現実の隊長が聖十郎にインストールされたんだが!   作:ルイレツ

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タップした時の反応からこれくらいしてる。と言う話。



VS鳥飼来国次

爽やかな匂い・・・新鮮な空気・・・今日も素晴らしい朝がやって来た。

小鳥のさえずりが聞こえ、それを風たちが共に歌うように流れていく・・・

そして、温かな布団に包まれている・・・これ以上に素晴らしいことなどこの世にあるのだろうか・・・?

 

 

「主様・・・主様?起きて下さい、主様」

 

 

 

訂正、それ以上に素晴らしいものは目の前に存在している!!

 

目の前の巫剣の少女・・・鳥飼来国次に比べればこの世の全てはクソに等しい!!

 

鳥飼の少女特有の優し気な、何処かイグサの香りがただよう和の心を体現した匂いに比べれば朝の匂いなどその辺の雑草の青臭いものにすぎぬ!!

 

鳥飼の儚く消え入るような、されど主に対しての気遣いや慈しみを感じる澄み切った夜空を思わせる声に比べれば外から聞こえる音なんぞやかましい工事現場の切削音にすぎぬ!!

 

そして、その柔らかな手のひらに揺さぶられて起こされたならば、布団の中に自身が存在していることは、百年の歳月を無に貶めていることに等しい大罪である!!!!今すぐ跳ね起きねば!!!!!

 

 

 

そしてそのような内心は一切表面に出さず、布団に包まれていた男・・・聖十郎は起床するのであった。

 

「ああ・・・おはよう鳥飼。今日もいい天気だな」

 

君の美しさに比べれば悪天候に等しいが、と心の中で付け加える。

勿論心の声は目の前の鳥飼来国次には一切漏れていない。

 

自身の主の起床を確認した鳥飼はまだ眠そうな顔をした聖十郎に優し気に微笑んだ。

それは窓から入り込む朝日と相まって一枚のすんばらしい絵画の様だった。女神かな?

 

 

目の前の少女・・・鳥飼来国次の見目麗しい姿を聖十郎は目に永久に焼き付くまで眺める・・・

 

その髪色は夜の月光を思わせる清らかで澄んだ銀。

その体の色は他者に柔らかな印象を与える控えめな褐色

前髪は横にまっすぐ切りそろえて在り、彼女の内気ながらも常に主を見守りたいと願う意思が形となっているかの如く片目に掛かっている。

横髪は少しだけ髪飾りでしばられ、残りの髪は後ろに流されている。その髪は腰まで伸びている。

その目つきは眠たげであるが、常に主の行動を見逃さないと観察している。聖十郎も鳥飼のすべてを観察したいと思いました。

体つきは全体的に華奢ではあるが、女性らしい丸みをほんのりと帯びている。

 

服装の色は暗い紫であり、ニンジャくノ一装束に着物を羽織った形になる。カワイイヤッター!!

そしてその胸は実際平らであった。欺瞞は無い。いいね?

 

「あ、はい。今日は気持ちのいい朝ですね。」

 

そして、布団を揺さぶっていた体を起こし、離れようとする鳥飼。

 

やらせるか、一気に距離を詰める!いけっ我が手よ!

 

聖十郎は鳥飼が離れる前にその手を頭に乗せて高級な陶磁器を触るように撫でる

鳥飼はその褐色の顔色を朱に染めて聖十郎に問いかけた。

 

「・・・?畳のイグサでもついていましたか?」

 

この世の天使である鳥飼を目の前にしてその銀糸の髪に触れぬなど耐えられるだろうか?無理である!!

離れるタイミングを見失ったのか、鳥飼は聖十郎に撫でられるままである。次第に顔色が赤く染まっていく。

 

「わ、私なんかをからかって面白いのですか?・・・誤解してしまいますよ?」

 

是非ともして頂きたい!!!!何やらいい雰囲気になってきた!!

聖十郎は鳥飼を手籠めにする千載一遇の好機に内心鼻息を荒くした!!

 

「ダメか?」

 

多くを語らない聖十郎!この流れを変えず、生かす作戦に出た。

真っ赤に俯きされるがままな鳥飼は呟く。

 

「私は平気です・・・・主様さえ幸せならば」

 

最高かよ。

健気で尽くしてくれる鳥飼は可愛さ至高の存在だ。聖十郎の脳はオーバーロード寸前。

 

そのまま小さな体を寝台に引き寄せる。その軽さはまるで羽毛のようだ!

あ・・・と呟いた鳥飼。

 

「こういうことはどうかひとめに付かない場所で・・・」

 

これはもう本人からもゴーサイン出ていますよね???

そして聖十郎は胸の中にいる鳥飼を抱きしめる・・・

 

「ご用命と在れば・・・どうぞ」

 

据え膳食わぬは男の恥かァッッッ!!!

しかし、今はまだ早朝。(R-18ではない)

その体を抱きしめゆっくりと櫛を通すように頭を撫でた。

 

「これは・・・主様に大切されているということなのですね。」

 

顔を朱に染めていた鳥飼は、その聖十郎の手つきに完全に脱力。

安心しきったのか、飼い猫のように目を細めその手つきに身を任せた。

 

 

落ちたな。

 

聖十郎は慈母のような表情で鳥飼を見つめた。

しかし、その内心は完全に下衆である。

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜。

聖十郎は今日の任務を終え自室に戻る。

 

一見誰もいない自室。しかし、聖十郎の隊長センサーはその愛しき存在を脳内レーダーに捉えている・・・!

 

「・・・鳥飼。いるんだろう?」

 

すると畳が跳ね上がり、鳥飼が床下から現れた。

しかし、聖十郎は月と影に煌めく女神のような鳥飼にそのような場所にいてほしくない!

心の中で血涙を流しながら訴える。表情には出さないが。

言葉を選んで鳥飼を窘めた。

 

「君にそんな床下に隠れるなんてことはして欲しくない。もっと普通にしていて欲しいんだ。」

 

「え・・・床下に潜んでいるのはだめなのですか?」

 

普通ですか・・・

 

普通というものが分らず困惑する鳥飼。

手取り足取り弓取り腰取り普通を教えてあげたくなった聖十郎。明らかに普通ではない。

 

鳥飼は聖十郎の言う普通というものが分らずに顔を俯け黙り込んだ・・・

答えを返せない聖十郎の問いに鳥飼は逃げるように口走った。

 

「・・・暗いところでは私が物陰におりますので」

 

そして床下に戻ろうとしてしまう。

その表情は主の問いに答えられなかった罪悪感と自分と主の考え方の違いに心を痛めた様子だった。

 

「鳥飼・・・」

 

答えなかった君には罰ゲーム!!!

聖十郎は逃走する鳥飼を捕まえ、強引に壁まで押し込んで必死に話しかけた!!

 

「な、なにをするのですか・・・困ります」

 

「君の忠義はうれしい、感謝している。でも、もっと自分のことを大切にして欲しいんだ!」

 

鳥飼を壁に押し付けて熱く語る聖十郎。

鳥飼は自分がどうすればいいのか、自身の主が何を求めているのかわからず、目尻に動揺と、涙を映した

 

「だめ・・・任務に集中できなくなってしまいます・・・」

 

中々取り合ってくれない鳥飼。しかし、目に涙を貯めて己の主の言葉を理解しようと必死になっている。

そろそろ可哀想になった聖十郎。しかし攻撃の手を緩めず、鳥飼を壁に押し付けたままその華奢な体を抱きしめた!!

 

「俺も君のことが大切なんだ!君はそんなところにいるべきではない!幸せになってほしいんだ!!」

 

ただ自室の床下に潜んでいるだけなのだが。敵に洗脳された鳥飼を必死に説得しているかの如し。

主に思いの丈をぶつけられて、とうとう目から涙が零れる鳥飼・・・

 

彼女を泣かせたのは誰だ・・・ゆ゛る゛せ゛ん゛!

自分のやっていることを棚に上げて憤る聖十郎。最低である。

 

鳥飼は小鳥がか細く鳴くように、涙に声を震わせながら言う。

 

「主と私は生きる世界が違い過ぎるのです・・・」

 

突飛な行動を取り続ける主に不安と距離を感じたのか

おいていかないでと声を震わせて言う。

 

「ただ、君に幸せになってほしいだけなんだ・・・」

 

再度同じ言葉を紡ぐ聖十郎。

その言葉におのれの感情が振り切れた鳥飼。涙ながらに叫ぶ!

 

「わたくしの幸せなんていりません!!!私は主様とずっと一緒にいたい!最後まで忠義を尽くしたい!!それだけが私の望みなのですっ!!!!!」

 

「いいですとも!!!!!!!!!」

 

一気にテンションをバカのように上げて鳥飼の望みを肯定した聖十郎!!!

この望みを叶えられなければ男じゃねぇ!!!!!!!

 

小柄な体を強く抱きしめその瞳にきらめく涙を拭い去り、その麗しい唇に口付けをブチかます!!!

 

ズギュウゥゥゥゥン!

 

最初は抵抗をしていた鳥飼も、身をよじっても離れることが無い聖十郎に次第に抵抗を緩めた。

 

抵抗が無くなり、されるがままとなっていた鳥飼。聖十郎は満足したのか口付けを離した。

鳥飼は顔を紅潮させ、息を荒くしている。扇情的で非常にソソる。

 

「鳥飼・・・ずっと一緒にいよう・・・」

 

「・・・主様はズルいです。こんなことが許されるのは主様だけです・・・」

 

そして、顔を見つめ合った二人はついばむような口づけをちゅんちゅん、とした。

 

 

 

 

 

 

 

そして、数時間が過ぎたころ。

 

鳥飼は夜も遅いから、と部屋に戻ろうとした。

しかし、自分の望みを主に伝えたのだから、もう遠慮はしないと言い、言葉をつぶやいた。

 

 

「私にはもう、することがありません。ずっと、御一緒させて頂いてよろしいですか?」

 

 

「その言葉が聞きたかった」

 

そして、二人は末永く一緒に暮らしたとさ。おしまい。

 




鳥飼のついばむような口づけちゅんちゅん

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