兵藤&木場vsサイラオーグ!
『始めっ!』
チェス盤の様な模様の闘技台中央、銀髪の
「行くよ、兵藤君!」
「応よ!!」
それと同時、グレモリーを象徴するかの様な、紅の上着の燕尾服を着た兵藤と木場は二手に別れ、
「
『BOOST!!』
「
其々が
「フッ…」
それに対してサイラオーグは不敵な笑みを溢し、2人の狙いを察したのか、
「ちぃっ、完全に誘ってやがる!」
「くっ、舐められたもんだね!」
2人の攻撃に興味津々な態度を隠そうとしない、"待ち"の姿勢の敵の
≫≫≫
『BOOST!…EXPLOSION!!』
「よし、溜まった!」
殆ど正方形な形の闘技台の内側を円の動きで動く兵藤と木場。
試合開始から約1分、兵藤の
「喰らえ! ド・ラ・ゴ・ン…波ァッ!」
ドッゴォォォッ!
そして、その左腕…
⇒⇒⇒
…『ドラグ・ソボール』なる
週刊少年誌の連載は30年近く前に終わっているにも拘わらず、未だ何度もアニメがリメイクして放映され、多くの作家が原作者監修の続編やスピンオフ作品を世に出す人気作品だ。
兵藤は所謂リメイク世代であるが、この作品の熱狂的ファンだった。
そして今、この男が放った『ドラゴン波』なる魔弾は、本来は件の作品の主人公の少年、空孫悟が使う、所謂"氣"と呼ばれる体内に宿るエネルギーを武器として撃ち放つ、作品内でも代名詞とされる必殺技である。
兵藤は それを自己流に模倣・アレンジした上で、悪魔としての魔力を己の
…尚、
≫≫≫
ドッゴォォォッ!
しかし、この遠距離砲は、
「
シュゥン…
「げ?!」「まさか!?」
動じる事の無いサイラオーグの一声…気合いの籠った雄叫び一喝で消滅した。
これには兵藤は勿論、その威力を知っている木場も驚きの余り、足の動きを止めてしまう。
ダッ…!
「……!!」「…しまっ…?!」
そして この攻撃が引き金となり、今まで不動だったサイラオーグが動き出す。
見るからにパワー重視な、全身筋肉の塊の表現が似合う体とは思えない様な鋭く素早い踏み込みで、一気に兵藤との間合いを詰めた若手最強と呼ばれる漢は、
ドス…ガンッ…!
「うぉ…!?」
左拳を相手の鳩尾に埋め、直後に頭突き。
更には その一撃で意識が半分飛んだ兵藤の頭を脇で挟む様にガッシリと捕まえると、その儘 大きくジャンプ。
ずどぉっ!
「が…」
サイラオーグが背中受け身を取る要領で着地すると同時、兵藤は脳天を石盤に突き刺すかの様に痛打してしまう。
「ひょ…兵藤君!?」
ダッ…
それを見た木場が、慌てて今までの円の動きから一転、魔剣を構え、サイラオーグに一直線に特攻するが、
ぶん!
「!?」
サイラオーグは それを迎撃するかの様な、回し蹴りの一閃を放つ。
しかし木場も これに反応、バックステップで回避。
その隙に兵藤も頭を押さえながら起き上がり、サイラオーグから距離を開けた。
「どうした、もう 終わりか?」
「「………!!」」
余裕…否、自信の表れのサイラオーグの台詞に、リアス眷属の2人は顔を歪める。
「くそ…、あれでも まだ足りないのか…」
兵藤の
そして今の兵藤では6回の倍加、即ち64倍に迄 引き上げるのが限界であり、それによる全力の一撃が気合いだけで消されたショックで、肉体以上に精神にもダメージを負っていた。
「…戦闘中に考え事か、赤龍帝!?」
「…!しまっ…?!」
そんな兵藤に再び、サイラオーグが猛追。
ドガァッ!
「わぁぁあ~!!?」
兵藤の腹に、今度は右の拳をアッパー気味に突き上げる。
それにより上空、遥か
「…よくも!」
ダッ…!
斬!斬!斬!
これに、仲間の仇とばかり、木場が魔剣でのラッシュを仕掛けるが、
「なかなか素早く、その1つ1つが丁寧な、良い攻撃だ。…しかし!」
それをサイラオーグは悉く躱し続け、
「でぇいやぁ!」
斬!!
「な…??!」
気合いの雄叫びと共に放った渾身の一撃ですら、何の防具を着けていない、生身の左腕でのガードで受け止められてしまう。
当然、サイラオーグの腕には傷1つ付いていない。
「…しかし、余りにも、軽過ぎる!」
どん!
そして放たれる右の正拳突き。
「うわぁあっ!?」
これを正面から まともに胸元に受けた木場も、チェス盤の中心から盤面角まで飛ばされた。
スタスタ…
そしてサイラオーグは、無言で数歩、右へ移動すると、その場で右腕を真横に振り抜く。
バキィッ!!
「がぇっ…?!」
すると其処には丁度、この男が先程 真上に打ち上げ、錐揉みで墜ちてきた兵藤の顔面が在り、その拳が直撃。
今度は真横に飛ばされて
『リアス・グレモリー選手の
≫≫≫
◇コヤス・サン◇
えろ龍帝退場で、観客席大盛り上がりwww
◇セイジョ☆スキー◇
ついでに この室内観戦の場でも、女性陣が凄い喜びようだよ(笑)
◇名無しの悪魔◇
でしょーねーwww
◇名無しのNT◇
ふん!良い気味だ、俗物が!!
◇名無しのブラックドラゴン◇
ざまぁwww
◇セイジョ☆スキー◇
さて、ゲームだけど、また木場君が距離を置いて、剣を構えて魔力を集中。
何か大技?を狙っている感じだけど、サイラオーグは それを妨害とかする事無く、受けて立つ姿勢だ。
◇名無しの眼鏡(メロンの方よ)◇
木場きゅん木場きゅん木場きゅん木場きゅん木場きゅん木場きゅん木場きゅん木場きゅん(はぁと)
◇名無しの聖騎士(元)◇
う~む…。私から言わせれば、サイラオーグ殿の あの余裕な真似は、戴けないな。あのキバユート、何やら すんごい事をしでかす気がするぞ。あの鬼畜男の恐ろしさは、私が一番よく知っている心算だ。
◇セイジョ☆スキー◇
ん。キミは少しだけ、黙っていようか。
◇名無しの悪魔◇
ララティーナ可愛いよ、ララティーナ!
※※※
≫≫≫
「……………………………。」
木場祐斗は内心、焦っていた。
サイラオーグを前にして、兵藤が
その前に自分が繰り出した、渾身の斬撃を、事も在ろうに生身の腕で、受け止められてしまったのだ。
「全く…どんな鍛え方したら、そんな筋肉に なるんですか?」
そんな彼にとって、サイラオーグに有効打を与えられるであろう、そんな手段は最早1つしか残されていないに等しい。
う~ん、折角
敵で無く、祐斗…お前自身にだ。
力や技の出し惜しみは…しかも、身に付けたばかりの技術なら尚更、本来は するべきでは無く、寧ろ より確実に自分の物とする為、ガンガン使うべき、なのだけどな…
禁手で無く
「…………………………。」
数日前の、剣術の師の言葉を思い出す木場。
「沖田
残念ですが この
そして意を決し、改めて目の前の最強の
「ほう? 手詰まりと思っていたが、どうやら まだ、奥の手が残っているみたいだな?…面白い!」
それを見たサイラオーグは、それを邪魔する事無く、受けて立つ構えを見せた。
そして、
「…
カッ!
木場の魔剣が眩しい光を放ち、禍々しく変化。
「【
全ての者に死を撒き散らす最凶最悪の暗黒の剣の力、その身で受けて貰います!」
漆黒の両刃には、血管を連想させる赤いラインが脈打ち、やはり漆黒を基調とした柄には、動物の骨の様な、汚れた白の装飾が施されている。
「…っ!?」
そして、この
「クッ…長くは…持たない…!」
だからこそ、木場の師も封印を勧めていたのだ。
「うおぉぉ…」
それでも尚、木場は魔剣に、自分の命を吸わせ続ける。
「…………………………。」
そしてサイラオーグは、それを黙って見ている。
彼も既に、木場が自らの生命を魔剣にチャージしている事には気付いていた。
それで繰り出される攻撃は、半端な威力で無い事は、容易に想像出来る。
今 此処で攻撃を仕掛ければ、技の発動は中止、木場は無駄に生命力を消費したに過ぎなくなる。
…が、この漢は そんな選択肢は持ち合わせていない。
自分に それ程の価値を示してくれた戦士に、ならば その全てを受け止め、その上で斃す。
それが目の前の男の覚悟に対する敬意として、選んだ答えである。
戦う者としては甘い発想かも知れないが、しかし この思考が、今の この漢を作り上げた要因でもあった。
そして、
「
ブゴォォォォォォオッ!!!!
木場の一刀両断の振りから放たれた、巨大な黒い衝撃波が、サイラオーグ目掛けて襲い掛かった。
♪さあ今こそ命を賭けて進み出す時
思いが強い程 強くなる♪
(ガイドライン使用)
次回、リアスvsサイラオーグ、決着!
感想、評価よろしくです。
…って、お気に入り増え増えなのに、評価が下がるって…orz
そんな訳で、
感想、評価よろしくです。(2回目)
この次は、ディオドラ・アスタロトvsソーナ・シトリーのゲームですが、どちらを勝たせましょうか?(ぶっちゃけ まだ決めてないwww)
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セイジョ☆スキー
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ひんぬー会長