魔法少女まどか☆マギカ〜まだ誰も知らない物語〜   作:サウザンド・J

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この小説は、魔法少女まどか☆マギカの2次創作です。

・2次創作
・魔法少女データあり
・勝手な解釈
・魔女文字変換機能が欲しい作者
等が含まれております。

伝えなきゃ…、みんなサウザンドに騙されてる!と思った方は騙されて読んでください。


第7話「そこは、私の場所です」

●魔法少女データ●

 

⚪︎忠岡 誠

 

・紐を自在に操り闘う魔法少女。

 

・基本誰にでも敬語を使う。

 

・沈着冷静な人物であり、武呂マリアに勝ったふりをさせ一気に逆転してしまう策士である。

 

・何を願って魔法少女になったかはまだわからないが、彼女が言う〈陛下〉に関係がありそうだ。

 

・マリアとはお互い顔見知りで、両者共に良い印象を持っていないようだ。

 

・彼女がどうやってこの世界にやって来たのか、何が目的なのかは謎に包まれている。

 

〜まだ誰も知らない物語〜 第7話

 

 

 

 

[見滝原市のデパート]

 

この日は夏休み前最後の土曜日。見滝原市にあるエオンモール見滝原テラスというデパートには、さやかと恭介がデートしに来ていた。

 

 

さ「つーわけで、ショッピングに付き合ってもらうわよ!」

 

恭「夕方にヴァイオリンのレッスンがあるから、それまでに終わらそうね。」

 

さ「もー、たまにはヴァイオリンのことなんか忘れてあたしに夢中になってよねー。」

 

恭「ヴァイオリンなんか、なんて言いかたしなくても。」

 

さ「とにかく行くわよ!」

 

 

とは言え中学生なので、高い買い物はできない。時間はあまりかからないだろう。

 

 

 

 

•••

 

 

 

 

エオンの別のフロアには仁美も来ていた。ピアノを見に来ていたのだ。

 

 

仁「新しく買うならどれにしようかしら。」

 

 

最新のピアノはやはりどれも性能がいい。もしも買うなら、と考えてしまうとなかなか決められない。

 

 

仁「っ、あれは…。」

 

 

2人一緒に歩くさやかと恭介を見かけた。

 

 

仁「(酷い、上条君にばかり荷物を持たせて。)」

 

 

手ぶらのさやかに対し、恭介は両手に紙袋を持っている。

 

 

仁「(我慢なりませんわ。一言言わないと!)」

 

ほむ「志築さん、何をしているのかしら。」

 

仁「暁美さん!?」

 

 

背後にほむらがいた。

 

 

ほむ「静かに。上条恭介がこっちに来るわ。」

 

仁「え!」

 

 

2人は身を隠した。

 

 

さ「ちょっとー、こっちには用ないんだけど。」

 

恭「ヴァイオリンを見たくてさ。ちょっとでいいから持っといて。」

 

さ「あ!」

 

 

買った物をさやかに渡し、ヴァイオリンの方へ向かった。

 

 

恭「これがいいかな?これもいいな。」

 

さ「まだー?」

 

恭「まだまだ。おっ、これもいいかも。」

 

 

さやかの表情が次第に暗くなっていく。

 

 

仁「一所懸命にヴァイオリンを漁る上条君、可愛いですわぁ。」

 

ほむ「私はこの辺で。」

 

仁「駄目です。」

 

ほむ「どうして?」

 

仁「一緒に見ましょうよ。尾行も楽しいじゃないですか。」

 

ほむ「はぁ。」

 

 

ほむらは帰れなかった。

 

 

さ「…もー、まだなのー?」

 

恭「よし、そろそろ行こう。」

 

「さやかはヴァイオリン好きじゃなかったっけ?」

 

さ「別に。だって、あたしが好きなのはヴァイオリンじゃなくて、演奏してる恭」

 

恭「お腹空いたな。3階に行こう。」

 

さ「え?…わかった。」

 

 

さやかが言いかけた言葉こそ、何よりも先に伝えるべきだった。

 

 

仁「もどかしいですわね!」

 

ほむ「動いたわ。」

 

仁「行きますわよ!」

 

 

ほむらも少し乗り気のようだ。

 

 

 

 

•••

 

 

 

 

[フードコート]

 

恭「さやか、結構食べるんだね。」

 

さ「そう?」

 

 

うどんを食べているのだが、並を頼んだ恭介とは違いさやかは特大を頼んでいる。

 

 

恭「たくさん食べると太るよ。」

 

さ「なっ!どーゆー意味よ!」

 

 

いつになってもいい雰囲気にならない。

 

仁美とほむらは、少し離れた席でボクドナルドのポテトを食べていた。

 

 

仁「どうして楽しく食事をとれませんの?」

 

ほむ「知らないわ。でも、なんでかしらね。あの方が自然に見えてしまうのは。」

 

仁「きっとお似合いではないからですわ!」

 

 

ほむらはそんな単純なものではないことはわかっている。しかし、それがわからない。

 

 

さ「あたし帰る。」

 

恭「え!急にどうして。」

 

さ「だって、恭介と居るのに全然楽しくないんだもん。」

 

恭「そんなこと言われても。」

 

仁「…。」

 

ほむ「ちょっと、志築さん。」

 

 

仁美は席を立ち、カップルへ歩み寄った。

 

 

さ「志築さん?」

 

恭「な、なんでここに?」

 

仁「どうして、上条君に優しくできないんですか?」

 

さ「あんたには関係ないでしょ。」

 

ほむ「!」

 

 

その時、ほむらだけが気づいた。仁美のポケットから禍々しいオーラが漏れていたということに。

 

 

仁「代わって。」

 

さ「はぁ?」

 

仁「そこは、私の場所です。」

 

恭「…。」

 

 

恭介は何も言えなかった。仁美の顔が憎悪に満ち溢れていたからだ。

 

 

さ「なに訳わかんないこと言ってるのよ。どっか行って。」

 

仁「上条君、今助けますわ。」

 

オォォッ!

 

 

どす黒いオーラが一気に膨れ上がった!

 

 

ほむ「志築さん!」

 

 

仁美の方へ駆け出した!

 

 

仁「アァァァッ!!」

 

パキッ!!ゴォォッ!!

 

さ「きゃっ!」

 

恭「うわっ!」

 

ほむ「うっ!」

 

 

仁美が持っていたカプセルが割れ、仁美は中から飛び出した黒い何かに飲み込まれ、巨大化した!

 

その際の爆風によりさやかと恭介は通り道に吹き飛ばされ、ほむらは反対の壁に叩きつけられた。

 

 

「ウ゛ァ゛ァ゛ァ゛ッ!」

 

 

apricot

 

 

さ「何よ、これ…。でも、こんなのどっかで見た気が…、うぅ!!」

 

 

唐突に頭痛が走った。あまりにもの痛みのせいで、立つことができない。

 

巨大化により天井が突き破られ、崩れたコンクリートがさやかの上に落ちていく!

 

 

恭「さやか!!」

 

 

 

 

•••

 

 

 

 

[鹿目邸]

 

ま「今日は何しようかなぁ。」

 

 

受験勉強は視野に入っていないようだ。昼はとうに過ぎている。

 

 

知「まどか、大変だ!」

 

ま「どうしたの?」

 

 

一階から父の声が聞こえた。

 

 

知「テレビを見てくれ。とんでもないことになってる!」

 

 

降りてテレビを見た。テレビ画面には破壊されたデパートの入り口が映っているではないか。

 

 

ま「これって、嘘、まさか!」

 

知「何か知ってるのかい?」

 

ま「わかんないけど、何とかしてくれる人なら知ってる。」

 

知「軍ならもう向かってるよ。」

 

ま「いや、そうじゃなくて。」

 

ニュース「速報です!昨夜午後8時頃に現れた黒い物体が動き出しました。」

 

ま「え!?」

 

 

予想が外れた。デパートを襲撃したのは、その黒い物体だと思っていたからだ。

 

 

ま「私、先輩の家に行ってくる!」

 

知「あっ!待ちなさい!」

 

 

一目散に走った。先輩とは勿論マミのことだ。

 

 

 

 

•••

 

 

 

 

[エオンモール]

 

ほむ「…、いったい、どうなって。」

 

 

目を覚ますと、誰もいなかった。

 

頭を打って気を失っていたのだが、あの衝撃を思い出すと生きていることが奇跡に思う。

 

 

ほむ「誰か、居ないのかしら。」

 

 

立ち上がってさらに驚いた。埃で服は汚れているものの、外傷がないのだ。

 

 

ほむ「とにかくここを出ないと。」

 

 

その場を離れ、一階まで階段で降りた。

 

驚いた。電気が付いている店はどこにもなく、所々が荒らされているのだ。荒らすとは言ったものの、人がやる嫌がらせのレベルではなく、商品や壁が破壊されているレベルのものだ。

 

 

ほむ「あれは…!」

 

???「うぇ〜〜ん!」

 

 

20m先に一人の少女が転んでいた。取り残されたのだろうか?

 

 

ほむ「待ってて。…っ!」

 

ゴゴゴッ!

 

 

3階の渡り廊下が崩れ落ちた!

 

 

ほむ「間に合って!」

 

ギュンッ!!

 

 

あの子を助けたい。その思いだけを胸に全力で走った。

 

 

ドォーンッ!!

 

 

なんと!少女を抱え無傷で助けだしたのだった!

 

 

ほむ「!!(ほんの一瞬しかなかったはず。どうして間に合ったの?)」

 

 

本人が一番ビックリしていた。

 

 

?「ありがとうなのです。」

 

ほむ「礼には及ばないわ。」

 

?「私が買ったチーズまで助けてくれて、感激なのです。」

 

ほむ「貴女にとって必要だと思ったからよ。」

 

?「そうなのです。これは、お母さんへのプレゼントなのです。」

 

ほむ「一人で来ていたのね。」

 

 

一人でいられたわけだ。

 

 

ほむ「貴女、もしかして名前は〈なぎさ〉だったりするかしら?」

 

な「すごいのです!百江 なぎさっていうのです!」

 

 

直感が当たった。

 

 

ほむ「そう。百江 なぎさっていうのね。…うっ!」

 

な「どうしたのですか?」

 

 

又しても頭痛が襲った。立って居られない程だ。

 

 

ほむ「(さっきの衝撃のせいかしら?意識が…)」

 

な「しっかりするのです!」

 

 

ほむらはまた気を失ってしまった。

 

 

 

 

•••

 

 

 

 

[マミマンション]

 

ま「マミさん!」

 

巴「鹿目さん?ノックくらいはして欲しいんだけど…。」

 

ま「マリアちゃん居ませんか?」

 

巴「そう言えば昨日から帰って来てないわね。どこに行ったのかしら。」

 

ま「そんな…。」

 

 

昨日から一度も帰って来ていないということは、まさか!

 

 

巴「な、なに、あれ…。」

 

 

窓の外を指差した。ビル街で黒い生物が暴れていたからだ。

 

しかも、その近くでは着物を着た巨人までいるではないか。

 

 

ま「怪魔が、2体も。軍人さんでも、敵わなかったの?嫌だよ、そんなの嫌だ…。」

 

巴「落ち着いて。まずは武呂さんを探すことが先決よ。」

 

ま「…わかりました。でも私、心当たりがあるんです。」

 

巴「ジムには居なかったわよ。」

 

ま「違うんです。居たら嫌だけど、マリアちゃんはたぶんそこに居ます。」

 

巴「わかったわ。それなら私は風見野の方へ行くわ。」

 

 

黒い怪魔が風見野市に向かって移動していたからである。

 

 

ま「お願いします。」

 

巴「それじゃあ、後でね。」

 

 

マンションを出て、二手に分かれ走った。

 

 

 

 

•••

 

 

 

 

[廃墟]

 

まどかのペースは落ちていた。前日から慣れない運動をしてきたからだ。

 

辺りは暗くなってきている。

 

 

ま「そんな、廃墟が崩れてる。こんなのってないよ。」

 

 

昨日まであった廃墟は無くなっていた。あったのは瓦礫の山だ。

 

 

ま「マリアちゃーん!どこなのー!」

 

 

返事はない。瓦礫の中を探すことにした。

 

 

ま「マリアちゃーん!重い…。」

 

 

退ける物だけは退けるようにした。

 

 

ま「マリアちゃーん!痛っ!」

 

 

何度か手を切ったりもしたが、諦めなかった。

 

そして遂に、

 

 

ま「っ!そんな、嘘だよ…。」

 

 

乾いた血の付いた腕が見えた。胴体は、手では退けられない残骸に埋もれている。

 

 

「うわぁぁぁん!マリアちゃーーん!」

 

 

怪魔と闘える人物を失ったということよりも、一人の友達が死んでしまったことを悲しんだ。

 

大声で泣いてもマリアは応えなかった。

 

 

ま「ぐすっ、マリアちゃん…。」

 

 

冷たくなったマリアの手を握った。

 

すると、あの滴が水面に落ちたような音が聞こえ、

 

 

ま「この音って。えっ?」

 

 

まどかは未知の力に吸い寄せられた!

 

 

ま「私、どうなっちゃうのかな。」

 

「もしかして、マリアちゃんが、置いて行った私を恨んで、引きずり込もうとしてるのかな…。」

 

 

ここまで不思議なことばかり起こると、おかしくなってしまうのも無理はない。

 

しかし、たどり着いた場所は地獄ではなく、一面の花畑であった。

 

 

ま「ここ、どっかで見たような。」

 

?「やっと会えたね。貴方には、たくさん話さなきゃいけないことがあるから。」

 

 

空から何者かが舞い降りた。白と桃色のドレスを身に着け、瞳は金色である。

 

 

「私、鹿目まどか。」

 

 

第8話へ続く。




というわけで、第7話でした!

魔女文字変換機能が欲しいです。英語などにすると簡単にググれるので。(メタルドンはオリジナルなのでググってもそれらしいものは出ません。)

さやかは感じ悪い子のようになっていますが、私は結構さやかちゃんが好きな方なのでご安心ください(←何を?)。


ここまでのご愛読、有難う御座いました!!
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