ハイスクールD×D 右手に竜帝、左手に真竜を宿す神機持ち 作:西城ヒイロ
「・・・気配は消したはずなのに気づいてたのね。」
当たり前だ。たしかに気配を消す技術は高い。それは認めよう。
だが完璧過ぎたんだ。
これはチートにも言えることだがあまり完璧過ぎると逆に違和感すら感じさせられる。
「単刀直入に聞くけど貴方は一体何者?」
「ハッ!ただのしがない狩人ですよ。」
俺は全く間違ってない。だって本当のことだから。
「ふざけないでくれるかしら?」
えー・・・大真面目なのに。
「はぁ・・・今日は時間も時間なんで明日にしてくれませんかね?」
あと一応回復弾撃ち込みはしたけどきちんと調べといた方がいい。
「そうね。なら明日使いを送るわ。」
そう言うと彼女、リアス・グレモリーは転移の魔方陣を展開し未だ状況を掴めず呆けている兵藤に手刀を入れ気絶させて消えていった。
兵藤の扱いそれでいいのか?
さてとりあえずゴタゴタは片付いたし俺も帰るとしますかね。
多分リッカに勝手に神機使うなって怒られるかもな。
「それで・・・何か言いたいことはありますか?」
「誠に申し訳ありませんでした。」
俺は今シエルとリッカに正座させられている。
理由は簡単。件のゴタゴタで俺はあろうことか買った品を忘れてきたのだ。
気付いたときにはもう手遅れ。
荷物はすでになくなっていた。
それがシエルからの説教。リッカは俺の予想通り。
「この度は本当にすいませんでした。
何でも言うこと聞きます。」
「何でも・・・いいんですね?」
何でもという言葉にピクッと反応するシエルとリッカ。
何だろう悪寒が止まらない。
「太刀。私からのお願いはこれです。」
そう言うとシエルは一度リビングに消えると一匹の黒猫を抱えて戻って来た。
「この子を飼いたいんですが・・・」
そう言えばシエルって動物好きだったっけ?カピバラとか可愛がってたし。
「別に問題はないけど・・・その猫妖怪と悪魔の臭いがする。」
気配的には猫又か?
「怪我してたので連れてきました。」
シエルのそう言う優しい所俺は好きだぜ。
「名前は黒歌です。」
「そうか。今日からよろしくな黒歌。」
俺は黒歌の頭を撫でる。
それが気持ちいいのか目を細めて甘えてくる。
「「むぅ・・・」」
シエル?リッカ?何で不機嫌になる?
「太刀はもっと異性の気持ちに敏感になるべきだよ。」
つまり・・・どういうことだってばよ?
「解らない?もう焦れったい!」
そう言うとリッカは俺に抱き付いてきた。
「私は太刀が好き・・・シエルも太刀が好きなんだよ。」
突然の出来事に俺硬直。
え?今の告白!?されたの!?俺されたの!?環境がアレだったから仕方ないけど彼女いない歴=年齢の俺が!?
「シエル・・・リッカ・・・その俺なんかでいいのか?」
「太刀。太刀はもっと自分に自信を持つべきです。」
そう言うとシエルも俺に抱きついてくる。
黒歌は・・・いない!?
空気読んで退散したんだからYOUヤっちゃいなよってか!?
どうする俺!?
「・・・ダメ?」
拝啓神様へ
今から俺は童貞を卒業します――ッッ!!!
その日、明け方まで自室は淫靡な声とイヤらしい音が絶えることはなかった。
かなりやっつけになってしまった。
ちなみにこの時点で黒歌はまだ堕ちてません。修行合宿辺りで成就するかな?