ガルーダDxD(仮)   作:挫梛道

43 / 114
 
普段より、かなり長いです…
 
サトル「……………………。」
 


リアスの新眷属

…

【兵士(ポーン)】

兵藤一誠。

…尚、兵藤選手は転生の際に、兵士(ポーン)の駒を、8ヶ消費しています。

続きまして、ディオドラ・アスタロト様のチーム・メンバーを紹介します。』

既にリアス、ディオドラ両チーム共に、転移でゲームの舞台(フィールド)に飛ばされていた。

 

『【王(キング)】

ディオドラ・アスタロト

【女王(クィーン)】

ジャンヌ・ダルク

【戦車(ルーク)】

ゼノヴィア・クァルタ

ララティーナ・アダマンタイト

【騎士(ナイト)】

エミ・モデスト

シャルロット・クリフ

【僧侶(ビショップ)】

万里谷祐理

ヨシコ・サマー

【兵士(ポーン)】

アイズ・ヴァレンシュタイン

イヴ・ダークネス・ゴールド

エルザ・スカーレット

カイ・ハンセム

紫藤イリナ

セリス・シェール

ルイズ・クギュゥ

レイチェル・スタンレイ

 

…以上が、ディオドラ・アスタロト様のチーム・メンバーです。

次に、今回のゲームの…』

そしてリアス達は、コンクリートの壁に囲まれた一室で、閲覧者向けのアナウンスを聞きながら待機。

 

「……………………。」

そんなリアス眷属の中、一際 緊張しているのは兵藤一誠である。

グレモリー領での特訓で、確かに それなりにレベルアップした自信は有るが、それでも不安は隠せなかった。

数度に渡るサトル(ガルーダ)とのストリート・ファイト紛いは兎も角、聖剣騒動に至っては、何の役にも立っていない、寧ろ足手纏いだった現実を、半ば無理矢理に自覚させられた故の、不安である

  

「ダイジョブデスヨ、ヒョードー・サン。」

「そうだよ、兵藤君。リラックスしていこう。」

そんな兵藤に声を掛けたのは、夏休みが始まる前に、新たにリアスの戦車(ルーク)と騎士(ナイト)となった2人。

 

「デビュー戦で緊張してるのは、皆 同じさ。

僕達も…対戦相手も…ね。

大丈夫だよ。僕達も、グレイフィア様やジュンイチローさんのシゴキを受けてきたんだ。

僕達は…強い!」

「そ…、そうですよね!

俺だって、あの地獄の特訓に耐え抜いたんだ!

やってやる!やってやるよ!

絶対にディオドラ様…いーや! あっのハーレム男の顔面に、きっつい一撃、御見舞いしてやる!」

「…それ、単にディオドラ様が、羨ましいだけだよね?」

「うっせー! リア充に、この俺の気持ちが分かってたまるかよぉおっ!!?」

西洋風の、白銀の全身甲冑を装着した年上の後輩のエールに応える様に、無理矢理に兵藤はテンションを奮い上がらせる。

 

「あらあらあらあら♪」

その様子を、リアスの女王(クィーン)は微笑ましく見つめていた。

 

▼▼▼

…今回のゲームフィールドは、約1㌔㍍四方、荒廃した街並みをイメージした創りとなっています。

東西南北、そして中央とエリア分けしており、現在リアス様は北エリア、ディオドラ様は南エリアに陣を敷いている形、各々現在控えている部屋を"拠点"とします。

各陣営共に、ゲーム開始時の王(キング)を含む眷属の配置は、自陣エリア内ならば、フリーとします。

勝利条件は、敵王(キング)の撃破、或いは敵拠点の制圧。

…今から両陣営に、舞台のマップを転送、その後30分程、作戦タイムとします。

自陣エリア内の詮索やトラップの配置、スタート位置への移動は自由ですが、それより外に足を踏み入れるのは、禁止です。

ゲーム開始は30分後。

…それでは両チーム、御健闘を。』

「成る程…ね。」

自陣の拠点となる部屋で、ゲームの説明を聞いていたディオドラは、早速 転送されてきた地図を見ながら、呟く。

 

「これはリアスには悪いけど、僕達にとって、かなり有利なルールだね。」

「えぇ。リアス様のチームは"駒"で云えば、戦車(ルーク)と僧侶(ビショップ)が1ヶずつ欠けていますが、それ以上に単純な人数差が有り過ぎます。」

「それにしても、イッセー君に"駒"を8つも使用していたのには、驚いたわ。」

「それだけ、あのセイハンザイシャは潜在能力だ(・)け(・)は(・)、高いのでしょう。」

「…でも はっきり言って、今は雑魚。」

そして、眷属達と今回のゲームの作戦を話し始める。

 

「そうだね。しかし、だからこそ、油断大敵だよ、皆。

戦闘最中に、何かの切っ掛けで化けられたりしたら、それこそ堪った物では無いからね。

…ヨシコ?」

「む?」

「今回のルール、君がリアスなら、どんな策で出る?」

「ふむ…ユリも言っていたが、この人数差。

普通ならば序盤は守りに徹し、攻め入った者を確実に撃破。

ある程度の人数差を跳ね除けた後に、拠点に自身(キング)と女王(クィーン)を残し、攻めに転じるのが定石かと。

勿論、自陣には、予め様々な罠(トラップ)を…」

「ん。普通ならね。」

「…ディオドラ殿は、リアス様が普通じゃないと、そう仰るか?」

「ん~…何だか守りを棄てて、当人(キング)含む眷属全員突撃の、電撃戦(ブリッツ)狙い…そんな予感が…」

「「「あ…有り得るわ…」」」

ディオドラの台詞に、聖剣騒動の際のリアスの猪突猛進振りを知っている3人が、肯の意を示した。

 

「それでも、人数的に優位なのは変わらないんだ。

だから僕は、両方のパターンを想定して…

 

▼▼▼

 

ヴォォォォォ…ンン…

 

『これより、リアス・グレモリー様vsディオドラ・アスタロト様…

ゲームを開始します!』

ゲーム開始を告げる、サイレンとアナウンスがフィールドに響き渡る。

 

『さあ、私の可愛い下僕達、準備は良い?

このゲーム、只のデビュー戦じゃない。

過去の汚名悪評を一掃する、またと無いチャンス!

ディオドラには悪いけど、その踏み台になってもらうわ!

さぁ、自分を信じて、特訓…修行の成果を見せ付け、蹴散らしてあげなさい!』

『『『『『『はい!』』』』』』

通信術式を通し、各自スタンバイしていたリアス眷属が、己が王(キング)の檄に応え、動き出す。

 

 

『さて皆、手筈通り行こう。』

『『『『『『『『『『『『『『『はい!』』』』』』』』』』』』』』』

そして それは、ディオドラ側も同様に。

 

▼▼▼

 

ザッ…

 

「…見つけた。」

「「………!!」」

そしてゲーム開始から約10分後、東エリアで遂に両チームが初遭遇した。

リアス側は、新たに眷属となっていた、西洋鎧を着込んだ騎士(ナイト)と、戦国武者を思わせる甲冑姿の戦車(ルーク)の2人。

対するディオドラ側は、兵士(ポーン)が3人。

リアスの騎士(ナイト)と戦車(ルーク)が南へ進んでいた時に、崩れたビルの陰から、ディオドラの兵士(ポーン)3人が姿を見せたのだ。

 

「クス…仲良いのね? 戦場デートかしら?

お手々繋いじゃって…さ?♪」

「構えろ…。私達3人が、相手をする!」

ピンクブロンドの小柄な少女と、剣を携えた金髪と黒髪の少女が各々に構える。

 

「「……………………。」」

それを見た、和と洋の鎧の2人は、ピンクブロンドの少女が指摘した握り合った手を離す事無く、目の前に現れた敵を見据える。

 

「あ…アンタ達、戦う気が無いの?

どうして構えないのよ?!」

「フン…舐められたものだな。

…ならば その儘、仲良く散れ!

行くぞアイズ!」

「…了解。ルイズ…とりあえず貴女は、下がっていて。」

 

ダッ…x2

 

その態度に、愚弄されたと解釈した2人の剣士…カイ・ハンセムとアイズ・ヴァレンシュタインが剣を抜いて疾走、間合いを詰めに入る。

 

「さぁ、行くよ?スーザン。」

「はい、堀井君!」

それに対し、西洋鎧の騎士(ナイト)、堀井大和と戦国甲冑の戦車(ルーク)、スーザン・バックマイヤーは その握った手を その儘 前に突き出し、

 

タッ…!

 

まるで踊るかの様に…否、高速のワルツを踊りながら、前に出た。

 

どんっ!

 

「うわっ!?」「きゃっ?!」

そして その勢いの儘、突撃してきたカイとアイズの攻撃を、舞う様に躱すと同時、逆に強烈な裏拳と回転蹴りを浴びせ、吹き飛ばしたのだった。

 

「「「な・な・な…??!」」」

それは、正しく円舞でなく円武(・)。

その息の合った攻撃、まさかの攻めに、直接 攻撃を受けた2人だけでなく、後衛の位置に居たルイズ・クギュゥも目を皿の様にして、驚きの顔を浮かべる。

 

スーザン・バックマイヤーと堀井大和。

元々は、女子大生だったスーザンが、悪魔としての兵藤、そしてリアスに、同じ大学に通っている、堀井との仲を取り持つ様に依頼したのが始まりだった。

詳細は割愛するが、端から見れば突っ込み処満載な過程の末、見事2人はバカップル成立。

その後この2人は、『2人で より永い刻を共に過ごしたい』と、リアスに悪魔への転生を求め訴え、リアスも それを承諾したのだった。閑話休題。

 

「痛ぅ…」

「何なのだ?その、巫山戯た攻撃は?!」

想わぬ攻撃を受け、よろめきながら立ち上がる2人の剣士。

 

「…別に、巫山戯ちゃいないさ。」

「これが私と堀井君の戦闘スタイル!」

「「「はぁあ!!?」」」

その問い掛けに、未だ手を離さずな決めポーズの2人に、ディオドラの兵士(ポーン)の3人は、驚きを越えての呆れ顔。

 

「やっぱり巫山戯てるじゃないか!?」

「…斬る。」

 

ダダダッ…!x2

 

そして戦闘の仕切り直し。

カイとアイズが再び、剣を構えて突進。

炎属性の魔力を刀身に付加(チャージ)した燃える斬撃と、風属性の魔法、速度上昇(スピードアップ)から繰り出される神速剣が、リアス眷属の2人に襲い掛かる。 

 

タタッ…

 

それに対して、スーザンと堀井も再び、超高速の独楽の如くな"円武(ワルツ)"を披露。

この連繋攻撃を紙一重で躱し、

 

バシッ!

 

「「くっ!」」

双薙刀を連想させる連続回転蹴りのコンビネーションで、敵が持っていた剣を弾き飛ばす。

しかし、これだけで2人のターンは終らない。

 

パッ…

 

今まで握っていた手を離すと、スーザンはカイ、堀井はアイズへ、得物を手放した相手へと駆け出し間合いを詰め、

 

斬っ!x2

 

「ぐあっ?!」「きゃぁっ!?」

それは一瞬。

それぞれが腰に携えていた太刀と細剣の射程に入った瞬間、同じタイミングでの居合い斬りが炸裂した。

 

パシッ…

 

そして直ぐ様、2人は互いに駆け寄り、再び手を取り合い、

「「てぇいやっ!!」」

 

ドガッ!…バシッ!

 

「嘘…?」「バカ…な…?!」

またも繰り出す高速の円武、遠心力により更なる破壊力が附いた、回し蹴りと旋回掌打を続け様に放ち、敵からダウンを奪う。

 

『ディオドラ・アスタロト様の兵士(ポーン)2名、戦線離脱(リタイア)。』

この一打は揃って会心の一撃(クリティカル・ヒット)だったのか、カイとアイズは立ち上がる事が出来ず、戦線離脱(リタイア)を告げるアナウンスと共に、音も無く その場から姿を消した。

 

どっごぉおぉん!!

 

「「?!!」」

しかし この直後、2人を大爆発が襲う。

 

「よくも、カイとアイズを…!」

それは、後衛に下がっていたルイズ・クギュゥの魔法攻撃。

当初の予定では、カイとアイズが接近戦を仕掛け、それを敵が嫌がり距離を開けた時に、ルイズが魔力弾を撃ち放ち、援護する作戦だった。

しかし、結果は相手から近接戦闘を仕掛ける展開に。

彼女が戦闘介入する隙も無く、2人の仲間は退場してしまう。

だが、今の状況は逆に考えれば、誤爆(フレンドリー・ファイア)を考える必要が無い展開。

1つの決着が着き、安堵した敵の隙を突いての奇襲だった。

 

「カイ、アイズ! 仇は討ったわよ!」

魔力を放出した左掌を前に掲げた儘、未だ晴れず立ち込める爆煙を、勝利を確信した少女が見据える。

 

「………?」

しかし、未だ敵の戦線離脱(リタイア)を告げるアナウンスがされないのに、ルイズは脳内に疑問符を浮かべる。

確かに、攻撃をヒットさせた手応えは有った。

ならば、考えられる事は1つ、あの2人は己の爆発魔法を耐え抜いたと云う事になる。

 

「くっ…とんでもない耐久力ね…」

そして煙が晴れた時、彼女の目に映ったのは、予想通り、爆発を凌いだ2人の姿だった。

 

「スーザン、大丈夫かい?」

「ケホ…ビックリ、しました…」

「………………………………。」

しかし、その2人の様子…決して無傷では無いが、予想以上にダメージを負っていない2人に、ルイズは苛立ちを隠せない。

 

「何よ、バカにしてるの?

その鎧、防御力 有り過ぎ!!」

 

バサァッ…どん!どん!どどん!!

 

「「わ、わ、わっ??!」」

悪魔の羽を展開したルイズは飛翔。

上空から、左右の掌に魔力を込め、魔力弾を連続で撃ち放ってきた。

 

「スーザン!」「きゃん!?」

これを堀井は、スーザンの手を引きながら回避。

 

「困りました。私達の飛行は、まだ空中戦が出来る程のレベルには、至ってイマセン…」

「お散歩レベルだからね~。」

「この前の お空のデート、凄く楽しかったデス。」

そしてスーザンは、恋人に手を引かれながら、自分達の攻撃範囲外からの攻撃に困惑の顔を見せる。

…ついでに、数日前の一時を思い出し、武者兜の内側の顔を赤らめた。

しかし その、それでも未だ、手を離す事無く会話する2人の姿勢に、ルイズの苛立ちは天元を突破し、

「うるさい うるさい うるさい!!

余裕で お喋りしてんじゃないわよ!…ってか、何時まで手を握ってンのよ?!

こ~の、バカップル!!」

「「いや~♪(≧▽≦)ゝ」」

「いや、誉めてないからねっ!!」

上空で両手を頭上に掲げて、魔力を集中。

 

バチィッ…!

 

「「!!?」」

そのルイズの頭上、両掌の上でスパークする巨大な魔力の弾は、今までの彼女が連発していた左右の片手撃ちの魔法とは、明らかに破壊力が違うのが理解出来た。

 

「バカップル、爆発しなさい!

"虚無大爆発(ゼロ・エクスプロージョン)"!!」

そして遂に放たれた、極大の魔力弾。

 

弩っ豪轟々々々々々々々々々ん!!!!

 

それが地面、スーザンと堀井が立っていた地点に着弾し、周囲に爆炎と爆煙、爆風が飛び交い、周辺の崩れかけた建物をも吹き飛ばす程の大爆発が巻き起こる。

 

スタッ…

 

「はぁ、ハァ…」

全てとは言わないが、持てる魔力の殆どを使ったルイズも地上へ降り立ち、曲げた両膝に手を当てて肩で息をし、モクモクと立ち込める煙を刮目。

 

「…嘘…でしょ??!」

やがて煙が晴れ、其処に立っている和と洋の鎧姿の2人に、先程同様、戦線離脱(リタイア)のアナウンスが流れないから そんな予感が していたとは云え、驚きを隠せない。

 

「スーザン…」

「私は大丈夫よ、堀井君。」

正確には、堀井を後ろに下げ、その爆発魔法を受け止めて尚、倒れていないスーザンに、驚愕していた。

 

アメリカからの留学生のスーザンは、親日家である。

日本好きを拗らせ、少しだけ日本を勘違いして戦国マニアとなった彼女の甲冑は、実は只の武者鎧では無い。

購入ルートは秘密だそうだが、"源氏(GENJI)"シリーズと銘打たれる、ゲーム風に云うならばラスト・ダンジョンでも大丈夫な、かなりな防御力を誇る、伝説級の逸品らしい。

因みに堀井の鎧は彼がイギリス旅行の際に購入した、極々普通の鋼鉄製全身鎧(フルプレート・アーマー)である。閑話休題②

 

この鎧に加え、戦車(ルーク)の特性で高まった防御力を得た彼女だからこそ、この攻撃に耐える事が出来た。

適材適所だったとは云え、女性を…ましてや自分の恋人を盾の様にしてしまった事に、鉄仮面の奥、複雑な表情を堀井は浮かべるが、スーザンは気に止める事無く、そんな心優しい恋人を優しく労う。

 

バサァッ!

 

そんな中、ルイズは残る魔力を振り絞り、再び上空へ。

遠距離(ロング・レンジ)からの魔法攻撃を専門とする彼女は、接近戦、ましてや格闘戦は専門外である。

故に また、あの巫(・)山(・)戯(・)た(・)踊(・)り(・)の直撃を受けでもしたら、それこそ一堪りも無いからだ。

 

「こっのぉ!」

 

どん…どん…

 

そして また、魔力弾の連打。

しかし、先程に放った極大の爆発魔法で殆どの魔力を費やした為、現在の その威力は、既にスーザン、堀井にとって脅威では無く。

 

「さぁ、決めよう、スーザン。」

「はい、堀井君!」

 

スチャ…

 

魔力弾の雨の中、冷静に今が勝負所と判断した堀井とスーザン。

先ずはスーザンが、背中に仕込んでいた和弓を取り出し、

 

クィ…ブッシュヮゥウウゥッ…!

 

堀井が、己(・)の(・)鉄(・)仮(・)面(・)側(・)頭(・)部(・)に(・)突(・)き(・)刺(・)さ(・)っ(・)て(・)い(・)た(・)矢(・)を抜き取り、それをスーザンに手渡す。

矢を抜いた跡から、噴水の様に勢い良く血が噴き出すが、2人共に それを気にしてはいない。

 

「何なのよ、あれ…平気なの?」

但し、上空から その様子を見ていた少女は、どん引きである。

 

グィ…

 

それを御構い無し、スーザンが渡された矢を弦に当て、その弦を右手で大きく引き絞る。

弓本体を持つ左手の人指し指は、ルイズに向けられ、更には堀井がスーザンの背後から、彼女の両肩を手で確と抑え、その身を支える。

 

「「2人の未来を魔王が祝う!

『爆裂しろ』と、轟き猛る!!」」

そして、勝利を呼び込み掴むが如くの、2人揃っての前口上。

 

「まぁっずぅ!?」

それを見たルイズは、直感的に それが危険だと察知、遠方へと回避しようとするが、

「「滅殺デーモンズ・アロー…

覇穹・鮮血乃(ブラッディ・)"愛々(ラヴラヴ)"恋文(・レター)!!」」

 

ズュッギュオォォォォオオオッ!!

 

「きゃあぁああああああぁ~っ!!?」

それよりも早く、矢はスーザンの手から解き放たれ、紅色の魔力…処刑鎌を持つ統治者を象った魔氣(オーラ)に包まれた その矢は、ピンクブロンドの小柄な少女を逃さず捕らえたのだった。

 

『ディオドラ・アスタロト様の兵士(ポーン)1名、戦線離脱(リタイア)。』

 

「「ふぅ~…」」

目の前に現れた敵を全て退け、安堵の息を溢すスーザンと堀井。

 

「さぁ、行こうか。」

「はい、堀井君。」

しかし、ゲームは始まったばかり。

2人は直ぐに気を引き締め、ディオドラの拠点である南エリアを目指し、歩を進めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手を、繋いで。

 




 
①セイジョ☆スキーさんの眷属は…
 
ジャンヌ・ダルク…原作キャラ
ゼノヴィア・クァルタ…原作キャラ
ララティーナ・アダマンタイト…ダスティネス・フォード・ララティーナ(このすば!)
エミ・モデスト…遊佐恵美(はたらく魔王様!)
シャルロット・クリフ…女騎士(まおゆう/画:石田あきら)
万里谷祐理…万里谷祐理(カンピオーネ!)
ヨシコ・サマー…ハマーン様(機動戦士Zガンダム)
アイズ・ヴァレンシュタイン…アイズたん(ダンまち)
イヴ・ダークネス・ゴールド…イヴたそ(Black Cat)またはヤミたそ(To LOVEる)
エルザ・スカーレッド…エルザ・スカーレッド(FAIRY TALL)
カイ・ハンセム…カイ・ハーン(BASTARD!!)
紫藤イリナ…原作キャラ
セリス・シェール…セリス・シェール(FINAL FANTASY VI)
ルイズ・クギゥ…ルイズたん(ゼロ魔)
レイチェル・スタンレー…レイチェル・スタンレー(ケンイチ)
 
…のイメージで。
 
 
②次回マッチメイク(予定)
 
兵藤一誠
ギャスパー・ヴラデイ
  vs
エミ・モデスト
ヨシコ・サマー
イヴ・ダークネス・ゴールド
 
乞う御期待!!
 
③次回への予習
【modest】…和訳しておきましょう。
モデルの予想が付くぞ?(笑)
ついでに【cliff】も。
 
④感想、評価よろしくです。
 
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。