ガルーダDxD(仮)   作:挫梛道

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今回は、事後報告的な…と閑話。
そして次回以降の伏線…ですかね?
 


色々な、色々。

…その後、レヴィアタン城は騒然としていた。

当然ながら、旧魔王一派の急襲により、執り行われていたパーティーは中止。

パーティーに参加していなかった、セラフォルー以外の魔王達や その他、悪魔社会の政に携わる者達も報せを受けて この場に駆け付け、緊急の対策会議が行われた。

城は厳重に警備していたにも拘わらず、それを掻い潜っての、大勢の侵入を許した…これは、人間の魔法使い達の転移術式が それだけ優れていたからだが、悪魔としては まだ若いと云える魔王達は兎も角、人間を軽視していた古い悪魔達は この事実に驚愕。 

そして今回の襲撃の主犯である、カテレア・レヴィアタンが語った、【禍の団(カオス・ブリゲード)】なるテロリスト組織の頭目の名前。

それは余りにもビッグ・ネーム過ぎたのか、その場に居合わせていた"何時ものサイトの常連達"さえも、まだスレに書き込むべきでないと判断した その名前に、魔王を基とした悪魔の重鎮達は、戦慄したのだった。

 

▼▼▼

数日後の某県某市。

現在時刻はAM11:30。

その街中に在る、とあるファミレス店内は異様な光景だった。

普通の飲食店としては、そろそろ客で賑わい始める時間帯。

事実、店の中は既に、沢山の客入りで席が埋め尽くされていたのだが、その客の殆どが異質。

 

「僕も ()()()()なのだけど、こう見てみると、本当に凄い画ですね、蜷局さん?

あ、冷やしうどんセット、お願いします。」

「鯵フライ御膳。

それと、オレンジジュースください。

…田中君。それ、言っちゃ駄目なヤツと思うよ?」

夏真っ盛りだと云うのに、クールビズなる言葉を真っ向から否定するが如くな、上下をびっしりと黒のスーツに黒のネクタイを固めた男達である。

 

「知っているぜ?

オーディン君や帝釈天君にも同じ様に声を掛けて、そしてフラれてるんだよな?」

「…………………。」

そんな中、艶やかな長い黒髪の、セーラー服(夏服)を着た少女が、テーブル席正面に座る白のワイシャツにノーネクタイ、ダークブラウンのズボンな中年男に対して、不敵に微笑みながら話していた。

 

「…この国(コッチ)は大丈夫だよ。

奴等と云う存在を確認した時点で、それなりに対策は、しているからさ。」

そして周囲の黒服の男達に注視されている中、平然とタピオカプリンを口に運びながら、少女は言葉を続ける。

 

「ぶっちゃけ、他所(そと)との同盟より先に、自分ん処の内輪揉めを、和平なり制圧なり殲滅なり…完全に処理するべきだと思うぜ?アザゼル君?」

「………………!!」

この言葉に、堕天使総督と、その隣に座っている、上下ダークグレーのスーツを着た、武人然な大柄な男は何も返せず。

 

「ぅぅ…皆さん、注目し過ぎです…」

尚、黒髪少女の隣、揃いのセーラー服を着ていた金髪の少女が、周りの黒服達(ごえい)の視線に畏縮してか、注文したフルーツ杏仁豆腐をなかなか食せなかったのは、別の話である。

 

▼▼▼

更に、数日後の話。

 

「ほれ、ニート!あっちの お店、空いてるっスよ!早く早く!」

「…出来れば大勢の前で、その呼び方…は、止めて欲しいのだが。」

とあるテーマパークで、黒のゴスロリ衣裳(夏仕様)の少女に腕を引っ張られ、パーク内の飲食店に連れ込まれているのは、グリゴリに籍を置いている人間、古杜(こもり)新都(にいと)である。

 

≫≫≫

「ウチは~、たこ焼きお好み焼き焼きそばセット!それからメロンソーダっス!」

「カルボナーラとアイスミルクティーを。」

「シーフードグラタン。それとカシオレ。」

「俺は、カツ丼と うどんのセット、お願いします。…って言うか、今更だが どうして俺は、君達に遊園地に連れ出され、食事をご馳走しているんだい?」

左目尻の疵を、サングラスで隠している大男が、弱気、自信無さ気に同行している女性陣に尋ねると、

「それは長期の休みでも、ずっと自室に引き込もって恋愛SLGか格闘ゲームしかしていない不健全者に、外の空気を吸わせる為でしょ?」

「良いじゃないか、()()()()()()で、臨時ボーナス、たっぷり貰ってるんだろ?」

「こ~んな美少女達とデート出来てるんだから、嬉しく思うっスよ!」

…の応え。

つまり この少女達…正確に言えば、最初はゴスロリ少女の堕天使ミッテルトが、自分が外で遊びたいからと、古杜を()()として無理矢理に誘った時に、同じく堕天使のレイナーレとカラワーナも、便乗した形である。

…念の為に言っておくが、彼彼女等の間には、所謂 男女的なフラグは、一切立っていない。

 

「それに、ミッテルト1人連れてるだけだったらアンタ、今頃 通報されて、職質受けてるわよ?ほら?」

今一 納得出来ていない表情を浮かべる古杜に、カラワーナが悪戯っぽく微笑みながら、スマホを差し出す。

「いや…だから、そーゆー問題じゃない」と思いながらも、古杜は その画面に目を通した。

 

≫≫≫

 

≡≡≡

 

◎名無しの通りすがり◎

今、●●●●●ランドに来ているんだけど、金髪の大男が、美女美少女美幼女を侍らせてやがる!

 

◎名無しの通りすがり◎

え?ロリきょぬー美少女ときょぬー美少女を連れてる長身ヤローでなくて?

 

◎名無しの通りすがり◎

いや、美幼女はきょぬーじゃないから、それとは違う。って、あれの他にも、まだそんなけしからんヤツがいるのかよ!

尚、残る美女と美少女は、かなりなきょぬーだ

 

◎名無しの通りすがり◎

何…だと…?

 

◎名無しの通りすがり◎

赦…さん…!

 

◎名無しの通りすがり◎

おのれ、リア充め!

 

◎名無しの通りすがり◎

いや、ちょっと待て。アンタも今、●●●●●ランドに居るんだよな?

それってまさか、男ばっかとかなメンツじゃないだろ?

 

◎名無しの通りすがり◎

もしくは、ぼっち

 

◎名無しの通りすがり◎

【哀報】●●●●●ランドに、ぼっちで来てる男が居た件www

 

◎名無しの通りすがり◎

止めろwww

 

◎名無しの通りすがり◎

哀し過ぎるwww

 

◎名無しの通りすがり◎

(TДT)泣けるwww

 

◎名無しの通りすがり◎

どんまい!

 

◎名無しの通りすがり◎

あほか!ぼっちでこんな場所に来るかよ!

嫁と子供とだよ!

 

◎名無しの通りすがり◎

家族サービスかよ

 

◎名無しの通りすがり◎

何でぃ、リア充かよ

 

◎名無しの通りすがり◎

嫁さんいるなら、他所の男が何人女の子連れていようが、怒るなよ。(笑)

尚、俺は怒る。

リア充、爆裂しろ!!

 

◎名無しの通りすがり◎

いや、それはそれ、これはこれなんだよ!

 

◎名無しの通りすがり◎

わがままだな~(笑&汗)

 

◎名無しの通りすがり◎

俺も今、彼女とデート中だが…揃いな黒のスーツを着た兄ちゃんと、胸が大きな姉ちゃんと、胸が無い姉ちゃんのグループなら見たぞ。

 

◎名無しの通りすがり◎ 

いや、この夏に揃いの黒のスーツって、そりゃ遊びでなくて、仕事か何かだろ?

それと、リア充羨ま死ね!

 

◎名無しの通りすがり◎

確認したいのだが、ロリきょぬーときょぬーを連れてる長身て、黒いTシャツにグレーのハーフパンツの男か?

 

◎名無しの通りすがり◎

ん、多分そいつで間違い無いよ

 

◎名無しの通りすがり◎

あぁ、そりゃ俺だわ

 

◎名無しの通りすがり◎

貴様かーっ!?

 

◎名無しの通りすがり◎

お前かい?!

 

◎名無しの通りすがり◎

羨ま死ね!

 

◎名無しの通りすがり◎

赦さん!

 

◎名無しの通りすがり◎

リア充、爆死ね!

 

◎名無しのリア充(笑)◎

落ち着け、このしっと団ズ。

そして、一言だけ言わせてくれ

 

◎名無しの通りすがり◎

あ゙!?

 

◎名無しの通りすがり◎

何だよゴラ?

 

◎名無しの通りすがり◎

誰が、しっと団だ?!

 

◎名無しのリア充(笑)◎

Wぱふぱふ、サイコーだぜ!www

 

◎名無しの通りすがり◎

ちくしょーっ!

 

◎名無しの通りすがり◎

死ね!

 

◎名無しの通りすがり◎

地獄へ堕ちろ!

 

◎名無しの通りすがり◎

おのれリア充おのれリア充おのれリア充おのれリア充おのれリア充おのれリア充おのれリア充おのれリア充おのれリア充おのれリア充おのれリア充おのれリア充おのれリア充(エンドレス)

 

≡≡≡

 

≫≫≫

「ははは…」

そのスレを見て、少なくとも前半は、自分達の事を書かれていると、古杜は苦笑。

 

「確かに、連れているのがミッテルト氏だけだったら、『もしもし、ポリスメン?』されてたかもねぇ…」

「うがーっ!どーゆー意味っスか?!」

 

≫≫≫

「…………………。」

【日本神話】の諜報部『NIN=JA』の一員である烏丸惟臣は、複雑な表情を浮かべていた。

彼の現在の任務は、テロリスト組織【禍の団(カオス・ブリゲード)】から組織加入の勧誘を受けていた、サトル達の護衛である。

テロ組織に狙われている(かもしれない)身としては、自宅に籠っていて欲しいのだが、そこは まだまだ高校生。

夏休みに入って、数日間は大人しくしていてくれたのだが、『宿題、全部終わったぜ!』『いえーい!』のシャウトと共に、外出三昧。

駒王町の、自称管理者の代理が有能な事も有り、安心して実家への一時帰省等、日を開けて町を離る等の遠出もしていた。

任務を言い渡される際、『彼等の日常を縛り付ける事は、しないように』と天照大神から言われている故に、その行動に物申す訳にも往かず。

現在 彼等は、駒王町から離れた、とあるテーマパークに来ていたのだった。

「あの…烏丸…さん?」

「ん?」

そして今、サトル、白音、黒歌が乗っている観覧車を、やはり護衛の任に就いている、『NIN=JA』の一員である松本、才橋と共に地上から見上げていたのだが…

 

「サトル君達が乗っている観覧車(ゴンドラ)だけ、他と比べて何だか不自然に、揺れていませんか…?」

「…才橋、考えるな。

考えたら、負けだ。」

「若いわねぇ~…♡♪」

「????????」

 

▼▼▼

時は更に過ぎ、8月27日。

 

「「「「「「「………………。」」」」」」」

冥界、ルシファー城の一室で、リアス・グレモリーと その眷属達は、固い表情を浮かべていた。

夏休みの序盤に行われた、若手悪魔と魔王達との会合。

その話の中、魔王が1人、サーゼクス・ルシファーの一言で、若手達によるレーティング・ゲームをエキシビションの形式で、行われる事が決っていたのだ。

一昨日の開幕戦では、ソーナ・シトリーとシークヴァイラ・アガレスが地下迷宮の様な舞台(フィールド)で激突。

娯楽の少ない悪魔社会が注目する中、互いにオープニングマッチ、そしてデビュー戦と云う事も有り、序盤戦は ぎこちない展開となるが、それでも最後はソーナの兵士(ポーン)の少年が、相手の女王(クィーン)と刺し違え、全ての下僕を失ったシークヴァイラに対し、残り人数で勝るソーナが ごり押し。

目の肥えたファンからすれば、そして当人達からしても、決して誉められる、誇れる内容では無いが、何とかソーナが勝利をもぎ取った。

更に昨日の第2戦では、サイラオーグ・バアルとゼファードル・グラシャラボラスが対戦。

東西に互いの本陣を構え、中央は約1㌔四方の遮蔽物も何も無い開けた空間。

勝利条件は(キング)の撃破のみと云う、シンプルなルール。

そして その舞台(フィールド)からして、戦略も戦術も不要な試合形式は、頭を使うのを不得手としている双方の(キング)からすれば、解り易く有り難い展開だった。

試合開始の合図と共に、片や女王(クィーン)が、片や やはり女王(クィーン)と1人の兵士(ポーン)(キング)と共に本陣に控え、残りの眷属全員が、一度に戦場へ赴く展開。

人数的には、ゼファードル側が有利だったにも拘わらず、戦況はサイラオーグ側の一方的な蹂躙だった。

騎士(ナイト)の青年と僧侶(ビショップ)の少年が それぞれ、神器(セイクリッド・ギア)から為る重力場と呪詛で相手の動きを止め、其処を僧侶(ビショップ)の女性が魔法で、戦車(ルーク)の巨漢が岩の如くな剛拳で、そして青冷めた馬(ペイル・ホース)を駆る騎士(ナイト)が手にした騎槍で、次々と敵を撃破。

その劣勢に堪らず、ゼファードルが女王(クィーン)と共に戦場へと駆け出すが、その女王(クィーン)も、巨大なドラゴンに変化した戦車(ルーク)の炎の吐息(ブレス)に敢え無く轟沈。

残るは己1人のみとなったゼファードルが、サイラオーグに一騎打ちを要請、それにサイラオーグ本人は応じようとするが、周りの眷属達が必死に制止。

結果、孤立した(キング)は、数の暴力と云う渦に呑み込まれたのだった。

そして、今日。

若手悪魔によるレーティング・ゲーム第3戦、リアス・グレモリーvsディオドラ・アスタロトの一戦の刻が、近付いていた。

 




 
次回、遂にリアスとセイジョ☆スキーが激突!
兵藤一誠の必殺技は炸裂するのか?
乞う御期待!!
 
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