わが封印、これより解きます   作:ノイヨウ

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|д・)_旦 ソォーッ…
|)彡 サッ!! 旦


悲しみが終わる場所

お前がいたから

 

教室内で言い争うクラスメイト

 

お前がいなければ

 

互いに罵り合うクラスメイト

 

あいつより私の方が陵くんを

 

同性の中でも互いに牽制、威嚇するような視線

 

あんな子より私の方が

 

他者を下にして自分をアピールする者

 

お前が私がお前が私がお前が私が

 

友人が他者に、敵に変わっていく場面

 

お前が悪いんだよ

 

突きつけられた言葉(ハモノ)

 

「ッ!」

 

目を見開いて、上半身を起こすと、それが夢であったと理解する

気持ちの悪い汗で体が湿り、冷えていくのを感じながら、荒い息を整える

 

「……」

 

空はまだ薄暗く、時計の針は午前4時ごろを指している

青年はもう一度眠るために、布団をかぶり瞳を閉じる

起床するまでに、同じ夢を見ることはなかった

 

起床時間になり再び目を覚まし、上半身を起こす。忘れたい過去の夢を見たためか気分は沈み込んでいるが、気にしている暇もないのが現実だ

 

「おはようございます…」

 

どことなく普段と雰囲気の違う陵が挨拶をして部屋に入るとすぐに本を読み始めてしまう

 

「陵さんいつもと雰囲気違くない?」

「初めて会った頃にそっくりだね」

「もしかして、体調が良くないんじゃ…」

「でもそんな風には見えないけど」

 

そんな中1人陵に抱きつきながら声をかける

 

「陵くん!」

 

あからさまに驚いたような顔をしながらも、すぐさま表情を元に戻し声の主へと向き合う。驚いた時の表情はどことなく怯えたような印象も感じた

 

「どうかしたの?莉嘉」

「陵くんすごいびっくりしてたね!驚いた?」

「ああ、びっくりしたよ。本に集中してたからね」

 

普段と変わらない会話なのに、どこか噛み合っていない

違和感を感じながらも2人の会話はすぐに終わってしまう

 

「陵さん、もしかして体調が悪いのでは……?あまり無理は……」

「大丈夫ですよプロデューサーさん。大丈夫です。俺は大丈夫です」

 

そのまま一人レッスンへと向かってしまう

 

「プロデューサーさん、やっぱり変だよ。いつもの陵さんじゃないよ」

「でも、なんで変なのかがわからないままじゃ何もできないよ?」

「今の陵さんのようになる原因に繋がるものがわからないことに力不足に感じます」

「呪い……」

「え?」

「陵さん、アイドルを始めるときに貌が呪われてるって言ってたような……」

 

「(駄目だ。これでは周りに迷惑をかけてしまう。気にするなあれはもう起こらないんだ)」

 

頭から切り離そうとしているときに声をかけられる

 

「陵兄!」

「奈緒?」

 

自分もよく知る少女だった

 

「陵兄。らしくない顔してるよ」

「はは、奈緒にはわかっちゃうか」

「なんだか『嫌だ』って顔してる」

「すごいな。そこまでわかるのか」

「あたしは陵兄の妹分だよ?小さい時から陵兄を見てるんだから少しだけならわかるよ」

「かなわないな……」

「もしかして、陵兄、仮面取ったからまた……」

「ああ、違うよ。偶然昔の夢を見てね。そこで当時の記憶がぶり返してハッキリと思い出しちゃったから。トラウマってやつだね。俺がいたから悪いって頭の中に響いてね。それが残って調子が上がらないだけだよ」

 

ほんの僅かな間、言葉が出てこなかったがすぐに言葉が発せられる

 

「あたしは陵兄がいてよかったよ。陵兄がいてくれたから、小さい頃はつまらなくなかったし、今ももっと頑張ろうって思えてるよ」

 

陵はゆっくりと奈緒の顔を見る

 

「あ、あたしレッスンあるから!じゃあまた!」

 

奈緒は陵と視線を合わせる前に急いでこの場を離れていってしまった。本当かどうかはわからないが本人がレッスンと言っていたので止めるにも止めれず、陵ただ一人がその場に残されることになる

 

「俺がいてよかった……俺が……」

 

その場でぼんやりとし、経つ時間を忘れて座っていると近づく足音が耳に入る

 

「あれ?陵くん?」

「美嘉?」

 

美嘉は間を開けて陵の隣に座る

 

「何かあった?」

「まあ、ちょっとな」

「そっか」

「「……」」

「なあ」

「ん?」

「なんで話しかけてきたんだ?」

「なんとなくだよ」

「なるほどな」

「「……」」

「ねえ」

「ん?」

「やっぱなんでもない」

「そうか」

「「……」」

「ねえ!」

「ん?」

「話してみて!」

 

美嘉の言葉を聞き、柔らかく笑うと陵は頷き、目の前の美嘉に伝えるために口を開く

 

「というわけだ」

「なるほどね〜。陵くんは昔のことがトラウマになってるんだ」

「そういうこと」

「確かにクラスメイト全員が別人みたいに変わったら怖いね」

「だから、同じことを起こしたくないから仮面で顔を隠してたんだよ」

「なるほど。じゃあ今は?」

「今?」

「うん、今」

「今はそんなことないけど……」

「なら!」

 

「……」

 

あれから陵は自宅に帰り、奈緒と美嘉との会話を思い出していた

 

「いてよかった、か……」

 

ふっ、と息を吐くと窓の外に目をやり月を見上げる。月は今の陵の心を表しているのかどこも欠けていない満月だった

 

怪人の一人を撃破すると、区切りのため撮影を止める

 

「陵くん、今日はずいぶん調子がいいねえ、何かいいことでもあったのかい?」

「それでしたら長年引っかかっていた思い残しが無くなったからだと思います」

「なるほど。今後もこの調子で頑張ってくれよ」

「はい」

 

 




いや、きつかった(生活と執筆)
お久しぶりです。なかなか進まず大変でした。今回文字数もかなり少ないですし。

ついでですから、進めている最中に思い浮かんだのを載せときます。2つありましてどちらもシンフォギアの世界です。1つめはカルナ+アルジュナ+アルジュナオルタを混ぜて出来上がった人(?)、2つめは魔王信長+茶々の宝具を扱える人です。完全ではないので飛び飛びだし、仮の文です。CMみたいなものですから。ほら、CM詐欺とかいうでしょ?

1
「騒がしいな…」
青年はそう言うが青年の周囲には音を出しているモノはない
「ノイズ?いや、もっと強いな」
青年は弓をどこからともなく取り出し、どこからともなく出現した矢を手に持ち、弓につがえ、矢を放つ。放たれた矢は一瞬のうちに視界から消え失せる
「これで静かになる」
青年は目を瞑り横になると、規則正しい呼吸をし始め、寝てしまう
放たれた矢はどうなったのか、青年は何に対して騒がしいと言っていたのかは某国の某研究所で行われていた聖遺物の起動実験をしていた場面へと移る
燃える研究所の中で少女が一人、白く巨大なバケモノと向き合う。自分がバケモノを止めるそれが今の彼女の思いだった。バケモノが動き出すが突然その動きを止めてしまう。少女も困惑していると、青い何かが壁を破壊してバケモノへ突き刺さる。何かのエネルギーだろうか、青い何かが炸裂すると辺りに光を放ち周辺の炎を消していく、少女は光の強さに腕で視界を覆うがそれでも光は強く眩しいと感じるほどであった。
その状態のまま少しすると光は収まり、炎は消え、バケモノも消えていた
「今のは……」

間も無く月の欠片は地上へと降り注ぐ
「止めないと!」
そうは言うが全てを出し尽くしてしまったのかその体は動かない
「なんで……」
絶望よりも悔しさがその顔に表れる
本人たちも周りの人間たちも万策尽きたと思考に出始めた時
ザッ、と不意に足音が聞こえた。ここにいる人たちは誰も動いていない。では?と思い音の方を向くと一人の青年が立っていた
「……」
「あなたは……」
「今聞くべきはそのことか?」
「いきなり現れて何言ってんだよ!」
「……あれを、どうにかするのが優先ではないのか?」
そう言い空を、月の欠片を指差した
「でも、もう……」
「……わかった」
「え?」
「星の命運を何度も少女に背負わせるのはあまりに酷というものだ」
「あの、何を?」
「あれを破壊する」
その手には巨大な槍がいつの間にか握られていた
少し屈んだと思えばとてつもないほどの跳躍を行い、空へと跳び、少女たちが見える距離で滞空すると、その槍の矛先を天へと向けると言葉を紡ぐ
「神々よ、許したまえ」
青年の背に太陽と見まごう光輝く何かが出現する
「我は生命(いのち)を救うべくこの封印を解きましょう」
天へと掲げた槍を自身の右側で構える
「我が最大の一撃を天上に住う神々に捧げる!神々よ、御照覧あれ!」
背の光の全てが槍へと注がれる
「『日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)』!」
離れているのにその言葉は少女たちの耳に届いた。青年が言い終わると同時に槍を突き出すと光の奔流が天へと昇り宇宙(そら)へと消えていった。少しすると空から強烈な光が降り注ぐ
あまりに理解し難い光景をどうにか納得しようと深呼吸するとその一瞬の間に青年は少女の前に戻ってきていた
「月の欠片、消滅しました……」
その報告はあの状況をひっくり返したことを意味していた
それを理解した少女は青年に飛びついていた
事態が収拾したことを祝うかのように流れ星が降り注いだ

2
ノイズが現れるとどこともなく現れた骸骨がノイズを襲う。そんな都市伝説が流れていた
「まだまだ、わしの怨みはこの程度で消えんぞ」
燃え盛る広場に立つ青年はそう言うと崩れ落ちていく骸骨とノイズだった灰を一瞥すると何処かへと歩き去ってしまう。青年が去るとその広場にはノイズの灰しか残っていなかった
「くそっ!またダメか」
青年が去った後の広場に少女が現れるが悔しそうにそう言う
「何者なんだ、いったい……」
その目にはノイズの灰しか写っていなかった

ツヴァイウイングのライブは皆が楽しみにしていて、皆の望み通りライブの幕は上がる
青年もその中の一人だ
しかし、夕日が綺麗だと思い始める頃、その幸福は地獄へと豹変する
突然の爆発から程なくノイズが出現する
触れただけで死に至らしめるノイズだ
青年は待ちわびたとばかりにその表情を歪ませる
「行け!死して屍と果てようともわしに忠を誓う猛者達よ!」
青年のその声で骸骨がノイズへと襲いかかる
「わしの前現れたが最後、貴様ら皆殺しにするまで止まらんぞ」
青年はフードを被りノイズへと突撃する
刀で斬り裂き、銃で撃ち抜く。それだけでノイズが死んでいく
「おい!お前、最近噂になってる骸骨の大将か!?」
「わしが骸骨の大将?わしはただの魔王よ!」
青年はさらにノイズの密集地へと赴く
「あ、おい!」
「主らは避難指示をせい!それでは救える命も救えぬぞ!」
「わかったよ!」
少女は観客を非難させるため青年から離れる
現在ノイズの大群と向かい合っているのは青年のみ
「殺しても殺しても湧いてくるのぉ」
ふう、と息を吐く
「だが!このわしがノイズを許すとも?否!それだけはあり得ぬ!わしはノイズを殺すために復讐を誓ったのだからな!」
その青年の声に先程、観客を非難させるために移動した少女が振り向いた
「森羅万象有象無象」
青年の足元から後光輪を背負った巨大な六本腕の骸骨が出現する
「覇道を征く我を阻むなら屍すら残らぬと知れ!」
骸骨の後光輪の背後から数多の弾丸が放たれる
「鏖殺せよ!『波旬変生・三千大千天魔王』!」
放たれた弾丸がノイズに降り注ぎ、着弾すると同時に巨大な火柱が立ち上がる
「ふははは!全て死に絶えるがよい!」

「お主がノイズを操っておるのか」
「あ?」
少女が突然の乱入者に反応すると同時に巨大な拳が少女のその腹を殴りつけた
「ふははは!はははは!まだ死んではおらぬだろう!なら早く立ち上がり向かってくるがよい!わしの怒りはこの程度で収まると思うな!」
「てめぇ!」
鞭が飛んでくるが何事もないように、骸骨の拳が掴み取る
「な!?」
「愚か者が!」
鞭を引っ張ると当然少女も青年の方に引き寄せられる。飛んでくる少女にもう一度骸骨の拳を振るう
「かはッ!?」
「甘い!」
鞭を離さず伸び切ったところをもう一度引っ張り、少女を引き寄せる
「何故!」
拳が少女に突き刺さる
「このような奴に!」
引っ張る
「ノイズで!」
拳が突き刺さる
「わしの一族は!」
引っ張る
「家族は!」
拳が突き刺さる
「弟は!」
引っ張る
「殺されたのかァ!!」
拳が突き刺さり、地面へと叩きつけられる
「はぁはぁ…!こんな奴に!こんな奴に!わしの全てを奪われたのか!ふざけるな!」
叩きつけられた少女が少しずつその場を離れようと後ずさり始めた
「それは、こっちの、セリフだ!わたしは、お前みたいな力を持つやつを!」
「黙れ!世界で何よりも残虐で無慈悲な兵器の操作権を持つ貴様が言えたセリフか!絶対的な力で抗えない人を殺すのは気分がいいだろうなぁ?無関係な人間を巻き込んで殺して楽しいか?どうだ!何か言ってみせろ虐殺者!」
「わ、わた、しは……」
「言えぬか…言えぬのか!殺してきた命に対して何の感情も抱かぬか…!」
周辺が炎で燃やされ、青年の足元から巨大な六本腕の骸骨が出現する
「燃やし尽くせ!我が身我が敵我が仇!『波旬変生・三千大千天魔王』!!」
放たれた弾丸が少女へと降り注ぐ
「死ね!その身一片たりとも残すでない!」
弾丸は降り注ぎ巨大な炎となり天へと伸びる柱となった
「はは!ははは!はははは!!」
青年の笑みはどこか狂気じみた笑みだった
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