魔法少女まどか☆マギカ〜まだ誰も知らない物語〜   作:サウザンド・J

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この小説は、魔法少女まどか☆マギカの2次創作です。

・2次創作
・あのメンバーが高校生
・勝手な解釈
・ヤンキー漫画を読んだことがない作者
等が含まれております。

それでも構わないという方々は、杏子の舎弟になってください。


第16話「わたしたち、高校生になったんだね」

ほむ「読者の皆様、いつもこの拙書を手に取ってくださり、ありがとうございます。」

 

「そして、最新話をお待たせして申し訳ありませんでした。作者は多忙だったとか言い訳をしていたけれど、そんなものは甘えよ。絶対許さない。」

 

「話が逸れたわ。第16話からは、百江なぎさを除く魔法少女全員が高校生として生活しているわ。」

 

「そう。つまり、私とまどかとの青春が今始まろうとして」

 

武「あっ、あたしもおっちゃんたちから支援されたおかげでこうこうってやつに通うぞ!」

 

ほむ「まったく、貴女はいつもタイミングが悪いわね。」

 

武「え?今だと思ったぞ。」

 

ほむ「ま、まあいいわ。」

 

「それでは、第16話をお楽しみください。」

 

〜まだ誰も知らない物語〜 第16話

 

 

 

 

[鹿目邸]

 

ほむ「おばさん、おはようございます。」

 

詢「あらほむらちゃん、おはよう。」

 

ほむ「まどかは起きてますか?」

 

詢「それが今日もお寝坊さんなの。私はもう行かなきゃいけないんだけど、また起こしてもらってもいい?」

 

ほむ「勿論です。そのために来ましたから。」

 

詢「ありがとう。それじゃあね。」

 

ほむ「行ってらっしゃいませ。」

 

 

詢子がまどかより早いとはどういうことなのか。

 

 

ほむ「おはようございます。」

 

知「あ、おはよう。今日も悪いね。」

 

ほむ「いえいえ。」

 

知「ほむらちゃんの分も朝ご飯作れるけどどうかな?」

 

ほむ「大丈夫です。もう食べてきましたから。」

 

知「そうか。あんまり来させるのも悪いから、次はほむらちゃんの朝ご飯も作っておくよ。」

 

ほむ「ありがとうございます。お言葉に甘えさせていただきます。」

 

 

およそ高校生の対応力ではない。

 

一方、まどかの部屋では、

 

 

タ「姉ちゃ、姉ちゃあ、朝、朝~。起きてぇ。」

 

 

弟のタツヤが起こそうとしていた。

 

 

バタッ!!

 

 

ほむらは、勢いよくまどかの部屋のドアを開けた。そしてカーテンを開け、

 

 

ほむ「まどか、朝よ!」

 

ま「ウェェ!ェェ…あれ?」

 

ほむ「何よその起き方。」

 

タ「姉ちゃ起きたね。」

 

 

まどかは、段々と詢子に近づいているのかもしれない。

 

こうして、ほむらとタツヤの活躍により、まどかは今日も起きることが出来たのであった。

 

 

 

 

•••

 

 

 

 

[通学路]

 

ここは、見滝原高校のメイン通学路。ここに出演するキャラクターは、見滝原高校に入学出来た者たちである。

 

 

ほむ「まどか。」

 

ま「なに、ほむらちゃん。」

 

ほむ「貴女は最近、寝坊が多いみたいね。」

 

ま「それは…。」

 

ほむ「何かあったの?」

 

ま「別に何かってわけじゃないんだけど、最近変な夢を見るの。」

 

ほむ「どんな夢?」

 

ま「いろいろあるんだけど、例えば、キュゥべえがわけわかんないことを話してきたり、知らない桃色の髪の女の子が、わたしに知らない本を渡してきたり。」

 

ほむ「キュゥべえは見つけ次第始末するわ。」

 

ま「ほどほどにね。」

 

 

許可は降りた。

 

 

ほむ「その桃色の髪の子は、本当に記憶にないの?」

 

ま「うん、やっぱり思い出せないし。」

 

ほむ「そう。」

 

武「よお!まどか!ほむら!」

 

ま「あ、マリアちゃんおはよう。」

 

ほむ「おはよう。」

 

武「この時間にいるってことは、またまどかが寝坊したんだな。」

 

ま「ち、ちがうよぅ!」

 

ほむ「まどかの寝顔は可愛かったわ。」

 

武「やっぱりな。」

 

ま「もう!ほむらちゃん!」

 

ほむ「ごめんなさい。からかうつもりはなかったの。」

 

武「え、じゃあ本気で言ってたのかよ。やっぱり」

 

ほむ「あら、その次は何を言うつもりかしら?」

 

武「ナンデモアリマセン。」

 

ま「はぁ、もうゴールデンウィークも終わっちゃったね。」

 

武「お馴染みの7人でのキャンプは楽しかったぞ。」

 

ほむ「怪魔が現れなければ最高だったわね。」

 

ま「そうだね。段々現れる回数が増えてるような…。」

 

武「あたしらは倒せば問題ないけど、師匠たちが心配だぞ。」

 

ほむ「えぇ、原因を早く突き止めないと。」

 

 

そんな雰囲気をぶち壊す者が、背後から走ってやってきた。

 

 

杏「よお!」

 

ま「あっ!杏子ちゃん!」

 

武「姐さん!」

 

ほむ「朝から騒がしいわね。」

 

杏「危ねぇ。遅刻するところだったぞ。」

 

 

杏子は、姐さんという呼び方を黙認している。その訳は、この後わかることになる。

 

 

ま「杏子ちゃんもだったんだね。」

 

杏「まどかも最近ねぼすけだもんな。」

 

ま「ティヒヒヒ」

 

杏「褒めてねぇんだけど…。」

 

武「…今日はまだ見当たらないぞ。」

 

杏「あぁ。安心だね。」

 

ま「あ、杏子ちゃんの男友達?」

 

杏「友達っていうか、よくわかんねぇ。」

 

ほむ「噂をすれば来たわよ。」

 

杏「はっ!?」

 

 

前方から、3人の男子生徒が走ってきた。

 

 

?「おざっす!総長ぉ!」

 

「今日はどこの島を攻めますか!」

 

杏「勝手に攻め込むことにしてんじゃねぇよ!」

 

?「副総長もおざっす!」

 

武「オッス!」

 

 

マリアは乗り気だ。

 

 

杏「ちょっとちょっと、乗せられてんじゃねぇよ。」

 

武「?結構楽しいぞ。」

 

杏「はぁ…。」

 

 

こうなってしまった原因は、入学して間もない頃の出来事にある。

 

 

〜〜

 

ま「わたしたち、高校生になったんだね。」

 

ほむ「ええ。まどかが合格できて私は嬉しいわ。」

 

ま「ほむらちゃんのおかげだよ。たぶんギリギリだったと思うし。」

 

ほむ「最後に結果を出したのは貴女よ。」

 

ま「ありがとう、ほむらちゃん。」

 

杏「まどか、アンタもこのクラスか?」

 

ま「そうだよ、杏子ちゃん。」

 

杏「しかもほむらやマリアまでいるじゃねぇか。」

 

ほむ「私は当然よ。」

 

武「コツを掴んだら楽勝だったぞ。」

 

ま「うぅ…。」

 

 

そんなほのぼのした雑談を壊す怒号が聞こえた。

 

 

?「おぉい!金まだぁ?」

 

男子「ひっ、まだないです…。」

 

 

入学してさほど日にちは経っていないと言うのに、気の弱い男子をカツアゲする腕の太いこの少年は、勇哉というヤンキーである。

 

 

ま「な、なんだか怖いね。」

 

武「いやまどかなら瞬殺だぞ。」

 

ほむ「優しいのよこの子は。」

 

杏「…ちょっと行ってくる。」

 

ま「えっ、杏子ちゃん?」

 

武「あっ。」

 

 

マリアはこの後の結末を察した。

 

 

杏「おいアンタ。」

 

勇「あぁ?なんだおめぇ。」

 

杏「自分より弱い奴いじめて楽しいかよ。」

 

勇「金ねぇって言ってるだろ。」

 

杏「そんなもん自分でなんとかしな。」

 

 

杏子が言うと説得力が違う。

 

 

勇「うぜぇ。」

 

杏「なんか言った?」

 

勇「…放課後校舎裏に来いよ。」

 

杏「上等じゃん。」

 

 

その結果は、読者の皆様の予想通りである。

 

〜〜

 

 

という経緯があり、勇哉と肩を並べる他2人も、杏子に挑んで敗れている。穏やかな表情をしたヤンキーは吉史、渋顔のヤンキーはカツヒロという名前である。

 

この3人はいつもつるんでいるらしく、中学時代から「見滝原のエリートヤンキー3人組」と恐れられている。

 

 

吉「焼きそばパンいるっすか?」

 

杏「おっ、サンキュー。」

 

ま「それは貰うんだね。」

 

武「姐さんはその辺上手だぞ。」

 

カ「副長もいるっすか?」

 

武「あざっす!」

 

杏「アンタも貰ってんじゃん。」

 

武「貰えるもんは貰う、当たり前だぞ。」

 

杏「ま、いっか。」

 

 

次の瞬間、ほむらの顔が青くなった。

 

 

ほむ「みんな大変よ。」

 

勇「どうしたっすか?」

 

ほむ「校門が閉まるまであと1分よ。」

 

 

その場の時が止まった。

 

 

勇「やべぇ!」

 

杏「走るぞ!」

 

ま「もうやだぁっ!」

 

 

一斉に走り出した!

 

魔法少女組は力を抑えても間に合ったが、3人組はギリギリ間に合わなかった。

 

 

 

 

•••

 

 

 

 

[見滝原高校屋上]

 

午前の授業が終わり、昼休みの時間がやってきた。

 

屋上は普段、鍵が掛かっていて行けないのだが、まどかたち魔法少女は昼休みの時だけ魔法で鍵を開けお弁当を食べている。魔法少女事情もあるためだ。

 

 

ほむ「やっと静かになったわね。」

 

ま「休み時間になると5分でも静かにならないもんね、あの人たち。」

 

杏「ま、いいんじゃない?賑やかでさ。」

 

武「そうだぞ。楽しいのが一番だぞ。」

 

ほむ「私はまどかと静かに暮らしたいの。」

 

ま「学校じゃそうもいかないよ。」

 

巴「みんな、待たせたわね。」

 

武「マミさん!」

 

杏「先食ってるぞ。」

 

巴「あら、みんな楽しそうね。」

 

ほむ「杏子とマリアはあの不良たちの話題で盛り上がっているのよ。」

 

杏「ちょ、誤解させるような言い方すんな!」

 

巴「あらら、佐倉さんが不良少年と仲良くするなんて、どういうことかしら。」

 

杏「その、あれだ。アイツら、意外と根性あるからな。」

 

武「あ、それは思ったぞ。」

 

巴「どうして?」

 

杏「アイツらと初めて喧嘩したあの日さ、アイツらはアタシを放課後の校舎裏に呼んで喧嘩しようとしてたんだ。3人で待ってた時はガッカリしたけどさ。」

 

「でも3対1をする気はないって言ってきてさ。面倒だから近くにあった石を持ち上げて粉々にしたんだ。」

 

ほむ「普通の人間なら逃げ出すわね。」

 

杏「ところがさ、それでも逃げずに1対1でやるって言ってきたんだ。アタシは嬉しかったよ。」

 

「ま、ちゃんとぶっ潰したけどな。」

 

巴「もう、そこまで来たらいじめなくてもいいのに。」

 

武「あたしもそれは影から見てたぞ。他の奴とは違うと思ったぞ。」

 

巴「そうなのね。だから楽しそうなのね。」

 

杏「はぁ!?別に楽しくねぇし!」

 

ま「杏子ちゃん可愛い。」

 

杏「まどかまで!」

 

 

と談笑していると、屋上の柵の下から連中が登ってきたではないか。

 

 

勇「やっと見つけたっすよ!」

 

吉「総長も不良っすね。」

 

カ「どうやって入ったんすか?」

 

杏「げっ!勇哉たち!」

 

ま「登ってきたの?」

 

武「だはは!おもしれぇ!」

 

ほむ「ここもダメなのね。」

 

巴「貴方たちが件の。」

 

勇「?総長の先輩っすか?」

 

巴「そうよ。」

 

勇「俺、勇哉っす!そしてこの2人が吉史とカツヒロっす!」

 

吉&カ「オッス!」

 

巴「あ、えぇ、どうも。」

 

 

たじたじである。

 

 

杏「ていうかなんでここがわかったのさ!」

 

勇「今日は屋上に侵入しようかと外から見上げたら、総長が見えたからっすね。」

 

吉「よじ登るのなんて簡単っすよ。」

 

カ「先公に見つかったけどな。」

 

ま「フェっ。」

 

ほむ「それはまずいわね。」

 

先生「そこにいるのはわかっている!ここの鍵を開けなさい!」

 

 

悪い予感は的中した。

 

 

杏「やべっ!逃げるぞ!」

 

武「ほむら、頼む!」

 

ほむ「仕方ないわね。」

 

ヒュンッ!!

 

 

3人組が扉に釘付けになっている隙に、魔法少女組はほむらの力で脱出した。

 

 

吉「あれ?総長がいねぇ!」

 

カ「いつの間に!」

 

 

扉が開いた。

 

 

先生「またお前らか!きっちり反省してもらうからな!」

 

勇「めんどくせぇ。」

 

 

3人組はその日、放課後に居残りさせられた。

 

 

 

 

•••

 

 

 

 

[教室]

 

ま「それじゃあ帰ろっか。」

 

ほむ「ええ。」

 

 

一日の授業が終わり、下校時間となった。

 

まどかとほむらは弓道部に所属しているが、今日は休みである。というより、運動部のほとんどが同じ曜日に休みとなっている。

 

 

杏「ふぁ〜、やっと帰れる。」

 

武「姐さんはほぼ寝てたぞ。」

 

杏「アタシはこういう退屈なのが苦手なんだよ。」

 

「しかも今日はダンス部も休みだしね。」

 

武「空手部もそうだぞ。」

 

 

杏子はダンス部に、マリアは空手部に所属している。

 

 

勇「総長、俺が解放されるまで残ってくれねぇか?」

 

杏「なんでさ。」

 

勇「だってよぉ、」

 

「総長が居ねぇと見滝原を制圧出来ねぇんだよ!わかるだろ!」

 

杏「わけわかんないこと言ってんじゃねぇよ!」

 

武「だはは!」

 

ま「ンフッ」

 

ほむ「笑ってはいけなかったのに。」

 

 

この光景を赤の他人が見ても面白くないだろう。しかし、親しい仲だからこそ笑えるのである。

 

 

杏「取り敢えずアタシは帰るよ。」

 

勇「えー。」

 

武「じゃあな!」

 

ま「またあした。」

 

勇「しょうがねぇ。」

 

 

勇哉が教室を出ようとすると、廊下で吉史とカツヒロが待っていた。

 

 

吉「行くぞ勇哉。」

 

カ「帰りてぇ。」

 

 

3人組は、生徒指導室へ向かった。

 

 

 

 

•••

 

 

 

 

[通学路]

 

時刻は17時。まだ外は明るい。

 

4人が並んで歩いていると、あの人物が現れた。

 

 

さ「おっ待たせー!」

 

杏「待ってねぇよ!」

 

さ「いやー、というわけで今回も始まりましたねー、あたしたちのショートコント。」

 

杏「勝手に漫才始めんな!」

 

武「だはは!」

 

ま「ウェッヘヘヘ」

 

ほむ「フフ

 

ま「ほむらちゃんが笑った!」

 

ほむ「笑ってないわ。」

 

さ「素直じゃないのは良くないぞー。」

 

 

さやかはニヤニヤしながら言った。

 

 

ほむ「貴女にだけは言われたくないわ。」

 

さ「だけを強調するなー!」

 

武「腹痛い!腹痛いぞ!」

 

 

こんな笑顔で溢れた日常が、いつまでも続けばいいな。誰もがそう思った筈である。

 

しかし、現実はそう甘くはないのである。

 

 

 

 

ゴォォッ!

 

5人「!!」

 

 

一同はすぐに気づいた。それは紛れもなく、怪魔の魔力反応だからである。

 

場所は、さほど遠くはない。

 

 

第17話へ、続く!!




というわけで、第16話でした!

この回を書いて一番感じたのは、彼女たちの高校生活を想像するのはとんでもなく難しいということでした。

私としては、高校生ともなれば、名前のある男子キャラを出さなくてはならないと考えました。だから、あのヤンキーたちを出演させたということです。


ここまでのご愛読、有難う御座いました!!
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