何かに出逢う者たちの物語・外伝Ⅰ   作:ダークバスター

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 時の流れは、無限ループに等しく、また絶え間無く続く道を進み続けるかの如し。
 永遠に回り続けるも、しかし、少しずつ変わっていく。
 だが、誰もが一度は思う事がある。
 それは――『IF(もしも)』である。
 誰しもが、あの時ああすれば良かった。こうすれば良かった。と、思うだろう。
 一度きりの人生。
 ただ一度の後悔も無く過ごせる人間などいない。
 いたとすれば――物語の登場人物くらいである。
 可能性に縋るならば、今を見ろ。
 今を見て、何を感じる。
 感じなくても、過去に囚われていては意味が無く、だが、背いていても始まらない。
 受け入れる事から始まり――前へ一歩踏み出すことで、全てが始まる。
 この物語は、過去に囚われた男と、今と未来へ進むことを選んだ男が、互いに出逢い、ぶつかり合う物語。
 誰にも否定することが出来ないが、その男だけが否定することが出来る。
 過去と現在と未来――全てが交わる、その瞬間まで。
 交わる時、世界は終わるのか、始まるのかは――まだ、誰にも判らない。


第一話:平凡な日常の最後

 地球にある町――水多町(みたちょう)。

 何の変哲も無く、どこにでもある町。珍しいモノがある訳でもなく、交通事故がゼロ件でもない。犯罪が起こらない町ではない。

 本当に、どこにでもある町。

 そんな町の一つの高校≪公立 文武両道高等学校≫。文字通り、文武両道を目指した学校であるが、現在は文武両道を求めている訳ではない。設立当初は、実際に文武両道を目指していた。だが、近年の情勢――少子化、不景気といった時代の流れによって、文武両道は薄れていった。

 今は、どちらかが突発的な才でも問題ない。だが、どちらかが掛けているのは問題があり、補習などの対象者に上げられる。早い話が、最低ラインだけは、今も変わらずぅである。

 そして、クラスは5クラスの3年間。設立当初は、最小人数との事で2~3クラスしかなかったらしい。ただ、世の中の情勢に合わせるように、クラスや生徒数は変化し続け、今の状態に落ち着いている。なお、C―1、B-1、A-1といった感じに、Cが1年、Bが2年、Aが3年となっている。

 そのB-4というクラスの扉が開けられ、見た目から不良だと判る他クラスの者が入ってくる。不良たちは、そのまま後ろのとある席へ向かい、帰り支度をしている男子に声を掛ける。

 

「おい、時覇(ときは)」

 

 午後の授業も終わり、帰り支度を終えようとしていた矢先の出来事。いつもの事なので、内心ため息を吐く。無視してもいいが、この学校の不良ブループの人間で、校内に知らない人間はいない奴らなので、する事が出来ない。

 

「なんだ?」

 

 横目で相手を確認して、返事を返す。ただ、手は休めずに教科書をカバンに詰め込む。

 

「今度さ――」

「断る」

 

 即答で答え、黙々と片づけを続ける時覇。男は、その言葉に口元を引き攣らせ、片方が掴みかかろうとする。だが口元を引き攣らせた男――不良Aが、掴み掛かろうとする男――不良Bを何とか堪える。

 

「まだ何も言って――」

「金だろ。お前らに支援する金など無い」

 

 と、言い放ち、教科書を鞄に入れて席を立った。だが、先の男が回り込んできた。そして、廊下から入ってきた男――不良Cが、時覇を追い詰める様な形で立つ。

 

「いいじゃねぇ~かよ。付き合えよ、と・き・は・く・ん」

 

 なめ腐った態度で言う不良の男。

 そして、不良Cの背後から、別のだらしない服装をした男が出てくる。

 

「金くらい、いくらでもあるのだからさ~、ちょっとしたボランティアのつもりでさ」

 

 チャラチャラと装飾品がついた服装の不良D。

 しかし、時覇は無視し、2人の間を割って抜けようとしたが、最初に声を掛けてきた男――不良Aが立ち塞がる。さらに、少し後ろで不良Bが待機。3人を振り切っても、最後の1人が立ち塞がる戦法。

 この状況に、呆れる時覇。

 

(めんどぅくさいのに、目を付けられたな)

 

 そう思いながら、小さくため息。

 それを知ってか知らず、3人は上手く牽制し、残りの1人が威嚇して、他の生徒たちに見えないようにしていく。そして、3人目の不良Cは、左ポケットからナイフの様な物を取り出して、ちらつかせてきた。

 だが、時覇は勢いよく窓際に振り向く。

 

「ちょっ、待てよ!」

 

 その後を追う3人。時覇はカバンをしっかり抱え、開いている窓から窓枠に足を掛け――

 

「――って、おい!? ここは3階だぞ!?」

 

――外に出た。

 その言葉に、クラスに残っていた生徒が一斉に振り向いた。

 そう、時覇は飛び降りたのだ。

 慌てて3人の不良が外を覗く。それに続きて、クラスに残っている生徒も覗いた。だが、その下には何も無かった。

 どんなに身体能力が高い人間が、3階からコンクリートなどの固い地面に、何の装備も準備も無しに飛び降りれば、子供でも分かる図式だ。運が良くても足にヒビは入ってもおかしくは無い。下手すれば、今覗き込んで見ている場所は、一面血に染まっている。

 しかしそこには、業務担当の先生が腰を抜かし、座り込んでいるだけ。ただ、花壇に水をやっている最中だったのか、手にはホースが持たれていた。そのホースから、規則正しく流れ続ける。

 

 

 

 

 

 変わって、海と山が見える町――海鳴町。

 ここはのどかで、どこか安らぎを感じる町であるものの、人知れずに起きた戦いがあった。

 しかも、2度も。

 この町を中心に、戦いの舞台になった。人知れず始まり、人知れずに終わるのだが。悲しい想いと出来事。そして、後悔を起こし続けて。

 1つ目は――プレシア・テスタロッサが、アルハザードを求めて起こした事件。

 それは、なのはが魔導師となったキッカケでもあり、フェイトと出会うキッカケとなった。それが、ジュエルシード事件――この事件の原因となったロストロギア、ジュエルシードから。もしくは、PT事件――これは、プレシア・テスタロッサの頭文字から付けられた。

 2つ目は――行く時も経て、時代を駆け抜けて管理局が負い続けた魔導書との戦い。同時に、はやてが魔導師もとい、騎士になった出来事。

 それは、多くの人々の人生を狂わせ続けた事件。

 しかし、やっとの思いでその蓋を開けてみれば――原因となった魔導書、闇の書もとい、夜天の書ですら犠牲となっていた。

 大半の人々は、闇の書のせいだと答えるだろう。しかし、大元からみれば、人の欲望から起きた出来事から生まれた。道具が悪い訳ではない――人の飽くなき欲望が起こした結果であった。

 この世界が崩壊する可能性が、非常に高かった2つの事件。

 それを止めたのが、2人のエース――高町なのは、フェイト・T・ハラオウン。そこに、両名の名があった。

 私立聖祥大附属中学校は、まだ授業の最中だった。

 

「――そして、ここの事について……」

 

 誰かを指名しようとしていたが、途中で学校全体にチャイムの音が鳴り響く。どこの学校でもなるチャイムの音だが、それなりに歴史がある。

 リアルの話となるが、導入経由は、終戦後しばらくは授業の開始・終了を知らせていたのは、空襲を知らせるベルの音だったらしい。それにより、一部の生徒に空襲を思い出すのでやめてほしいという要望が出たそうである。確かに、戦争の傷が癒えていないにも関わらず、合図としてならされては堪らない人間がいるのは当たり前である。

 そして、1954年(昭和29年)に発明家の石本邦雄によって現在のチャイムが鳴る、ミュージックチャイムを開発した。曲名「ウェストミンスターの鐘」の「キンコンカンコン」というチャイムになった。理由は、石本によると当時イギリスのBBC放送のラジオ放送をよく聴いていて「ウェストミンスターの鐘」が流れていたため、チャイムに採用しようと思ったとのことである。なお、チャイムの音は音程がわかりづらく、少々はずれていても気にならない、という特徴が挙げられているらしい。

 結局どこの次元・平行世界も、わかりづらく、気にならない音が、チャイムとして選ばれているのかもしれない。

 

「っと、今日はここまでね。このまま連絡事項を言います」

 

 教科書を閉じながら先生は言い、今後の事に付いてと簡単に話した。

 内容は、他県ではあるが変質者が出るようになった事、今年で卒業となる事。そして、進学について――など、この時期はどこの学校も変わらないのかもしれない。

 そして、そろそろ中学生最後の夏休みが近いので、それに弁状して羽目を外しすぎない様に。と、そんな事が、クラスに伝えられる。

 

「では当番、号令をお願い」

「はい」

 

 先生の言葉に、今日の当番が返事をしながら席を立つ。

 

「起立――礼――さようなら」

 

 他の生徒たちも、当番の号令に合わせて立ち上がり、頭を下げて挨拶をする。これにより、今日の授業は終わりを付けたのである。ちなみに、今日は土曜日なので、午前中で終わりである。だって、授業が3時間しかないから。

 皆チリジリに教室を出て行く学生たち。なのはも、カバンに教科書などを手早くしまい、席を立とうとしていた時だった。

 

「なのは、一緒に帰ろう」

 

 アリサの声が背後から聞こえ振り返る。案の定そこにアリサがいた。

 アリサと他クラスにいるすずかとは、小学校からの付き合いで、フェイトとはやてよりも、付き合いが長い。余り関係は無いが、なのはの兄である恭也と、すずかの姉である忍が結婚している。

 

「ごめん、アリサちゃん。今からお仕事があって」

 

 片手を顔の前に立て、ごめんのジェスチャーをするなのは。そのジェスターに、またかとアリサは思ったが、いつもの事なので気にはしない。

 むしろ、前みたいに大怪我しないでくれれば、それでいい。

 大怪我とは、なのはが小学6年生の時に、未確認機動兵器にやられた事件である。ただ、大怪我の過程にも問題はあった。なにせ、その日まで溜まりに溜まった疲労が、なのはの判断を鈍らせて起きた結果でもある。

 なお、未確認機動兵器は、現在も調査中との事。結局の所、何も判っていないのが現状でもある。形状は、長細い胴体らしきモノに、鋭い爪の様な足が左右に3本ずつの計6本。その爪の様な足が、なのはを貫いた。

 ただ、そこから少し離れた場所には、別系との未確認機動兵器らしき残骸を発見。こちらは、何かのケーブルと装甲の欠片のみ。なのはを襲った未確認機動兵器と同じだと考えても可笑しくは無いのだが、装甲やケーブルの材質がまったく違うとの事。それにより、未確認機動兵器は、最低でも2種類存在していた事が判明している。だが、先の説明通り、現在調査中により、何も判っていない。

 一応、その情報はなのはのご両親や、アリサやすずかも聞いている。よほど極秘でない限りは、情報が行く様になっているが、心配する心は変わりない。

 

「ああ、だからフェイトも急いでたんだ……って事は、はやても?」

 

 あの時と同じことが起きないかと、少々心配しつつも、クラスメートと他のクラスにいる友達の名前を上げる。

 はやてとすずかは同じクラスであるが、別のクラスなので、なのはたちは少し残念だと思っている。第一、今年が5人一緒に学校へ行く、最後の年であったから。

 理由は、言わずともなのは、フェイト、はやての3人は、管理局へ完全に就職する事が決まっている。まぁ、地球の方では無職に変わりが無いのが痛い。結果的に、中卒扱いだし。アリサとすずかは、言わずとも進学。私立聖祥大附属は、大学までエスカレーターとなっているからである。

 

「うん、なんだか緊急に集まって欲しいのだって」

 

 少し畏まった状態で言う。

 その見に纏う雰囲気が変わった事に、アリサは感じ取れた。

 

「ふぅん~……まっ、詳しいことは今度聞くから、頑張っておいで」

 

 しけた雰囲気を殴り飛ばすように、拳を突き出し、今から仕事に行く友人にエールを送るアリサ。今度もまた、無事に帰ってくる事を祈って。

 

「うん!」

 

 それを感じ取るように、笑顔で返すなのは。そして、鞄を持って席を立つ。

 

「じゃあ、行くね」

 

 と、言いながら教室を出る。

 アリサも、返事を返す変わりに、なのはの背中に向けて手を挙げるだけ。理解し合っている故に、絆も強く、そして深い。

 それと、すれ違いに別のドアから入ってくるすずかに、アリサは声を掛けるが、なのはが聞くことは無かった。

 

「なのは」

「なのはちゃん」

 

 そして、先に廊下で待っていた、フェイトとはやてから声が掛かる。

 

「フェイトちゃん、はやてちゃん」

 

 小走りで駆け寄る、なのは。

 そして、簡単な世間話をしつつ、3人は屋上に向った。夏休の事。これからの事。そして、今日の召集。

 いつも通りだと、この時はまだ3人は思っていた。

 

 

 

 

 

 時覇は、あのあと素早く下駄箱で靴を履き替え、学校から離脱。現在は、商店街を進んでいた。

 

「ふう……すまないな、ドゥシン」

 

 長年の付き合いがある黄色いリングの中央に緑の水晶が付いた、グローブの甲に装飾品として取り付けられていた相棒に礼を述べる。そして、それに答えるかのように、グローグの甲の部分に黄色いリングの中央に緑の水晶が付いた装飾品が輝いていた。どういう原理だか知らないが、このグローブの装飾品が輝くと、ケガや病気が早く治る。

 ちなみに『ドゥシン』というのは、サポテカ(西暦600年頃まで、現在のメキシコ南部太平洋岸地域に栄えていた文明)神話から取って付けた。

 ドゥシンは、死と正義の神と言われ、ダンの使徒とも呼ばれていたらしい。

 

「よお、時覇」

 

 後ろから声が掛かる。

 それに反応し、振り返ると――中国人と日本人の中間的な存在の男がいた。容姿から、中国人よりっぽい。

 

「ん……欄間(らんま)か」

 

 時覇は、少し低い声で、友人の名前を言った。

 クラスメートの欄間もとい、礼羽 遜真(らいま そんま)がいた。一応彼は、中国人であるのだが、どうも日本人臭い男である。

 

「お前まで言うようになったな」

 

 少しゲンナリとした顔をする欄間。本人は、このあだ名は気に入ってなかった。

 同じ名前で、1/2とかいうアニメがあり、主人公は水を浴びると男から女に代わる――という、一風変わったギャクバトルアニメ。今でも、夏の再放送で時たまだがお目に掛かるので、実際に水を掛けられた経験がある。

 

「で、今日はバイトの方は休みか?」

「ああ。急にバイトが辞めたから、その分がこっちに回ってきていたからな」

 

 肩を竦めながら、肩を並べて歩き出す2人。

 それからバイトの話から、世間話へシフトしていく。時折、人とすれ違う。

 聞かれても問題無い内容から、公道で言えるギリギリの内容まで、時には渋り、時には笑いう。

 そして、不意にグローブの装飾品に、光が反射して欄間の目を眩ませる。

 

「――――っ」

「すまない、欄間」

 

 咄嗟に装飾品を反対の手で押さえる。そして、目元を揉み、目をパチクリさせながら視界を回復させる。

 

「ああ、大丈夫だ。ところで時覇、まだ持っていたのだ――そのグローブ」

 

 欄間が、時覇が手にはめているグローグを見ていった。

 

「ああ、これは俺の大切な存在だからな」

 

 そのグローグは、甲の部分を見せた。

 

「しっかし、変わったグローブだな~それ……いつから身に付けているのだ?」

 

 装飾品を、ジロジロ見る。すると、ほんの一瞬だったが、装飾品が輝いた。

 また太陽の光に反射したかと思うが、相棒は、どうやらジロジロ見られたくないらしい。なども取れるが、そう見えてことにして気にしないでおこう。

 

「そう~だな……かれこれ11、2年以上の付き合い、かな?」

 

 グローブの装飾品を、撫でながら答えた。

 その見る目は、まるで親を、年上の兄弟を見る様な感じである。そこで、風に乗せる様な声が耳に届く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『見つけたぞ……失われた拳――ロストフィスト』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「 ん? 」

 

 時覇は辺りを見回した。が、自分たちを見ている人は、見当たらなかった。

 

「どうした、時覇?」

「いや……誰かの声が聞こえたような気がしたのだが……気のせいだ」

 

 と、時覇の懐から音楽が流れた。

 

「今時マツケンサンバは無いだろう」

 

 苦笑する欄間。確かに、少々時代遅れな気がする。

 

「黙れ」

 

 と、言いつつ懐から取り出し、画面を確認する。

 携帯は、去年高性能の最新型と歌われたモノだが、すでに2ランクほど高い能力の携帯電話が出ている。言わば、旧式であるが、未だに人気がある機種ではある。

 どうやらバイト先からの電話だった。

 

「別にいいだろ――はい、もしもし」

 

 欄間を一瞥しつつ、ボタンを押して耳に当てる。

 

『早乙女スタンドの松田だ』

 

 相手は、バイト先の店長の松田だった。店長か、主任からだとすると――急用だろうと察しがついた。

 

「店長、今日はどうしたのですか?」

『すまないが、今から出てきてくれないか?』

 

 いつもより、畏まった声で尋ねてきた。それに少々違和感を覚える――いつもの店長じゃないと。

 

「 ? 別にいいですけど……どうしたのですか?」

 

 少々戸惑いを覚えつつ答える。

 とくに学校からの課題とかは無かったので、問題無く引き受けられる。が、斜め上の答えが返ってくる。

 

『……うちのスタンド……今日限りで閉店することになった』

「はあ!?」

 

 衝撃の事実に、驚きの声を上げる。隣に居た欄間も驚いた。

 

『と、言う訳だ。最後だから、来てくれ』

「……わかりました」

 

 どう言う訳かわからないが承諾する。またか……またなのか。と、内心でぼやく。

 

『じゃあな』

 

 3秒待ってから、電話を切る時覇。

 そして、終わったと同時に、どこか沈んだような雰囲気を放つ時覇に、どう話を掛けたらいいのか迷う欄間。だが、ラチがあかないので、勇気を出して声を掛けた。

 

「ど、どうしたのだ?」

 

 その問いに時覇は、ゆっくりと振り向きながら言った。

 そして、こちらを向くと重々しく口を開く。が、内容を聞いて、尋ねるべきではなかったと思ったが、後の祭りである。

 

「また店が潰れた」

 

 どこと無く慣れた感じであったが、やはり絶望の雰囲気を所々かもし出している。そして、その言葉に固まる欄間。

 気まずい雰囲気が、2人と周りの空間を飲み込んでいく。ジワジワと、沼地に沈んでいくかの如く。と、思えてくる。

 

「じゃ、今から最後のバイトなので……いくわ、俺」

 

 考えても埒が明かないため、時覇が切り出した。

 事情を知らない者は、ご愁傷様か、自分もならない気をつけないとの、どちらかではないだろうか。

 

「そ、そうか……頑張れよ」

 

 何とか言葉を返す。

 そのままトボトボと帰る時覇の背中を、ただただ見ているしかなかった欄間。

 

「確か……アイツが勤めていた所、これで5件目だっけ?」

 

 事情を知っているだけに、下手に声を掛けることが出来なかった。ただ、ゴミが風に吹かれて、道を横切るように転がっていた。

 

 

 

 

 

 時空空間の中心と言えるかどうかは判らないが、その空間に巨大な建造物が浮かんでいる。

 その建造物から、時空空間を航行する為の戦艦が出入りを行っている。名は、時空管理局――文字通り、次元世界を管理する組織。管理名用は2通りあり、管理世界か、管理外世界かに分けられる。

 分けられる基準は、その世界が魔法文化主体か、そうでないか。目的は、1つ――各次元世界の崩壊を未然に防ぐこと。

 2つ――文明が発達しすぎ、崩壊した世界から流失した技術やモノを回収、管理する。流失物の名称は、ロストロギア。

 3つ目は――このロストロギアを巡って行われる争いや、密売するモノを鎮圧し、取りしまる事。これを行う者を、時空犯罪者と呼ぶ。

 あとは、各次元へ飛び、魔法やロストロギアを使った犯罪者を取り締まることが、主な活動である。

 そして、時空管理局・第25ブロックにある特別会議室前。そのドアの前に、4人の男女が立っていた。

 局員の男性が、徐(おもむろ)にドアの横にあるパネルのボタンを押して、通信回線を開く。

 

「クロノ提督。言われた三方をお連れしました」

[判った、入ってきてくれ]

 

 そして、男性がドアを開け、敬礼する。

 

「失礼します。高町なのは二等空尉、フェイト・T・ハラオウン執務官、八神はやて特別捜査官をお連れしました」

 

 男性を先頭に、3人を会議室に連れてきた事を報告する。

 

「ご苦労だった」

「では、私はこれで」

 

 男性は、後ろで待機していた3人を中に入れてから、外に出る。同時に、なのはたちは、それぞれ開いている席に移動し、席に座る。

 

「これで全員揃ったようだな」

 

 クロノは全体を見回し、全員揃ったことを確認してから言った。

 後ろには、リンディ、レティ、エイミィの3人が居るが、確認するまでも無い。

 

「まずは、急に呼び出してすまない」

 

 そこには、先ほど来たなのはたち、守護騎士、他の部隊から来たと思われる数名のランクの高い魔導師が、それぞれバラバラに席に座っていた。

 既に、豪華なメンツが揃っている為か、自然と緊張した空気に変わり始めてきた。

 

「えぇよ、それがこの仕事なんやし」

 

 はやてが、クロノは悪くないと言う。

 

「ああ、その通りだな、はやて特別捜査官」

 

 濃い緑の髪で、クロノより少し体格の小さい、ランガ執務官も同意した。

 フェイトの先輩に当たるが、残念ながらフェイトの方が、戦闘能力が上だと分かった時は1週間ほど不貞寝したらしい。が、真実は未だに闇の中であるが、1週間ほど無断欠勤した記録は存在する。

 それ以外は、ランク以上の働きをしている事で、上層部にも名が通っているが、本人は知らない。

 

「すまない、2人とも。今回は管理局の中でも……機密の高い任務であることを伝えておく」

 

 重々しく言うクロノ。その言葉に、周りの空気が打って変わる。

 

「機密の高い任務?」

 

 なのはが、首をかしげながら言った。その言葉に同意するように、皆困惑する。

 機密など、日常茶飯事……とはいかないが、なぜ自分たちに降りてきたのか。まして、上層部の一部が毛嫌いしている人材がいるにも関わらず。

 

「そうだ、今回の任務は――」

「それについては、私から言います。クロノ提督」

 

 背後から声が掛かり、クロノが後ろを振り向いた。

 

「リンディ提督」

 

 今まで沈黙を保っていたリンディは、顔を向けてきたクロノに頷く。そして、そのままエイミィの方を向く。

 

「エイミィ管制司令官、例のファイルを」

「了解しました」

 

 エイミィは、前もって渡されていたデータファイルを、素早く展開する。そして同時に、各席にデータが展開されていく。

 展開された内容は、色々なデバイスに、ロストロギアらしきデータなどが映し出されていた。デバイスは、斧にヌンチャク、ドリルにバンカーなど、多種多様。ロストロギアらしき方は、ジュエルシードに似た結晶体から、どこかで見たことがある巨大ロボットまで。ロストロギアも、デバイスに劣らず、それ以上に多種多様である。

 

「あの、このデータはいったい?」

 

 冷たい印象を持つデュナイダス捜査官が、リンディ提督に質問をした。

 こちらも、はやての先輩に当たる。ついでに言えば、ランガと同期で訓練校時代は、先走りやすいランガのストッパー役でもある。

 捜査官としての能力は、それなりに高く、戦闘も部隊指揮も取る事が出来る、オールマイティ的な存在。しかも、執務官以外の資格は大体持っているというが、資格申請をしていないので、本当に持っているかは不明。

 

「これは、ある犯罪組織から送られてきた……デバイスの開発案及びロストロギアのデータとその使い方です」

 

 その言葉に、リンディ、レティ、クロノの3人以外の全員が驚いた。エイミィも、このデータと説明は事前に教えてもらってなかった様で、みんなと一緒に驚いている。

 そして、データの閲覧を見ながら、ヴィータは疑問をぶつける。

 

「なんで犯罪組織からデータが送られてくるのだよ」

 

 デスクに肘を付き、顎を支えていた状態で言い放つ。一応、公式な場なので、少し行儀が悪い体勢である。

 

「こら、ヴィータちゃん」

 

 すぐさま隣にいたシャマルが、ヴィータを叱る。それに対して、ふぅんと鼻を鳴らしてソッポ向く。

 どうやら、データ内容の出所が気に入らないらしい。

 

「ええ、確かにヴィータ特別捜査官の言う通りです」

 

 少々暗い顔で答えるリンディ。

 それもそのはず。第一、時空管理局といえば、犯罪者たちにとって不利益な存在であり、邪魔者である。しかし、組織から情報提供――裏があるにしても、本物かどうか怪しむ。おかげで、ある者は首を捻り、ある者は目を点にするなど、様々な反応を浮かべる。

 それに見かねたのか、それとも次へ進みたいのか、クロノが声を出す。

 

「詳しい説明は、これから行う。リンディ提督」

 

 クロノは、リンディに言葉のバトンを渡す。息子からの、言葉のバトンをしっかり受け取り、暗くなった雰囲気を吹き飛ばす。

 そして、全員を見回してから口を開いた。

 

「今回は、その情報手供してきた犯罪組織・ラギュナスの壊滅と、ロストロギアの回収です。そして……」

 

 リンディが一区切り置いて、口を開いた。

 

「桐嶋 時覇の確保です」

 

 

 

 

 

 早乙女スタンドは、忙しくも無く、かといって暇でも無く、仕事をこなしていた。

 小さいガソリンスタンドだが、それになりに評判はいいのだが、何故潰れることになったのか、疑問に思いながら、仕事を淡々と行う。カードを受け取り、給油をし、洗車・点検・窓を拭くかを尋ね、灰皿・ブレーキランプを確認する。最後に満タンにし、キャツプ・ロックを確認後、カードとレシートを渡す。

 そして、誘導。

 

「ありがとう~ございました~!」

 

 最後の客が出て行った。

 そして、出入り口をロープで閉める。本来は、スタンド内の外の照明を落としてからなのだが、店長からの指示で早めに閉める。

 後日、燃料タンクを空にする為に、ガソリンだけ販売するために一旦開く予定らしい。が、それは、終了時のミーティングで話すとの事。

 

「時覇、今日で終わりだ、お疲れ」

 

 店長の松田さんが、声を掛けてきた。

 

「お疲れさまです店長……ところで閉店が決まったのは何時頃ですか?」

 

 先ほどまで気になっていた事を、躊躇いながらも尋ねた。

 

「昨日」

 

 看破も躊躇もする事無く、即答で答える店長こと松田さん。

 

「な、何で、ですか?」

 

 引きつった顔で聞く時覇。

 毎度の如く、また店長が馬鹿をやったのではないかと冷や冷やする。が、この店長は期待を裏切らなかった。むしろ、裏切って欲しかった。

 だが、それを看破する言葉を、簡潔に言ってきた。

 

「俺が競馬で負けたから」

 

 その言葉を聞いた瞬間――戦闘モードへシフトする。

 素早く移動して、店長の背を取る。

 

「お前が原因か!」

 

 そう言いながら、すぐコブラツイストをかます。

 

「あだだぁだぁだぁだぁだぁだぁだぁだぁだぁだぁ!」

 

 

 

 

 

 その頃、サービスルームでは、終了後の事務を行っていた。

 そして、作業中に外から――

 

『お前が原因か!』

『あだだぁだぁだぁだぁだぁだぁだぁだぁだぁだぁ!』

 

――のやり取りが聞こえる。

 それを聞いて、一同はため息。毎度の如くと言えるこの出来事なだけに、もう慣れた。しかし、毎度の如く言うセリフがあるが、今日で聞き納めである。

 

「何やっているのだ、あいつらは?」

 

 と、缶コーヒーを飲む従業員の飯塚。ここの店舗が潰れると聞いた時、最後まで残っていた店員の1人。義理は無いのだが、最後の締めなので残る事を選んだ人である。

 一応、新しい就職先は決まっているらしい。何でも、昔の伝手で、とある大企業の社長をやるらしい。「何者だ、アンタは」という時覇の言葉。

 

「どうせ、また店長が時覇に技掛けられているのでしょ」

 

 今日の集計をしている木本。

 最近転属して来たばかりだったのに、再び転属となった事のグチを、時覇が時折聞いていた。次の仕事先は、未だに決まっていないらしいが、相談関係の職から紹介状が着ているらしい。

 

「でも、今日であの馬鹿が見られなくなるとは……少々寂しい気がするな」

 

 帰り支度が出来ていたバイト。面はヤクザっぽいのだが、高校2年生で、文武共に学年トップ。人は見かけによらないという言葉の具現体でもある。あと、バイトが2人いたが、既に上がった後である。

 それぞれ思いふける3人だったが――

 

『はあぁぁぁぁぁぁ!』

『うらぁぁぁぁぁぁ!』

 

――雄たけびと共に、金属音が耳に流れ込んでくる。それを聞いた3人は、大慌てで飛び出していった。

 そこでは――ちゃちな道具で戦闘が行われていた。

 

「せいっや!」

 

 右手に装備された使用済みワイパーを逆手に持ち替え、そのまま斬りかかるもとい、殴りかかる時覇。

 

「甘いは砂糖!」

 

 水切りで掃う店長。そのまま下から顎目かげて、容赦なく飛んでいく。

 

「くっ」

 

 体を後ろに反らしつつ、左に避ける。僅かに掠ったが、気にするほどでもない。

 しかし、体勢が不安定になっていたので、地面に手をついて横に転がり、起き上がり際に後ろに跳んで、間合いを取った。

 睨み合う2人。なまじ、レベルの高い戦闘だけに、手が終えない。

 一触即発の雰囲気だった――が、互いに横から思いっきり水を被る。濡れる2人は、恐る恐る同時に水が飛んできた方向へ顔を向ける。

 

「ホント、最後の最後まで何やっているのだ、お前らは」

 

 バケツを持ったまま、呆れる飯塚。そのまま横を向く。

 

「木本さん、あとお願いしますね~」

 

 と、手をタッチしながら選手交代。その瞬間、2人の運命は決定した。

 それとは関係無く、もう無関係だと言わんばかりに、飯塚はカウンターへ戻っていく。まだ処理などが終わっておらず、自分の作業+3人分の作業も行わなければならないからでもある。

 

「はい……お2人さん、上の方までお願いします」

 

 木本の後ろに、鬼神の幻影が浮かび上がったのが、見えて様な気がした。二人は小さくなりながら恐縮しつつ、戦慄を覚えながら、休憩室の2階に上がっていた。

 ついでに、先へ行くのを譲り合い、競り合い、殴り合いになりそうになった時、再び雷が落ちたのは――言うまでもない。

 

 

 

 

 

 同時刻の夜の空。

 空に所々雲はあるが、地上からは月や星が見える。風は夏到来を告げるように、穏やかにふく。しかし、上空の風は肌寒く、風は30階建ての高層ビルの屋上で受けるよりも強い。

 そんな中、杖タイプのデバイスと男と、片や魔法関係の世界には、珍しい銃器タイプのデバイスを持った男が浮いていた。

 髪をなびかせながら、杖タイプのデバイスを持った男が口を開く。

 

「ここで間違いは無いな……ゴスペル」

 

 街を見下ろしながら、銃器タイプのデバイスを持った男――ゴスペルに尋ねた。そのゴスペルは、街を一瞥しながら答える。

 

「ああ、間違いは無い。ターゲットも一致したし、微弱ながらロストロギアの反応も確認した」

 

 風が一段と強くなったのか、自分の髪を抑えながら、男が言葉を返す。

 

「そうか……どちらにせよ、管理局が動いているのは間違い無い……慎重に行動するぞ」

 

 風が少し収まると、男は腕時計で時間を確認する。そして、懐から小さな宝石を3つほど取り出して、手で弄って遊ぶ。

 

「2手でいいのか、ロングイ?」

 

 手持ちのカートリッジを確認しながら聞き返すゴスペル。

 その言葉に、男――ロングイは、口元を緩め、宝石を懐に仕舞いなおす。

 

「問題は無いだろう……不安か、ゴスペル?」

 

 少しあざけ笑うように言った途端、デバイスの銃口を左のこめかみに突きつけた。銃口とデバイスのコアが、不気味に輝く。

 

「喧嘩なら買うぞ?」

 

 ロングイの発言が気に入らず、ドスの効いた声を出す。その言葉に、杖タイプのデバイスを宙に浮かし、すぐさま両手を挙げるロングイ。

 デバイスを単体で宙に浮かせることに、ゴスペルは僅かに感心した。

 

「こんなところで魔力を消耗したくない――殺気が無いし、隙だらけだろ?」

 

 確かに殺気も無く、引き金を引けば確実に当たる距離であり、状態でもある。だが、ゴスペルは忌々しく見ながらも、こめかみから銃口を放す。

 

「ふん……始めるぞ」

 

 そうゴスペルは言い放ち、先にどこかへ飛んでいってしまう。

 

「そうだな」

 

 続いて、ロングイもデバイスを手に取り直して、ゴスペルとは反対側へ飛んでいった。

 そして風は、一旦静まったと思いきや、さらに強い風が吹き上がる。

 その風の動きは、まるでこれから起こる事を表した様な動きであったが、それに気がつく者は誰もいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 人と人が出会う時――何かが始まる。

 別れは終わりを意味示す。

 運命の歯車は1つであり、1つでなく。

 1つの道は無数に別れ、無数の道は1つになる。

 交わる事は必然。

 交わす事は偶然。

 世界は肯定。

 世は否定。

 種族は差別。

 想いは決別。

 言葉遊びは尽きぬ間に、物語は開幕する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何かに出逢う者たちの物語・外伝

魔法少女リリカルなのは

~二つの運命と螺旋に出逢う者~

 

 

第一話

平凡な日常の最後

 

END

 

 

 

 

≪次回予告≫

運命が鼓動する様に、人々が動き始める。

時覇を中心に、静かに動き始める。

だが、その影に動く者たちの存在。

時覇だけが、度々耳にする声。

 

 

 

次回・何かに出逢う者たちの物語・外伝

 

魔法少女リリカルなのは

~二つの運命と螺旋に出逢う者~

 

 

第二話

動き出す歯車

 

 

 

に、ドライブ・イグニッション!

 




ショートコント

 DB「改正版、ついに完成!」
 時覇「どうでもいいが、相当BBSで叩かれたそうだな」
 DB「うむ、本当に叩かれたが、いい勉強になったぞ?」
 時覇「で、今度はどうする? このままシグナムEND? それともフェイトに移るのか?」
 DB「優柔不断END」
 時覇「へぇ?」
 DB「優柔不断END」
 時覇「何で!?」
 DB「だって、その方が色々面白いこと書けるから♪」
 時覇「……ガンドレッド・鉄――起動!」
 DB「ふっ、その程度が――ってバインド!?」
 ???「申し訳ないですが、ここで一旦散っていただきます」
 DB「まっ、まて、優柔不断END=お前のルートも用意されている! だから見逃して」
 ???「時覇を独占していんです」
 DB「うんうん、純粋な気持ちぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ――……」
――キラリン☆
 時覇「はぁー、はぁー、はぁー……サンクス、捕まえといてくれて」
 ???「いいえ、アナタの為ならば、いつでも」
 時覇「しかし、何故名前が『???』なんだ?」
 ???「ネタバレしたくないとの事です」
 時覇「はぁ、しかし優柔不断END、本当に書くつもりか?」
 ???「あくまで未定だそうです」
 時覇「その方がありがたい」






あとがき  追加文搭載ヴァージョン3.0。
 説明不足だった部分の補い&「」などの記号変更に伴い、急遽停止していた再々改正が始動。
 色々書いていて、表現技量も上がったと思うので。あと、行の改正などを。
 国語がアヒルの人間が、遅い製作ながら書き続け、小数の読み手に支えられつつ、趣味を爆走。
 あ、一応、二部と少し追加連動させたいので、ちと追加する可能性あり。






オリジナル紹介
 桐嶋 時覇(きりしま ときは)
 この物語の主人公。
 ロストフィストと呼ばれた、装飾品のグローブを所有。


 礼羽 遜真(らいま そんま)
 欄間(らんま)というあだ名で親しまれている、時覇の友人。


 ゴスペル
 ロングイと共に、時覇を狙う男。
 銃器タイプのデバイスを所有。


 ロングイ
 ゴスペルと共に、時覇を狙う男。
 杖タイプのデバイスを所有。


 ランガ
 濃い緑の髪で、クロノより少し体格の小さい執務官。
 フェイトの先輩に当たるが、残念ながらフェイトの方が、戦闘能力が上だと分かった時は1週間ほど不貞寝したらしい。
 が、真実は未だに闇の中であるが、1週間ほど無断欠勤した記録は存在する。


 デュナイダス
 冷たい印象を持つ捜査官。
 はやての先輩に当たり、ランガと同期で訓練校時代は、先走りやすいランガのストッパー役でもある。


 ラギュナス
 犯罪組織の1つ。
 ロストロギアと新型デバイス案などの、情報提供していた。
 これは、大分前から行われていたらしい。


 以降、物語が進むにつれて、物語内で説明&あとがきなどで補足してきます。






参考書物・サイト
・学校のチャイム(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』、検索用語:チャイム)


















制作開始:2006/2/12
再々改正:2007/10/21~2009/4/9

打ち込み日:2006/12/23
公開日:2006/12/23

変更日:2008/10/24+2009/4/9
修正日:2006/2/20+2006/2/21+2007/8/18+2007/9/27+2007/10/5+2009/6/20
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