねー(笑)」
そして、木場との少しの小声での会話の後、
ペコリ…
金髪少女の無言の御辞儀と共に、ディオドラは この場から姿を消した。
「くっ…!見てなさい…ディオドラ・アスタロト!!」
▼▼▼
「会長~、良いのですか?」
「また、 駄肉 リアス様から、『これは私の仕事よ!余計な真似はしないで!』って、文句言われるんじゃ… 」
「黙りなさい。
あのリアスが今頃、素直に町の警備をしていると思いますか?
絶対に堕天使を探し回っているに、決まっています。
ならば、私達が…!」
「「「「ですよねー(泣)」」」」
同時刻、ソーナ率いる生徒会は、リアス達に代わり、町内のパトロールをしていた。
「…堕天使については、お姉様に報告していますから、既に何らかの手を打ってくださってる筈。
ならば私達は、私達が出来る事を、やるだけです!」
「「「「「「はい!」」」」」」
▼▼▼
そして同じく同じ頃…
ヴォヴォヴォォオオ…
駒王学園の校庭では、超巨大な魔方陣が描かれ、その奇跡が天に向けて、光の柱を作り出し、それを護るかの様に、3体の機械の巨人が立ち聳えていた。
そして その足下には1つの、上空には3つの人影が。
「ぐふふ…もう直ぐ!もう直ぐだ!
永年の我が野望が、叶う時が来た!」
地上から その柱の中に浮かぶ、6本の聖剣、エクスカリバーを見ながら、満足そうに嗤うのは、如何にも高位聖職者が着る様な、派手な装飾の法衣を纏った老人。
「くくく…最初に我々に計画を持ち掛けてきた時は、眉唾物だったが、此処まで来れば、本物みたいですねぇ!」
上空で黒い翼を広げて呟くのは、背が低く、白衣姿で瓶底眼鏡を掻けた、ボサボサの髪の毛の男。
「…………………。」
同じく上空、鋭い二本角が特徴的な
「ふっ!此処での
あくまでも本番は、この後だ!
見ていろ、ミカエル!サーゼクス!
そしてアザゼル!!」
病的な白い肌にウェーブの掛かった長い黒髪。
10枚の黒い翼を広げ、黒いローブを着用している男が、声高らかに夜空に向けて、吼えていた。
今作品では、ジャンヌさんがディオドラの
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