魔法少女まどか☆マギカ〜まだ誰も知らない物語〜   作:サウザンド・J

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この小説は、魔法少女まどか☆マギカの2次創作です。

・2次創作
・戦闘なし
・勝手な解釈
・ウェヒヒヒ
等が含まれております。

こんなのってないよと思った方はブラウザバック推奨です。


第2話「弱いのは貴女だけじゃない」

〜まだ誰も知らない物語〜 第2話

 

 

 

 

[???]

 

ま「ま、魔法少女?」

 

武「なんでそんなに驚くんだ?」

 

 

マリアは変身を解いた。

 

 

ま「だって、魔法少女なんて、絵本に出てくるキャラクターで…。」

 

武「そんなリアリティ満載な内容が絵本になるわけないだろ。」

 

ま「リ、リアリティ?」

 

武「魔法少女みたいな血生臭い話は子供向けじゃないだろってこと。」

 

ま「と、とにかく、ありがとう!」

 

 

まどかにはそんな難しい言葉はわからない。

 

なので、ただ手を差し伸べた。

 

 

武「何回も言わなくていいぞ。」

 

「そういや、あんたの名前は?」

 

 

手を取ろうとしながら訊いた。

 

 

ま「わたし、鹿目まどか。まどかって呼んで!」

 

武「えっ…!鹿目まどか?」

 

 

握手した瞬間だった。

 

再び滴が水面に落ちたような音が響き、見える世界が一瞬歪んだ。

 

 

ま「あ…。」

 

武「なにぃ?」

 

 

夕暮れの見滝原に戻っており、人々の姿もあった。

 

 

ま「戻ったの?」

 

武「どうなってるんだ?見滝原にこれほど沢山の住民がいる筈…。」

 

人a「キャーっ!」

 

 

通行人がマリアを見て悲鳴をあげた。

 

 

ま「あっ。」

 

武「なんだ?」

 

 

本人は気にしてなかったが、マリアは先程の戦闘で(主に返り血により)全身血塗れだったのだ。変身を解いても血は取れないらしい。

 

 

ま「マリアちゃん、こっち来て!」

 

武「何処へ行くんだ?」

 

ま「先輩のところ!」

 

 

その先輩は、巴マミ。見滝原中学を卒業した、まどかが尊敬する先輩だ。

 

まどかはマリアの手を引っ張り走り出した。

 

 

 

 

•••

 

 

 

 

[マミが住むマンション]

 

ま「マミさん!いますか?」

 

巴「あら、鹿目さん。どうしたのかしら。」

 

 

ドアを開けると、息切れしたまどかと血塗れの少女がいた。

 

 

巴「鹿目さん、隣の人は…。」

 

ま「その、シャワー借りていいですか?」

 

巴「え?いいけど。」

 

武「! もしかして巴マミ!?」

 

 

マリアはマミを見るなり、目を輝かせながら呼び捨てした。

 

 

巴「え?は?」

 

武「本物だ!すげえ!」

 

ま「マリアちゃん…。」

 

 

まどかはマミが機嫌を損ねたことを察した。当然だ。知らない人間が急にやってきて呼び捨てしてくるのだから。

 

 

巴「貴女、お名前は?」

 

武「あたしは武呂 マリア。あんたと同い年且つ魔法少女だ!」

 

巴「魔法少女?」

 

 

マミには何のことだかさっぱりわからない。

 

 

武「あんたもかよ。ていうか、まどかや巴マミの方があたしにとっては小説の中の話だぞ。」

 

巴「どういうことかしら?」

 

武「あたしがいた見滝原には実在しない架空の人物だ。」

 

 

マリアがいた見滝原では、完全にキャラクター扱いらしい。

 

 

武「小説によればまどかは中学2年生、巴マミは中学3年生だ。」

 

ま「それじゃあわたしと同い年だね。」

 

巴「私は高校生なんだけど…。」

 

武「え…。」

 

ま「ほんとだよ。」

 

武「こ、これは失礼しました!お許しください!」

 

 

態度が豹変した。

 

 

巴「そこまで改まらなくても…。」

 

武「いえいえ!上下関係は大事ですから!」

 

 

相当叩き込まれているようだ。

 

 

武「本当に浴室を借りてもよろしいのでしょうか?」

 

巴「いいわよ、あまり気にしないで。」

 

 

今度は困ってしまった。

 

 

巴「鹿目さんも序でに入ってきたらどうかしら。埃まみれよ。」

 

ま「ありがとうございます。」

 

 

 

 

•••

 

 

 

 

シャワーを浴び終わり、ちょっとしたお茶会を始めた。

 

マリアはマミの服を借りて着ている。

 

 

巴「それで、武呂さんはどうして血塗れになっていたの?」

 

武「いつも通り怪魔と闘い、返り血を浴びたからです。」

 

巴「怪魔?鹿目さん、ほんとかしら?」

 

ま「本当です。食べられそうになったわたしを助けてくれたんです。」

 

巴「そう。武呂さんはどうして鹿目さんを助けたの?」

 

武「? なんでって…。」

 

 

マミらしい質問だ。

 

 

武「人を怪魔から守ることが任務だからです。」

 

巴「なるほど、貴女がいた見滝原では怪魔というものは普通なのね。」

 

武「はい。」

 

ま「わたし、もうわけわかんなくて…。」

 

巴「無理もないわ。私もちょっと混乱してるもの。」

 

 

マリアにとっては、怪魔がいないことの方が不思議だ。

 

 

巴「それともう一つ、魔法少女って何かしら?」

 

武「簡単に言えば、怪魔と闘う戦士みたいなものです。」

 

ま「え!まだ中学生なのに?」

 

武「意外と普通だぞ。」

 

ま「大変だなぁ。」

 

武「話は戻りますが、2人は魔法少女じゃないんですね?」

 

巴「そうね。」

 

ま「ちょっと憧れるけどね。」

 

武「そうだ、忘れるところだった。」

 

 

マリアは畳んで置いた自分のズボンのポケットから、先程の怪魔から出てきたカプセルを取り出した。

 

 

ま「あ、それって。」

 

武「ああ、メタルドンから出てきたものだ。」

 

巴「メタルドンって?」

 

ま「マリアちゃんが倒した怪魔です。」

 

武「これをやっとかないと大変なことになるんだ。」

 

 

マリアの左腕に付いているブレスレットが、黄緑色の光を放つ宝石のようなものになった。

 

 

ま「何これ?」

 

武「これはソウルジェム。魔法を使うために必要なもので、命の一部だと聞かされてるぞ。」

 

巴「命の一部ですって?」

 

 

ブレスレットがソウルジェムに変わったところは我慢できたが、この宝石が命の一部だと聞いてしまい驚きを隠せなかった。

 

 

巴「なんで一部なの?」

 

武「そこまでは上からは聞かされませんでした。ま、どうでもいいんですけど。」

 

ま「そんなことないよ、大事なことだよ。」

 

武「これを壊されたら終わりだって知ってるからいいだろ。」

 

巴「(余計大丈夫かしら?)」

 

武「今、あたしのソウルジェムの光は魔法を使ったことで弱まってます。」

 

「このまま光が弱り完全に消えると、あたしは死んで、代わりに怪魔が生まれます。」

 

ま「ええ!」

 

巴「まあ。」

 

 

マリアは真顔だ。

 

 

武「これの裏にカプセルを装着して…、スイッチを押す。」

 

 

すると、マリアのソウルジェムの光が強くなった。

 

 

ま「光が…。」

 

武「これでほぼ元どおり。本当は許可なくやったら駄目なんだけど。」

 

ま「そんな…、命に関わることなのに許可が必要なの?」

 

武「変か?」

 

ま「そりゃ、変だよ。」

 

巴「(おかしいわ。怪魔が普通なら民間にも知れ渡っている組織が武呂さんに指示しているはず。)」

 

「(なのに、命を軽んじてる。武呂さん本人までもが重く考えていない。異常よ。)」

 

「武呂さん。」

 

武「なんですか?」

 

巴「今日は何処に泊まるか決めてるかしら?」

 

武「そういえば、決めてないです…。」

 

 

あまり先のことは考えられないらしい。

 

 

巴「よかったらここに泊まっていかない?もう少しお話もしたいし。」

 

武「本当ですか!ありがとうございます!」

 

ま「マミさん、ほんとは寂しいだけじゃないですか。ウェヒヒヒ」

 

巴「ちょ、そういうこと言わないの!」

 

 

読者の皆様にはブラックジョークに聞こえたと思うが、ここのマミの両親は健在であり、高校進学のため現在は一人暮らしをしている。故に、まどかがマミをいじっただけである。

 

 

巴「ほら、もう時間も遅いから鹿目さんは帰った方がいいわ。」

 

ま「えぇ。」

 

巴「受験勉強頑張らないと駄目じゃないの。」

 

ま「そうですけど…。」

 

武「じゅけん?」

 

巴「鹿目さんにとっての戦いのことよ。」

 

武「じゃあ頑張らなきゃな!」

 

ま「マリアちゃんまでー。」

 

 

流石マミ。

 

 

ま「仕方ないか。マミさん、お邪魔しました。」

 

巴「気をつけてね。」

 

 

まどかはそのまま真っ直ぐ帰った。

 

 

 

 

•••

 

 

 

 

[客室]

 

夕食はマミがご馳走してくれ、寝る準備を始めた頃であった。

 

 

武「マミさんの部屋ってやっぱり広いですよね。」

 

巴「確かによく言われるわね。お父さんとお母さんには感謝しないと。」

 

 

客室もなかなかのものだ。

 

 

武「ベッドなんて高級品、どこで手に入れたんですか?」

 

巴「それも両親が買ってくれたの。でも普通のベッドよ?」

 

武「いえいえ、あたしはベッドで寝たことなんてないですよ。」

 

巴「そうなのね。じゃあ布団だったのかしら?」

 

武「布団でもあまり寝たことがないです。殆ど布一枚だったので。」

 

巴「それは酷いわね。一生ここにいてもいいわよ、なんて。ふふ。」

 

武「…マミさんって、本当に魔法少女じゃないんですか?」

 

巴「? どうしたの?」

 

武「その、もし、魔法少女だったら、助けてほしいなと、思いまして。」

 

 

言いにくそうにしている。

 

 

巴「そんな大層なものじゃないわよ、私なんて。」

 

武「まどかの前ではああ言いましたが、あたしはあの小説がただの物語だとは思えないんです。」

 

「だって、同姓同名且つ容姿もかなり似ているなんてことありますか?いいえありません!」

 

巴「そう言われても…。」

 

武「あたし、強くないんです。今回だってまどかがいなかったら、こうして生きていないかもしれません。」

 

「だから、誰かと一緒に闘いたいんです。独りぼっちは嫌なんです。明日はまどかにもっと強く聞きます。」

 

巴「…うっ!」

 

 

マミに頭痛が走った。〈独りぼっち〉〈誰かと一緒に〉、この言葉が何故か頭に引っかかる。

 

 

武「大丈夫ですか!?」

 

巴「え、ええ、大丈夫よ。ちょっと疲れてるみたい。」

 

武「その、すみません。」

 

巴「気にしないで。おやすみなさい。」

 

 

作り笑いを浮かべ、洗面所へ行こうとした。

 

 

巴「(何か、大きなことを訊き忘れてる気がする…、あっ!)」

 

「武呂さん!」

 

 

質問を思い出し、マリアの所へ戻ったが、既に眠っていた。

 

よほど心地が良かったらしい。

 

 

巴「起こしたら可愛そうね。」

 

「武呂さんはどうやって、魔法少女になったのかしら…。」

 

 

少し心残りではあるが、気分は良かった。

 

 

巴「武呂さん、弱いのは貴女だけじゃないわよ。」

 

 

第3話へ、続く!




というわけで、第2話でした!

本当は日曜日に投稿する予定でしたが、1日遅れてしまいました。

次回からは、別のコーナーを設けるため、あらすじではない回があります。

「怪魔」はオリジナルのつもりですが、もしどなたかと被っていたら考え直します。


ここまでのご愛読、有難う御座いました!!
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