ガルーダDxD(仮)   作:挫梛道

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【今作品に於けるヴァーリの戦歴】
vs 古杜新都(29話)
vs 更木剣八(41話)
vs サトル(80話)
 
…さて、今回は?
 
 
サブタイ考えるのは難しい…
 


サトル vs 白龍皇②(仮)

「ぐふぁっ!?」

"急降下倒立式首4の字固め"とでも命名すべきか。

サトルの落下技に対してヴァーリが繰り出した返し技は、その降下の勢いや着地の衝撃が加味され、サトルに思いの外のダメージを与えていた。

 

「ぐぞ…がぁ…」

それでも意地と根性で起き上がるサトル。

 

ヒュィィン…ガキッ

 

そんなサトルにヴァーリは鎧の腰に着いている龍尾型のパーツを外すと、それを鞭剣にしての追撃に入るが、サトルは魔剣で受け止める。

 

ぐぃっ…!

 

「しまっ…!?」

そしてグラムの刀身に巻き付いた鞭剣を掴み、ヴァーリを自分の側に引き寄せると、

 

ガンッ!

 

鳩尾に、闘氣と仙氣を込めた拳を突き刺し、

 

バキィッ!

 

更には それにより片膝を着いたヴァーリに、その膝を踏み台に見立てた様に掛け上っての、強烈な飛び膝蹴りを顔面に浴びせた。

サイラオーグとの戦闘でも見せた、サトルの得意技の1つだ。

またも兜を砕かれ、吹っ飛ばされるヴァーリ。

 

「くっ…

まさか、これ程とはな…

仕方無い…

これは本来、対赤龍帝(ライバルくん)の為の とっておきだったのだが、もう その当人が()()じゃ、既に拘る必要も無いか。」

そう言って、フラフラながら立ち上がるとヴァーリは、再び空中に回避。

 

「我 目覚めるは―

覇の理に―」

そして何やら詠唱を始めたが、

 

ドゴォッ!

 

「む…っ?!」

それはサトルが、翔び蹴りを脇腹に炸裂させて妨害。

 

「アホか貴様は?

どんな技かは知らんが、1vs1(タイマン)で詠唱系の技を使うヤツが何処に居る?

そーゆーのは普通、集団戦…

予め前衛を敷いた上で、後衛(うしろ)から唱えるモンだろうが!?」 

 

≫≫≫

「ぅあっちゃ~…サトルちゃん、無い…。

今のは無いわぁ~…」

「神代氏は様式美を理解していないな。」

「神代殿は浪漫なる物が、解ってないでござる。」

「駄目駄目ですね。」

「無粋。完塩。」

「ん。俺の弟子が、ごめんね。」

「だが、それが好い♪」

「いやいや、ちょっと待て!?」

「隙だらけな敵に攻撃するのは、定石じゃないのか?」

 

…その頃、【日本神話】側の控え室では、今のサトルの攻撃に賛否両論。

見る者によっては、まるで特撮ヒーローに対して変身のアクション最中の主人公に攻撃を仕掛ける、悪の軍団の様に見えたのだろう。

 

≫≫≫

「ぉぐぅ…」

サトルの蹴りをほぼ無防備で受けたヴァーリが、顔を歪ませる。

 

ドドドドッ…

 

やはり接近戦は不利だと、牽制の意味の、質より量な龍氣弾を放って距離を開けるが、それに対してサトルは魔剣を携えてはいるが、追い掛ける様子は無い。

 

「………?」

それをヴァーリは怪しむが、相手が何を狙っているのか、正解には至らない。

ヴァーリはハーフ悪魔として魔力だけで無く、神器(セイクリッド・ギア)に宿る白きドラゴンを通じて、"龍氣"を操る事が出来る。

そして、サトルの神器(セイクリッド・ギア)に宿っているのは神鳥ガルーダ。

つまりサトルも、大きく見れば神鳥の化身であり、その能力(チカラ)を使う事が出来るのだ。

 

「…頼むぞ、メァリュータ。」

『頼まれたわ。』

そして神鳥(ガルーダ)という()でなく、この神器(セイクリッド・ギア)に封じられたメァリュータという()が有する能力は『雷』。

流石に"神氣"は人間であるサトルには使えないとしても、雷の力は鍛練により神器(セイクリッド・ギア)を通して、ある程度は扱える事が出来ていた。

 

カッ…ドッゴォォン!

 

メァリュータの能力によりコロシアム遥か上空に暗雲が立ち込め、閃光が煌めき轟音が響く。

同時、魔剣を天に掲げていたサトルに落雷。

 

雷電刃(ライデイン・カッター)!」

 

ゴオッ!

 

そして剣を片手逆持ちで横薙ぎに振るい、刀身に纏った雷を翔ぶ斬撃としてヴァーリに放つ。

 

「しまっ…?!」

これが、ヴァーリの失念。

先程の機関砲はカウントしないとして、サトルには()()()()は無いと思っていた事。

 

ゴガァッ!

 

「ぐぁ…っ」

これをヴァーリは龍氣に闘氣、そして魔力を全開にした障壁(シールド)で防御。

決してダメージは小さくないが、それでも耐え凌いでみせた。

 

「…………!??」

しかし、次にヴァーリの視界正面に映ったのは、未だ体全身に多量の雷を帯びた状態の儘、グラムを両手持ちの構えで特攻してくるサトルの姿。

先に放った雷の刃が上手い具合に目隠し(カーテン)となり追撃に気付けず、防御が遅れてしまう。

 

雷神爆轟断(ギガ・ブレイク)!!

 

ドガァッ!!

 

そして繰り出されたのは、極大の雷を纏った魔剣グラムによる一刀両断。

 

「ぐわわわわわ―っ!!?」

技の破壊力だけで無く、ドラゴンと龍討剣(ドラゴン・スレイヤー)との悪相性も有り、直撃を受けたヴァーリは鎧を砕かれ、地上目掛けて頭から落下。

 

≫≫≫

「見たか!俺だ!俺が教えた技だぞ!」

「分かったから静かにしろ。」

北欧ヴァルハラ宮で戦争遊戯(ウォー・ゲーム)を観ていた長い赤髪の偉丈夫な神が どや顔、やや興奮気味に周りの神達に師匠アピール。

 

「…でも、まだ終わってないぞ?」

「ぬ?」

しかし、それでもヴァーリは戦線離脱(リタイア)しない。

レーティング・ゲームのシステムを流用している この戦争遊戯(ウォー・ゲーム)は、戦闘不能となると、強制的に退場する仕組みとなっている。

つまりは まだ、ヴァーリは戦えるという事になる。

尤も あと1撃、でこぴん1発のダメージで…それこそ地面激突のダメージで終わりそうなのだが。

 

≫≫≫

「フィニッシュ!」

しかし、サトルは それを好しとせず。

落下するヴァーリを追い掛け追い付くと、鎧の膝部から鉤爪の様なパーツを出し、

 

ガシッ…

 

その鉤爪で既にボロボロとなっているヴァーリの両足を確と捕獲。

足の裏に両膝を乗せる体勢だ。

そして その儘、2人分の重量で速度が増しての 急降下。

 

「阿修羅稲綱落とし―――っ!!」

 

ドゴォッッ!!!!

 

これにより、ヴァーリは脳天から垂直に武舞台に激突、

 

シュゥ…

 

体を光の粒子に変えて散らす様に、この場から姿を消した。

 

『勝負有り!

この1stバトル…ウィナー、神代サっトルぅっ!』

 

うぉお――――――っ!!

 

アマノウズメの決着を告げるコールに、観客達が大歓声で応える。

 

『うずうず~、聞こえてる~?』

そして この時 突如、会場のモニターに若い女が映った。

インド神話3大神の1柱、シヴァの妃の女神であり、今回のゲームでインド側のリポーター役のパールバディだ。 

 

『ん~? パイ、どーかしたの?』

天鈿女命(うずうず)が訊ねると、

『こっちの(ひと)が、今のバトルで何か言いたいんだってさ~。』

『カーカカカカカカカカ!』

パールバディの隣に高笑いと共に現れたのは、三面六臂の青い肌の神。

サトルの師匠の1人、インドの魔神・阿修羅である。

 

『ナイスなファイトだったぞサトル!

そして、どうだ!蔵馬!トール!ナイア!アテナ!

私達の弟子が決め技に選んだのは、私が授けた技だぞ!』

『喧しいわっ!

闘る気か、テメェーっ!?』

『ちょ…?トール様?』

どや顔な阿修羅の一言と同時、画面は2分割に切り替わり、北欧の雷神が突っ込む様に絡み、それを北欧側リポーターの戦乙女(ヴァルキリー)ブリュンヒルデが あたふたしながら止めに入る。

そして互いに弟子(サトル)の鍛え方について…特に技について、ケチを付け始めた。

 

「師匠、落ち着きましょうよ…」

「GYAHAHAHAHA!

いいZO、もっと殺RE!!」

それはサトルは呆れ、VIP席で観戦していた須弥山の帝釈天は大ウケな、さながら漫才な如くなのだが、

 

パチッ…

 

『え~、余りにも しょーもないんで(笑)、画面切りまーす。』

しかし それは、アマノウズメの判断で中断される。

 

『…さて、それでは2ndバトル…の前に、今の戦闘で武舞台の真ん中に大穴が空いてしまったので、先に その修繕作業に入らせて頂きまーす。

暫く お待ち下さーい。』

 




 
アンケートは作者的には意外な結果。
てっきり垂直落下とエメラルドの一騎打ちと思っていた(笑)。
 
 
次回、『聖書』の反撃は始まる!…のか?
乞う御期待!
 
感想よろしくです。

サトルvsヴァーリ。 結末を察せた人は察せたと思いますが(笑)、決め技は何にしましょう?(どんな技か分からない人は、ウキか画像検索を)

  • 垂直落下式ブレーンバスター
  • エメラルド・フロウジョン
  • 九龍城落地
  • 阿修羅稲綱落とし
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