ガルーダDxD(仮)   作:挫梛道

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言うならば説明回
 


戦争遊戯(ウォー・ゲーム)

戦争遊戯(ウォー・ゲーム)

な、何なのよ…それ?」

アマテラスの言葉に、最初に反応したのはリアスだった。

 

「ふふん♪ 凄い食い付きだね、リアスちゃん?」

それに悪戯な笑みを溢す神。

 

「そう…君がイメージしているヤツで、ほぼ正解だよ。

君達悪魔が大好きな、レーティング・ゲームの真似事さ。」

アマテラスは知っていた。

リアスが観戦者としてで無く、プレイヤーとして、レーティング・ゲームに対する深い思い入れが有る事に。

 

「…それに勝てば、私達を解放してくれるとでも言うの?」

「ああ。その通りさ。

心配しなくても僕は君達悪魔と違って、約束は絶対に守る。

…尚、次の君の台詞は、『どういう意味y

「どういう意味よっ!…って、な?!」

「…だ。ほ~ら、当たった♪

いや、だって有名な話じゃん。

悪魔は契約絶対とか言っていながら、都合悪くなると『高貴な我々が、下等な者との約束事を守る必要が何処に有る?』って簡単に反故にするって。

…って、何だい?

その『それは一部の者達だ』って言いた気な顔は?

違うだろ? 君達()"律儀に約束厳守する派"なだけだろ?…極々少数の。」

「………!」

「…で、話を戻すぜ。

どうするんだい? 受ける?それとも明日にでも魔王の公開処刑を始める?」

「や、やってやるわよ!」

…だからこそ、この様なゲームを生死を決める舞台にする話には、絶対に喰らい付いてくる確信が有った。

 

「リアス!何を勝手に…!?」

「仕方無いでしょ!

セラフォルー様もグレイフィアも、話せる状態じゃないんだから!

それに『NO』って言えば、それこそ直ぐに処刑よ!

…なら、受けるしかないでしょ!」

「ぅ…」

そして1人で話を進めようとするリアスに、彼女の女王(クィーン)の姫島朱乃が それを諫めようとするが、今は話が話が出来るのは自分だけだと、それを跳ね除ける。

 

「よーし、なら次はゲームの説明…の前に、赤龍帝君の所に案内して貰えるかな?」

「イッセーの所?」

「何の為、ゲームの話の前に左腕(これ)を出したと思ってるんだい?」

 

▼▼▼

「ぁ…がが…」

「イッセー…」

「やれやれ、可哀想に。

サトル君の技が中途半端だった為、死ねる事無く死ぬまで苦しむ事になっている。」

リアスに案内されて、兵藤が眠る部屋に やってきたアマテラス。

アマテラス曰く、サトルが兵藤に放った技は、本来ならば文字通りのれる

しかし その技の精度が不完全だった為に死には至らず、身体全身の神経を破壊するに留まってしまう。

結果的に手足を動かす事も喋る事も儘ならぬ、死ぬ迄の寝たきり生活が約束された状態になっていた。

 

「か…がが…ぐが…」

そして今、この隻腕の少年は、悪夢に取り憑かれたが如く、魘される様に眠っている。

 

「…………………………。

元に戻して欲しいかい、左腕(これ)?」

「……………!」

水晶に閉じ込められた左腕を見せながら、アマテラスはリアスに問う。

 

「何が、目的なのかしら?」

「ふふ…簡単な話さ。

この赤龍帝君にも、戦争遊戯(ウォー・ゲーム)に出場してもらう…それだけさ。

ゲームは()が多い程、面白いからね。」

それが只の善意での発言で無い事を理解しているリアスがアマテラスに問うと、返ってきた答えは、正に"神の趣味(かって)"から来る物だった。

 

「悪趣味ね…!」

「自覚は有るさ♪

僕は別に、どちらでも構わないぜ?

但し、ゲームによって君達が全滅した場合、結局この子を世話する者が誰も居なくなり…だけどね。」

「…………………………………………………………………………………。

分かったわ、お願い。」

しかし、それに続く神の台詞に、少しの間の沈黙の末、リアスは兵藤の治療を頼むのだった。

 

「ふふん♪賢い判断だ。」

 

ス…

 

その返事に満足したアマテラスは、先ずは左腕の封印を解除。

 

すぽ…シュゥ…

 

「えぇっ?!」

そして その()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、その籠手を再び水晶で封印。

これを見た紅髪の少女が驚きの声を出すが、それは無理が無いだろう。

 

「じゃあ左腕(これ)、繋げるよ。」

そんなリアスをアマテラスはスルー、

 

ジュゥ…

 

斬り落とされた左腕を体に取り付け、傷痕も残さずに治療。

 

「…が…が…スゥ…スゥ…」

「これで終わりだ。

当たり前な話だが、ゲームに出場してもらうから、神経系の故障も治しておいたぜ。」

そして それが終わると、今まで魘されていた少年は、穏やかな顔となり、静かな寝息を吐き始めた。

 

「もう暫くすれば、目も覚ますさ。」

「あ…ありがとう…じゃなくて!

何なのよ?その籠手は?!」

「ん? 知ってる筈だろ?

この子が宿していた神器(セイクリッド・ギア)赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)だよ。」

「そうじゃなくて!」

兵藤の腕から外した籠手について、問い質そうとするリアス。

 

「あー、そーゆー事か。

如何にして外したかは、教えてやる義務も義理も無いから教えてやらない。

その代わり、何故 外したかは教えてやるよ。

悪名高きニ天龍。

彼等とは昔々の大昔から、【日本神話(ぼくたち)】も色々と因縁が有ったんだよ。

そして他の神話勢力同様、このドラゴンを危険視しているのは僕達も変わらない。

だから この赤き龍(ウルシュ・ドラゴン)のドライグ君だけは、封印させて貰っただけさ。

つまり、この子は もう赤龍帝じゃあない。

そして今後、この世に赤龍帝が生まれる事も無い。」

「何です…って…?!」

堕天使から没収した研究データの中には、人間の体内から神器(セイクリッド・ギア)を分離させる技法も記されていた。

しかし それは、同時に その所持者を死なせてしまう未完成な物。

アマテラスは そのデータを高天原に住む技術者達に渡すと、彼等は たった数日で安全に取り除ける、完全な技法を完成させていた。

 

「それじゃ、さっきの部屋に戻ろうか。

皆の前で、改めて戦争遊戯(ウォー・ゲーム)の詳しい説明をしてやるよ。」

「ちょっと! 話は まだ…!」

…その辺りは話す必要が無いとしたアマテラスは、赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)の再封印の理由だけを述べると其処で一方的に話を切り上げ、リアスと共に最初の部屋に戻るのだった。

 

▼▼▼

 

~~~~

 

戦争遊戯(ウォー・ゲーム)

・このゲームは『聖書』と【日本神話】の代表者が何でも有り(バーリ・トゥード)1vs1(タイマン)で戦う。

戦闘中の降参(リザイン)は認められず、戦闘の勝敗は どちらか片方、或いは双方が戦闘不能となった時に決着とする。

・このゲームはレーティング・ゲームの負傷者自動退場術式(リタイア システム)を導入しており、基本的にゲーム内で命を落とす事は無い。

・このゲームの参加人数は、1チーム上限12人とし、『聖書』側は それに所属する者ならば、種族を問わず参戦可能。

そして『聖書』に属さない者が、『個』として『聖書』チームに加わる事も可とする。

これに対して、【日本神話】が その当人や所属勢力に対してのペナルティ等を求める事は無い。

但し、【日本神話】側も、死傷者等の責任追求等には一切 応じない。

・『聖書』側が勝ち越せれば、ゲームは『聖書』の勝利として、現在 軟禁状態の魔王セラフォルー・レヴィアタン、並びにグレモリーの悪魔達は解放。

そうでなかった場合、魔王セラフォルー・レヴィアタンの処刑を執行する。

・ どちらの結果となろうが、このゲームを以て【日本神話】と『聖書』の戦争を一応の終結とする。

・その他、色々の諸々…

 

 

~~~~

 

▼▼▼

「まあ、こんな感じかな?

先に言っとくけど、この屋敷に居る悪魔は、レヴィアタン以外は強制出場の全員参加だ。

そして魔王レヴィアタンの出場は認められないからね。

…何か質問ある?」

戦争遊戯(ウォー・ゲーム)と銘付けられた、(アマテラス)の気紛れの説明が終わった。

 

「全員参加って、ギャスパーは支援タイプで前に出るタイプじゃないのよ!

イッセーだって神器(セイクリッド・ギア)を失って、戦闘力がダウンしている!

それを承知の筈なのに、それで勝ち越しを勝利条件にするなんて!」

「随分な言い方だな?

此方は いきなり此の場に刺客(ヒットマン)を送り終わらせる事だって出来たんだ。

ゲームを設定した事自体が、甘過ぎる程の救済措置なんだぜ?」

「…っ!」

それに対してリアスが質問、或いはクレームを投げ掛けるが、アマテラスは それを涼しい顔で受け流す。

 

「心配しなくても、転生悪魔に"神"をマッチメイクする様な、大人気ない真似は しないさ。

まあ、対戦カードは当日の お楽しみって事で♪」

「…………………………。

この、私達以外の、『聖書』に属する者や外からの参加を認める様な記述は何なかしら?」

「それもハンデの一環だよ。

戦争遊戯(ウォー・ゲーム)の事は冥界のみならず(裏の)世界中、全ての神話勢力に発表する。

そうすれば、もしかして君達の助っ人を名乗る様な、物好きが現れるかも知れないだろ?」

「今の悪魔(わたしたち)に、そんな協力者が居るなんて考えられないけどね…」

 

▼▼▼

翌日。

アマテラスは悪魔…いや『聖書』との最終戦闘と云う戯れの、戦争遊戯(ウォー・ゲーム)を全世界に向けて発表した。

これには北欧神話の主神であるオーディンが直ぐ、その観戦について問い合わせてきたり。

 

「…そんな訳で、君達も参加して貰うから。」

「えぇよ~♪」

「承知致した。」

「御意!」

そしてアマテラスは【日本神話】側の代表者を選抜していた。

それは死後、様々な理由で地獄極楽に逝く事無く、高天原の住民となった者達。

 

「まあ、俺は色々と、関わり過ぎてますからねぇ…

最後に顔を出さずに観戦って訳には往かないでしょう。」

「それが仕事と言うなら…」

「私をこの様な場の代表に選んでくれた事に、感謝する。」

そしてサトルを基とする、『NIN=JA』が数名。

更には…

 

▼▼▼

…その頃の冥界ルシファード。

 

「いや、【日本神話】の連中に頼まれたけど、本当に来たりするの?」

「文句言うなよ、仕事だ。

来なけりゃ来ない、それで良いんだから。」

戦争遊戯(ウォー・ゲーム)の会場となったルシファード・コロシアムで何やら ぼやいているのは、2人の一般悪魔。

彼等は今、アルバイトとして戦争遊戯(ウォー・ゲーム)の外部参加の受付をしていた。

しかし、やはり半ば出来レースな無理ゲーに参加しようとする者は…

「…すまないが戦争遊戯(ウォー・ゲーム)の参加の受付は、此処で良いのかな?」

「え?」「あ…はい。」

…僅かながら、居るには居た。

 

 

戦争遊戯(ウォー・ゲーム)に参加したいのだが…」

「「2人目、キター?!」」

 

≫≫≫

▼▼▼

そんな中も、日常は日常で続いており。

 

「だから白音ちゃんも神代も、せめて学校内だけで良いから、手を繋いで歩くのは止めてくれないかな?」

「「だが、断る。」」

「本っ当に息ぴったりね!このバカップル!」

「いや、手ぇ繋ぐだけでクレームって、どんだけ しっと団だよ?

別に校内で不純異性行為してる訳じゃないぜ?

結界張って、してるけどな!www

「私は『常にサト君と触れてないと死んじゃう病』なんです。

あかりちゃんは、私に死ねと?」

「いやいやいや、そんな病気なんて無いからね!

ブラックコーヒーの需要カチ上げして どうするのよ?」

「この前 売店のオバちゃんに、『売り上げ協力ありがとう』って言われたが?」

「お礼にってプリン貰いました。」

「俺、青汁オレ貰った。」

「何それ、羨ましい?!」

「飲む?美味いぞ?」

「違う!そっちじゃない!」

サトル達は新しく生徒会役員となったクラスメートと平和な?遣り取りを交わしていたり。

 

≫≫≫

「「 m(_ _)m お願いします支取先輩 真羅先輩!

この お馬鹿者共に どうか御慈悲を!」」

「ハァ…やれやれですね。」

「構いませんが…私は厳しいですよ?」

更には期末試験前、元・生徒会の皆さんに必死に教えを仰ぎ求めていたり。

 

 

 

 

▼▼▼

そして12月25日。

【日本神話】と『聖書』の最終局面が始まろうとしていた。

 

 

戦争遊戯(ウォー・ゲーム)出場選手~

  

『聖書』代表

グレイフィア・ルキフグス

リアス・グレモリー

姫島朱乃

木場祐斗

ギャスパー・ヴラディ

兵藤一誠

堀井大和

スーザン・バックマイヤー

バラキエル

ヴァーリ・ルシファー

 

 

【日本神話】代表

大国主命

酸漿

蔵馬

藤舞

卑弥呼

源頼光

河上彦斎

神代聡琉

古杜新都

ラウラ・ボーデヴィッヒ

 




 
オーバーキル?
自覚は有る!(笑)
因みに誰と誰が戦うかは、既に決めています。
 
次回『戦争遊戯(ウォー・ゲーム)②』
感想よろしくです。
 
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