"S"って誰だ?
ソーたんなのか?
それとも、セイジョ☆スキーか?
【今回の予習】
37話と56話を読んでください。
♪~♪♪♪♪~♪♪
「??」
ゲーム観戦中に、サトルのスマホにメールの着信音が鳴った。
サトルのスマホは、極普通の日本のショップで買った、極々普通な物。
故に、普通なら現在居る冥界にて、着信するなど有り得ない。
「…………………………………。
灯、螢、仕事だ。」
「「………!!」」
しかし その内容を見たサトルはサングラスを掻け直し、
「どうか、したのかい?」
「申し訳無い。急の仕事が入りました。」
そしてサトル達の隣でゲームの解説をしていた上級悪魔貴族?ティアブラッド(仮名)に一言告げると、3人はゲームの観戦途中で、スタジアムを後にした。
…その間でも、ゲームは続いている。
▼▼▼
「きゃあぁあっ?!」
『ディオドラ・アスタロト選手の
塔の様な建築物の中で、戦闘を繰り広げていたのは、ソーナの
そして今、その2人の連携で退場した、ディオドラの
そして、もう1人…
「き、貴様ァッ!」
ぶぅん!
「おわっ?!」「きゃあ!?」
同じくディオドラの
匙と仁村は、先ずは遠距離からの魔法攻撃を使用するルイズを厄介視し、
匙の
これにより、
ひゅいん…!
「……!!?」
そして、ララティーナに対しても、剣の大振りの隙を突き、ラインで完全拘束。
「き、貴様…!
何で卑猥且つ破廉恥な攻撃だ…!」
「「え゙?!」」
そしてルイズ同様に、敵の動きを封じ、止めに入ろうとした匙と仁村だが、ララティーナの台詞に動きが止まってしまう。
「この触手で私を雁字搦めにし、無抵抗となった処を、辱しめる心算だな??!」
「「は…はいぃ?」」
無論、2人は そんな心算は無いのだが、ララティーナの斜め上の発想に、このソーナの
「巫山戯るなよ! この私の心は無論、身体もディオドラ様だけの物だ!
貴様如きが好きにして良い代物では無いぞ!」
「んな事しねーよ!…って、仁村!お前も然気に距離 空けてんな!」
続くララティーナの妄言に、匙は思わず反論。
ついでに それを真に受けたのか、サササ…と、自分から無言で離れていく仁村にも、突っ込みを入れた。
「…しかし貴様は そんなの御構い無く、鎧とアンダーを引き剥がすと、この触手を使って、あんな事や こんな事や そんな事をすr
「どんな事だ!??」
「せ…先輩って、触手プレイが好みだったんすか?
それって かなり、変態入ってまっすよ?」
「違ぇよ!…ってゆーか、触手って言うな!!」
「くっ殺ぉおっ!!」
「いい加減にしろ!!」
▼▼▼
「「「「「………………。」」」」」
スタジアム内の、若手悪魔が集っている閲覧室。
此処では この匙達とララティーナの遣り取りを見て、各々が様々な感想を抱いていた。
「何とも情けない…
私は あの様な低俗な男と、全力を以て引き分けたと云うのか…?!
私は あの時の戦いを、誇りに思っていたのだぞ…!」
執事服を着た、白髪混じりの初老の男が無念そうに呟き、
「ははは…匙君、どんまい…!」
金髪の少年は苦笑しながら、全てを解っているかの様な同情の眼差しで、モニターに声を向ける。
「…しかし、戦術的には、有効な手段だ。
確かに個人の好き嫌いは出るだろうが、決して貶められる戦法では無いぞ。」
黒髪紫瞳の青年は、感心したかの様に、支持する発言をし、
「ぎゃははははははははは!
は、腹が痛ぇっ!」
茶髪の少年は腹を抱え、絨毯張りの床の上を、笑いながら転げ回っていた。
▼▼▼
「これは…」
「な、何とも…」
「確かに反則では、ないが…」
「しかし、ですな…」
「いやいや。ある意味、"捨て身"と云う点では、評価出来なくともないですぞ?」
「ん。捨て身過ぎるよね(笑)。」
「きもーい。」
「きしょーい。」
「いや、お前等…
あれは あっちの女が、勝手に言ってるだけだからな?」
「ん~、元士朗ちゃん、相手が悪過ぎたね★」
そして別室。
上級の貴族達が閲覧しているVIPルームでも、この遣り取りに是非が問われていた。
「フハハハハハハハ!
だから吾輩は言ったではないか、このゲームでもMVPを狙い、お嬢に お褒めの言葉と同時に その儘あわよくば御褒美として、新入り少年みたいに自分も…等と考えていた小僧よ!
貴様の その
今の貴様の誤解から生じる羞恥の悪感情、美味である美味である美味であーる!」
「バ=ニルちゃん、笑い過ぎだよ~?」
そんな中、まるでアニメの世界から現れたかの様な衣裳に身を包んだ黒髪ツインテールの女性の横に控えている、白黒ハーフ&ハーフの仮面を着けたタキシード姿の長身の男は、嬉しそうに声を大にして嗤っていた。
≫≫≫
『ディオドラ・アスタロト選手の
『ソーナ・シトリー選手の
『ディオドラ・アスタロト選手の
『ディオドラ・アスタロト選手の
『ソーナ・シトリー選手の
『ディオドラ・アスタロト選手の
『ソーナ・シトリー選手の
『ディオドラ・アスタロト選手の
…その後もゲームは進み、両チーム、互いに脱落者を出しつつも、確実に旗を入手。
そして残り時間が60分を切った頃、
「…やあ。」
「…どーも。」
「一応 聞くけど、あの旗を諦め、素直に退くなら、見逃してあげるよ?」
「けっ!その台詞、そっくり その儘、返してやるぜ!…ですよ!
行くぜ!
今回は勝利、或いは敗北条件に"拠点制圧"が無い為、中盤以降から軍師・リョーコの許可を得て、積極的に旗取りに参加していたディオドラ。
そんな彼に、"制限時間60分割り"の
びゅん!
「………!!?」
その鋭い回し蹴りが、ディオドラの頬を掠めた。
彼の右頬に横線が入り、そこから うっすらと血が滲み出る。
「参ったね…完全に躱した心算だったのに…
「感心してる場合かよ!」
どどどど…
余裕を見せるディオドラに、匙は明らかに不快な表情を見せ、今度は左右の拳の連打を放つが、これをディオドラは、スウェーバックにヘッドスリップ、バックステップで悉く、巧みに躱していく。
「…強いね。
僕の下僕達を次々と退場に追い込んだのは、キミだね?」
「さあ!どーだかね!?」
びゅん…!
「ははは、危ない危ない♪」
「テメッ…!」
更には
その余裕な態度に匙は、益々 顔を歪めていく。
因みにディオドラの言う通り、
その途中、仁村も
そのシャルロットを倒した後の、ディオドラとの
因みにララティーナは…
「くっ…身体の自由を奪った後の、敢えて止めを刺さずの放置プレイとは…
この前のリアス様の
しかし、この拘束も、悪くは…ない…
ハァハァ…(;゚∀゚)=3」
…未だ あの場で、匙の 触手 ラインで縛られた儘だったりした。
≫≫≫
「ハァ…ハァ…」
「大丈夫かい?息が上がってる様だけど、少し休む?」
「ざけんな!」
戦闘開始から、約5分が経過した。
その5分の間、休む事無く拳や蹴りを繰り出していた匙。
そして それを、躱し続けていたディオドラ。
次第に匙が攻め疲れしたのか、呼吸が荒くなってきた。
匙程で無いにしろ、ずっと その攻撃を躱していたディオドラも、その動きは決して少なくない運動量。
防御の為の集中力を踏まえれば、下手をしたら匙以上に消耗しているかも知れないが、そんな様子が窺えないのは容量の違いか、それとも
「…ってかアンタ、さっきから避けてばっかで、全っ然 攻撃して来ないな?」
「ん~、ごめん。
それは、僕の悪い癖だ。」
「はぁ??!」
自身の問い掛けに対する応えに、戸惑いの顔を見せる匙。
そんな匙に対して、ディオドラは更に言葉を続ける。
「仮にキミが、魔力弾等の攻撃を放ってきたなら、即座に同等な技で反撃して終わらせていたさ。
しかし…これは僕達に魔術でなく、格闘の指南をしている
体術系で攻撃してきた者に対しては、その動きを"観察"する
「………………………。」
「特に…えーと、キミ…」
「匙…匙元士朗だ。」
「ん、ありがとう。匙君、キミは掠めただけとは云え、僕の顔に蹴りを当てたんだ。
俄然、興味が湧いてしまってね。
いや、決して舐めプって訳じゃ、無いんだよ。
しかし、それも終わりだね。
キミの望み通り そろそろ僕も、攻めに転じさせて貰う!」
ダッ…!
「?!!」
そして会話が終わると同時、ディオドラは自らに速度強化の魔法を施すと一気に匙との距離を詰め、
ずんっ!
「かっはっ…!」
魔力を込めた掌打を、鳩尾に突き刺した。
ぐぃ…
「…?!!」
そして両膝を着いている匙の頭部を掴むと、強引に起こし、その頭を肩に乗せ、縦一直線の体勢に担ぎ上げた。
「し、しまっ…?!」
そして この時、匙は思い出す。
夏の若手悪魔の初顔会わせの際の、ディオドラの大立ち回りを。
▼▼▼
「あ、あの技はっ!?」
「出たっ!」
「これは、決まったな…」
同刻。
若手悪魔が集う部屋でも、このディオドラの姿勢を見て、どよめき立った。
「ケッ!」
そんな中、それを見て明ら様に面白くないと言いた気な表情を浮かべているのは、ゼファードル・グラシャラボラスである。
「あらゼファードル、どうかしたのかしら?
何かトラウマでも、思い出しt
「るっせーよ!!」
その場の殆ど全員が察した中、シーグヴァイラ・アガレスが代表するかの様に、やや冷やかし混じりに聞いてみると、キレ気味に応える。
「クソが…!」
それは、この夏の話。
事の起こりは省略するが、ゼファードルに自分の下僕を貶められたディオドラがガチギレ。
その場で前衛的オブジェを大量生産した技こそが…
「
ずどんっ!!
『ソーナ・シトリー選手の
【次回予告】
※※※
◆スレ主◆
【吉報】『セイジョ☆スキーDxD』終了の御知らせ!
次からは ずっと、俺のターンだぜ!
◇セイジョ☆スキー◇
m(_ _)m
匙君、ウチの変態が、すいませんでした~っ!
※※※
感想、よろしくです。