今回はアマテラス様のターンですかね?
▼▼▼
「………? 此処…は…?」
サトルの目の前に広がった光景は、何処かの学校の教室の様だった。
駒王学園の教室では無い。
アンティーク机の様な凝った造りの机で無く、極々普通の木製天板にスチール製の脚。
椅子も同様だ。
自分以外は、誰も居ない教室。
怪しい。明らかに妖し過ぎる。
俺は、【日本神話】側の控え室に居た筈。
その場で、仲間と駄弁っていて…
…と、最大限の警戒をするサトル。
「おぉサトル君。死んでしまうとは何事だ。」
「???!」
そんな時、何処からかサトルに話し掛ける声が。
「……………………………………。
何、してるんスか?」
「…座ってる?」
サトルが声が聞こえた先…天井に目を向けると、其処には万有引力に喧嘩を売るが如く上下反転、体育座りをしている様に天井に張り付いているセーラー服姿の美少女が。
「…てゆーか、俺を殺したのはアナタでしょう、アマテラス様?
…で、何ですか此処は?」
それは天照大神だった。
控え室で何が起きたのか思い出したサトルは、現状の元凶であろう人物に問い質す。
「こらこらサトル君。
僕の事は親しみを込めてアマテラス
ついでに言えば、正確には僕は君を殺しては いないし、サトル君も死んだ訳じゃない。
確かに僕は君を
半死半生になった処を無理矢理に幽体離脱させて、その魂をこの僕の…適当に創った空間に拉致っただけさ♪」
「(¬_¬)それ、『殺った』って言いません?!」
アマテラスの説明に、サトルはジト目で突っ込みを入れる。
「ふふん♪ 君は今の状況を理解出来ていないみたいだね?」
そんなサトルに、余裕な表情で返すアマテラス。
「何故、こうなったかは流石に解っていると思うが、それに対して僕は、君をこの空間に置き去りにする様な無慈悲な事をする心算は無い。
ただ、僕の病的スキルで作ったウイルスを仕込んで、Eien ni Damessuになって貰うだけs」
ガバッ!
「申し訳有りませんでしたーっ!!
今後は不適切な発言は致しませんので、何卒、何卒 御容赦を!」
男の存在意義を完封無きに破壊するかのアマテラスの言葉に、サトルは その様 正しく、"猛き虎 崖より落ち、地に伏せる如し"の姿勢。
師の1柱、クトゥルフの邪神から伝授された、全力のDOGEZAだ。
「ふん。あの場で公開土下座させようとしない、僕の優しさに感謝するんだね。
分かれば良いさ。
それじゃ、元の世界に帰るよ。」
≫≫≫
▼▼▼
『やあ。会場の、そしてテレビの前の皆…殆んどのヒトは初めましてだね。
僕は【日本神話】の主神、天照大神。
親しみを込めて気軽に、アマテラスさん…って呼んで構わないぜ。』
第5戦終了後。
『聖書』側の勝ち越しが不可能、アメノウヅメが魔王レヴィアタンの処刑決定を宣言した直後、コロシアム会場にアマテラスが登場した。
太陽を思わせる黄金色の冠に、白を基調として、赤と金の刺繍が入った和装という出で立ち。
その脇には黒い鎧のスサノオと、闇紫のローブを着たツクヨミが固めている。
そんな彼女が、客席と中継カメラに向け、自前のマイク片手に観衆に挨拶をしてきたのだ。
『アマテラス様?
一応聞きますが、何事ですか?』
進行役のアメノウヅメからすれば、このタイミングでの主神の登場は
それでもゲームの流れから、『この
『ふふん♪
今のバトルで『聖書』と言うか、グレモリーの皆さんの敗北は決定した。
だから残りのバトルは はっきり言って、意味の無い消化試合。
いっその事 端折って、さっさと魔王レヴィアタンの処刑を始めても良いんだけど、それじゃ何か物足りないよね?
…少なくとも、僕は、そう思う。』
ざわざわざわざわざわざわざわざわ…
アマテラスの口上に、ざわつく観客席。
はっきりと"魔王処刑"と言っているのだが、それには、反対をする声は出ないか出せないのか。
一体 何を言う心算なのか?
観衆はアマテラスの次の言葉を、注視して待つ。
▼▼▼
「一体 何を考えてんのよ! あの女はっ?!」
『聖書』側控え室で、モニターに映るアマテラスのマイクパフォーマンスに不快を露にするのは、リアス・グレモリー。
既に敗けが決定した中、軽い口調で登場し、話し出されるのだから、それは無理も無いのだが。
「「「…………。」」」
顔に声は出さないが、それは他の者達も同様。
≫≫≫
…モチベーション無しの儘に、投げ槍グダグタなバトルなんて、僕はプロモーターとして赦さない。
客の立場だったら、『カネ返せ!』って、暴動起こしてるぜ。
…そこで!』
……………………………………………。
明ら様に、何やら悪い事を企んでいる顔を見せるアマテラスに、観衆は注目。
『リアスちゃん達が、最高に殺る気を出してくれる為の
ざわざわざわざわざわざわざわ…?!
アーティストのライヴ会場や格闘技のイベント会場の様に、大歓声は沸かない。
ただ、『餌?…何をする心算だ?』と、周囲の者と ひそひそと話す客席の者達。
『…簡単に言えば、勝利者ボーナスだよ。
これからの戦闘、『聖書』側の選手が勝利した場合は、セラフォルー・レヴィアタンの処刑中止以外なら、此方の能力的に叶えられる限りで その都度1つだけ、何でも願いを叶えてあげるよ。
財を求めるも良し。
自分自身、または特定個人の自由を求めるも、或いはチカラを求めるも良し。
もしも【日本神話】に仕えたいってなら、それぞれ実力に応じた
…そして、死んだ者の魂を地獄から喚び戻し、復活させるも良し。
なかなかに魅力的だろ?
…どうだいリアスちゃん?グレイフィアちゃん?』
「「「「「…………!!」」」」」
モニター越の問い掛け。
これを聞き、リアス達は目の色を変える。
「何でも、願いを…ですって?」
「何…でも…」
「そう、何でも。
例えばグレイフィアちゃんの虚乳を、真なる巨乳にしてやる事だって可能だぜ♪」
「「「「「!!?」」」」」
そして いきなりの応えに、リアス達は驚き戸惑う。
無理も無い。
振り向いた先に居た人物…その声の主は、今、モニターに映っている天照大神だったからだ。
「な、な、な…?!」
目の前のアマテラスとモニター画面に映るアマテラスを、指差しながら交互に見つめ、更に驚きの顔を見せるリアス達。
「ああ、あれかい?
あの画面に映っている僕は、僕のスキルで創った
そして その顔が意味する疑問の種明かしをするアマテラス。
「そ、それで、此処には一体、何の用ですか?」
次に質問してきたのは、顳顬に やや太めの血管を浮かべ、ひくひくと脈打たせているメイド服を着た銀髪の女。
「それと、虚乳って何ですか!?
虚乳って??!」
一応、この『聖書』チームのリーダーを務めているグレイフィア・ルキフグスだ。
「【虚乳】…虚構の乳の意。
即ち事実では無いのに、例えばPADとか仕込んで事実らしく作り上げた、偽物の おっぱいの事だよ。」
それに対して、アマテラスは律儀に問いに応えるが、
「そっちじゃありません!!
何しに此処に来たのかを、聞いているんです!
てゆーか胸の事は、放っといて下さい!!」
それを聞いた銀髪メイドは、顔を真っ赤にして怒鳴り散らす。
「あー、そっちか。
そんなの決まってるだろ。
残りの消化試合、勝利者ボーナス付きで続けるかどうか、聞きに来たんだよ。
いや、正直な話、僕も5タテは予想外だったんだ。
だから、仕方無いだろ?
場を盛り上げるには、これ位は やらないと。
全く、ソフト〇ンク vs 巨〇じゃないっての。」
「「「「「……………。」」」」」
そしてアマテラスは改めて、勝利者ボーナスを附けようとした理由を説明。
「…で、どうする?
続ける? それとも もう、終わりにする?」
▼▼▼
『さぁーて!結論から言えば、
まだまだ終らない!
そんな訳で、早速 次の戦士の紹介だ!』
わーわーわーわーわー…
アメノウヅメのノリノリなアナウンスに乗る様に、観客席から声援が飛び交う。
『顔の広さは【日本神話】随一!
北欧の雷神からクトゥルーの這い寄る混沌まで、幅広い交遊関係は正しく【日本神話】の友情〇ン!
ついでに言えば、第1バトルに登場したガルーダこと神代聡琉の第1師匠だ!
【日本神話】『妖怪』派閥統括補佐役…銀髪の妖狐・蔵馬、東ゲートより入場!』
≫≫≫
「さて、行ってくるか。」
アメノウヅメに
きゃあ~~~~(♡∀♡)~~~~~っ!!
その姿を見て、会場の女性陣から大声援が。
『それに対する『聖書』、イケメンにはイケメンだろう!
西から現れるのはリアス・グレモリーの
金髪の
①因みに作者…巨人ファンです、コンチキショーッ!!(泣&怒)
②作者のDXD作品では、グレイフィアさんの扱いは どれも こんな感じです?(笑)
感想よろしくです。
ついでに…
先日チラ裏の方に、短編(アンチ系っす)を書いてみました。
よろしければ、此方も。