【改定につき更新停止 】 ギレンの野望(笑) 作:議連・座備
…。色々あって暫くお休みしておりました。
余裕も出てきたので少しずつ再開したいと思います。
リハビリから入るので多目に見て頂けたら嬉しいです。
( ノ;_ _)ノ
UC0079年5月30日
サイド3への帰還の徒にあったジオン軍のグワダン級大型戦艦に対し、サイド5付近の暗礁宙域に潜んでいた連邦艦隊が突如として襲いかかった。
もとはジオン軍の補給線妨害の為に派遣された連邦艦隊はマゼラン級戦艦3隻とサラミス級巡洋艦12隻、それにコロンブス級輸送艦に搭載されたパブリク級突撃挺32機で構成されており、高い対艦攻撃力を備えていた。
特にパブリク級突撃挺の搭載する大型対艦ミサイルは直撃すれば一発でムサイ級を撃沈させる程の威力をもっており、この戦いの主力となるべく暗礁宙域に展開し開戦の瞬間を待ちわびていた。
戦いはマゼランとサラミスによる一斉砲撃と、それにあわせて暗礁宙域から飛び出したパブリクの突撃によって始まった。
突然の連邦艦隊の奇襲により敢え無い最期を迎えるかと思われたグワダンであったが、何故か直前にギレン・ザビの命により戦闘配置についていた事もあり、最初の一斉砲撃にこそ数発被弾したものの、即座にビーム攪乱幕とモビルスーツ隊を展開し反撃を開始。
反撃を受けた連邦艦隊は勇敢に戦ったものの、もともとジオンの補給艦隊にハラスメント攻撃をかけるために編成された対艦戦闘向けの編成で、ハマーン率いる50機を超えるモビルスーツの群にかなうはずもなく、僅か数分の戦闘でパブリク隊は壊滅、残る連邦艦隊も次々と撃沈され僅か30分後にはジオンの降伏勧告を受け入れる事になる。
やあ…諸君。ギレン・ザビである。
全く想定外の攻撃だったのでララァが教えてくれなければ危ないところだった。
私室でララァと一緒に寝ていたらララァが突然「総帥。敵がきます。」と教えてくれたので何とか撃退できたがあのまま奇襲を受けていたらどうなっていたことか。
これでアイナ、メイに続きララァにも頭が上がらなくなってしまった。
というかこんな場所でこの規模の艦隊から奇襲をうけるとかどう考えても情報が漏れてるよね??
地球からの通信だとどこで情報が漏れるかわからないので補給ついでに直接デギンやサスロと相談しようと思ってわざわざサイド3まで帰ってきたらこれである。
なのでサイド3に戻ると、すぐにデギン達に会う事にした。
「只今戻りました。父上。」
「地上での活躍は聞いている。ご苦労だったなギレン。戦局はどうだ?」
「初期の作戦目標であったオデッサ、北米、オセアニア一帯の制圧はほぼ完了しました。また、現地の工場を使ったザクの量産も開始しており、宇宙からの補給を必要としない戦争態勢が整いつつあります。」
「フム。だが当初の計画と比べると随分と進軍のペースが遅いが本当に大丈夫なのか?」
「父上。月や各サイドの大半を支配下においた我々は大幅に国力を増しており、地上から接収した物資を供給する事で各サイドでのジオン支持率も日々高まっています。
それに伴い各サイドから義勇兵が続々と集まってきており、無理な短期決戦に拘る必要はありません。
もはや時間は我々ジオンの敵ではないのです。
それに地上の過酷な環境は兵達にかなりの負担となっております。急激な戦線の拡大は得策ではないかと。」
「しかしそれではいつまで経っても戦争が終わらんぞ?ギレン」
「いえ。我が軍によるオデッサ、北米、オーストラリアといった地上の穀倉地帯の制圧と、継続的な軌道上からのインフラへの攻撃により連邦の食糧自給率は60%近くまで低下しています。
今計画中のハイゴッグを使った連邦側船舶への攻撃が始まれば連中の食糧事情は更に悪化していくでしょう。
無論備蓄があるので暫くは大丈夫でしょうが今は戦時です。不足しはじめるのも時間の問題で、一度食糧難となってしまえば連邦も講和を考えざるをえないでしょう。」
「……無制限潜水艦作戦をおこなうというのか?兄貴。」
「違うぞ、サスロ。無制限ではない。我らジオンに航路と積み荷を申請し、許可を受けた船以外を全て攻撃対象とするだけだ。まあ連邦側の船が我等の許可なく航行するというなら無制限潜水艦作戦と同じような結末を迎えると思うがな。」
「……兄貴は連邦側がそんなことを許すと思っているのか?」
「思わんさ。だが重要なのは我々に従わない船は攻撃を受け、連邦海軍は我等の許可なく航行する船を守るため各地に分散して活動しなければならなくなるという事だ。」
「各地の軍港に引き籠もっている連邦艦隊を引きずり出せる上に戦力を分散させれるという事か!」
「そうだ。海上艦艇の数でこそ連邦に大きく負けているが、個々の質では水陸両用モビルスーツという連中にはない武器のお陰で圧倒的に我が軍が勝る。後は輸送船を守るためにノコノコ出てきた連邦艦隊を各個撃破してやれば良い。」
「……。兵糧責めに通商破壊、そしてそれらを利用しての連邦海軍への攻撃か。ギレン貴様はいつから悪魔に魂を売った?」
「それはこの戦争を始めると決めたその瞬間に。そんな事でジオンに勝利をもたらせるのならいくらでも売り渡しましょう。只、そんな悪魔に魂を売り渡した私が懸念している事があります。父上。」
「なんだ?」
「我等の情報がかなりの規模で連邦側に漏れています。」
「なんだと?!」
「これをご覧ください。」
「これは……第三次降下作戦の初期の作戦計画か?」
「そうです。ただ、問題はこれが発見されたのが制圧したシドニーの連邦軍基地のコンピュータの中だという事です。」
「連邦に作戦が漏れていたというのか?!」
「はい。幸い敵の反応を見て即座に作戦を変更したので大きな障害にはなりませんでしたが。」
「わかった…。至急キシリアに調査させよう。」
「それは認められませんな。」
「何故だ?」
「これだけ詳細な作戦計画を入手できる者はかなり限られます。ガルマやドズルでさえこれほど詳細な計画は持っていないでしょう。もっているとすれば実際に降下作戦を指導した我が親衛隊の首脳陣かこの計画を作った者達…。」
「…。キシリアが漏らしたと言うのか?」
「わかりません。キシリアの側近という可能性もありますので。しかし親衛隊の首脳陣が情報を流していたというならば変更後の作戦に関する情報が全くないのはおかしい。」
「それは…そうだな。」
「それに、今回地上からサイド3に戻る航路上でも連邦艦隊の奇襲を受けました。同じ船に乗っていた親衛隊の首脳陣が情報を漏らすとは考えにくいかと。」
「…。わかった。サスロ、内務省の者を使って秘密裏に戦略諜報軍の内偵を行え。ギレンもそれでよいな?」
「いえ。万が一に備え親衛隊の内偵も行ってください。代わりに親衛隊からも戦略諜報軍の内偵のため人員を出したいと思います。」
「…。良かろう。好きにするが良い。」
「ありがとうございます。」
全くこのような戦時に身内の裏切りを疑わねばならんとは。しかし私もアイナを裏切りララァと関係を持ってしまった。
人の事は笑えんな…。
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side
アイナ・サハリン
ギレン様が地球降下作戦の指揮をとるため地球に降りられると聞いた時、私が始めに思ったのは自分がギレン様のお世話をちゃんと地上でもできるかという心配でした。
しかし実際にギレン様から私に命ぜられたのはサイド3のお屋敷にいて欲しいとのお言葉でした。
無論私はお供させて欲しいとお願いしましたが
「メイと一緒に私の帰る場所を守っていて欲しいのだ。危険な地上にメイを連れていく訳にはいかんしな。メイの事を任せられるのはお前しかいないしな。頼む。」
そう言われてしまっては私には無理を通す事は出来ませんでした。
その後はメイちゃんと一緒にお屋敷を守っていたのですが、ある日、地上にハマーンさんと一緒に護衛としてついていったララァちゃんから手紙が届きました。
その手紙には「戦場」という慣れない環境に苦しむギレン様を見ていられず、体の関係を持ってしまったという事と、それに対するお詫びの言葉が書かれていました。
その手紙を読んだ時、私がショックを受けなかったと言えば嘘になります。
ですがそれ以上にララァちゃんがギレン様の事を思い、私の大事な人が苦しんでいる時に一緒になって支えてくれた事が嬉しかったのです。
だから私は許しましょう。
そこの扉の影でどんな顔をして入ったら良いか迷っている私の愛しい人を。
手書きの手紙で何度も何度も詫びの言葉を伝えてきた可愛いらしい娘を。
次期主力モビルスーツとして採用するなら次の機体のうちどれ?※このアンケートで選ばれた機体が本作の次期主力機になるかはわかりません。
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やっぱり安定のゲルググ
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みんな大好きギャン
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ゲルググもギャンもいらぬ。ドムこそ至高
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次期主力機?もうジムでいんじゃない?
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いっそのこと他の作品から持ってきてビルゴ