【前回の説明補足(メタ)】
動物に優しいコカビーさん…他のDXD作品にて、ライザー戦前の修業の際、兵藤が山を吹き飛ばした時に、その山の動植物や精霊の問題云々な描写をしている作者さんが結構 居ましたので、その辺りを考え、あの様な形を取らせて戴きました。
因に作者の原作知識は、コミック、アニメ、ウキがメインで、小説は読んでいないので、原作でも そういう問題な遣り取りが有ったかどうかは知りません。
作内設定としてはコカビー師匠、動物凄く大好きなんです。(でも、笑顔を向けると凄く怖がられるwww)
【補足②】
木場きゅん…原作に於ける、兵藤家での『幼いイッセー幼いイッセー…』のイベントは起きていません。
故に、木場君も"聖剣"の写った写真は見ておらず、今のところ、思い出したかの様な復讐心には憑かれていません。
イリナ&ゼノヴィアに会った時点で、少しだけ
【補足③】
オカ研メンバー…レイナーレ一派やライザー・フェニックスとの戦闘が流れたので、同時期の原作主人公勢と比べると、
ついでに
※※※
◇駒王学園校庭に、巨大魔方陣が出現、光の柱が聳え立った件
◇マジか?
◇マジ。それと、巨大ロボが3機。
◇出たwww
◇…って、何でキミ、そんな所にいる訳?
◇地上に用事が有って、それで管理者様に挨拶に学園に行ってみたら、偶々此処が、堕天使の企み事の現場だったみたい。
参考までに、僕は現在、学園校舎の屋上で、気配を消して様子を見ている。
◇巨人ロボ3台の画像ぷりーず
◇画像は無理だよ。
撮影って、結構存在感だすんだよ?
隠れてるのがバレてしまうよ。
◇巨大ロボ3機の画像、見たかった…orz
◇…にしても、無能のホームでって、絶対に嫌がらせだよなwww
◇あ、リアス達が校庭に飛び出してきた。
◇来た!www
◇出たーっ!www
◇いや、駄肉、仕事しろ
◇いやいや、この場合、学園に異変が起きたんだから、正しい行動では有るしょ?
◇てゆーか、無能姫は何で、学園に居た訳?
◇ん。問題は、そっちな。
◇仕事しろ
◇堕天使が何処で何を企ててるかの話し合いを、部室でしていました…(汗)
◇駄目だろ、それ!
◇マジに自分達だけで、堕天使幹部をどうにかするつもりだったのかよ?!
◇無能まじ無能
◇何?その根拠の不明な自信
◇素直に町のパトロールしてろよ!
◇駄肉仕事しろ。
◇スレ主も言ってただろうが!
◇マジにスレ主のアレ、『振り』になった件…
※※※
▼▼▼
≪≪≪
「な…何なの? あの光…?!」
時は、少しだけ巻戻る。
ディオドラ・アスタロトが去った後、彼の忠告を無視して未だ堕天使対策の話し合いをしていた、リアス率いるオカルト研究部の面々。
そんな時、不意に強烈な魔力の波動を感じ、彼女達が窓から目にしたのは、校庭方向の光の柱だった。
「と、兎に角、表に出るわよ!」
「「「「はい、部長!」」」」
≫≫≫
「な…何なのよ…あれは…?!」
「うぉっ!巨大ロボ!かっけー!…って、そんな場合じゃないですよね…
「…堕天使!!」
「ぁゎゎゎゎ…」
そして、現在。
リアス達が見たのは、巨大魔方陣が放つ光の柱と、その傍に構える、3体の機械の巨人。
「ほう…あの紅い髪…」
「恐らく…いえ、間違い無く、サーゼクスの妹です、ねぇ…」
「…………………。」
そして上空にて翼を広げている、3人の堕天使。
「あれは…エクスカリバー…なのかい?!」
「ほぅ…分かるか?悪魔の小僧?」
そして光の中に浮かぶ6本の聖剣と、高位聖職者の衣を纏った老人だった。
「その通りよ!
此れ等こそ先の大戦で粉々に砕かれた、聖剣エクスカリバーを再生し、新たに創り出された7本のエクスカリバーの内の6本!
とりあえずは その6本を融合させ、嘗てのエクスカリバーの、真の姿に近付けるのだよ!」
木場の呟きに、老人は誇らし気に、そして以前から欲しかった玩具を差し出された子供の如く、感極まって語り出した。
「エクスカリバーの融合…?!
まさか、そんな真似が…」
「ふん!確かに、今までの技術ならば不可能だった!
だが この私の長年の聖剣の研究の結果、ついに実現可能な術式を完成させたのだよ!
ふん!天使や その信徒達も愚かよな!
「…あの時、だと?!」
老人の言葉に、木場の表情が修羅の如く歪む。
それは日頃から、学園にて女生徒達に"王子"と持て囃される涼やかな それとは対極な物だった。
「…まさか、貴様っ!」
「ふん!その、まさかよ!
儂こそは嘗て天界付きの組織にて、"聖剣計画"を提案した、バルパー・ガリレィ!」
「皆殺しの…大司教!!」
「くくく…如何にも。
今は その通り名の方が知る者からすれば、有名みたいだがな。
察するに悪魔の小僧よ、貴様さては、あの計画の生き残りだな?
はっはっは!これは傑作だ!
まさか、あの時の
憎悪剥き出しな木場に、普通な感覚の持ち主からすれば不名誉以外に無い異名すら、勲章とばかりに嗤いながら名乗る、バルパー・ガリレィ。
「ふん…儂が憎いか?小僧?
あの時の、他の
更にバルパーは、木場に対して挑発的な言葉を向ける。
「当然さ、僕は、お前が憎いよ…
少なくとも、この手で殺したいくらいにね!
しかし勘違いするなよ、バルパー・ガリレィ!
そして僕も、貴様を討つ理由に、それが
これは、あくまでも僕の…僕個人の、感情の刃だ!」
ヴァァ…
「バルパー・ガリレィイイイッ!!」
それに対し、木場は手の中に黒い刀身の長剣を造り出し、バルパーに突撃。
ガコォッ!
「な…?!」
しかし その攻撃は、傍に立っていた機械の巨人が一歩、足を出す事によって阻まれた。
「ふん…
大した能力だが、所詮は聖剣とは無縁な
失敗作として処分されても、当然な事よ。」
「貴様…!」
「あっあー…、取り込み中にスマンが、バルパーよ。
聖剣は、あと何れくらいで完成するのだ?」
「?!」
下卑た嗤い顔を止めないバルパーに木場が睨む中、上空から1人の堕天使が声を掛けてきた。
医者か科学者かの様な白衣を纏い、ボサボサな髪をポリポリと掻き分ける、背の低い堕天使だ。
「10分も掛からぬよ、サハリエル殿。」
それに対して、バルパーは堕天使幹部の1人、サハリエルに返答。
「既に術式は、儂の手を離れた。
放っていても、10分後には、融合エクスカリバーが完成する。
そして、それに費やした魔方陣の魔力の余波が暴走して、更に30分後には爆発、この町は、消し飛ぶだろう。」
「「「「「な…!?」」」」」
更に続くバルパーの説明に、木場だけでなく、リアス達も驚愕の表情を浮かべた。
「ば…馬鹿な真似を…!
そんな事、絶対にさせない!
皆、あの魔方陣、何としてでも破壊するわよ!」
「「「「はい、部長!」」」」
しかし それでも、辛うじて冷静さを取り戻したリアスが下僕達に指示、魔方陣に対しての突撃を促すが、
ずっしぃん…
「うゎっ!?」「ひぇえっ?!」
ズガァッ!
「くっ!」「きゃっ!」「ちぃっ!!」
しかし、それを防ぐかの様に、機械の巨人達が、巨大な脚を高く上げてからの踏みつけや、右腕に装着された光の刃の振り降ろしで、リアス達を攻撃。
巨体に似合わぬスピードから繰り出される連続攻撃に、リアス達は回避するだけで精一杯となってしまう。
そして、
「そうか、バルパー。
既に術式は、お前の手から離れたか…」
ぬぅぅ…
「な…?」
サハリエルの呟きと同時、先程、木場の突撃からバルパーを守った巨人が、彼の傍で右足を大きく上に上げ、
「な…何の心算d…」
ぷち…
その儘、この老人を、虫の如く踏み潰した。
「な…これは、一体…?」
いきなりな想定外の展開。
自身が討ちたいと思っていた仇の 呆気無い最期に、木場は茫然として立ち尽くしてしまう。
「バルパーよ…
確かに お前は、世間では比較的に有能な部類だったかも知れん。
しかし、聖剣計画だったか?
あの程度の実験で、あれ程の死人を出してしまう時点で、グリゴリの研究者からしたら、
ましてや、マッド・サイエンティストとしても、3流以下の屑だ。
今回のエクスカリバー融合も然り。
周辺を捲き込む様な大爆発を起こす時点で、ダメダメだ。
本当のマッド研究者とは、一切の犠牲が無く上で、クレイジーな結果を残す者を云うのだよ。
そんな、お前風に言えば、失敗作か?
そんな人材、
※※※
◇リアスのナイト君が、魔方陣の傍の人間に攻撃を仕掛けたけど、機械巨人に阻止された。
◇"ナイト君"は、止めてやれwww
◇なんだかDQNネームみたいだwww
◇失礼。m(_ _)m
そしてそれが切っ掛けで、リアス達と巨人とのバトルが始まったよ。
ん。リアス達、防戦一方。
◇やばくね?
◇結構、ヤバイかm…って、あ、誤爆かな?
巨人の踏み着けが、堕天使側の人間に直撃したよ。
◇ちなみに、その人間、どうなった?
◇ぺっちゃんこ。血溜まりに臓物ぶち蒔けてる。
◇うげ…
◇あ!急展開!
◇どうなった?
◇何が、起きた!
◇まさか、無能の会心の一撃が炸裂して、巨人を倒したとか?
◇そんな訳ないだろ?!
新たにグランドに魔方陣が浮かんだんだよ!
あの紋章は、レヴィアタン様??
◇魔王様が援軍?
◇まじ?
◇いや、沢山の人数が転移して現れたけど、魔王様の姿は確認出来ない。
しかし、リーダーっぽい人物が羽織っているマントの紋章からして、セラフォルー様の直属部隊なのは、間違い無いっぽい。
◇続く!
※※※
今回は、木場きゅんのターンでした。
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