今回は完全な閑話回です。
堕天使は【日本神話】から かなり厳しい誓約を強いられていた。
先ずは鎖国の強要。
そして
これにグリゴリの技術開発班…特にMADで定評のある者達は大反発必至だったが、これは総督アザゼルの「俺なんか組織関係無く個人的に作ってた合体変型巨大ロボのデータも全部、作りかけの機体と一緒に持っていかれたんだからな!(泣)」…という涙混じりな必死の説得?で収束した。
尚、この時に その合体変型巨大ロボとやらの開発予算の出所を、鬼がかった形相の堕天使副総督に問い詰められたのは、また別の話である。
しかし反面、誓約には緩い部分も在った。
例えば…
「よっ、爺ぃ共!久し振りだな!」
「おう、お主も色々と大変じゃったのぅ。」
「アァーザーゼール~ゥウっっ!!
貴様、あ~んな
お陰で儂は、儂はなあっ!!」
「落ち着かんか、ゼウ子www」
「その呼び方は止めれぃ!
もう元に戻っとるわい!」
「ギャハハハ!
そりゃ大変だったな。
まさか俺も、あんな
まあ、お詫びに今日は また、良い店 連れてってやるからよ!」
例えば…鎖国の強要と言ったが、それが個だろうが組織だろうが、軍事や商用的で無く純粋な観光・遊覧等が目的ならば、
そう、組織の慰安旅行(2泊3日)を名目に、一度に何人の堕天使が日の本の地を踏み入れようが、一応は何の問題も無かった。
サトルが高天原でサイラオーグ達と一緒に、手合わせ…模擬戦で仲良く犬神家になっていた日の朝、アザゼル率いる堕天使一行は多数のグループに別れ、全国各地の旅館にチェックイン。
各々が日本の観光を満喫していた。
「アザ坊よ…この前の おっパブ、【日本神話】がバックだったみたいじゃぞ…」
「マジ?!」
「神スレで思いっきり曝されたわ!」
「おいおい、客の…しかも その
「「普通に棄却されたわい…」」
因みに堕天使総督殿は、とある神話勢力の主神2柱と待ち合わせ。
「そんな訳で今回は儂等が、既に店をチョイスしておいたわ!」
「とりあえずは
「へっ!やるじゃねーか!
よーし!今日は俺の奢りだ!
それで【日本神話】や余所の神話にフォローしてくれた分は、チャラだからな!」
「れっつごーっ!」
「今日は1日ひゃっはーじゃ!」
…尚、この3名が揚々と入った お店も実は、裏側で【日本神話】の芸と舞の神
更には そうとは知らずに その店で調子に乗って「ひゃっはー!」し過ぎて怖い お兄さん達に店の事務所に連れられOHANASHIされたり。
その後その一部始終をまたしても神スレで盛大に曝されたり。
そして オリュンポス 某神話の主神が、
▼▼▼
「予定以上に買っちゃったわね~♪」
「そうっスね。やっぱり…」
場所は変わり、とある街を歩いているのは、紫の髪にウサ耳カチューシャ、眼鏡を掻けエプロンドレスを身に着けた妙齢の女と金髪ゴスロリの少女。
堕天使のタバネルとミッテルトだ。
日本随一のサブカルチャーの聖地と云われる この街で、2人はコミックや 薄い本 アニメBR、ゲーム等を大量購入。
両手の紙袋に、中身一杯詰めて大満足していた。
「日本のォォォオッ!
サブカルチャーはァァァアっ!
世界一ィィィィイッ!!~っス!」
パチパチパチパチパチパチパチパチ…
「「「「よく言った!お嬢ちゃん!」」」」
「いぇい!…っス!」
普通なら街中でのシャウトは それなりに恥ずかしいものだが、生憎 此処は ヲタク サブカルチャーの街。
その台詞も
≫≫≫
「…で、お昼どうする?
タバネルさん、お小遣い殆んど使い果たから、安い所が良いんだけど?」
「それはウチもっスよ~…
ん~、お昼ご飯、どうする…って?」
その後も街中を歩いていたタバネルとミッテルト。
もう直ぐ昼食時だが、この2人は その為の金も、先程までの買い物に考え無しに注ぎ込んだらしく、なるべく安く済ませよう等と話していた時、
「
ミッテルトが街中で、何かを発見。
「おーい、ニーぃトぉ~っ♪」
「!!?」
声を掛けた人物は長い金髪、長身の男。
約1週間前まではグリゴリに所属しており、現在は【日本神話】の特殊部隊『NIN=JA』に籍を置いている古杜新都だった。
今は任務外らしく、黒のスーツで無く私服である。
「げげっ?!
み、ミッテルト氏と、タバネル氏?
何故、日本に?」
「うわ…凄く嫌そうな顔…」
街中で いきなり声を掛けられ、動揺を隠さない古杜にタバネルが言うが、これは ある意味当たり前である。
グリゴリを抜けたばかりの彼からすれば堕天使は、今は最も会いたくない者達だろう。
しかも古杜の場合、アマテラスが堕天使を降した後で無く、その前に
「単なる観光っスよ。
だから何処か、美味しい
…で、その後に何処か面白い
「俺は…忙しいのだが…」
「へ~? 今から帰ってゲームに勤しむのが、忙しいと言うのかしら?
説得力無いんだけど?」
「う…」
ミッテルトの要求に古杜は顔を渋めるが、タバネルの言う通り、古杜は両手に堕天使女子同様に、アニメBRやゲーム、美少女フィギュアが詰め込められた紙袋を握っていた。
事実、はっきり言って彼は今現在は暇だった。
「ニート~、やけに冷たくないっスか?
久し振りに会ったってのに!」
「そ、そんな心算は無いのだが…」
「じゃ、何なんスか!?
この前は相手してくれたじゃないっスか!
気分で扱い変えるっスか?!
遊びたい時だけ遊ぶ、都合の良い女扱いっスか??!
ウチよりも
ざわざわざわざわざわ…( ¬_¬)
「ひ、人聞きの悪い言い方は止めてくれないかい!!?」
太陽が1日の中で最も高い位置に在る時間帯、往来激しい街中でのミッテルトの発言は、目立ってしまうには充分過ぎた。
周囲の者達からまるで…特に女性から汚物を見るかの様な目で注目される中、必死に弁明する古杜。
「仕方無い…とりあえず其処ら辺の店で何か食べた後、俺の家でゲームでm
「はぁあ?! ウチ達 今回、日本には旅行で来たんスよ!
それを知り合いの家でゲームって、アホっスか!?
…って、まさかニート、ウチ達を連れ込んだ後、無理矢理に…ぁゎゎ…」
「いや、それは無いからね!」
…結局 彼は夕暮れ時まで、この堕天使女子2人に連れ回され振り回されるのだった。
…
「まあまあ、こんな美少女2人とデート出来たんだから、幸運と思わないと♪」
▼▼▼
「♪あぁ~ みずいろの雨ぇ~♪
♪私の肩を抱いて♪包んで降り続くの~ぉ~ぉ~ぉ~♪」
今回の堕天使の来日は、一応は慰安旅行の名目。
夜になると、堕天使達は各々が割り当てられた全国各地の宿泊施設に戻っていた。
そして此処、某市の旅館でも、宴会が始まっていた。
「お前、日中 何処行ってたよ?」
「…転移を多用して全国の温泉地を巡っていた。」
「オッサンだな…(笑)」
「温泉は…良い…
そう言う貴様は、どうなのだ?」
「フッ!日本各地の酒蔵巡りだ!
あ、お姉さん、芋ロックもう一杯。」
「貴様の方が、余程オッサンではないか!」
黒髪の堕天使少女がカラオケ熱唱している中、酒を飲みながら話しているのは幹部のコカビエルとイクラエル。
どうやら1日中 酒を飲み歩いていたらしいコカビエル。
更には この宴の場でも何杯もの酒を煽った堕天使は完全に
凶悪殺人者顔が割増になっていた。
「………………。」
「む? どうしたのだバラキエル?
料理も酒も全然、手を付けてないじゃないか?」
そんな賑やかな雰囲気の中、場違いな重苦しい空気をその身から放出しているは、堕天使幹部の1人バラキエル。
慎重な面持ちで何やら思い詰めている様であり、普段の堅物顔が割増になっていた。
「すまない。しかし俺は暢気に旅行等、そんな気分には とても なれないのだ。
そもそもアザゼルは、一体 何を考えているのだ?!
この時期に、日本に旅行だと!?」
「この時期…だからじゃないかい?
日本全国各地に堕天使が大量に跋扈…
しかし きちんと
「……………………。」
「連中は文句言えないし、今頃 我々が何かをやらかすか心配で、監視とか無駄な労力を費やしてるんじゃないのか?
今回はマジに、普通の観光だってのによ!」
「アマテラスは気にしないだろうが、他の奴等の"胃袋"には、良い嫌がらせになっているだろう。」
「……………………………。」
「まぁ、お前の気持ちは解らんでもないが、今は普通に楽しんでいれば良いのさ。
…尤もアザゼルの野郎は、本当に朝から何か、やっちまったみたいだがな!(笑)
おら、とりあえず お前も飲め飲め!
あ、お姉さん。芋ロックおかわり、お願いしま~す♡」
興に乗ることが出来ないバラキエルに、純粋な好意で酒を勧める幹部達。
この堕天使の宴は やがて"狂騒"なる表現が相応しくなってゆき、深夜→東の空が明るくなるまで続くのだった。
『♪ゆり ゆらららら♪ゆるゆり♪
♪ゆり ゆらららら♪ゆるゆり♪
♪ゆり ゆらららら♪ゆるゆり♪大事件♪
♪よっしゃいくぞー!♪
♪わん・つー・さん・しっ!♪』
①すいません、普通に話を進めたら、ストックしてたネタが御蔵入りになると思ったんです…
②ミッテちゃんは遊びたい(笑)
③イクラエルさんは温泉が大好きな様です。
④コカビーさんは、芋焼酎が気に入ったみたいです。
⑤今回の参考YouTube
【ハイスクールDXDメンバーでカラオケ行ってみた】(2件ヒットしますが、20:02の方)
歌ネタの元ネタを知らない人は、是非とも視聴を!(笑)
次回『終末③』
乞う御期待!
感想よろしくっス。
さて、駒王学園の新しい生徒会長は誰に しましょう?
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めだかちゃん
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千代ちゃん
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盾無ちゃん