ガルーダDxD(仮)   作:挫梛道

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サトル君が大暴れしていた頃…
 


お母様、来たる!

 

※※※

 

◇名無しの実況悪魔◇

セイジョ氏vsひんぬーさん、決着!

 

◇名無しの悪魔◇

どうなった?

 

◇名無しの実況悪魔◇

結果から言えば、セイジョ氏勝利だよ。

 

◇名無しの悪魔◇

セイジョ☆スキー、おめ!

 

◇名無しの悪魔◇

流石は主役だな(笑)

 

◇名無しのxanadu◇

違うからねwww

 

◇名無しのしっとマスク(血涙)◇

純粋な旗の獲得数は、ソーナ嬢の方が多かったが、1本で複数本分の価値を持つ旗の獲得数の差で、ディオドラ坊が辛くも追い抜いたって処だ。

 

◇名無しの実況悪魔◇

『残り時間30秒!』のアナウンスと同時、応援団の旗をゲットしたのが決まりだった。

 

◇名無しの観戦悪魔◇

それと、守りでもセイジョさんの方が鉄壁だったな。

光の障壁と聖剣の結界は、ある意味反則だぜ。

 

◇名無しの悪魔◇

応援団?

 

◇麗しの令嬢悪魔◇

詳しくは、テレビ放送で!…って所ね

 

◇名無しの悪魔◇

楽しみだ。他に見処ってーと?

 

◇名無しの運対常連◇

見処?そんなの

 

ララティーナ可愛いよララティーナ!

 

…これに尽きる!

 

◇名無しの騎士(金髪)◇

匙君、どんまい!(笑)

 

◇名無しの悪魔◇

察し…www

楽しみだwww

 

◇麗しの令嬢悪魔◇

あの場面、テレビじゃまたカットされるのじゃないかしら?

 

◇名無しの悪魔◇

それにしても、

 

2連勝の兄貴とセイジョ☆

2連敗の駄肉とヤンキー

1ー1の眼鏡さんズ

 

…徐々にだが、若手の位置付けがハッキリしてきたな

 

◇名無しの悪魔◇

盛り上がっている所、すまんが大変だ!

 

◇名無しの悪魔◇

どうした?

 

◇名無しの悪魔◇

ナベリウス家が、襲撃されたらしいぞ!

 

◇名無しの悪魔◇

はい?

 

◇炎の兄貴!◇

何だと?!

 

◇名無しの悪魔◇

詳しくは報道サイトとかテレビとかで臨時ニュースやってるから、そっち観てくれよ。

尤も現状、犯人の正体とか目的とか、全く判ってないみたいだけどね。

 

※※※

 

 

≫≫≫

 

 

※※※

 

◇名無しの悪魔◇

色々と、不明点が多いね

 

◇名無しの悪魔◇

襲撃目的も不明

襲撃者の身元も不明

 

◇名無しの悪魔◇

分かってるのは黒いスーツのグラサン男1人と、仮面にレオタードな女が2人。

金目の物を盗った訳で無し、単に城の警備兵と、当主の孫を殺して逃げただけって…

 

◇名無しの悪魔◇

当主の孫…

あー、ホリェッター姫か。

 

◇名無しの悪魔◇

あ、ホリェッター姫ね。

 

◇名無しの悪魔◇

wwwwwwwww

 

◇名無しの運対常連◇

案外、あのアホを殺るってのが、目的だったりしてな

 

◇名無しの悪魔◇

オブラートオブラート!

 

◇名無しの運対常連◇

るっせー!

俺は、ナベリウス領在住なんだよ!

ぶっちゃけ俺等、あのア・ホリェッターやその他あの家族の我儘無茶振りに、何度泣かされてきたか…

テメー等からすりゃ対岸だろうが、此方は皆、表にゃ出さないが、「ひゃっはー!」してるぜ!

 

◇名無しのしっとマスク(血涙)◇

ナベリウス家の姫君の我儘は、噂で聞いた事が有るが、それ程なのか?

 

◇私もナベリウス領民です。◇

あの家、アホ姫様だけでなく、家族揃ってバカばっかです

 

◇名無しの運対常連◇

税金ぶん上げする癖に、領地経営や土地改善は全く。

その癖、「貴族様EREEEEE!」だからな。

思い付いたみたいに無駄に祭りとか興しやがって、その度、その予算の為だけに税率上げやがる。

直接被害受けてる訳から、ぶっちゃけ駄肉姫よりも、こっちを何とかして欲しい。

 

◇名無しの悪魔◇

あと、取り巻き1号&2号もウゼェ。

 

◇セイジョ☆スキー◇

貴族ってのは、きちんとその義務責務を果たしたからこそ、「俺EREEEEEE!」が出来るのに…

下々の皆さん、ナベリウスが〇〇〇〇〇〇〇〇(過激な表現だったので検閲しました。byスレ主)なだけで、貴族が皆あんな風とは思わないで下さい。

m(_ _)m

 

◇名無しの悪魔◇

あ、セイジョ☆さんだ!

勝利おめっす!

 

◇BSADB★総督(笑)◇

アホ姫様(笑)の話で盛ってる所に悪い、その犯人の話だけどな…

 

◇名無しの悪魔◇

総督?

 

◇名無しの悪魔◇

総督だ!

 

◇BSADB★総督(笑)◇

俺も今、そのニュース観てみたが、報じられていた「黒いスーツの男」ってのに、心当たりが有るちゃ有る。

尤も、黒スーツってだけで「奴等」と決めつけるのも早計だし、奴等が何の理由や目的も無しに、冥界にカチ込みする筈が無え。

仮に、その黒スーツとやらが本当に「奴等」だとしたら、悪魔政府、もしくはナベリウス家か?…が、まだ何か隠してるぜ。

 

◇麗しの令嬢悪魔◇

「奴等」って表現。総督殿は件の賊が、何かしらの集団に属している者と考えているのかしら?

 

◇名無しのひんぬー会長◇

黒いスーツの男…ですか…

 

◇コヤス=サン◇

黒スーツの集団…

もしかしてフ〇゙キ組か?

 

◇名無しの悪魔◇

あら、ひんぬーやコヤスさんも、何か心当たりが?

 

◇名無しのひんぬー会長◇

ひんぬーゆーな!

私は決して貧乳なんかじゃない!

周りが無駄に大き過ぎるから、そう見えてるだけです!

てゆーかスレ主さん!

このハンネ、マジに何とかして下さい!

 

◇セイジョ☆スキー◇

( ・∀・)つ[牛乳]

 

◇炎の兄貴!◇

(;・ω・)つ{大豆プロテイン}

 

◇麗しの令嬢悪魔◇

(:´△`)つ(PAD)

 

◇名無しのひんぬー会長◇

うがーーーーーーーーーっ!!!! 

 

※※※

 

▼▼▼

「くっくっくっく…www」

堕天使総督アザゼルは自身の執務室にて、何時ものサイトに()()()()()()()書き込みを残した後、その後の遣り取りを見て苦笑していた。

 

 

 

…いやいや、黒スーツの賊ってのに、つい反応してコメントしちまったが まさか本当に、()()()()()()()()()の仕業とは思えんな。

例えば、悪魔が『【日本神話】の関係者が神器(セイクリッド・ギア)を覚醒させたから下僕悪魔にしようとして拉致った』とかな理由でも無い限り、冥界(コッチ)に乗り込んだりは、しねえだろ?…って、悪魔(アイツラ)なら やりかねんか?

 

 

 

そんな風に、考えながら。

 

「…何を、物思いに耽っているのですか?」

「…??!」

 

ビックゥッ!

 

そんなアザゼルに、背後から掛ける声が1つ。

いきなりの それに、堕天使総督は思わず、思いきり肩を飛び上がらせてしまう。

 

「しぇ、シェムハザ!?

テメー、何時の間に?」

「そんな事は どうでも良いでしょう。

アザゼル、貴方は今の この時間に、何をしているのですか?」

「………………………………。」

その声の主は、グリゴリ副総督のシェムハザだった。

どうやら彼は、業務時間帯でも仕事をサボり、パソコンで遊んでいる自分の上司に対して、とても お怒りな御様子だ。

 

どん!

 

「こ、これは…?」

「見ての通り、書類の山です。」

そんなシェムハザは、アザゼルの無駄に良い味わいを醸し出している、アンティーク調の両袖机の上に、大量の書類を積み上げる。

 

「私が見張っていてあげます。

さぁ、今日は これ等を終わらせる迄は、帰らせませんからね!」

「見張りって、ちょ…オマ…

お前は仕事は、しなくて良いのかよ?!」

「御心配無く! 既に この為に全て、終わらせていますから!」

「じゃ、じゃあ、少し手伝うとか…」

「しゃあらっぷ!

さっさと お始めなさい!この、サボり魔総督!」

「働きたくないでござる!( @Д@メ)

絶対に働きたくないでござる!!」

 

▼▼▼

「ちょ…兵藤君、いくら何でも、それは安直過ぎだと思うよ?」

「いや、しかしだなぁ!?」

同じ頃のグレモリー城。

リアス・グレモリー達にも、ナベリウス家襲撃の報は耳に届いていた。

 

「間違い無いって!

この犯人は、ガルーダの野郎に決まってるって!

仮面にレオタードの女の子2人なんて組み合わせ、他に居ないだろ?」

「いや、探せば結構 居ると思うよ?」

その報道による襲撃犯の出で立ち…黒スーツは兎も角、レオタードの女2人という特徴から、兵藤は この2人を以前に出会った、白音と黒歌と推測。

必然的に、黒スーツをサトル(ガルーダ)と断定したのだが、

「イッセー…

貴方が あの男を嫌いなのは解るけど…そりゃ私だって、大嫌いよ!あんな奴!!

…でも、アイツは人間よ?

簡単に冥界に出入り出来る筈が無いわ。

仮に あの男だとしたら、何の為に襲撃を仕掛けたって言うの?」

「うん。何でも彼のせいにするのは、違うと思うよ?」

「ニュースでも、あの地の民が、我儘お姫様に対する怒りが爆発したのでは?…と言っていますわ。」

「流石に視野が、狭過ぎるわ。」

しかし、リアス他、他の眷属達は、その短絡過ぎる根拠に…実は兵藤のファインプレーな発言だったのだが…それを否定するのだった。

尤も、これで彼女をまた何時もの如く、『無能』と評するのは、酷と云う物。

 

「うぐぐ…自信、有ったのに…!」

 

▼▼▼

また同じ頃の、高天原の神殿。

 

「とりあえずは、お疲れさん。

そして正式に『NIN=JA』としての初任務の無事 成功、おめでとう。

…蜜柑ちゃん、だったっけ?

親御さん達も、泣きながら君達に感謝していたぜ。」

「サトルさん、おめでとうございます!」

「どうも…」

悪魔(ナベリウス)に拉致された少女、彪部蜜柑を無事に救出したサトルの報告を聞き、それに労いの言葉を掛けているのは【日本神話】主神の天照大神と その侍女兼 恋人 弟子の、アーシア・アルジェント。

 

「…それにしても、本当に良かったんにゃ?」

「ん?何がだい、黒歌ちゃん?」

「少し、殺り過ぎた気が…」

「先に言っておきますが、殺ったのは全部、サト君です。」

「おい?!」

それに対して、任務成功は良いが、その詳細を、少し気にしているのは猫姉妹。

特に、あの場で止める気は確かに皆無だったが、純血の貴族悪魔の殺害は、今後の勢力関係を考えると、思う処が有る様だ。

 

「あー、それなら全然、気にする事は無いよ。

寧ろ、善く殺った!(*^ー゚)b …って感じだぜ。」

しかしアマテラスは、それを杞憂だと笑いながら応える。

 

「確かに悪魔連中も、何時かはサトル君の黒服から、『NIN=JA』…則ち【日本神話】に辿り着くだろう。

サトル君なら、気付いてるだろ?

今回は わざと、その答えに導こうとしてた事を。」

「まぁ、何となく…もしかして…のレベルでしたけど。」

「でも、それに何か問題が有るかい?

連中が『純血悪魔を殺害した』と、ウチにクレームを憑けてくる?

はっはっは! 先に"日の本(ぼく)"の(こども)を拉致ったのは、何処の何奴だい?…って話だよ。

寧ろ、正しく どんな面 下げて来るか、興味が湧いて来ないかい?

戦争に発展?

それは それで、面白いじゃないか。

あんな下らない内輪揉めすら終わらせる事の出来ない、弱小勢力の更に一派閥だぜ?

事が起きた時は、それこそ【聖書】毎、滅ぼしてやるさ。

自分達が誰に喧嘩を売ったのか、その魂に直接、教え込んでやるよ。」

そして更に笑いながらも、アマテラスは重々しく言葉を続けるのだった。

 

≫≫≫

神器(セイクリッド・ギア)に目覚めたって事は 、あの子も将来は『NIN=JA』に入るんですか?』

「ん~、どうだろうね。

あの子の神器(セイクリッド・ギア)は、どうやらアーシアちゃんと同じ、『治癒系』みたいだし?

それに元々 彪部家は、戦闘や諜報の家系じゃないからね。

とりあえずは神器(セイクリッド・ギア)の扱いの方は、アーシアちゃんに任せる予定だよ。」

「「「………………………。」」」

「………!?」

そして話は、サトル達が助け出した少女の事に。

サトルの質問に、アマテラスは彪部蜜柑をアーシアの下に置くと答える。

それは当面は、蜜柑も侍女見習いとして、アマテラスに仕えさせると云う事だ。

 

「心配しなくても、確かに僕は少しばかりレ〇゙っ気は有るけど、決してロリ〇ンじゃあないから。

だからサトル君白音ちゃん黒歌ちゃん?

そのスマホは仕舞おうぜ?

ほら、アーシアちゃんも。

『うぅ…この、浮気者~!』…な感じに、涙目で睨んだりしない。」

 

▼▼▼

…数日後。

 

「いや、安く買えて良かったぜ。」

「本当ですね。」

学園からの帰り道、スーパーで大量の食材を買って帰宅しているのは、サトルと白音。

 

「…で、今日の夕飯は、何にするにゃ?」

「親子丼。」

「サト君の親子丼、美味しいから楽しみです。」

それに黒歌も加わり、今晩の献立等、色々と話ながら自宅(マンション)に着いた時、その入り口には見た目20代前半に見える、女が1人立っていた。

長い髪の毛を金と赤のハーフ&ハーフで染め、やや露出が多い、派手な服装の女だ。

 

「う~む…

驚かせようと、いきなりアポ無しで来たのは失敗だったわね…」

どうやら彼女は このマンションの住人で無く、そして訪ね先の者も不在らしく、セキュリティドアの前で立ち倦ねている様だった。

 

「「「あ…」」」

「ん?」

そんな彼女を見たサトル達が、一瞬 立ち止まる。

そして女の方も、サトル達に気付き、

 

タタタタッ…もぎゅぅっ!

 

「ん~~、サっトル君、久し振り~♪♡」

「ふごふゎぁっあ?!」

「「あ゙ーーーーーーっ?!!」」

ダッシュで駆け寄るとサトルに飛び付き、大きく胸元が開けた衣裳…その剥き出しな谷間に顔面を埋めるが如くな、過激な抱擁を交わすのだった。

 

「もが…ふ、藤舞さん、死ぬ!マジに死ぬるから!…んむむ~?!」

「サ…サトルに何してるにゃ!このエロ猫ババア!」

「お母様、窒息死させる気ですか?

早くサト君から離れて下さい!!」

 




 

フハハハハハハ!
サブタイでヴェネラナさんの出番だと思ったか?
残念!藤舞さんでした!
 
②藤舞さんの容姿イメージは、キャラ・スーン(ガンダムZZ)で。
 
③アマテラス様の年齢からすれば、アーシアたんも十分にロリになるんじゃね?…って突っ込みは厳禁でs
 
 
 
 
 
 
 
 
…只今、作者がアマテラス様に肉体言語(サブミッション)100連発で〆られています。
暫く お待ち下さい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
次回予告『Sa TOる(仮)』
乞う、御期待!
 
感想よろしくです。

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