何かに出逢う者たちの物語・外伝Ⅰ   作:ダークバスター

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闇は闇を呼ぶ
悲劇は連鎖
怒りは暴走
なら、喜びとは?


第十一話:迷走深層

 

 

 シグナムが連れてかれてから――5ヵ月が経った。

 当初は、全力で捜査に当たっていたが、他の事件やロストロギア関係の問題が発生。

 全てを捜索に回すことは不可能になり、調査は停滞していった。

 それから2ヵ月後――シグナムが死亡したという報告。

 なのはたち――とくにはやてには伏せるように頼んだのだが、自体は急変したのだった。

 

「ふぅ~」

 

 椅子に背を深く沈めるクロノ。

 

「クロノくん、お疲れ様」

 

 エイミィが、デスクにコーヒーを置く。

 豆は、ミディアスターという世界の品物。

 コーヒーの豆の質は、次元世界最高級品としてしられ、地元では500グラム――630円で買える。

 なを、世界によって物価と通貨が違うので、全て円単位で表示していきます。

 だが、ミッドチルダにくる時には、500グラム――5万円以上という金額となる。

 地元優先なので、輸出される量が少ない結果である。

 よって、遠いが直接買いに行き、一度にまとめて買ったほうが安上がりなのである。

 

「ああ。ありがとう、エイミィ」

 

 そう言いつつ、カップを口につけ、コーヒーを一口。

 そして、満足そうに頷く。

 その間に、エイミィはデスクに置かれた資料を見る。

 資料の内容は、一時期停滞していたラギュナスの活動の再開について。と、書かれた内容だった。

 現在ラギュナスは、管理局に対して好戦的な行動は取っていない。

 むしろ、こちら側から攻撃をさせてから、戦闘を始める。

 攻撃しなければ、交渉次第で、ある程度の情報交換をすることも可能。

 事件があっても、管理局より素早く動き、犯人を拘束し、引き渡してくる。

 そこまで読むと、書類は持ち上げられる。

 

「あぁ」

 

 名残惜しそうに書類を見ながら、声を漏らすエイミィ。

 書類は、デスクの引き出しではなく、シュレッダーに掛けられた。

 ちなみに、紙はアンチ・マギリングが掛かっているため、1枚1万円しても可笑しくないシロモノ。

 一番安いモノでも、たしか8000円はしたはず。

 重要書類系なので、それなりに高いのを用意するはず。

 それが束になって――計15枚。

 確か、会議に参加して人間の数は――30人以上。

 450万円以上、掛かる会議。

 早々無いが、それほど重要な件か、ただの汚職なのどちらか。

 だが、三提督と陸士のトップであるレジアス中将も参加したので、後者でないことは明白である。

 しかし、資料は読み途中だったので、恨めしそうに睨む。

 が、クロノは軽くないがして、コーヒーを啜って一息。

 

「ねぇ、今日の会議はなんだった訳?」

「ラギュナスについてだ。そう、資料に書いてあっただろ?」

「ええ、それだけね」

「……すまないな、まだ極秘扱いなのだ」

 

 それを聞いて、あっさり引き下がる。

 そして、クロノは無意識にカップを再び口へ運ぶが、中身が殻だったことに気がつく。

 

「クロノくん、貸して。入れてきてあげる」

「頼む」

 

 微笑みながら問いかけるエイミィに、微笑み返しながら返答するクロノ。

 来年辺りに結婚する予定だったが、完全に延期になるかもしれない。

 そう、エイミィにカップを渡しながら思うクロノ。

 ふと、引き出しを開け、アルバムを開く。

 そこには、闇の書事件が終わった次の年の春に、全員で撮った集合写真があった。

 今は、このメンバーが揃うことは滅多に無く、時たましかなくなってきた。

 多分、同じ任務で同じ部隊になることは、まず無いといっても過言ではない。

 各部隊には、保有ランクが設けられており、その合計値を超えることは許されない。

 それが、同じ部隊になることは無い理由である。

 だが、限定封印をして、魔力を意図的に下げることで問題は解決するが。

 能力自体に制限を掛けるため、あまりオススメできないのが現状である。

 今はまだ彼女たちには、経験を積むことが最優先である。

 そして、シグナムの安否。

 皆には知らせてはいないが、最近査察部から情報を聞いたときには、目眩がした。

 シグナムの裏切り。

 最初は、ラギュナスのメンバーに強姦され、不要となって処分されたと聞いた。

 が、それから1ヵ月後に訂正が来たのが――裏切り。

 あの忠誠心が高く、誇り高き騎士である彼女が、裏切りなど何かの間違いだと考えた。

 だが、この1ヵ月間で、武装局員を迎撃している話をちらほら聞く。

 完璧な証拠の映像は無いが、断片的な映像と通信内容だけだが。

 一応、立派な証拠品である。

 

「はい、おかわりのコーヒーだよ」

 

 デスクの上に再び置く。

 最高級品だけに、匂いはきつくなく、むしろ清々しい。

 母親――リンディの影響で、甘いものはあまりだが、このコーヒーにはクリームを入れる。

 ストレートで飲むのも良いが、クリームを入れると味が引き締まる。

 

「うん」

 

 置かれたのを確認してから、アルバムを閉じて引き出しに戻した。

 またコーヒーを取って、飲む。

 それから、モニターを表示し、カレンダーを開く。

 12月17日。

 

「クリスマスまで、あと一週間、か……」

 

 闇の書事件が終結した日でもあり、約束した日でもある。

 全員でのクリスマスパーティーを行うという。

 すでに今年の3月辺りから計画されていた事。

 全員が揃わなければ、意味が無い。

 だが、クロノは天井を見上げながら、一つの疑念があった。

 自分の中に渦巻く、この胸騒ぎをどう取るか。

 ただの思い過ごしであって欲しい。

 そう考えるクロノであった。

 

 

 

 

 

 だが、この物語にはハッピーエンドは無い。

 最悪な事態に進展していく、この物語。

 ただ判らないのは、この物語の終わり方のみ。

 どっちへ転ぶか、転ばぬか。

 世界は何を望むのか。

 人の絶望、欲望、悲しみ、怒り――不の感情は、混沌を作り出すスパイス。

 故に、料理への効きすぎたスパイスは厳禁だが、混沌には何も問題は無い。

 効きすぎれば、効きすぎるほど、最高の混沌が生まれる。

 世界は、次元は――混沌となる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラギュナスサイド編

第十一話:迷走深層

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 時空管理外世界の一つ――クエイク・グランド。

 大地の大半は岩と崖しかなく、緑は点々とある程度。

 生命が住める程度の酸素は補える。

 微生物、虫は基本的にいるが、人間はいない。

 変わりに、竜や龍やドラゴンがいる――全部一緒だが。

 簡単に言えば、中国の龍、外国のドラゴン、日本の竜など、多次元の世界のドラゴンが住む世界。

 ドラゴンが征する世界として、有名な世界。

 だが、何故管理外世界なのか?

 理由はとてもシンプルである。

 管理世界として指定したが、調査部隊が全員ドラゴンにやられてしまい、誰一人帰ってこなかった。

 第二、第三と、次々に送り込んだが、ろくに調査もできないまま全滅。

 出来たとしても、持ち帰ることができず――人的被害が多きいこともあり、仕方なく管理外世界として指定しなおされた。

 これは上層部が決めたことではなく、世間の非難から決まった事である。

 実際は、被害をしつつも、少しずつ少しずつデータは溜まっていていた。

 ので、強行軍してでも、少しでも多くデータを手に入れようとしたかったそうだ。

 だが、その計画もラギュナスのメンバーにより暴露され、目論んだ人間は全て退職した。

 色んな思惑があった世界の一つ――それが、クエイク・グランド。

 しかし今は、その世界のある場所が――戦場と化していた。

 

「こちら、マーズ01。状況は?」

 

 ツインテールの白いバリアジャケットを纏った女性が、通信回線を開く。

 

≪こちら、マーズ・マム。04から09まで、ラギュナスの機動兵器と交戦中。02は単独判断で交渉を開始。03、04はメンバーと交戦中ですが、両名共に押されています≫

 

 そこで、遠くの方で何度か爆発が起きる。

 時折、大岩が宙を舞い――地面に落下。

 ラギュナスの機動兵器の攻撃か、一つのかく乱か。

 ここからでは、判断の区別は付けづらい。

 

「了解しました。これより、03と04の援護に入ります」

 

 そう言いながら、デバイスを構える。

 

≪02の方は?≫

 

 そこで女性はため息。

 ここ最近は、ラギュナスと交渉して、情報を得ようと必死になっている友を思い浮かべた。

 危ない橋ではあるにも関らずに。

 

「仕方のないことです。彼女が危なくなったら教えてください」

≪了解しました――ポイントのデータを転送します≫

「うん、ありがとう――レイジングハート」

<はい、マイマスター>

 

 相棒暦6年となるデバイスに、データが送られてきた。

 飛行魔法――フィン・フライヤーが展開される。

 そして――勝利の鍵は空を舞い上がる。

 桜色の羽を振りまきながら。

 今度こそ、仲間を、友を失わないために、守るために、空を駆け抜ける。

 

「マーズ01、高町なのは――行きます!」

 

 

 

 

 

 射出型兵器・カタパルトセイバー。

 しかし、種類は様々あり、起動兵器発射カタパルトタイプ。

 質量兵器射出用――言うまでも無く、質量兵器を打ち出す。

 質量発射型専用――違いは、兵器ではなく、その辺に転がっている岩や柱を打ち出す。

 現在、この3種類がある。

 ラギュナスの後方支援と、前線からの増援を目的として生まれた起動兵器。

 そして、今武装局員たちが戦っているのは、簡易生産された質量発射型専用・カタパルトセイバーである。

 スドラが周りの岩を削り、運搬目的に開発された起動兵器・トラッグに運ばせ、カタパルトに乗せる。

 最後に打ち出す。

 この作業の繰り返しだが、狙いが正確なモノから、乱雑に打ち込んでいるのもある。

 慌てて回避するが、正確な一撃が飛んでくるので、死に物狂いである。

 魔法ではない。

 質量の攻撃。

 魔法と質量兵器の違いとは――細かい事を含めれば、色々出てくる。

 だが、一つだけ示せと言われた場合、これが上がると思う。

 非殺傷モードがあるか、無いか。

 それだけのこと。

 だが、それだけで生死は分けられる。

 非殺傷なら、当たっても死ぬことは無い。

 度が過ぎれば後遺症がでるかもしれないが、けして死ぬことはない。

 このミッドチルダでは、拳銃というモノがどんなモノか知らない世界。

 地球とは大違いである。

 かつ、クリーンでかつ安全な魔法というほどだが、安全など詭弁でしかない。

 使い方一つで、人を殺せる魔法。

 どこが安全なのか。

 結果的に、魔力を持たない人間は、魔力を持つ人間には勝てないことは確かだ。

 だが、兵器はどうなるのか。

 

「くっ! 反応が――早い!」

 

 体を捻りながら、飛んでくる岩を回避する男性武装局員、マーズ04。

 他の武装局員たちも、同じ光景である。

 反撃を試みたが、AMF――アンチ・マギリング・フィールドを発動したために、攻撃が一切通らなくなった。

 

「くそがぁ――」

 

 そこで、後ろからの声が途切れた。

 

「07!? どうした、07!? ――マーズ・マム!」

 

 振り向けば自分が死ぬのは必然なので、通信回線を開き中継を求めた。

 

≪こちらマーズ・マム、マーズ07のバイタル反応――なし! 死亡と断定≫

「ちぃ」

 

 通信の内容に舌打ちする04.

 07とは、この任務が終わった後、酒場に行こうと誘われていた。

 しかも、3日後には娘の誕生日だとか。

 それを思い出しただけで、地面から岩を射出する機動兵器に怒りを覚える。

 相棒――デバイスを握る力が強くなる。

 片手杖――管理局の支給品をインテイジェントデバイスに改造したモノ。

 申請許可は出しておらず、無断改造した。

 結果、言うまでも無く規則違反で独房へ。

 しかし、そのデバイスを使った実績は多く、降格処分程度で済んだ。

 2年程度のパートナー暦だが、互いを理解し合っている。

 

「いくぞ、ガーゴイル」

<ああ、判っている>

 

 デバイスをバトミントンの様に回しながら、機動兵器に突貫を掛けた。

 

「いくぞ――」

 

 視界は飛んでくる岩で埋め尽くされた。

 しかも、避ける隙間もない。

 急停止し、左手を前に突き出し、片手杖を回すのをやめる。

 

「プロテクション!」

<了解!>

 

 防御魔法展開。

 だが――防御魔法を突き抜けてきた物体があった。

 それは目で確認することは出来ず、左頬を掠っていった。

 それを追うように目を左へ持っていく。

 だが、次の瞬間――強烈な衝撃が全身を遅い、視界は黒く染まった。

 

 

 

 

 

「…………いいのか? また仲間が死んだが」

 

 背の高い女性は、生命の息吹が無くなった方向を向く。

 

「……言い訳やないやぁないか。それと、シグナムは――シグナムはどこにおる!?」

 

 十字剣の杖をなぎ払うように振り、睨みながら怒鳴るはやて。

 怒り――いや、悲しみが強いのか、殺気とは言えない覇気を纏っている。

 背の高い女性は肩を竦める。

 怒るのか、悲しむのかどちらかにして欲しいと。

 こういう状況は、背の高い女性が一番嫌いなのである。

 『曖昧』――それは、背の高い彼女にとって、思い出したくない思い出を思い出させる。

 だから、容赦無く根源を絶つ。

 だが、今回はそうはいかない。

 家族を悲しむ気持ちと焦りと、我々に対する怒り。

 それらが混じる事で、今の彼女がある。

 

「彼女……シグナムは、うちの隊長――長と一緒にいる」

「長……?」

「簡単に言えば、ラギュナスのトップだ。これ以上は言えない。時期が来れば判る」

 

 そこまで言うと、懐から少し厚いカードを1枚取り出す。

 

「まっ――」

 

 はやては、すぐ飛び出す。

 だが、距離は長すぎる。

 フェイトなら、距離を詰めることは可能だったが、はやてでは無理である。

 

「祝福の鐘が鳴り響く時――烈火の騎士、再び夜天の王の前に現れる」

 

 それだけ言って、カードを地面に突き刺す。

 次の瞬間――戦闘空域全体が、黄色の閃光に染まった。

 

 

 

 

 

 アースラの会議室。

 そこには、主力メンバーのなのは、フェイト、はやて。

 はやての保有戦力のリインフォースⅡ、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ。

 アースラの艦長のクロノに、来年その妻になる予定のエイミィ。

 通信モニター越しに、リンディがいた。

 今は、今回の戦闘に関しての事を洗っていた。

 マーズ隊、総数35名。(リインフォースⅡは、デバイスなので含まれていない)

 うち死者、12名。

 重軽傷者、10名。

 戦力通告者、5名。

 負傷退職、2名。

 今回の被害である。

 

「結局、手掛かりは……この言葉だけ、か」

 

 その言葉に、エイミィがモニターパネルをタッチする。

 すると、背の高い女性が出てくる。

 そして、その横に文字が展開される。

 

『彼女……シグナムは、うちの隊長――長と一緒にいる』

『祝福の鐘が鳴り響く時――烈火の騎士、再び夜天の王の前に現れる』

 

 それを見て、一同は頭を悩ませる。

 

「祝福の鐘って、私のことですか?」

 

 リインフォースⅡが、自分を指差す。

 だが、クロノは首を横に振った。

 

「多分――別の事か、モノを指しているのだろ」

 

 確かに、リインフォースⅡを指しているのならば、何時現れても可笑しくは無い。

 いや、表れなければいけないはずである。

 だが、何も起きない。

 各地で起きている、ラギュナスとの戦闘。

 大体は、機動兵器で構成された部隊。

 しかし、稀にラギュナスのメンバーが指揮を取る時がある。

 もっと珍しいのは、部下を連れている時である。

 が、重要な事を起こすわけでも、かく乱するわけでもなく、いつも通りの戦闘。

 ただ変わるのは、強くなるのかならないか。

 それだけである。

 

 ≪でも、この言葉の意味が判れば……ラギュナスの動向が掴めるかもしれないわね≫

 

 リンディの言葉に、はやてとクロノが頷く。

 どうやら、2人は薄々気づいているのかも知れない。

 祝福の風が鳴り響く、意味を。

 

 

 

 

 

 風が吹く。

 丘から、瑠璃色の空を眺めている女性がいた。

 ピンク色のポニーテールが、風に吹かれてなびく。

 服は、黒い長袖の上着で、前は絞めていない。

 ロングスカートだが、動きやすいように切れ目が入っている。

 全体の色のベースは、黒。

 袖などのラインは、紅。

 すでに主から承った防護服の形は、ほとんど無い。

 

「シグナム様」

 

 シグナムと同じ色の、忍び装束を着た男が、背後から膝をついて声を掛ける。

 

「すまない……少し、遅れると伝えておいてくれないか」

 

 空を眺め、風を感じながら答える。

 

「いえ、長から今日は好きにして良いと、伝言を承っております」

 

 少し慌てた様に答える。

 的違いの返答に、少し戸惑ってしまったようだと、苦笑する。

 

「ですので、何か伝言があれば、こちらでお伝えしますが?」

「ふむ……その前に、お前に確認したいことがあるのだが」

「はい? 何でしょうか?」

「約束の日は、12月24日で良かったか?」

「はっ、その通りであります」

「そうか……伝言は、『愛している』と」

 

 その言葉に、背後から吹いた音が聞こえたが、気づいてないフリをした。

 私も、人前で平然と言えるようになったなと、内心で関心する。

 

「では、失礼します」

 

 そこで、背後から気配が消えた。

 地球での忍者は、このような感じだと言われているが、それは架空の物語である。

 どうやら、『忍者』は科学者らしい。

 詳しいことは、未だに判っていないが、文献から推測した結果らしい。

 話題休題。

 太陽が顔を出し始める。

 そして、相棒を指でゆっくり撫でる。

 レヴァンティン・滅を。

 目を伏せ、顔を下げるが、目を開けると同時に顔を上げる。

 レヴァンティン・滅を展開し、自分の前に掲げる。

 さらに前には、はやての幻想が浮かび上がった。

 

「はやて……裏切り者に、迷わず制裁を」

 

 シグナムは、目の前の幻想を切るように――レヴァンティン・滅を振り下ろした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラギュナスサイド編

第十一話:迷走深層・END

 

 

 

 

 

次回予告

クリスマス。

サンタクロースを乗せたソリを引く、赤い鼻のトナカイたち。

首に付けた祝福の鐘を鳴り響かせる。

それは――戦場の合図である。

 

 

ラギュナスサイド編

第十二話:混沌開門(前編)

 

 

に、ドライブ・イグニッション!




あとがき
 テスト勉そっちのけで書き上げてしまった。(汗
 やばっ。
 で、また予告変更。
 物語も少し変更し、シグナムをラギュナスサイドから移動しない形にしました。
 俗に言う、裏切りです――あ、石投げないで、って焼け石は駄目だろ!?
 あっ、熱! 熱いから!
 …………と、とにかく、もうすぐで第一部が完結します。
 試作長編モノ完結。
 五話目で二つの話を出したのですが、当初の終わり偏り、既にかけ離れています。
 詳しいことは、ラギュナス13話を公開した後の、あとがきそうまとめバージョンで公開。






制作開始:2007/7/12~2007/7/17

打ち込み日:2007/7/19
公開日:2007/7/19

修正日:2007/10/4+2008/7/3
変更日:2008/10/24
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