ララティーナ可愛いよララティーナ
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「第3幕…とでも、言った処ですか?」
「「「「「「「木場きゅん木場きゅん木場きゅん木場きゅん♡」」」」」」」
「リアスの
「ケッ!イケメンヤローが!!」
ソーナ達が集っている部屋の大型モニターには、金髪の少年と、同じく金髪の少女が、互いに剣を構えての状態で、一歩も動かずに向かい合う姿が映されていた。
カチャ…
「お邪魔させて貰うぜ。」
「失礼します。」
「「こんにちわ~♪」」
「「「「「「??!」」」」」」
そんな時、部屋の扉が開かれ、入ってきたのは4人の男女。
「ら、ライザー?
どうして貴方が、此処に…?」
「俺も魔王様から招待を受けて、さっきまでは別室でゲームを観ていたんだがな…
どうせなら同じ年代の、お前達の感想や解説を聞きながらの方が、より面白く観戦出来ると思った訳さ。」
この、ワインレッドのスーツを着た金髪の男の名は、ライザー・フェニックス。
レーティング・ゲーム公式戦で、幾多の白星を量産している、プロのプレイヤーである。
「まさか、アナタが、この若手達の部屋に来るとはな…」
「ふっ…今日の このカードだから…さ。
昨日一昨日、流石にリアスが居る時に顔を見せる程、無神経じゃない。」
そして、リアスの元・婚約者でもある。
「あ…」「ん?」「ぉや?」
ゲームに更なる動きが起きたのは、そのライザーと、彼に同行してきた
モニター画面が突如3分割され、右半分は、未だ、互いの出方を窺っている、木場とディオドラの
そして左半分上側は、廃墟をイメージした
残る左半分下側には、やはり
つまり これは、もう直ぐ この両雄がエンカウントする事を、暗示していた。
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パシィッ…
「む?」
「新手みたいですネ。」
東エリア。
ディオドラの
「この先へは、進ませません!」
「此の場から退くか、それとも此処で斃れるか?
さぁ、好きな方を選ぶが良い!」
「「!??」」
その魔法障壁の向こう側から姿を見せたのは、白袖緑袴の巫女装束を着た、長い亜麻色の髪の少女と、特殊素材製のレオタード型戦闘衣に
どうやら この障壁は、巫女服の少女が作り出した術式の様だ。
「それじゃぁ、第3の選択肢デス。」
「君達を倒して、前に進ませて貰うよ!」
しかし、そんな2人にリアスの
「せぇィ!」
バシュイィッ!
「ぎゃあっ?!」
「ほ、堀井君?」
堀井が細剣で、魔法障壁を破壊からの突破を試みるが、逆に その剣は体毎に弾かれてしまい、逆にダメージを受けてしまう。
「この光の壁は、破魔、破邪の力を備えています!
つい先月、悪魔として転生したばかりの身と云えど、上級悪魔なら いざ知らず、下級の転生悪魔が簡単に通り抜けられる程、脆い造りを施した心算は有りません!」
そして それを見た巫女服の
祐理は元々、【日本神話】とは別の派生の、関東一帯を霊的に守護する一団の、『媛』と呼ばれる高位の巫女である。
…そんな彼女が どういう経緯で悪魔に転生したかは、本人と
兎に角、その"媛巫女"としての破魔の能力は、悪魔に転生した今も健在。
その
破魔の能力を宿す悪魔。
それは、悪魔vs悪魔が基本なレーティング・ゲームに限るならば、聖剣を扱う悪魔同様、身内としては頼もしいが、敵にすれば、厄介極まりない存在だった。
「…ならば!」
ガシッ…ビュン!
祐理の魔法障壁の説明に対して、今度はスーザンが、弓を構え、そして
バシュぅ…
「あぁっ?!」
…が、それも光の壁に当たると、敢え無く霧散。
「無駄だと言っています!」
「しかし、これではアナタ達も、此方に攻撃出来ないのではナイデスカ?」
「足止め出来たら、それで充分さ。
それが、私達がディオドラ様に与えられた任務だ。」
スーザンの問いに応えたのは、もう1人のディオドラ眷属、セリス・シェール。
「もう一度聞くぞ?
素直に退散するか、それとも壁に玉砕するか?」
「…君は何も、しないのかい?」
「ふん…挑発の心算か?
私は万が一にでも壁を越えられた時の、ユリの護衛役さ。
それと、質問を質問で返すな。」
続く堀井の問い掛けにも、セリスは平然と応える。
「…………。成る、程…。」
そんな中、スーザンは上方を見上げ、
「堀井君、この壁、かなり高い位置まで、聳えてイマス。」
「飛んで越えるのは、無理か…」
堀井と何やら相談し、
シュン!
そして今度は、
ドギャァッ!
すると その矢は、破魔の壁の向こう側の地面から鏃を覗かせ、祐理とセリス目掛け、飛び掛かるが、
「残・念♪」
シュゥウウウン…
「な?」「え?」
その
「
確かに それも正解かも知れないけど、少し考えが、単純過ぎないかしら?
我が剣、"
「「……!!」」
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…その頃の中央エリアでは、木場とララティーナの剣を構えての睨み合いが、継続していた。
「その剣…凄まじい力を感じる…
分かる、分かるぞ…
貴様…その剣で、私の鎧を剥ぎ取る心算だな?」
「え゙?!」
「しかも一気に全裸に剥くのでは無く、少しずつ、中途半端に肝心な部位を残す様に鎧を削り、私を
「ちょ…待っ…」
「そして、淫らな責め苦を受ける様を皆の前に晒す心算だろうが、やれるものならやってみろ。
いや、寧ろ やって見せろ!」
「ぃゃ…その…僕は…」
…その最たる理由は、ララティーナの『初手は譲る』と云う宣言に続く、彼女の性格…否、性癖から為る挑発?に、木場が
そう、先程からの言葉で察せる通り?、彼女は かなりな…所謂『
「…(中略)…しかし、仮に この私の体は好きに出来たとしても、心まで自由に出来るとは思うなよ!
そして覚悟するが良い!
私の身体を弄んだ その罪、必ずや我が偉大なる主、ディオドラ・アスタロト様が貴様に、残酷な制裁を下す事をな!!」
「いや、あの…」
「…う~む。
ど、どうしようシャル、これは予想外に萌えるシチュエーションだぞ…
くっ…不本意だが、仕方が無い。
ギリギリまで抵抗してみせるから、邪魔は しないでくれ。
では、行ってくりゅ!!
…で、無くて、さぁ、掛かって来ょい、リアス・グレモリーの
「だ、だから、その…」
「いい加減にしろ、この弩変態クルセイダーが!
この騎士君、困っているだろうが!!」
そして この度重なる
「へ…変態…(///▽///)…ハァハァ…」
「「…………………。」」
…しかし彼女には、それも意味が無かった様だ。
▼▼▼
「(怒)(怒)(怒)(怒)(怒)(怒)…」
「ヴェ…ヴェネラナ?」
ルシファー城の一室。
若手悪魔とは別室で、亜麻色の髪の貴婦人が、瞳から光を消し、顳顬に 図太い血管を浮かべながら、この様子を観戦していた。
「彼は、まともな性格と思っていたのですが…
これは もしかして、あの兵藤…さん…の影響なのでしょうか?
何れにせよ、ゲーム終了後、木場さんにも少し、お話する必要が有るみたい、ですね…。」
「いや…あれは、あっちの お嬢さんが、勝手に妄想してるだけな気がするのだが…」
「A・NA・TA…?」
「いえ…何でもないです…スイマセン…」
少し勘違いしている様に思われる、この婦人の隣に座っていた紅髪の紳士が、木場に対してのフォローを入れようとするが、それは彼女の怒氣を纏う迫力の前に、早々に引っ込める。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「………………………………。」
この紅髪の男…リアスの父親である、ジオテクス・グレモリーは自分の妻の背後に、『ゴゴゴ』な効果音的文字を幻視していた。
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…同じ頃の、若手悪魔が集まっている部屋では、
「な…何なのですか、あの男は?
顔が良ければ、何をやっても良いと許されていると、勘違いしているのですか?」
「さいてー。」「さいあくー。」
「いや、お前等…ヤツと同じ男として言わせて貰うが、それは違うと思うぞ?」
「そ、そんな…木場きゅんが…木場きゅんが、そんな事をしようとするなんて…」
「あれじゃあ兵藤と、同じだよぉ!」
「ちょ…貴女達? あれは彼女が、勝手に言っているだけですよ?」
「イケメン、ざまぁwww」
「しかし あれは ある意味、凄まじい才能だぞ?
現場だけでなく、画面越しの此の場までも、カオスに導くとは…」
ララティーナの発言により、室内の女性の半数以上が、やはり木場に対して何やら勘違いを起こしていた。
どうやら彼女の台詞には、100㌫では無いにしろ、それを聞いた者を勘違いさせる程の、説得力とは別な
「木場きゅん…
ゲームに 託つけて あんな女でなくても…
一言 私に言ってくれたら、何でも…
ん、子作りまでなら、OKしてあげるのに!」
「いや、副会長…それって
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「で…でぇぃやぁっ!」
「おぉっ!?♪」
バキィッ!
そして、膠着状態だった木場とララティーナだったが、遂に木場が動く。
本人的には全く謂れの無い、まるで当人がセクハラ的行為を犯すかの如くな冤罪染みた発言に、居た堪れなくなったからか…
兎に角もう、彼女には黙って貰おう!
…そう思いながら、『初手は譲る』の発言通りに、正眼の構えのララティーナの肩口に、渾身の一打を浴びせるが、
「な?!」
「ふはははははは!何だ、その程度か!?」
木場の魔剣は逆に、彼女の
「約束通り、初手は譲った!
今度は私から行くぞ!」
ぶぅん…
「くっ…!」
そして そう言いながらの、両手持ちの大剣の大振りを、難無く躱した木場は、自身の
ガキッ…
「良い、打ち込みだ。
しかし、まだ甘い!」
ぶぉぉん…!
「ぅゎあっ?!」
その一撃も大剣で捌かれ、ララティーナは御返しとばかりな強烈なフルスィング。
…が、木場も また、これを躱し、その儘に繰り出す一撃は、白銀の鎧に止められてしまう。
「フッ…ララティーナは確かに攻撃はザルだが、防御面では その硬さも然る事ながら、武器による攻撃を受け止め往なす事でも、我等ディオドラ眷属の中では随一!
相手は何時も、太刀捌きの防御と硬過ぎる鎧により、決定的ダメージを負わせる前に攻め疲れで動けなくなり、最後は そのザルでも当たる、馬鹿力の直撃を喰らって、ジ・エンドなのさ!」
1vs1の戦いに手を出すのは不粋としているのか、或いは手を出す必要が無いと考えているのか、シャルロットが現状を解説するかの様に、口を出す。
「…それならば!」
ドンッ
木場は両手持ちの、巨大かつ重厚な魔剣を創造。
「おぉ!♪ 中々に、破壊力の有りそうな剣だな!
さぁ、打って来い!さぁ、速く!」
「…それじゃ、遠慮無く!」
その剣を見たララティーナが嬉しそうに、挑発するかの様な無防備な構えを見せ、木場は それに逆上する事無く、冷静に踏み込み、
ドッゴッ!
その縦一文字の一撃は、金髪ポニーテールの少女の脳天を捕らえたかに見えたが、
「あっ…ふぅ…ん…良い、良いぞ!凄く重い、良い一撃だ!」
だがそれも、寸前のタイミングで、横に構えた大剣のガードに阻まれる。
「もう少しスピードが有れば、違う結果になっていたかも知れないな。
惜しむのは、その剣を十全に扱うには少し、筋力が不足していないか?
…てゆーか それは、スピード特化な
斬撃を受け止め、腕に伝わる衝撃に、一瞬、快感を得たかの様に悦艷な表情を見せたララティーナが、木場に武器の選択について駄目出し。
「…それでも!」
ベキッ!
続けて放つ、胸元狙いの横薙ぎは、強固な鎧に弾き返された。
「あっ…ぅぅん!
ふっ…ふはははは!どうしたどうした!
そんな軟弱な太刀筋では、この鎧、そして我が肉体には、傷1つ付ける事は出来ないぞ!
さぁ、もっと打ってきてみせろ!
それとも、もう終わりなのか?
…ハァハァ(*゚∀゚)=3」
「……………………………。」
≫≫≫
『リアス・グレモリー様の
「…!!?」
その後も、幾度と続く木場とララティーナの攻防の最中、アナウンスが流れる。
「
そんな…スーザンさんが、やられたのか?」
「はっはっは!他所を気にしている、そんな余裕が有るのか?」
「?!」
それを聞き、驚きと動揺を隠せない木場に、先程からの重剣を受け止める衝撃による、悦楽の表情を隠さなくなった
ドッゴァッ!
しかし これを木場は冷静に、そして余裕で躱し、地面を叩き付けた剣は その場に、巨大なクレーターを作り上げた。
「おのれぇい!ちょこまかと!!」
これに対し、冷静でないのはララティーナ。
如何に自分の攻撃が、的確さに欠けているのに自覚が有ると云え、余りにも躱され続けられ、徐々に苛立ち始めていた。
「隙有り!」
「!???」
ぶぅん…ドガッ!
そして その、心情の乱れを、木場は見逃さない。
巨大な魔剣を先程のララティーナの様な、縦の大振りを繰り出すと、金髪の少女も、大剣を盾代わりにしての
この戦闘、幾度と変わり無く、繰り返された攻防だ。
「ぅ…??!」
ドサッ…
しかし、ここで変化が。
木場の巨大魔剣を受け止めたララティーナが、突如、自分の大剣を地面に落とす。
「…な?」
そして わなわなと、自分の小刻みに震える両手を見据える。
「ふぅ…。漸く…かい?」
「何だと?!貴様…何を…?」
それを見て、少しだけ呆れ顔で、安堵の笑みを溢す木場。
「簡単な話さ。
如何に、貴女が頑丈、且つ耐久に優れていても、何度も あれだけの"重い"攻撃を剣で受け続けていれば その衝撃で、腕だって痺れるよ。」
「何だと?」
「腕だけじゃない。
鎧と その下の
結局は外の、表面的なダメージは与えられなかったけと、身体の内側、"芯"には きっちりと、伝わっていたみたいだね。」
「何…だと…?!」
「彼方の…彼女の お陰さ。」
「な…私!?」
木場の説明に、驚きの顔を見せるララティーナ。
…と、不意に顔を向けられ話を振られた、シャルロットも、同様な表情を見せる。
「あの時の貴女の台詞から、そちらのララティーナさん…の、今までの相手は恐らく、彼女に
その事を聞いた僕は、最初から身体の
だからこそ、僕の本来のスタイルとは違う、
「私の あの言葉で…思い付いたとでも言うのか?」
「イグザクトリーで御座います!」
続く木場の解説に、シャルロットが質問すると、それを肯で答える木場。
「…さ・て。」
「む?」
そして木場は、再び顔をララティーナに向ける。
「武器を持てない状態で悪いけど、これもゲームだ。
決着を、着けさせて貰うよ?」
タタタッ…
「ふん…上等だ!」
普段から多用している、長剣タイプの魔剣に持ち替えた木場が、ララティーナにダッシュ。
対するララティーナも、未だ直らぬ手や腕の痺れから、剣は持てないと判断したか、足元の大剣を拾う事無く、ボクサー型の姿勢で応戦の構え。
「せぇい!」「てやっ!」
バキィッ!
「う…が…?!」
この競り合いは、ララティーナの右ストレートをサイドステップで躱した木場が、その儘 懐に入り込んでの、鎧で覆われていない脇腹への一撃が炸裂。
「
ドスドスドスドスドス…!!
「うわぁぁああぁぁ~ふふ…!」
更には透かさず、地面に無数の刃を剣山の如く生やす様に創っての追い撃ちが、この屈強な
「く…っ…」
それでも、防御力と体力の高さからか、もう動けなくなったにも拘わらず、ララティーナは
どうやら致命的ダメージは負っていないからか、リタイア扱いには ならない様だ。
「くっ…これも貴様の計算通りと言うのか?
こうやって わざとリタイアさせず、尚且つ動けない無抵抗な私に、薄い本みたいな事をしようとしていのだな?!
巫山戯るな!私の身体は、貴様如きが易々と触れて良い物では無い!
さぁ、くっ殺ぉおォっ!!」
「いや、しないからね!」
体は動かせないにしろ、口を動かす事から為る彼女の発言を全力で否定した木場は、もう1人の敵、シャルロット・クリフと対峙した。
「安心しろ。
私は、あんな変態とは違う。
改めて
≫≫≫
『ディオドラ・アスタロト様の
「はぁ…はぁ…」
数分後、片膝を地に着き、魔剣を杖代わりにして、大きく乱れた呼吸を木場がしている中、フィールドに
『リアス・グレモリー様の
「……??!」
そして直後、更に
「そんな…堀井さん、も…?」
これを聞いた木場が、顔を強張らせる。
既にリアス陣営は兵藤、ギャスパー、スーザンが
ここで更に、堀井もリタイア。
これで北エリアの拠点で待機しているリアスと
そして東と西のエリアから攻め入っていた味方が全滅したと云う事は、その2方から敵が攻めて来るのは、間違い無い。
この儘 単身、敵拠点を目指すか、一度、拠点防衛の意味で、引き返すか…
「……………………。」
数秒の思案の後、このリアス・グレモリーの
「ま…待て…
この私に、トドメを刺さずに行く心算か…?」
「……………………………………。」
タタタタタッ…
「お、おぃっ?!」
そして、金髪ポニーテールの美少女の呼び掛けを無視して、木場は己が主を守るべく、この場を走り去る。
「くっ…ハぁぁあっ…
ほ、放置プレイとは、何処までも、何とも鬼畜な男なの…だ…ハァハァ…(*゚∀゚)=3」
①今回登場のキャラ
ララティーナ・アダマンタイト…ダスティネス・フォード・ララティーナ(このすば!)
シャルロット・クリフ…女騎士(まおゆう/画:石田あきら)
万里谷祐理…万里谷祐理(カンピオーネ!)
セリス・シェール…セリス・シェール(FINAL FANTASY VI)
…のイメージで
②頑張れ木場きゅん!負けるな木場きゅん!(笑)
③ララティーナ可愛いよララティーナ
過去、最大の文字数になった?
感想、評価、よろしくです。