【改定につき更新停止 】 ギレンの野望(笑)   作:議連・座備

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夢でメイちゃんに怒られたので書き直しました。後編は次回流用するのでご了承ください。


22話 UC0075年2月

ハワイ ワイキキビーチ

 

やあ…諸君。新年あけましておめでとう。ギレン・ザビである。

今日はやっと完成したYMS-06 ザクⅡの地上運用試験視察のために地上に来ている。

 

え?ハワイでザクⅡの地上運用試験をしているのかって?そんな訳ないだろ。

地上運用試験はここから南に行った所にあるキリスィマスィ島という無人島で行っている。

この島はもともと有人の島だったが連邦の棄民政策で住人は根刮ぎ宇宙にあげられてしまい、今はアナハイムの所有する兵器の試験場となっている。

そこにサイアム・ビストの協力でザクⅡを運び込み様々なテストを行っている。

 

今のところ地上での運用を予定している装備の中ではC型、F型装備はほぼ完成しており、M型装備については運用試験中、H型装置についてはまだまだ開発半ばといった所だ。

 

え?それじゃ意味がわからないって?

 

ザクⅡはバックパックの換装と脚部等に追加の装備をする事で10種類の形態をとる事ができる。

 

A型装備 核兵器運用装備

B型装備 高機動戦闘用装備

C型装備 砲撃戦用装備

D型装備 防御用装備 ※機密指定

E型装備 偵察用装備

F型装備 汎用装備

G型装備 降下用装備 ※機密指定

H型装備 地上用高機動装備 ※機密指定

I型装備 近衛師団用装備

M型装備 水中用装備

 

これらの形態を任務や部隊編成に合わせて変更する事で様々な状況に柔軟に対応する事ができる。

 

要は通常のザクⅡがちょっとした換装でC型になったり、高機動型ザクになったり、ザクキャノンになったり、ザクフリッパーになったり、袖つき仕様になったり、ザクマリンタイプになったりするという事だ。

 

なかなか使い勝手がよさそうな機体に仕上がっているだろ?実際にテストを行っている親衛隊のメンバーからも絶賛されており、早速量産に向け準備を進めていく事が決まっていた。

ただ、ザクで空を飛びたいと言われても困るぞルーデル。流石にバックパックを換装した位で空は飛べない。やはりドダイの開発を急がせるしかないか。

 

まあ、他にもザクウォーリアを見習って盾を右肩から左肩に移した上で大型化し、更に半自律可動にする等の地味な改良もしたのだがそちらについては特にコメントは貰えなかった。解せぬ。

 

脱出装置を搭載した事といい、ここまでくると最早違う機体の気もするが元は同じ機体なのであまり気にしない事にする。

 

さて、それでは視察の疲れをゆっくりビーチで癒す事にする。こらこらメイそんなにはしゃぐんじゃない。

 

一一一一一一一一一一一一

 

side

メイ・カーウィン

 

変じゃないかな?

 

首を傾げながら、鏡に映るのは、生まれて初めて着る水色のワンピースの水着を着た自分の姿。

 

一緒に買いにいったアイナお姉ちゃんやハマーンさんは似合っていると誉めてくれたけど、こうしていざ着てみるとやっぱりちょっと不安になる。

 

だって水着なんて着たことないから恥ずかしいし、お姉ちゃん達みたいにスタイル良くないし…。

 

「メイちゃん着替え終わった?」

 

やばっ。アイナお姉ちゃんを待たせてた!

外から聞こえてくる声に、私は一気に現実に引き戻される。

 

念願の地球に来ているのに恥ずかしさのあまり思考が変な方向にいってたみたい。

せっかくの地球。それも今や世界有数の高級リゾートとして有名なワイキキビーチに来ているのだから精一杯楽しまなきゃ。

 

メンバーは、私とアイナお姉ちゃんとハマーンさんとおまけのギレンさんの4人。

 

元々は私が頑張ってモビルスーツ用OSを開発したご褒美としてギレンさんに海へ連れていって貰えることになったんだけど、私が「ギレンさんと二人で海に行ってもつまらない!アイナお姉ちゃん達と一緒じゃないなら行かない!」って言ったので、結局このメンバーになった。

 

その時のギレンさんの落ち込み具合いはなんかちょっと可愛かったな。二人で海に行ってもつまらないなんて言ってゴメンね。

 

「メイちゃんどうかした?」

 

「あ。うんっ!!ごめん、今出るね!」

 

また変な方向に思考が飛んでいた私は、大急ぎで着ていた服をスーツケースにしまうとホテルの部屋から外に出た。

するとそこに飛び込んできたのは、白いビキニ姿のアイナさん。

肩紐の部分には手の平ぐらいの大きさの花のコサージュが施されていて、一見するとシンプルな水着なのに、アイナさんが着るととても華やかだ。…というかあの胸は反則だ。私が同じ水着を着ても絶対あんな風にはならないもん。

 

「あら可愛い。やっぱりメイちゃんにはそういう可愛いらしい水着が似合うわね。」

 

「アイナお姉ちゃんもステキだよ!すっごくスタイル良いし羨ましい!」

 

本当にスタイルが良くて羨ましい。アイナさんの水着を見た後に自分の水着姿を見るとなんかちょっとへこんじゃうもん。神さまちょっとこの差は酷くないですか?!

 

「うふふ…ありがとう。とても嬉しいわ。でも準備が出来たならそろそろ行きましょ?きっとロビーでギレン様やハマーンさんが首を長くして待ってるわ。」

 

あ、そうだった。ギレンさん達をロビーで待たせてるんだっけ。

 

このホテルは貸し切りらしいので他に人はいないだろうけど、この格好でギレンさんの前に行くのは何か緊張するなぁー。

 

「ほら、行きましょ。」

 

「あ、うんっ!!」

 

私がアイナさんの後を追いかけてホテルのロビーへと向かうとギレンさんとハマーンさんの二人が水着姿で待っていた。

 

「ギレン様。メイちゃんをお連れしましたわ。」

 

「あ、アイナさん!?」

 

アイナさんの後ろに隠れていた私の肩にアイナさんの手がのせられ、ギレンさんの前へと押し出される。

 

ギレンさんの水着は黒一色の飾り気のないトランクスタイプ。

普段服で隠れているお腹は予想外に鍛えられており綺麗に6つに割れた腹筋が見えちゃっている。

男の人にしては細いなぁ…なんて思ってたけど、脱いでみると筋肉質というか、やっぱ男の人だなぁといった感じで。

うぅ…どこに視線を向けたらいいのかちょっとわからなくなってしまった…。

 

ついさっきは自分の水着姿を見て恥ずかしくなってたけど、今はそれ以上にギレンさんの方を見るのが恥ずかしい。

 

だって、水着だよ!?

うん。そりゃ海に来たんだから水着になるのは当然だけど、でも――

男の人の裸の上半身を見るのなんていつ以来だろう?

たぶん大昔にお父さんと一緒にお風呂に入った時以来だと思う。

そのせいかギレンさんの前にいるだけなのにとても緊張してきた。こんな風に緊張しすぎているのを見られて変に思われちゃったらどうしよう…。

 

「どうですか?ギレン様。メイちゃんの水着姿は?」

 

「フム…良く似合っているぞメイ。なかなかに愛らしくて良い。」

 

そんなこちらの気も知らずギレンさんがいつものまゆ無し顔で無表情を装いながらそんな台詞を言ってくる。でもそれなりに長く一緒に暮らしてきた私にはわかる。あの顔は緊張している時の顔だ。

だってよく見るとちょっと視線が泳いでいるし。

そう思うと一人で変に緊張しているのがなんかバカらしくなってきた。

 

「それでは閣下。そろそろ海に向かわれますか?」

 

そんなやり取りをしているとハマーンさんが私達に声をかけてきてくれる。

 

ハマーンさんは紺色のウェットスーツみたいな感じのスポーティーな水着姿だった。

手足長いし、胸は…そこまでではないけどそれでもなんかとても大人っぽくてとっても格好いい。

 

きっと早くも浮き輪を手にして、海の方をチラチラ見てなければもっとカッコよかっただろう。

 

「ウム。それではビーチに向かうとしよう。」

 

そんなギレンさんに連れられて向かった先の海は、とても言葉ではいいあらわせないくらい広大だった。

 

何処までも広がっている透き通るような青。宇宙から地球に降りる時に一度見たけどこんなに大きな水の塊を間近で見るのは初めてで、そのあまりの広大さに私は不思議な感動を覚えていた。

 

この海の先には、他の島やいろんな大陸が広がっているらしいけど、海を見るのもはじめてな私にはそこがどんな風になっているのか想像さえも出来ない。

サイド3という狭い世界でずっと育っていた私にとって、海という大いなる自然との出会いはとても衝撃的なものだった。

 

いつか、この先にある他の場所にも行ってみたいな。不思議とそんな思いが自然に湧いてくる。

 

「メイ、砂浜に行くぞ。」

 

「うん!」

 

ギレンさんや他の皆と一緒に砂浜に降りてみる。私がおっかなびっくり砂浜を歩いていると

 

「相変わらず海は広いな。」とギレンさんが呟いていた。

 

「ギレンさんは前にも海に来たことあるの?」

 

正直、ギレンさんもコロニーの住人だしどことなくインドア風のイメージなので、あまり海のそばに来るようなタイプじゃないような気がして思わず聞いてみる。

 

「まあずいぶん昔にな。特にアジア地方にある日本にはそれなりに思い入れもある。まあ今どうなっているかはよくわからないが。」

 

すると何故かとても懐かしそうにそう言ったギレンさんが何故か一瞬別の誰かのように見えてしまった。まあよく考えればメイよりずっと歳上だし、前に海へ来たことがあっても別に不思議じゃないけど。

 

「それじゃ海に入ってみようかな。」

 

私が浜辺でサンダルを脱ぐとざらざらした砂が、足の指の間をすりぬけていく感覚が心地よかった。

泳げるかどうかわからないのでそのままゆっくりと足を波打ち際へと進めていく。

初めて触れる海はひんやりとしていて、これが地球の七割を覆っていると思うと不思議でしょうがない。

 

「世界は広いなー。もっといろんな所に行けたらいいのに。」

 

などとさっき考えていた思いをなんとなく呟くとギレンさんが

 

「行きたい所があれば言ってみろ。可能な限り叶えてやろう。」

 

なんてギレンさんが言ってきた。思わず「本当に?」と聞き返す私に

 

「娘はわがままを言うものであり、父親とはそれを叶えるためにいるのだ。遠慮せず行きたい所があれば私に言うが良い。」

 

などと言ってくれ、とても嬉しくて仕方ない気分になった私が照れ隠しで浅瀬を駆け回っていたら岩につまずいて転んでしまい、しこたま海水を飲んでしまうのでした。

次期主力モビルスーツとして採用するなら次の機体のうちどれ?※このアンケートで選ばれた機体が本作の次期主力機になるかはわかりません。

  • やっぱり安定のゲルググ
  • みんな大好きギャン
  • ゲルググもギャンもいらぬ。ドムこそ至高
  • 次期主力機?もうジムでいんじゃない?
  • いっそのこと他の作品から持ってきてビルゴ
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