※※※
◆スレ主◆
【悲報】主役なのに、全く出番が無い件
しかも主人公を差し置いて、結構ガチな?バトルやってる件 orz
◇名無しの悪魔◇
え?
◇BSADB★総督(笑)◇
スレ主、お前主役だったのか?www
◆スレ主◆
主役なんだよ!
◇名無しの悪魔◇
てっきり主役、セイジョ☆スキーかと思ってたぜ
◇美少女ゴスロリっ娘◇
ウチもっス。
◇名無しの運対常連◇
…てか、もう主役、セイジョ☆スキーで良くね?
◇名無しのxanadu◇
次回より、
『セイジョ☆スキーDxD(正式決定)』
始まります!
◆スレ主◆
止めろ…((( ゜Д゚)))
※※※
…嘘です。
それでは本文。
今回も、結構 長いです…。
≫≫≫
『ディオドラ・アスタロト様の
「へぇ~?」
南エリア、己の拠点の部屋で、ディオドラは自分の眷属の退場のアナウンスを淡々と聞いていた。
「「ディオドラ様?」」
「マスター?」
その報せに怒るでも狼狽えるでもなく、平静を崩さない
「いや、僕だって完封で勝てるとは、思っていないさ。
いきなり此方が墜とされたのは、予想外だったけど…ね…。」
「ディオドラ…様…?!」
ディオドラは自然体な、この返事。
しかし、付き合いが長いジャンヌだけは、その僅かな口調の違和に、心情は穏やかでないのを察す。
「この前のパーティーの時、木場君からグレイフィア様やジュンイチロー殿に師事を受けているって話を聞いていたけど、まさか…これ程とはね…
最強
「「「…………………。」」」
続く言葉、感情を
慎重な顔で、改めて気を引き締めた。
「ん。とりあえず、真っ先に脱落した、カイ、アイズ、ルイズの3人は、罰ゲームだね♪」
そしてディオドラは一転、重い
「罰ゲーム…ですか?」
…が、この『罰ゲーム』と云う言葉に若干、顔を青くするジャンヌ達。
「ままま、まさかマスター、あの3人も、剃る心算なのか?!」
「ももも…『
もしかして、アナタっ?!」
更にはゼノヴィアも、『罰ゲーム』とやらに何か心当たりが有るかの反応を示し、それを見たイリナが、そちらに驚愕。
「いやいや、 カイは この前 剃ったばかりだし、ルイズは漸く生え揃ったばかりで流石に可哀想だし、アイズは天然で……だし、そんな事は しないよ。
ちょっと
「「「それは非道過ぎる!!」」」
そして良い笑顔でのディオドラの台詞に、3人掛かりでの突っ込み。
「え?そうかな?
でも この前、ララティーナに仕掛けた時は、『くっ殺ぉーっ!♪』って、凄く嬉しそうに叫んでたけど?」
「「「あの
を基準にするな!」
と一緒にしないで!」
▼▼▼
『ディオドラ・アスタロト様の
…同じ頃、西エリアから南エリア、ディオドラの拠点を目指し進んでいたのは、兵藤一誠とギャスパー・ヴラディである。
「木場か、それとも堀井君達か…
どちらにしても、先を越されたな~?」
「大丈夫ですぅ!
まだまだ、これからですよ、イッセー先輩!」
敵の退場のアナウンスに、喜ぶと同時、『自分も早く活躍したい』と、少しだけ悔しそうな表情を見せる兵藤に、ギャスパーがフォローを入れる。
「そうだよな!
焦る必要って無いよな!
良~し! 敵さんの気配も無いっぽいし、此処は一気に駆け抜けるぜ、ギャスパー!」
「はい!」
その言葉に チョロくも 気を持ち直し、ついでに何かのスイッチが入ったのか兵藤は、今までは敵との遭遇に備えて慎重に、ゆっくりと進めていた歩を速め、敵拠点を目指すのを提案。
ギャスパーも それに、元気良く応えた。
「きゃあああああああぁっ!!!!」
「「!!!!?」」
自分達が進むべき前方の奥先から、女の叫び声が聞こえたのは、そんな時である。
「せ、先輩!今の叫び声…」
「ぶ、部長?!」
それは どう聞いても聞き慣れている、自分達の主であるリアス・グレモリーの声。
「ど…どうして部長が、この先に…?」
「考えるのは後だ!
兎に角 走るぞ、ギャスパー!」
ダダダッ…!
「せ、先輩ぃ~っ!?」
主の危機と判断し、声の方向へ全力疾走する兵藤。
それを見たギャスパーも慌てて、兵藤の後を走り出した。
≫≫≫
「部長ぉっ?!」
西エリアの ほぼ中心、叫び声が木霊したと思われる地点に、辿り着いた兵藤とギャスパー。
核の炎に被われた跡の如くな崩れたビル街、その路地で、2人は人1人、倒れている姿を発見する。
体は薄汚れた白の布で包まれているが、覗かせている長い髪の毛は紛れも無く、よく知っている赤色だった。
「部長!」「部長ぉ~!」
ダダダッ…
それを確認した兵藤とギャスパーは、その倒れている人物が自分達の主と確信。
その場に駆け寄るが、
パサッ…閃!
「おわぁっ?!」「ひぇっ!?」
突如、倒れていた人物は、纏っていた布を宙に放ると同時に立ち上がり、隠し携えていた剣の一閃。
「ちぃ、外したか…」
しかし この一振りを、兵藤とギャスパーは寸での間合いで回避。
そして この2人に対して、リアスと同じ赤い髪、そして
「お…お前は…?」
「部長じゃ…ないぃ?」
「罠だったのかよ!?」
「…まさか、本当に引っ掛かるなんて、こっちが驚きよ!」
此処で漸く、自分達が嵌められた事に気付く兵藤達。
それは、ディオドラから『君って、リアスと声が似てるよね?』と言われた
ザッ…
「ふん…エミ、詰めが甘いぞ。」
「…がっかりです。」
「「??!」」
そして、更に2人の新手が現れる。
1人は黒いローブを纏った、20代前半に見える、ピンク色の髪の女。
もう1人は、やはり黒いワンピースのミニスカート姿の、小柄な金髪の少女。
「うっは!またも美女&美少女!」
「「「「…………………。」」」」
それは肯否は兎も角、少なくとも戦場で敵に向ける顔と言葉では無く。
この兵藤の台詞と だらしなく弛んだ顔に、ディオドラ眷属3人だけでなく、ギャスパーも一緒に どん引いてしまう。
「ヒョウドウセイハンザイシャ…噂通りな人物ね…。」
「だ、誰が性犯罪者だ!?」
「貴様に決まっているだろう。」
「何だとーっ?!」
「えっちぃのは嫌いです。」
赤髪の
改めて、このディオドラの眷属3人と対峙する兵藤とギャスパー。
「ギャスパー、お前は下がってろ。」
「…はぃ!」
「
『Boost!!』
二言三言の会話の後、兵藤がギャスパーを後方へ下げた後、左腕に赤い籠手型の
ジャキ…
「セイハンザイシャ…あんたと会ったら、確実に仕留めろと、ディオドラ様から言われてるわ。」
「覚悟。」
「ふ…とりあえずは、任せたぞ?」
「だから その性犯罪者って呼び方、止めてくれませんか?!」
「でも、事実でしょ?」
「覗き、公衆猥談、痴漢行為、下着ドロ、ストーカー…」
「フン…、これだけ やっておいて『止めろ』とは、よく言えた物だ。…俗物が。」
「後ろ3つは やってねぇっ!!」
それに対してはエミが剣を、イヴが徒手の構えを取り、ヨシコは後方で腕組みをして待機。
ダダダッ…!
「行くぜ!」
「はぁあっ!!」
「…行きます。」
そして兵藤が突進、それにあわせてエミとイヴも飛び出す。
ガィンッ!
「
「へぇ?今のを受け止める?…しかし!」
「…。」
ボカッ!
「ぐはぉっ!?」
「ぃ、イッセー先輩ぃ?!」
イヴより先、数歩前に出ていたエミの斬撃を、兵藤は籠手で受け止めるが、直後に時間差で懐に入り込んだイヴの、強烈なボディブローの被弾を許してしまう。
…今の兵藤の服装は、特殊硬糸で仕立てられた、グレモリー家仕様の特別スーツである。
最初は堀井達に合わせ、
鎧を着込む事は出来ても その重さから、満足処か全く体を動かす事が出来ず…だったのだ。
それで仕方無く、グレモリー邸就きの仕立て屋が作った貴族御用達デザインのスーツで、ゲームに参戦していたのだ。
…が、この普通の服よりも遥かに防御力が高いスーツでも、身を屈める程のダメージを受けてしまった。
「あははは!やっぱり集団戦は、まだ不慣れみたいね!」
「だ、黙れ!リアス部長の
「な…何ですってぇ!?」
しかし その体勢でも、挑発的な言葉を投げ掛けるエミに、逆に挑発染みた台詞を放つ兵藤。
「くそっ!こんなニセモノと部長を間違うなんて、自分が情けないぜ!
確かに髪の毛や声は似てるけど、おっぱいの大きさは、全然 似ても似つかないんだからなぁ!!」
「はあぁあっ?!う…煩いわね!
小さい方が腕だって回しやすいし身軽に動けるし肩凝らないし鎧の素材費だって安く付くし!
それにディオドラ様だって、『綺麗だよ。可愛いよ。』って言ってくれるもん!」
「かはぁっ?!」
「先輩~ぃ?」
そして更なる挑発の言葉を浴びせようとするが、それは強烈なカウンターで返され、何を想像したのか、逆に決して小さくない精神的ダメージを受けてしまう。
バキィッ!ボゴォッ!!
「ぐはっ?!」
「…だから、えっちぃのは、嫌いです。
そして そこに、イヴの物理的追い打ち。
魔力で金色の長い後ろ髪を操作、二つ結いにしたかと思えば、それは2本の太い腕の様に変型。
その
≫≫≫
「はっはっは! エミ、イヴ?
そろそろ加勢が必要か?」
「うっさい。」
「黙って見てなさい!」
ブン…ブン!
「ひぇっ!」
「イッセー先輩~?!」
その後、兵藤は防戦一方に。
エミの剣術と、イヴの"髪の毛"の拳打のラッシュから、回避するしか術が無く。
その様子を、現在 戦闘に参加していないヨシコは笑いながら参戦するかを尋ねるが、攻撃を当てる事が出来ない少女2人は意地になっているか、これを拒否。
そして同じく、現在 戦闘に参加していないギャスパーの方は、
ギャスパーの持つ、視界に映る物体の時間を停める
しかし、今 行われている接近戦では、兵藤も一緒に停めてしまうだろう。
そうなると、残っている
それを承知な故に、ギャスパーは何も出来ずにいた。
「クッソが!」
しかし、それは兵藤も理解している。
だからこそ この男は、見ているだけの後輩に文句も言わず、ひたすらに避け続ける。
…そう、狙っている
兵藤は、只単にエミとイヴの攻撃を避けている訳では無かった。
然り気無く、気付かれない様に、現状を見物しているヨシコに近付き、
「む?此方に?」
「へ?」「え?」
「ギャスパー、今だ!」
バサァッ!
この3人が 1ヶ所に集まり、ギャスパーの視界に入った瞬間を見極めると、悪魔の羽を広げて真上に素早く飛翔、
「えぇぃやぁっ!」
ぴたっ…
それと同時、兵藤のスーツと同素材で作られた、ワンピースのスカートを着た女装男子が敵3人を刮目。
時間停止能力を持つ
スタッ…
「ナイスだぜ、ギャスパー!」
「はい!」
そして兵藤が上空から降り立ち、停まっている3人に向けてダッシュからの、
ぽん…
籠手を装着している左掌に魔力を込め、軽く肩ぽん。
ボッ…
すると その箇所に、掌サイズの小さな魔方陣が浮かび上がった。
「行くぜ、初披露!
俺だけのオリジナル・必殺技!!」
ここで兵藤が非常に卑らしい笑みを浮かべ、
「爆ぜろ!俺の煩悩!
パチィンッ!
この台詞と同時に左手の指を弾くと、魔方陣は薄いガラスの如く、粉々に割れて その儘 消滅。
「え?何で?どうして?」
しかし この結果に、兵藤は頭上に大量の疑問符を浮かべ、間抜け顔を晒す。
【
この兵藤のオリジナル必殺?技は、本来なら魔力を込めた掌で敵に触れた後、其処を起点に衣類・鎧・装飾品等関係無く、その敵が身に付けている物を全て破壊する…即ち全裸にしてしまうと云う、ある意味 非常に恐ろしい技だった。
しかし今回、結果から言えば この技は不発に終わる。
…原因は、ギャスパーの
彼の『
時間を停められた物体…即ち経過する時間がゼロとなった対象は生物・非生物関係無く、外部からの あらゆる干渉・影響を受け付けない硬化状態となるのだ。
それは云うなれば、完全無敵状態。
…但し、自身も何の行動も出来ず。
つまりギャスパーの
敵を一瞬でも停める事で、その攻撃や防御のタイミングをずらしたり、或いは味方を停める事で、敵の強烈な攻撃の直撃を無効化させる事により、その真価を発揮するのだった。
事実、先の堕天使との戦闘…龍機兵に対しても、その方法で結果を出していた。
今回は本人や煩悩しか頭に無い兵藤は勿論、リアスすらも その特性を理解出来てなかった失策である。
≫≫≫
「…じゃ、ないのか、と…」
「ぐぬぬ…!」
この後、ギャスパーの、実は それが正解である推論を聞き、真剣に悔しがる兵藤。
「何てゆう事だ…俺の
…ならば!」
しかし直ぐに気持ちを切り換え、女性陣に目を向ける。
スタスタ…
そして歩を進めるのは、ディオドラの
「
この普通に考えて大顰蹙必至な技が決まらないならと、彼女の豊かな胸を…な行動に出ようとした。
時間停止中は知覚も停められていて、当人は その間、自分に何が起きたかの記憶は無い。
…それを踏まえた上での、先程に兵藤本人が否定していた、痴漢行為だ。
本人曰く、『バレなきゃ犯罪じゃあないんだよ!』…だとか。
尚、ヨシコをターゲットに選んだのは、イブの胸は余りにも慎まし過ぎ、エミも同様な理由に加え、金属製の鎧が胸部を守っているから…である。
「先輩…それは…」
ギャスパーがジト目で見る中、兵藤はヨシコの胸の前に組まれた腕を外そうとするが、
「え?」
その腕はビクリとも動かない。
そう、現在ヨシコの時間は停められている。
あらゆる影響を受けない硬化状態の その身は、腕を動かす事は勿論、髪の毛を掻き分けたり衣服の皺を伸ばす事すら出来なくなっていたのだ。
「何なんだよ それ…?
それじゃ全然、意味無いじゃんかよぉおっ!!」
そう言いながら、無理矢理に腕組みを解こうとする兵藤。
「畜生…もっと、もっと
強引にヨシコの腕を振り解こうとする兵藤だが、硬化している身体は一向に動こうとしない。
「おい、俺の
1回と言わず、2回3回と、パワーを倍加する事って、出来ないのかよぉ?!
…頼むから、俺に力を貸しやがれ!」
そして己の、
『…Boost!!』
カッ…
「「え゙?」」
そして この時、兵藤の声が届いたのか、彼の
『Dragon Booster!
Second Liberation!!!』
ギュィィィン…!
「変わった…!?」
その造型を、より鋭角的に洗練させた物に変化させた。
今回の これは、動機は兎も角、それに準じた現象か、それとも…
「とりあえず今は、何でも良い!
…てゆーか、何だか今なら、イケそうな気がする!!」
進化した、龍を宿す赤い籠手で、改めてヨシコの硬化している腕を掴み、
「邪魔なんだよ、動け…動けぇぇ…!!」
半ば意地に、諦めたら其処で試合終了ですよと言わんばかりに、腕組みを外そうとし、
パッ…
「おおっ!♪」
その努力が神に…いや、魔王にでも届いたのか、唐突に その腕が解かれた。
そして直後、その腕に隠されていた、豊かな胸に手を伸ばす。
既に触った処で、マネキンの様な触感なのは、この男も理解出来ていた。
しかし、此処まで来たら、硬かろうが鷲掴みにしないと気が収まらないとばかり、その胸に手を当て、
もにゅぅ…
「へ?」
いざ実際に掴んでみれば、程好い弾力の有る柔らかさ。
「…………………。」
確認の為、ヨシコの顔を見る兵藤。
その表情は時間停止した儘に固まって見えるが、感情が高ぶったかの様に真っ赤に染まり、顳顬には極太な血管が浮かび上がり、ぴくぴくと脈打っている。
どうやらギャスパーの、時間停止は解除されたみたいだった。
そして、
「この…俗物がァッ!!!!」
ドゴォッ!
「あが…あがが…?」
怒れる乙女の咆哮と共に、リョーコの突き上げる様な爪先蹴りが、兵藤の股間に
アニメやバラエティ番組ならば、甲高い金属音が効果音として活用されそうな鋭い蹴りを受け、兵藤は声にならない声を呻きながら、その場で悶絶。
「やっぱり、性犯罪者じゃない…」
「サイテーです。」
やはり動けるようになったエミとイヴが、この性犯罪者に絶対零度の様な冷たい視線を向ける中、ヨシコの怒りは収まらない。
ヒュィィン…
それは彼女の
「殺れっ!!」
ヒュン ヒュン ヒュゥゥン…!
それ等は まるで其々が意思を持つかの様に、周囲を縦横無尽に飛び回り、
ピッ!ピッ!ピィイッ!
「ぎゃあぁああっ!!?」
「うわゎぁぁ~っ?!!」
その尖った先端から撃ち放たれる幾本もの魔力の
『リアス・クレモリー様の、
①覚醒するけど活躍するとは、誰も言っていない。
②今回登場のセイジョ☆スキー眷属
ヨシコ・サマー…ハマーン様(機動戦士Zガンダム)
エミ・モデスト…遊佐恵美(はたらく魔王様!)
イヴ・ダークネス・ゴールド…イヴたそ(Black Cat)またはヤミたそ(To LOVEる)
…のイメージで。
③マリキータ・デッドリー・ライド…知らない人は、Let's画像検索!
④
単純に兵藤一誠が、ドラゴンの魂が宿る
当然、この
⑤次回マッチメイク
木場裕斗
vs
ララティーナ・アダマンタイト
シャルロット・クリフ
乞う御期待!!
感想、評価、よろしくです。