魔法少女まどか☆マギカ〜まだ誰も知らない物語〜 作:サウザンド・J
・2次創作
・怪魔データあり
・勝手な解釈
・魔女文字変換機能が欲しい作者
等が含まれております。
どういうことだオイ…。コイツ死んでるじゃねぇかよと思った方々、私は生きてます。
●怪魔データ●
⚪︎ジェラシーの怪魔 アプリコット
・その性質は嫉妬。
・ある男の子に恋をした少女が、その男が別の女性から大事にされていないことを知り、憤怒することで誕生。
・弓術や合気道といった多彩な才能を持つ。
・この怪魔に打撃はあまり効かないため、よく接近してくる中飛び道具で闘わなければならない。
・この怪魔を倒したければ、怪魔が望む人間を生贄に差し出すか、容赦ない攻撃を連続で与えるしかない。
[???]
ま「え、ええ!わたし!?」
待っていたのは、まさしく自分だった。
神々しいオーラと、一目で女神と伺える衣装を身に纏っており、とても自分とは思えないが、名前も声も背丈も同じなのだ。
ア「うん。会えて嬉しいよ。本当はわたしが引き寄せたんだけどね。」
ま「ど、どうして?」
ア「わたしがそっちの世界に行ったら、世界が壊れちゃうから。」
ま「わけわかんない…。」
ア「ここに座って。いろいろ話さなきゃいけないから。」
言われるがままに座った。
ま「でも、早く何とかしないと、見滝原が…。」
ア「大丈夫だよ。向こうの時間は流れていないから。」
ま「そうなんだ。ねえ、もう一人の私は、どうしてそんな姿なの?」
ア「いろいろあってね。今は魔法少女を救う存在になったの。」
ま「じゃあ、マリアちゃんのことも?」
ア「それは、できないみたい。マリアちゃんがいる世界も入れないから。」
他にもわけがあるようだ。
ま「そんな…。」
ア「だから、貴女に見滝原を救ってほしいの。」
ま「そんなこと言われても、私はマリアちゃんみたいに闘えないよ。」
ア「じっとしててね。」
アルティメットまどかは、まどかの額に指をそっと当てた。
ま「っ!!」
途端、まどかの頭の中を走馬灯のように記憶が流れた。
どの世界でも、家族に愛されていたということ。
本来さやかとは親友だったということ。
どの世界でも、マミは頼れる先輩だったということ。
転校生のほむらとも親友だったということ。
時には杏子とよく話していたということ。
ある世界ではそれらのみんなと共に魔女と闘ったこと。
そして、どの世界でも、自分は誰かの役に立ちたいと願っていたということ。
それらの閉ざされた記憶の扉が開いた!
ま「な、なんで、忘れてたんだろう…。」
まどかの目から、滝のように涙が溢れていた。
ア「無理もないよ。今見せたのは、別の世界での貴女の記憶なんだし。」
ま「でも、間違いなくわたしの記憶。」
ア「そう。貴女がいる世界はね、実は創られた世界なの。」
ま「創られた世界?」
ア「数えきれないほどのわたしが居た世界の一つなの。しかも創られ方が特別なんだよ。」
ま「じゃあもしかして、ほむらちゃんが冷たい態度なのって。」
ア「記憶を操作されて創られたほむらちゃんだからなの。」
ま「それなら、ほむらちゃんも思い出してくれたら。」
ア「それは、無理だと思う。」
ま「どうして?」
ア「貴女はわたしが記憶を蘇らせたことで思い出すことができたの。」
「わたしが関われない他のみんなは無理だと思う。」
ま「それなら、他のみんなもわたしみたいに連れてきてよ。」
ア「貴女をここへ呼べたのは、マリアちゃんのおかげだよ。」
「貴女とマリアちゃんは、触れると時空に穴を開けてしまうの。」
ま「じゃあ、みんなを集めてもう一度マリアちゃんを触ることは…」
ア「時間が足りないよ。」
ま「うぅ。」
ア「でも、沢山の記憶が重なった今の貴女なら、あの世界を救えるよ。」
「戦って、くれるよね?」
ま「…うん。私は戦う。」
「友達を、家族を、見滝原のみんなを守るために…!」
アルティメットまどかがニッコリ微笑むと、滴が水面に落ちたような音が聞こえた。
気がつくと、瓦礫の横に立っていた。
ま「怪魔が、暴れてる。」
ここからでも、怪魔が見滝原で暴れているのはわかる。
「この世界は、私が救う…!」
すーっと、まどかの全身が光った。
目を瞑ると、胸の中心から記憶にはないほどの強い光が放たれたソウルジェムが出現した。
それを手に取り、
ま「っ!」
カァッ!!
変身した…!
その姿は、「全ての宇宙、過去と未来の全ての魔女を、この手で生まれる前に消し去る」という願いを叶えた時の姿と同じであった。アルティメット化はしなかった。
ま「…。」
先程までは退けられなかった瓦礫を、今度はいとも簡単に手で退けた。そして、マリアの遺体を抱え、野に仰向けで寝かせた。
ま「待っててね、マリアちゃん。必ず勝つから。」
バシュッ!!
冷たいマリアの手を握った後、目覚めたまどかは勢いよく走り出した。
実はこの時、マリアの指がピクリと動いたことにまどかは気づかなかった。
•••
[見滝原ビル街]
忠「さあ、もう一度いきますよ。」
ガ「グゥン」
ドルルルッ!!
黒い怪魔が、身体中から機関銃を大放出した。
その攻撃により、見滝原と見滝原に近かった風見野のビル街が少しずつ破壊された。既に複数回この攻撃を行ったため、半径1km以内のビルはボロボロだった。
忠「アハハ!いいですよガトリンガ。」
ガ「グゥオォォ!」
この怪魔の名前はガトリンガ。全長20mの二足歩行で、身体中に銃口が生えている。
人も建物も粉微塵に帰す中、生存者が現れた。
杏「どういうことだオイ…。」
忠「おや?アレは。」
崩れたビルの残骸の上に立っていると、よく知っている人影が見えてきた。
杏「お前か?街をぶっ壊したのは。」
忠「ワタクシというより、ワタクシお気に入りの怪魔ガトリンガですねえ。」
杏「許さない。お前達は絶対許さない!」
忠「…!」
誠は構えた。
忠「…あ、そうでしたね。ここでのアナタはか弱い女の子。」
杏「ウゼェ。」
忠「邪魔であることは変わらないので、ここで死んでください。」
杏「(どうしてこんな所に来ちまったんだろうな。何もできないのに、ニュースでこいつを見てたら居ても立っても居られなくなっちまった。)」
巴「貴女達!そこに怪魔がいるから危ないわよー!」
風見野に向かっていたマミが到着した。
忠「何を仰いますか巴マミさん。」
巴「どうして私の名前を。」
忠「この怪魔を出現させたのはワタクシですよ。」
巴「なんてことを…。」
杏「アンタ、なんでこんな所に来ちまったんだよ。」
巴「鹿目さんと手分けして武呂さんを探しているの。」
「ところで貴女、何処かで会ったかしら?」
杏「いや、ないはずなんだけど、会った気がする…。」
巴「奇遇ね。私もよ。」
忠「お喋りはそこまでです。巴マミさんも来たことなので、2人とも死んでもらいます。」
ガ「グゥオォォ!」
魔法少女などではない2人が殺されようとした、その時!
ビッ!!
忠「!」
ドカーンッ!!
ガ「?」
突然一本の桃色の矢が、誠目掛けて飛んできた。誠は瞬時に躱した。
忠「誰ですか!?」
やってきたのは勿論、眩い光を放つ魔法少女まどかだ。
巴「か、鹿目さん!?」
杏「まどか?」
ま「マミさん、杏子ちゃん、無事でよかった。」
忠「何故です…、何故、鹿目まどかが目覚めているのです!?」
ま「貴女は、私が倒す…!」
「はっ!!」
ドオォォッ!!
忠「うっ!」
ガ「グゥオォォッ!」
右手からとてつもなく強い衝撃波を放ち、誠とガトリンガをもう一体の怪魔の近くまで吹き飛ばした!
ま「マミさん、杏子ちゃんを連れて避難してください。」
巴「わ、わかったわ。」
ま「ありがとうございます。」
笑顔でそう言うと、
バシュッ!!
吹き飛ばした敵を飛んで追いかけた。
本当の自分に気づかされたまどかは、魔法少女に加え怪魔2体を相手に勝利することができるのだろうか?
第9話へ、続く!!
というわけで、第8話でした!
久々の更新です。申し訳ありません。
やっとここまで来た気がします。
ここまでのご愛読、有難う御座いました!!