ガルーダDxD(仮)   作:挫梛道

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《注意》
【日本神話】代表の卑弥呼ですが、モデルはFGOでも恋姫でも ありません。(笑)
 
今回は短め。
そして最後にアンケートが。
 



第1戦開始(オープニングバトル・スタート)

 

わーわーわーわーわーわー…

ざわざわざわざわざわざわざわ…

 

ルシファード・コロシアム。

悪魔領の旧首都、ルシファードに建つ、ローマのコロッセオを彷彿させる闘技場だ。

既に崩壊しているが、アガレスの空中都市に在ったスタジアムに次ぐ、レーティング・ゲームの大会場で有る此処の客席は、数多の観衆で埋め尽くされていた。

その殆んどは一般の悪魔。

前日に行われた抽選会で、入場権を獲た者達だ。

 

フゥッ…

 

「「「「「「「???!」」」」」」」

その、ざわめく歓声に包まれていた会場の陽が、不意に消える。

まだ昼過ぎな時間帯の筈が、会場の空は一瞬にして星煌めく夜空となったのだ。

これに観衆は驚き、静寂に包まれた。

 

パッ…

 

そして次に、観衆の視点は武舞台に向けられる。

舞台外周に円の配置に置かれた篝火に炎が灯り、その中央、火に照らされる形で、1つの人影が浮かび上がった。

見た目は長い紫銀の髪、褐色肌の妙齢な美女だ。

 

♪~♪♪~♪~♪♪♪♪~♪♪~♪…

 

その美女が、両手に持っている大扇子を広げ、何処からか奏で流れる音楽に合わせて踊り始める。

それは神に捧げる奉納の舞の様であり、神々の宴の際の余興の踊りの様であり。

半透明(シースルー)舞衣(ローブ)を纏った美女の、神秘的且つ妖艶な舞に観衆は魅入られ、声を発する事を忘れて無言で注視していた。

 

パサ…

 

そして その舞は、扇子を開いた状態で両手を交差させて膝間着き、首部を垂れる姿勢で締められる。

 

カァッ…

 

それと同時、空は東から日蝕の終わりの様に、太陽が再び顔を覗かせ明るくなっていく。

…種を明かせば、コロシアム上空にドーム型の結界を張り、それをスクリーンに仕立て映し出した演出だったのだが、

 

うぉおおぉお~~~~~~~っ!!!!

 

完全に空を覆う影が消えたと同時、コロシアムは盛大な拍手と大歓声が支配した。

 

『…皆、よく来たね!

私は今日の戦争遊戯(ウォー・ゲーム)の司会進行を任された【日本神話】が1柱、天鈿女命(アマノウズメ)よ!ヨロシクね♡♪』

 

うぉおおぉお~~~~~~~っ!!!!

 

そしてマイクマピールする美女…やや軽いノリな女神に、更なる声援が。

 

『今日 此の場に来てるって事は、もう知ってる筈だと思うけど、一応、今から始める戦争遊戯(ウォー・ゲーム)の簡単な説明をしとくわよ~♪

このゲームは悪魔と…正確に言えば、『聖書』と我々【日本神話】との戦争の、最終決着を着ける為に催されたイベントで…

 

 

≫≫≫

 

 

…そして、対戦カードは既に全て決定済み!

とりあえずは こんな感じ?

尚、今回のゲームは冥界全土のみならず、世界中の神話勢力に向けてLIVE中継されています!

それに際して現地の神様にも何柱か、レポーターをお願いしています!

例えば…オリュンポスのヘス~?』

 

パッ…

 

『はいは~い、今日はオリュンポス側のレポーターを務めさせて頂く、ヘスティアだよ!

よろしくね!』

アマノウズメの一通りの説明の後、上空に四角い画面(スクリーン)が現れた。

其処には黒髪ツインテールの少女…ギリシャ神話の女神ヘスティアが映し出され、笑顔で挨拶。

そして紹介はヘスティアに終わらず、エジプトのハトホル、北欧のブリュンヒルデ、インドのパールヴァディ…次々とリレーされていく。

 

『それじゃ早速、第1戦(ファースト マッチ)、行っくわよ~!♪』

 

うぉおおぉお~~~~~~~っ!!!!

 

現地レポーターの紹介も終わり、アマノウズメが改めてゲーム開始を宣言。

 

『さあ、【日本神話】のトップバッターはコイツだ!

今回の戦争の張本人が1人!

某掲示板スレの立ち上げ人にして、その身にインドの神鳥ガルーダを宿す男!

【日本神話】の特殊部隊『NIN=JA』所属、神代ぉ~、聡ぉ琉ぅう~っ!!』

 

ガッシャァン…!

 

「ウズメ様…ノリノリ過ぎでしょ…」

東側の(ゲート)が開き、完全に場を楽しんでいる女神のコールに苦笑しながら、既に禁手(バランス・ブレイク)状態の金色の鎧を着込んだサトルが姿を現す。

 

うっおぉおおぉお~~~~~っ!!!!

 

悪魔の地の会場。

【日本神話】に属す者からすれば、其処は敵地(アウェイ)な筈なのだが、その登場に観客は大歓声。

既にサトルがナベリウス城で大暴れして、同家当主を討ち取り、そして それより前、この戦争の発端となった騒動の1つの時にナベリウスの姫君を殺害したのは周知の筈なのに…だ。

 

「ぅわぁ~…」

これにはサトルも、少しだけ面食らってしまう。

 

▼▼▼

「クソォっ! アイツは俺達悪魔の敵なんだぞ?!

何で皆、あんなに声援を送ってんだよ!?」

『聖書』側の控え室。

設置されたモニターには、指差しアピールしながら入場するサトルに大歓声を送る観衆が映っていた。

それを兵藤が、面白くなさそうに吐き捨てる。

 

「それだけ、今回【日本神話】が行った貴族への粛清は、民からすれば歓迎すべき事柄だったのだろう。」

「な、何だと?!」

そんな兵藤に、自分なりの論を語るのは、銀髪の少年。

ヴァーリ・ルシファー。

今回の戦争遊戯(ウォー・ゲーム)に、『聖書』側の代表として参加を名乗りを上げた少年だ。

 

「どういう意味だ?テメェ!?」

「…それだけの事を、今まで貴族が平民に対して やってきたって事さ。

そんな事も察せないのかい? 元・ライバル君?」

「んだと、コラ!?」

「止めなさい、イッセー!

貴方も! いたずらに煽ったりするのは止めて頂戴!」

「う…」

「俺は別に、そんな心算は無いんだけどな…」

そんなヴァーリに兵藤が喰い掛かるが、リアスが それを制止。

 

『さぁて、それに対する『聖書』の代表は、このゲームに助っ人として参戦した変わり者!

しかーし! その血筋がマジ パねぇ!

旧魔王…初代ルシファーの血を継ぐハーフ悪魔!

しかも そのハーフ…人間の血に神器(セイクリッド・ギア)をその身に…しかも神滅具(ロンギヌス)である白きドラゴンを宿した、奇跡を通り越して最早ギャグみたいな存在!

今代 白龍皇…ヴァーリぃぃぃ・ルシぃファ~~っ!!』

そんな中、サトルの対戦相手としてコールされたのは、この白龍皇…ヴァーリ・ルシファーだった。

 

 

……………!!!!??

ざわざわざわざわざわざわざわざわ…

どよどよどよどよどよどよどよどよ…

 

この"初代ルシファーの血筋"、そして"白龍皇"というダブルの爆弾発言(ビッグネーム)に、観客は ざわめきどよめき沸き立つ。

 

「さて、早速 出番か。

それじゃ、行ってくるぜ。」

「ま、待てよ、話は…!」

そして それを聞いたヴァーリは、兵藤との話を切り上げ、控え室を出て闘いの場へと足を進めた。

 

▼▼▼

「ふっ、ガルーダ。

まさか また、お前と戦れるとは思わなかったぞ。

しかし今回は、この前みたいには行かぬぞ!」

サトル同様、禁手(バランス・ブレイカー)の白い全身鎧を纏ったヴァーリが、サトルと対峙。

サトルがナベリウス城を侵攻していた時、前触れ無く乱入してきたヴァーリ。

その時はサトルが圧勝していたのだが…

 

「この前は不覚を取ったが、今日は負けん!」

「上等だ白龍皇。

また前と同じ様に、犬神家にしてやるよ!」

兜の眉庇が ぶつかる寸前の間合いで互いに睨み合い、舌戦を交わす両雄。

 

『おぉっと? 両者 既に、戦る気…いやいや、殺る気は最初からクライマックスだ?

それじゃ、イっちゃうぜ!

戦闘(バトル)開始(スタート)ぉっ!』

 

ゴォォオオオン…

 

そんな中、アマノウズメの掛け声の下、戦闘開始を告げる銅鑼(ゴング)の音が鳴り響いた。

 




天鈿女命(アマノウズメノミコト)…マーニャ(ドラクエⅣ)
ヘスティア…ヘスティア(ダンまち)
…のイメージで。
 
次回『サトル vs 白龍皇』(予定)
感想、アンケートよろしくです。

サトルvsヴァーリ。 結末を察せた人は察せたと思いますが(笑)、決め技は何にしましょう?(どんな技か分からない人は、ウキか画像検索を)

  • 垂直落下式ブレーンバスター
  • エメラルド・フロウジョン
  • 九龍城落地
  • 阿修羅稲綱落とし
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