何かに出逢う者たちの物語・外伝Ⅰ   作:ダークバスター

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『過去』から『今』に続き、『今』から『未来』へ。
 過去があってこそ今があり、今があってこそ未来がある。
 希望を胸に抱き、輝かしい未来があると信じて、人は進む。
 たとえそれが、ただの謳い文句だとしても。
 それを信じて、人は進んでしまい……何かが起きてから、人は後悔する。


第五話:強制徴収

 

 ミッドの臨海地区の爆発火災の翌日。

 現場の火災はすでに沈下し、航空魔導師が原因を調査している。ニュースでも、航空魔導師が解決したという解釈で話しているので、近隣部隊に調査を任せるわけにはいかないのである。

 ここまで来ると、建前というものがある。

 近隣部隊などは、通行規制や野次馬の誘導に辺り、少数の部隊が調査の手伝いを行っている。

 そして、今回の要となった3人のエースたちは、なのはとフェイトが泊まっているホテルにいた。

 15という歳でありながら、発育の良い体つきの3人は制服姿のまま、楽な状態で寝ていた。

 余は、ブラウスのボタンは全て外してあるは、スカートは脱ぎ捨ててあるわなどの無防備状態である。

 男ならルパンダイブしたくなる状況かもしれないが、後が怖い……いや、死が確定なので誰も行わないだろう。一時の快楽の為に死ねるのは、本物の馬鹿だけだろう。

 そんな部屋に、ニュースの報道が流れ、それを聞いていたはやてが呟く。

 

「あかんなぁ」

「何が駄目なの、はやてちゃん」

 

 そう言って、なのはが少しだけ体を起こす。

 

「頑張ったのは、近隣部隊と救助隊、それに私たち3人やないか」

 

 はやては、不機嫌な顔で先ほどのニュース内容の不満を口にする。

 

「にゃははぁ。要救助者が無事なら、私はそれで良いよ」

 

 はのはは、そう言って再びベッドに体を沈める。

 

「せやけど、遅れてきて美味しい所を持っていく。って、いうスタンスが気にくわないんよ」

「……ふぁん……はやて、どうしたの?」

 

 フェイトは、欠伸をしながら体を完全に起こし、少し眠気がある状態で目を擦りながら言う。

 そして、リインフォースⅡも起きる。

 

「なのはちゃん、フェイトちゃん……私――」

 

 はやては、真面目な顔つきで、なのはとフェイトに自分の夢を話す。そして、今の初動といい、現在の管理局の体制に不満を上げる。

 それで、新たな部隊を設立した際、なのはとフェイトにも参加して欲しいと述べる。

 なのはとフェイトは、当たり前の様に参加する事を、はやてに伝える。

 これにより、4年後――現在の部隊に集結する。

 なのはたちが結束を再確認している頃、救助活動を行っていたラギュナスは、近くの首都内にある高層ビル群の屋上にいた。

 

「ふぅ~」

 

 と、メンバーの1人が、缶コーヒーを口から話す際、洩らした言葉。

 

「あっ。お前、それいつ買ったんだ?」

 

 バリアジャケットが煤だらけの、スキンヘッドのズラを被った男――ヘッドピカリン、本名は、青木 挂(あおき かける)に声を掛ける、クッダ。

 

「うんゃ? 空港にあった自動販売機で」

「あの火災の中で買ったのか!?」

「ああ。動いている自動販売機があったから、つい」

 

 あの火災の中でジュースを買うのは、神経が図太過ぎるのか、いかれた神経の持ち主のどちらかだと思われる。

 

「ついじゃねーよ!? 長! こいつになにか言ってやって――」

 

 と、長の方に振り向くが、似たような光景があった。

 

「――ふぅ、この茶は?」

 

 水筒の蓋でお茶を味わう時覇。

 注ぐ役を明菜が、とても幸せそうに行っている。

 

「はい。シグナム様が、ご自分でお入れになったお茶です。葉は、華紅埜(かぐや)です」

「華紅埜? たしか産地は……」

「はい、私が凱螺(がいら)の葉国(はこく)から取り寄せたモノです」

 

 時空管理局未確認世界・凱螺。

 世界全体が、日本の平安時代と中国の三国時代が交じり合った世界である。

 その世界は、2つの大陸があり、『凱』と『螺』と呼ばれている。さらに、凱に2つ――世界一の大国・華国(かこく)と、世界一の諸国・牙国(がこく)がある。

 一方、螺に均等に4つに判れ、輝国(てこく)、癒国(ゆこく)、葉国(はこく)、砦国(ぜこく)がある。

 華国は、全てにおいて均等の国である事が特徴。牙国は、諸国ながら武力において世界一を誇り、華国すら制圧する力を持つ。輝国は、世界の教団国として認められている。癒国は、文字通り癒しに長けた国で、精神の疲れから欲求の不満まで解消する事ができる。葉国は、茶の生産国であり、もっとも上手い茶を作れる。砦国は、世界の建築物の見本となっていている。

 大雑把に表すと、上記の様な説明となる。

 なを、この世界は、数年前まで世界戦争を起こしていた。しかも、その原因は第7勢力の存在があったのである。

 それに気が付いたのは、偶然補給に立ち寄ったラギュナスであった。

 しかも、その時に時覇とシグナムがいて、メンバーと共に戦乱の解決に乗り出したのである。

 その際、葉国と砦国の間にある渓谷に忍びの隠れ里を発見するも、里の全てが謎の病に侵されていたのである。

 見てみぬフリは、後味が悪いと万一致で、魔法で調査・治療を行った。

 その時に、第7勢力の存在・世覇(せは)と名乗る集団がやった事を掴む。

 そして、里は恩を返す為に九帖明菜が仲間になり、世覇を追い続けることになる。

 で、世覇を壊滅することができ、その功績としてラギュナスは第7の国としての権利を得たのである。

 これはこれで、嬉しい誤算であるが、特に進言するつもりも無いので、全ての国に店を構えるだけに留めた。

 今では、世界一の商業店舗になっているほどである。

 話題休題。

 その葉国は、世界で始めてお茶の葉を生産した国ゆえに、500年前に採取し、乾燥させたお茶の葉が存在する。

 しかも、モノがモノだけに、年々量も減る一方と年数が重ねられるので、値段が高騰の一途を辿っている。かつ、選ばれた者のみ購入が許されていない。

 名を『華紅埜』といい、1グラムを日本円にして、100億は下らない代物と化している。

 お茶に必要な最低グラム数は人それぞれだが、基本的に150CCの給水に対して、お茶の葉は8グラムが目安らしい。

 つまり、一杯のお茶で800億円という破格の値段。

 それが、水筒1本分――2リットルも入るモノになると、約266グラムとなる。つまり、金額は約2兆6600億円となる。

 先ほど説明した通り、人により量にバラつきがある。つまり、これより多く入っている可能性もあれば、少ない場合もある。

 だが、一度でも水または湯に浸してしまうと量が判別出来ない為、正確な金額を弾き出す事は不可能である。

 

「……いくらだ?」

 

 大雑把な金額を弾き出した結果、大いに口を引き攣らせながら尋ねる。

 

「はい、今回は凱螺からの贈り物として頂いた品物です。特に気にする事はありません」

 

 時覇の持つ蓋に、少しだけお茶を継ぎ足しながら答える明菜。

 その言葉に、時覇は安心して、再び口を付ける。

 

「……ふぅ、贈り物か」

 

 蓋を、顔より少し高めに上げて眺める。明菜は、時覇の横顔を眺める。

 

「何で返そうかな」

 

 何ともほのぼのした雰囲気が漂う。

 明菜は、時覇に淡い想いを抱いているが、シグナムという紅の女神が付いている事を踏まえ、お使えするだけに留まっている。彼女にとって、そばにいられるだけで幸せなのである。

 が、明菜にとって、空気が読めない存在が現れる。

 

「長! 暢気に茶なんか飲んでないでください!」

 

 クッダは、怒鳴りつつ長に迫る。だが、その間に明菜が立ち塞がる。

 その瞬間、その2人の空気が変わった。

 

「…………メス豚はどけ」

 

 ドスの利いた声で言うタッグに対して、明菜は無言のまま。言い返す気配すらない。

 この2人は、顔を合わせれば睨み合いを行うくらい、犬猿の仲の如く仲が悪い。

 一昔は、顔を合わせるなり――

 

「よう、緩々マ○コ豚」

「あら、御機嫌よう――汚物塗れのち○ぽ野郎」

 

――という会話が、普通に飛び交っていたくらいである。

 管理局に保護を回す訳には行かず、こちらに保護した子どもなどがいるので、衛生上良くないと改善に踏み切ったのである。

 結果的に、今の睨み合いまでに収まっているが、時折訓練所を占拠してはバトルしている。しかも、罵声を浴びせ合いながら。

 防音設備は万全だが、結界が壊れてしまえば意味も無くなる。

 この防音設備だけでも、1000万クラスする代物ながら、この2人の喧嘩で3回も壊している。

 このままだと、教育所か、組織全体に影響を及ぼしかねないと、長を筆頭に特別風紀部隊を設立。特別更生プログラムを受けさせたのであった。

 現在は、組織ラギュナス第6部隊・内外部調査風紀隊として、名残を残している。

 

「やめんか、2人とも。茶が不味くなる」

「申し訳ありませんでした」

 

 時覇の言葉に、素直に謝る明菜に対し、タッグは不服そうな顔をする。

 

「今は待て」

 

 2人を見る事無く、言葉を投げかける。だが、その言葉は重く感じた。

 

「…………了解」

 

 言葉の重みを感じ取り、渋々下がるタッグ。長には長の考えがあるのだと判っているが、今1つ掴めない苛立ちを覚える。

 

「明菜、タッグに」

「…………」

 

 無言で作業を行う明菜。

 

「盛るなよ。あと、皆にも頼む」

 

 タッグに渡す予定の湯飲みに、白い粉を入れようとしていたが、時覇の言葉に止まる。仕方が無いと言わんばかりに、普通に入れて渡す。

 タッグは、明菜の頭に渡されたお茶を掛けようとしていたが、入れるのを辞めた事に免じて素直に飲む。

 他のメンバーも、明菜からお茶を渡されて、次々に飲んでいく。

 時覇がお茶を飲み終わった瞬間、目の前に空間モニターが展開される。

 

≪長、時覇様≫

 

 ラ定会で司会を行っていた、時空管理局・提督クラスの女性――リュクナイア・ブリューグザスが映し出される。

 近年は時空管理局の方が忙しいので、司会は別の娘にバトンを渡している。

 ひと段落が着けば、返還して貰うつもりでいるらしいが、多分無理だろうと自分でも悟っている。

 

「出たか?」

≪はい。やはり、原因はレリックだと判明しましたが……機械兵器なのですが≫

 

 そこで、リュクナイアは言葉を切るも、そのまま言う。

 

≪ジェイル・スカルエッティに確認した所、本人が開発した試作型起動兵器の同系機と確認しました≫

 

 その言葉に、時覇は手を顎に当てる。

 

「AMF……ガジェットドローンだったか?」

≪仮名ですが、その通りです≫

 

 AMF――アンチ・マギリング・フィールドの略で、魔法結合を無効化にする事が出来る代物である。が、発生後の効果――雷や石などの自然、物理を無効化にする事はできない。

 新暦71年辺りまでなら、運用できたかもしれないが、今は無意味に等しい兵器。

 現在の管理局は、確かに未だ魔力主体であるが、質量兵器が開発・保有が認められている今となっては意味がないからである。

 ただ、この時点――新暦71年4月時点では、まだ考案改正2ヶ月前なので、まだ有効性が認められる物だった。

 

「ったく、2ヵ月後に法案改正で、管理局が質量兵器を保有するようになる事を知らん連中だな」

 

≪なっ、何で知っているのですか!?≫

 

 時覇の言葉に、リュクナイアは驚愕する。まだ報告はしていないモノであり、今日――正確には、昨日知りえたばかりの情報である。

 

「あぁ、大分前から、それらしい動きがあると聞いて、な。だから、ジェイルの兵器を採用しなかった理由でもある」

 

 あの時、ジェイルから提案書とプロトタイプを見せられてが、丁度ドゥーエから内偵報告を受けたのである。

 お陰で、ジェイルは自ら提案書とプロトタイプを破棄、AMFだけがラギュナスに残ったのである。ちなみに、半泣きで提案書を破り、地面に叩きつけたジェイルの姿は、とても珍しかった。

 なを、場所が長の間――代々受け継がれた長の部屋だったので、後片付けは本人にやらせたが。

 だが、ここで疑問が残る。

 今回の空港火災で戦闘した機械兵器は、ジェイルが開発した代物である。AMFはともかく、プロトタイプは一部の者以外、知らないはずである。

 設計図は、ジェイルが提案書と共に破り捨てている。つまり、同系機はこの世に存在しないはずである。

 外見は、データや写真さえあれば、いくらでも復元が可能であるが、中の機能までは再現できない。

 つまり、どうやって設計図すら存在しない兵器を生み出したのか。

 

「リュクナイア」

 

 考えれば考えるほど思いつくので、リュクナイア声を掛ける。

 

≪はい≫

「調査を、頼む」

 

 そう言いながら、右の中指で右頬を2回掻きながら伝える。

 

≪――早急に≫

 

 そこで空間モニターは消え、通信が終了すると同時に、時覇は立ち上がる。

 

「さて、撤収しますか」

 

 尻についた埃を払いながら言う。

 その言葉に、各メンバーが立ち上がり始める。ゴミはきちんと持ち帰るので、各自で出だしたゴミは、各自で持つ。

 少し騒がしくなるが、特に気にしないで、空港火災現場を見る時覇。

 そして、一言呟く。

 

「……荒れるな、確実に」

 

 そう言って、ラギュナスの長を含めたメンバーたちは、本部へ戻っていた。

 これが、4年前に起きた空港火災の出来事である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第五話:強制徴収

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 話は戻り、新暦75年の現在。

 廃墟の試験から近くにある陸士部隊の隊舎のロビーの一角。スバルとテーブルを挟んで、その反対にフェイト、はやて、リインフォースⅡが座いる。

 廃墟の試験から近くにある陸士部隊の隊舎のロビーの一角。スバルとテーブルを挟んで、その反対にフェイト、はやて、リインフォースⅡが座いる。

 入り口付近に武装した陸戦魔導師が2名。さらに、ロビーの大きなガラス張りの窓の下付近では、多数の武装局員が待機。

 静かなのは当たり前なのだが、空気が相当重い。

 その様子を、大分離れた海の上から見ている時覇と、キーパネルを操作するクワットロ。

 合格の雰囲気ではないと悟り、後を付けてきたのである。ただ、ディエチは先に帰ってもらっている。渋っていたが、空を飛べないと足手まといでしかないからと、早めにデータの解析をして貰いたいからである。

 

「クワットロ、状況は?」

「少々お待ちを――っと、出ました」

 

 空間モニターに表示された報告書を、クワットロは時覇に回す。それを手早く読んだ時覇は、頭を抱えた。

 

「まさか……最後のアレはマジック・フィンガーだったのか」

 

 マジック・フィンガーとは、時覇のオリジナル魔法でもあり、ドゥシン’sの能力を最大限に引き出すことが出来る魔法である。

 先の説明通り、ドゥシン’sの能力を最大限に引く出すことを前提に開発したので、汎用性に欠けている。あと、構築された方法がサイガ式であるので、ミッド式やベルカ式に書き換えるのが面倒なのである。

 故に、部隊でも、長であり開発者でもある時覇以外、誰も使っていないのである。

 それが、他の人間――ラギュナスを目の敵にしている組織の人間が使ったのである。話がややこしくなるのは、火を見るよりも明らかであった。

 

「ともかく、ここから監視を続けるぞ、クワットロ」

「了解ですぅ~、愛しの長様♪」

 

 時覇の言葉に、上機嫌で答えるクワットロ。しかし、時覇は突っ込みを入れた。

 

「今の言葉」

「はい?」

 

 一呼吸。

 

「シグナムの前では言うなよ? 血の雨は見たくない」

「…………以後、気をつけます」

 

 冷や汗を流す時覇と、滝の様に汗を流しつつも、作業を止めないクワットロの会話であった。

 そして、スバルは俯いたまま、その場で固まったまま。フェイトはスバルを見ながら、魔力サーチで周囲を警戒。はやても、念話で定期的に陸戦魔導師たちと、連絡を取り合っている。

 

(フェイトちゃん、様子は?)

 

 不意に、はやてからフェイトに念話を繋げる。

 

(うん、今の所は何も。なのはは来るにしても、ティアナって子が来れないかも)

(あ~、確かに。足に穴が開いたからね、できればまとめて聞きたかったんやけど……流石に無理かな)

 

 と、念話で話し合う2人。なを、ここに座ってから1時間近く経とうとしている。

 不意に、廊下の方が僅かに騒がしくなる。

 

「フェイトちゃん、アタシが見てくるよ」

 

 と、はやてが立ち上がろうとすると、斜め後ろから声が上がる。

 

「いえ、はやてちゃん。私が行ってくるです」

 

 そう言って、廊下の方へ飛び立つリインフォースⅡだったが、男女が現れる。

 

「スバル!!」

 

 そう言って、長髪の女性がスバルに近づく――が、すぐに足を止める。

 理由は、待機状態で宙に浮くプラズマランサーが、向けられていたからである。

 男性も、同じく向けられているので、その場から動いていない。

 

「あれ? ナカジマ三佐じゃないですか、どなんしたのですか?」

 

 はやては、陸士の服を着た男性が、師匠であるゲンヤ・ナカジマだと認識する。

 

「って、事は……こっちの娘さんは、ギンガ・ナカジマ?」

 

 はやての言葉に、フェイトは陸士の服を着た女性が、4年前に助けた少女である事を思い出す。

 

 面影が、それなりにあったので、すんなりと名前を出すことが出来た。

 

「はっ、はい! 家の妹がスパイ容疑で逮捕されたと聞いて」

「娘と一緒に、お前さんらがいる場所を締め出して、乗り込んできた訳だ」

 

 ギンガの言葉はともかく、ゲンヤの一部の言葉に突っ込みたくなるも、あえてスルーする。

 

「あの、フェイト執務官」

「ギンガ陸曹、何か?」

「スバルと話が――」

「それは認められへんよ」

 

 ギンガの言葉を、はやてが断ち切る。

 

「理由をお答えください」

 

 怒りのオーラが見え隠れするギンガに、はやては答える。

 

「犯罪組織・ラギュナスの関係者と断定された人物は、たとえどんな権限があっても、無効化されるんや」

 

 なを、新暦72年に改正された新時空管理局法で――ラギュナスと関わりのある存在と判断された場合、無関係と言える証拠か行動が求められる。

 しかも、判断されている最中は、第三者とは接触すら許されていないのである。

 よって、家族との面会は出来ない。それは、権力や金を持ってしても成しえる事は、叶わない。破れば、有罪無罪関係無く、第特級犯罪者というレッテルを貼られ、処刑が行われる。

 

「だから言っただろう、ギンガ」

 

 後ろから、ゲンヤの声が掛かる。

 

「法案改正で駄目だって言ったんだが……まったく聞きやしねぇんだよ」

 

 後頭部掻きながら、ゲンヤが簡単な説明をする。

 

「妥当な感情、ではあるんやけど……」

 

 ゲンヤの言葉に、はやてが目を瞑りながら考えるも、答えは1つしか用意されていなかった。

 

「……こればかりは、どうしようもないんよ」

 

 残酷な一言。

 どんなに望んでも、ラギュナスとは無関係である事を証明しない限り、蚊帳の外なのである。

 

「せやけどな、すぐに身の潔白が証明できる方法があるんよ――スバル・ナカジマ二等陸士」

「っ……はい」

 

 はやての問い掛けに、体を一瞬だけビクつかせるも、少し間を置いてから返事をするスバル。

 ゲンヤとギンガも、はやての声に耳を済ませる。身の潔白の方法など、おいそれと見つかる訳ではない。なのに、あっさりそれを提示しているのだから、気になる。

 

「本当は、試験の結果によって、決めるんやったんだけどな。こんなことになってもうたし」

 

 と、スバルの顔を見て言う。

 

「で、話は簡単や。私が設立する部隊――対ラギュナス迎撃専用特別特殊部隊・機動六課に入る事。これが、今現在考えられる中で、もっとも簡単に身の潔白を開かせる方法や」

 

 はやては、人差し指を立てながら、スバルに言い聞かせる様に言う。

 

「対ラギュナス迎撃専用」

「特別特殊部隊」

「機動六課、だと?」

 

 順に、スバル、ギンガ、ゲンヤで声が上がる。

 

「まぁ、一言で表せば、ラギュナスを積極的に捕まえていく部隊やけど、詳しく説明すると――」

 

 対ラギュナス迎撃専用特別特殊部隊・機動六課。

 文字通り、犯罪組織ラギュナスを壊滅させるために設立された組織である。

 かの地上本部からの支援を受け――まず始めにミッドチルダに潜伏しているメンバーや、出入り口に使っている場所の確保、または破壊する事である。

 時折ではあるが、ロストロギア関係の事件・事故にも出る予定となっている。

 それが大体済み次第、別の部隊を設立し、他の次元世界へ配備。ネズミ算の如く、確実に1つ1つ片付けている。

 ただこの計画は、試験運用の結果次第での予定なので、まずはミッドチルダでの活躍がどこまで良くかが鍵である。

 

「――っと、言う訳や」

 

 所々に脚色はあったものの、勧誘説明には問題は無い。あとは、本人の意思次第なのだが、今回はそうは行かない。

 身の潔白の証明こそ、今の最大の焦点である。

 

「な訳で、スバル・ナカジマ二等陸士」

「はっ、はい」

「悪いんやけど、機動六課に強制転属してもらうからな」

 

 強制転属――本人の意思を無視した権限であり、組織特有の権限でもある。

 だが、納得できない人物が2人――スバルの家族である、姉のギンガと父親のゲンヤである。

 が、はやてが手を出して、ストップを掛ける。

 これしか、早期解決の手段と方法が無い。と、その手から感じ取れるほどの圧力を放っていた。

 それを感じ取ったのか、ギンガとゲンヤは止まる。そして、ゲンヤが口を開く。

 

「……命の」

「 ん? 」

 

 はやてが反応する。

 

「命の保障は……」

「…………正直、低いともらってええ。ラギュナスが相手やから」

 

 はやての言葉に、ゲンヤは肩を落とす。

 ラギュナス相手では、旧ベテランです対抗するのが難しかったのである。なを、旧ベテランは現場経験8年以上の者を指し、今のベテランは現場経験3年以上の者を指す。

 ちなみに、振り分けられるようになった時期は、新暦73年辺りから自然に生まれた言葉である。

 もちろん、ラギュナスとの激戦で、ベテランの再起不能や死亡した事が上げられる。

 

「どちらにしろ、このままだとスバルは――」

「第特級犯罪者専用の独房入りです」

 

 ゲンヤの予想通り答えが、目を瞑りながら答えたはやて。あまり、嬉しくない当たりである。

 

「判ったよ――っ……ギンガ」

 

 一瞬だけスバルを見て声を出そうとするも、すぐに口を閉じてギンガに声を掛ける。

 

「何、父さん?」

「今日は、もう帰るぞ」

「…………判り、ました」

 

 ギンガはそれだけ言って、スバルを少しだけ見て振り返り、ゲンヤと一緒にロビーを出て行った。

 スバルは、2人に声を掛けようとしたが、口を噤んだ。はやての言葉を、思い出したからである。

 強制徴収――辞令でも、ある程度は拒否を認められている時空管理局だが、その拒否権を無効にする行い。

 スバル自身に断る権限は、もう存在しない。

 あるのは――今を受け止める事。ただそれだけ。それだけなのだが、1つなることがあった。

 

「あの、八神二佐」

「何か?」

「っ……ティアナは……その――」

「フェイトちゃん、はやてちゃん」

 

 その言葉に、フェイト、はやて、スバルが顔を向ける。そこには、バインダーを持ったなのはと、松葉杖を持ったティアナの姿があった。

 そこで、少し時間を戻して、医務室から始まる。

 

「――――――――!!」

 

 医務室から、ティアナの声にならない悲鳴が上がる。

 理由は、穴の開いた足の部分に、ゲル状の物体を無理やり詰め込んだからである。しかも、簡易処理を引っぺがしてから行った。

 

「うむ……あとは、これを巻けば終わりだ」

 

 ここの隊舎の医務長が、文字が刻まれた包帯を巻いていく。

 

「あの、ゲル状の物体といい、包帯といい……何なのですか?」

 

 治療方法が、大雑把かつ知らない医療法が行われていることに、疑問をぶつけるなのは。

 

「む? ああ、ゲル状の物体は、人間の細胞――皮膚、肉、骨、血など、必要な物をゲル状にした物だ。これなら、まず腐る事は無い。あと、今巻いている包帯は、治癒能力を高める魔法を詰め込んでいるだけの物だ。作り方さえ判れば、質は悪いが誰でも作れる」

 

 そう言いながら、手早く包帯を巻き終える。だが、ティアナの顔に脂汗が流れ、声を出したくても出せないでいる。

 

「あっ、あの~、本当に治療なのですか?」

 

 さすがのなのはも、この治療に対して、不安が駆け巡る。

 それは、ティアナの心配ではなく、自分も受ける可能性がある事を視野に入れての事。

 

「うん? 我流だけど治療だよ。まぁ、もの凄い激痛と焼けるような熱さに襲われている事は、確かだな」

 

 ティアナの苦痛に歪む顔を見ながら、うんうんと納得した様な表情で肯くドクター。

 ある意味、タチが悪いヤブ医者だと認識する。

 

「この調子だと、あと数分で完治するが――」

「もう治るのですか!?」

 

 完治速度の速さに、驚くなのは。回復魔法もビックリするほどの早さである。ただ、回復魔法は疲労や軽症程度、重症の応急手当程度にしか使えないが。

 今回のケガは、肉体に穴が開く――骨まで貫いているのである。部類は重症である。にも関らず、治療を含めて15分ほどで終わらせてしまったのである。

 即ち、一言で表すなら『異常』。

 だが、高価な見返りが望める代わりに、それに見合う代価が発生する。

 

「まぁ、リスクと先ほど言った通りだから、荒治療と変わらんな」

 

 それだけ言って、さっさと片づけを始めるドクター。患者の事など、一切気にしてもいないし、見てもいない。

 ヤブ医者、ここに極まる。

 

「じゃあ、なの助」

「なっ、なの助って、クロ助じゃ無いんですから」

 

 ドクター独自に考えたあだ名で、名前を呼ばれるなのは。昔、リーゼロッテとリーゼアリアが、クロノを『クロ助』呼んでいたのである。

 なを、リーゼロッテとリーゼアリアは、グレアム元提督の使い魔であり、クロノの師匠でもあった。

 闇の書事件の際、時空管理局を辞めているのだが、ラギュナスの過激派に殺されて亡くなっている。

 ちなみに、それを行った過激派は、粛清されて半殺しとリンカーコアの損傷を負わせてから、時空管理局に渡してある。今は、どうなっているのかは、不明である。

 ただ、気になる事が1つ――使い魔である、リーゼロッテとリーゼアリアの行方である。

 本来は、使い魔を生成した人物が死亡した場合、使い魔は消滅するのである。ので、その辺は何の疑問が持たれてはいない。

 当時、時空管理局は、グレアムが殺させる前に殺されたのか、身動きだ取れない為に、連絡が出来なかった。と、いう結論に達していた。

 だが、最近になって、リーゼロッテとリーゼアリアに似た人物を見かけたという報告があったのである。

 他人の空似かと思えるが、確かめる必要がある。が、その肝心の人物が捕まらないのである。

 見かけたという報告はちらほらでるが、部隊を派遣しても見つからない。

 悪戯の可能性が大きくなるも、やめることが出来ない理由がある。

 魔法を使用した後に残る魔力残滓の解析結果、リーゼロッテとリーゼアリア本人のモノと一致するのである。

 いくつモノの憶測が飛び交う中、1つだけ面白い推測があった。使い魔の継承、もしくは受諾である。

 使い魔は本来、使い魔を生成した人物の魔力が元になっている。よって、使い魔を継承、あるいは他の人間に譲る事は、理論上不可能となっている。

 故に、謎が謎を呼び、真実が有耶無耶になっていったのである。

 話題休題。

 ドクターは、片づけが終わると、出入り口を向かう。

 そのでなのはは、慌てて呼び止める。

 

「どっ、どこへ行くのですか!?」

「ん? もう済んだから、適当にぶらついて来る」

 

 と、言って、ドアを開けて廊下に出て行く。なのはも、ドアへ向かおうとするが、閉められてしまい、もう一度開けて廊下を見渡す――が、誰もいなかった。

 なのはは肩を落として、医務室に戻る。

 で、ティアナはティアナで、声の無い悲鳴を上げながら激痛と戦っている。

 なのはは、不意に松葉杖の存在を思い出す。いくら治りが早いとは言え、すぐに歩く事は無理だろう。

 思い立ったら、行動あるのみ。医務室を軽く漁ると――薬品や医療道具は当たり前だが、酒、エロスな本、菓子類、武器類などを発見する。

 それらは、今回は見なかった事にして松葉杖を探し、ベッドの下から見つける。

 箱の中に入っており、中身は折りたたみ式のタイプであった。

 組み立ては簡単で、鉄よりも硬く、スチールよりも軽い素材である『リルド』で出来た最新型とも言える松葉杖であった。

 ただ、値が張ってしまうので、余り一般には普及していないので、知られていない代物でもある。

 なのはは、組み立て説明書を見ながら、あっさりと組み上げる。っと、言っても、折り畳まれて物を伸ばしただけであるが。

 それから数分後、やっと落ち着きを取り戻したティアナに、タオルと水を渡す。

 

「あ、ありがとうございます」

「うん、どう致しまして。で、足の方はもう?」

 

 渡しながら、包帯が巻かれた部分を見て尋ねる。

 

「はい、動かすと痛いですが、それ以外は何とも無いです。あ、頂きます」

「どうぞ」

 

 ティアナはそれだけ言い、なのはは軽く肯くのを見てから、水に口をつける。

 

「そうだ、ティアナ」

「ぅん――はっ、はい」

 

 飲んでいる途中だったので、慌てて飲み込んでから返事をするティアナ。

 

「えっとね……今、はやてちゃんたちが、スバルを見張ってい――」

「スバルはどうなるのですか!?」

 

 ティアナの声に、一瞬驚くなのはだったが、すぐに元に戻る。

 

「おっ、落ち着いて、ティアナ。今、状況を説明するから」

 

 そう言って、今の状況を説明するなのは。時折、ティアナの顔が険しくなるが、気にせずに説明を続けた。

 

「――で、今回設立する部隊に、強制徴収される訳なんだけど……」

「待ってください」

「何か?」

 

 話の腰を折ったティアナに、なのはは誠意で聞く体制を作る。内心、話の腰を追った事に注意はしたかったが、する場面ではないと悟る。

 

「私も、対ラギュナス迎撃専用特別特殊部隊・機動六課に入れてください」

 

 まっすぐな瞳で、なのはの目を見ながら答えるティアナ。

 その言葉は、後戻りできない合言葉でもあった。

 なのはは内心で微笑む。スカウトする予定の人材が、あっさり手に入ったのだから。

 多分、この調子だと、スバルも入るはずだから、原石を手に入れ損ねる事は無くなったと言える。

 

「判った。けど、まずは部隊長になる八神二佐に会わないとね」

「――はい!」

 

 なのはは、ティアナに松葉杖を渡しつつ、サポートをする。

 そして、医務室を出て、はやてたちがいるロビーへ向かう途中で、ゲンヤとギンガに出会う。

 

「ティアさん」

 

 ギンガが先に声を掛ける。

 

「ギンガさん。もしかして……スバルの事で」

 

 その言葉に、ギンガの顔は暗くなる。

 

「ええ、先ほど会ってきたわ。会話は出来なかったけど」

「ギンガさん……所で」

 

 ギンガに影が掛かり、心配するティアナだったが、ふと後ろにいる男性に気がつく。

 

「こちらの方は?」

「あ、私とスバルの父親の――」

「ゲンヤ・ナカジマだ。娘が、いつも世話になっているな。感謝する」

 

 ギンガの言葉を引き継ぎ、ゲンヤが自分で答え、感謝の言葉も述べる。

 

「いっ、いえ、そんなこ――!?」

 

 ティアナは、足を動かしてしまい痛みが走り、顔が苦痛で僅かに歪む。

 

「おっ、おい、大丈夫か?」

「だっ、大丈夫です。今はもう、足を捻挫した程度の傷だと思います」

 

 ティアナの言葉に、ゲンヤとギンガの頭に、ハテナマークが浮かび上がる。ケガの状況を知らない為、疑問が浮かぶのは当然といえる。

 

「ティアナ、そろそろ」

「あっ、はい。それでは、ギンガさん、ゲンヤさん、失礼します」

 

 なのはとティアナは、ゲンヤとギンガの横を通り過ぎていく。

 ゲンヤとギンガも、特に気にする事無く、その場を後にした。

 そして、ある程度進むと、出入り口に武装局員が立っているのが見える。武装局員がこちらに気づき、敬礼を行う。なのはも、軽い敬礼をしながら入っていき、ティアナもその後に続く。

 そして、はやてとフェイト、相方のスバルが座っていた。

 

「フェイトちゃん、はやてちゃん」

 

 と、なのはから声を掛けた。

 その言葉に、はやてとフェイトとスバルの3人が、こちらに顔を向ける。

 

「なのはちゃん、ティアナ・ランスター二等陸士の様子は?」

「はい、もう完治しているらしくて、あとは軽い痛みだけかと」

「そうか。もう完治――って、足に穴が開くケガやったんよ!? それがもう治るって、どんな治療やねん!?」

 

 当たり前の反応を返すはやて、フェイトも声は上げないも、驚いて目を見開いている。スバルも、フェイトと同じ状態である。

 

「色々突っ込み所満載だけど、今は置いといて――」

 

 バインダーを脇に挟めて、右から左へ物を上げて置くジェスチャーをしながら言うなのは。

 そして、バインダーを持ち直す。

 

「こちら、ティアナ・ランスター二等陸士が、我々の部隊――対ラギュナス迎撃専用特別特殊部隊・機動六課に転属したいとの事で、八神部隊長の指示を仰ぎに、連れて来ました」

 

 はやてに敬礼をしながら、報告をするなのは。

 

「なんやて!? ホンマかいな!?」

 

 はやてはソファーから立ち上がり、ティアナの元に歩み寄る。

 ティアナは、少し体を強張らせる――緊張していると自覚する。

 

「ティアナ・ランスター二等陸士」

「はい」

 

 重々しく言うはやてに、真剣に答えるティアナ。

 

「自分の言葉に、二言は無いんやな?」

「はい」

 

 真っ直ぐな瞳で、はやての目を見るティアナ。その瞳は嘘偽りが無い輝きを、久しぶりに見るはやて。

 

(私も、こんな時期があったんやったな)

 

 はやては目を瞑り、その時の事を思い出し、再び目を開ける。

 

「ほな、ティアナ・ランスター二等陸士。スバル・ナカジマ二等陸士と共に、対ラギュナス迎撃専用特別特殊部隊・機動六課へ歓迎する――宜しくな、ティアナ」

 

 狂った運命の歯車が動き出す。

 そしてそれの歯車の音は、狂気の祝福の音である。

 だが、その音は、誰も聞く事はできない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何かに出逢う者たちの物語・外伝

第二部

魔法少女リリカルなのはTIWB

~二つの意志と狂いきった世界~

 

 

第五話

強制徴収

 

END

 

 

 

次回予告

 

対ラギュナス迎撃専用特別特殊部隊・機動六課への転属が決まった、スバルとティアナ。

この展開に、ラギュナスの長・時覇は、眉を顰める。

そして、新部隊に工作員を送り込む事を決め、行動を開始する。

その頃、円卓の守護者は、スバルの事で話し合いが行われていた。

 

 

 

次回、何かに出逢う者たちの物語・外伝

魔法少女リリカルなのはTIWB

~二つの意志と狂いきった世界~

 

 

第六話:試験終了後日談

 

 

 

理想と現実の違いに、戸惑いを覚えた日だった。




あとがき
 英語が出来ないから、即席で考えた言葉を適用している。(挨拶
 なを、お茶の分量は、実際に調べた結果で、金額は架空のなので真の受けないよう、お願いいたします。
 ただ中国に、500年?(100年単位は確か)くらいだかのお茶の葉を乾燥させて固めた物が、実際に存在します。
 テレビで見て、売る覚え状態なので、詳しくは覚えていませんが、一杯日本円にして10万円以上したはずです。(それ以上だと思いました)
 で、やっと五話目完成。
 でも、アニメ二話目の後半です――長!? 一話で三話!?
 って、これ以上長い話を書いている人が、フリーでいるだろうぅが。(一人ボケ突っ込み
 ともかく、次の話もお楽しみに。
 最後に、下品な言葉が出て申し訳ないです。(汗
 これ、もう15歳以上推奨作品にしちゃおうかな、もう。






制作開始:2008/5/5~2008/5/31

打ち込み日:2008/5/31
公開日:2008/5/31

修正日:
変更日:2008/10/29
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