【改定につき更新停止 】 ギレンの野望(笑)   作:議連・座備

26 / 44
26話 UC0077年2月

サイド3 ジオ・マッド社研究所

 

やあ…諸君。新年あけましておめでとう。ギレン・ザビである。

昨年から始まったジオン軍の軍備増強の流れは加速の一途をたどっている。

 

昨年4月にはそれまでア・バオア・クーとアクシズの2ヶ所だったMS-06の生産拠点をサイド3とソロモンにも拡大していた。

ただ、ここまで生産規模を拡大すると情報の秘匿が困難になってくるため動力系をバッテリー方式に変更して外装をザクⅡに似せたザクⅠを民間向けに販売したりして情報撹乱をおこなったりしている。

まあ後で生産ラインを転用できるし部品の多くはザクⅡにも使えるからな。

まあMS用OSを搭載していないし色々とリミッターをかけたりしてあるので使いにくくて仕方ないと思うが。

 

6月にはザンジバル級機動巡洋艦の1番艦が就役した。これには史実と違いミノフスキークラフトを搭載しているので地上での運用性が大幅に向上している。

 

また、昨年末から開発を始めた機体についてはグフは試作機がすでに完成し地球上で運用テスト中。

ドムは生産性をできるだけ高めるためザクⅡと可能な限り部品の共通化を図った影響で開発が遅れていたもののなんとか設計が完了し現在試作機を製造中。

一番開発が難航すると俺が思っていた水中用モビルスーツについては旧MIP社のメンバーを中心にザク系ではないモビルスーツを一から造ってみたい変人…じゃなかった技術者が集まり昼夜を問わず開発に励んだ結果まもなく試作機がロールアウトする予定である。

…正直ドムより先にハイゴッグの試作機が完成するとは思わなかった。

 

さて今日は先日の演習で必要性を感じた兵器の開発を依頼するためギニアスの元を訪れていた。

 

「久しぶりだな。ギニアス。地上用MAを開発していると聞いていたが開発状況はどうなっている?」

 

「は。アプサラスは現在試作2号機が地上で運用テスト中です。」

 

ああ、陸ガンのバルカンで暴走して最後は自爆させられたやつね。アプサラスシリーズは攻撃力は十分なんだが耐久力にちょっと難があるよなぁ。

 

「そうか。私が色々と開発を頼んだせいで時間をとらせてしまいすまなかったな。」

 

「とんでもございません。参考となった研究も数多くあり、特に先日開発に参加したモビルフォートレス ゾックの開発の際は頭部の武装に私が試作していた拡散メガ粒子砲が対空兵装として採用され大変興味深い経験となりました。」

 

て言うか原作でゾック開発したやつ頭のフォノンメーザー砲どうやって使う気だったの?

 

「それは良かった。ではまたひとつ頼み事をして良いか?」

 

「何なりとお申し付けください。ギレン閣下。」

 

「ウム。連邦艦隊との決戦に備え連邦軍艦隊の射程外から攻撃可能な核融合プラズマビーム砲を造って欲しくてな。」

 

「核融合プラズマビーム砲…でありますか?」

 

うん。君の好きなメガ粒子砲じゃあないから間違えないでね。

 

「そうだ。我々の仮想敵は言うまでもなく連邦軍である。先日連邦艦隊との決戦に備え戦闘シミュレーションを行ったのだがマゼラン級の長距離砲撃に悩まされてな。

それに対抗する手段としてマゼランの射程外から一撃でマゼランを沈めうる威力をもつ核融合プラズマビーム砲を造って欲しくてな。無論数が揃わなければ話にならないので生産性や運用コストに重点をおいて開発してくれると助かる。」

 

「は…しかし閣下。それほどの威力を出すためにはどうしても大出力のジェネレーターが必要となってくるためどうしてもコストはかかってしまうと思いますが…。」

 

「ああ、その事か。エネルギー供給については他の艦船からおこなうのでジェネレーターは搭載しなくてよい。」

 

「は?」

 

別に艦艇にもジェネレーターついてるんだからエネルギー源が必要な時はそっちから貰えばいいよねw

 

「ついでにアウトレンジ攻撃に使うので装甲は不用だし砲の運搬も他の艦に牽引させるので移動については照準を合わせる為の微調整ができるくらいでいい。」

 

「…。」

 

いっそのこと強度も削って決戦の間だけ使う使い捨てにしても良いかもしれない。

 

「速射性については必要だが冷却の問題もあるだろうから複数の砲身を束ねて使うのが良いかもしれんな。後は…」

 

ガトリングといい多砲身とか燃えるよね。

 

「射程や威力よりも生産性や運用コストを重視せよ。でありましょうか?」

 

「ほぅ。その通りだ。流石だなギニアス。相手は物量に勝る連邦軍。まずは此方も数を揃える事を第一に考えよ。」

 

「は!」

 

戦いは数だよ!兄貴!…って兄貴俺じゃねえか。

でもビグザムって絶対リックドム10機よりも戦果をあげたよね?

あ、そうだ。せっかくだからビグザムも造っておいて貰おう。

コレクションに一機くらいは欲しい。

 

「後もうひとつ、これはプラズマビーム砲が完成してからでかまわないのだが、多数のメガ粒子砲と防御用のIフィールド・ジェネレーターを内蔵したMAを開発して欲しくてな。」

 

「??。それは…エース用の機体という事でしょうか?」

 

「ウム。…。」

 

どうしよう…。ドズルじゃないんだからビグザム量産は流石に悪手だとわかる。あ、そうだ。

 

「ギレン閣下?」

 

「そうだな。お前には真実を話しておこう。戦場で私が乗るための機体だ。」

 

「何ですと!?」

 

「総帥自ら戦場に行くなどあるべきでない事は承知している。

だが、それでも私が自ら戦場に立つことで兵達の士気が上がり我らジオンに勝利が訪れるのならば私は喜んで戦場に赴くだろう。

故にどうせ戦場に赴くなら私が最も信頼する技術者の造った機体に乗っていきたいのだ。」

 

俺専用機という事にしておけば何機も造られたりはしないだろう。

 

「…私の事を最も信頼する技術者だと?」

 

「おかしな事を聞く。私の出した難題にお前は私の期待以上の成果を出してきた。そんなお前を信頼せずに一体誰を信頼するというのだ。」

 

「全身全霊をかけてギレン総帥に相応しい機体を造り上げてご覧にいれます。ジーク・ギレン!」

 

「ウム。期待している。ああそうだ。稼働時間に問題を抱えていたりあまり鈍重すぎる機体は止めてくれよ。後、兵装のコントロール等に問題がありそうならミノフスキー博士に相談してみてくれ。」

 

万が一本当に戦場で乗る事になったら困るので流石にわかっていて避けれる問題は避けておかないとね。

 

一一一一一一一一一一一一

 

side

ギニアス・サハリン

 

技術者にとっての喜びとは何だろう?

 

想定外の苦労を乗り越えた瞬間だろうか?

自分の手掛けたものが多くの人に使われているのを見たときだろうか?

 

それは人それぞれ違うものであり以前の私にとっての喜びとは失ったサハリン家の栄光を取り戻す事であった。

 

私が人生の目標としていたその命題はある日突然現れた一人の人物によってあっけなく叶ってしまう。

ジオン公国総帥ギレン・ザビ 我らジオン公国において今や最も権力をもつ人物である。

そんな人物に妹であるアイナ共々見出だされた事により我がサハリン家はすでに過去の繁栄を取り戻していた。

 

こうして過去の繁栄を取り戻してみるとわかる。自分が本当に取り戻したかったのは「繁栄」などというものではなく、自分が尊敬している人から自分への信頼であったという事が。

 

そして今の自分は尊敬する人物から自身の命を預ける機体の製作を依頼するに足る人物という信頼を既に手に入れているのだ。

 

ならばその信頼に応えよう。閣下の御身を預けるに足りる機体を私の持てる全てをかけて造り上げる事で。

次期主力モビルスーツとして採用するなら次の機体のうちどれ?※このアンケートで選ばれた機体が本作の次期主力機になるかはわかりません。

  • やっぱり安定のゲルググ
  • みんな大好きギャン
  • ゲルググもギャンもいらぬ。ドムこそ至高
  • 次期主力機?もうジムでいんじゃない?
  • いっそのこと他の作品から持ってきてビルゴ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。