バスケットボーラーとガールズバンド   作:ユウ0725

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一年と三ヶ月ぶりに書きました。

大変お待たせしました。

なかなか描ける機会がなかったのですみません!




第2話

挨拶は滞りなく終わったけど、全く話しかけてくれる人がいない。

 

(どうしようか?)

このままじゃ、お先真っ暗の学園生活だ。

 

ちなみに俺は2年生に在学している。

 

「はあ、なんとかなんないかなぁ。」

 

ため息をつきながら廊下側を見ると、見かけたことのあるピンクのふわふわを見つけた。

 

「あー! あの時会場で解説してた人!!」

 

俺は指をさしながら叫ぶ。

 

その行動に周りはびっくりしていたが、指をさされたピンクはさらにびっくりしていた。

 

「え?! わ、私!?」

 

「間違いねぇ! その声、あの時してた残念なポーズは忘れたくても忘れられねぇぞ!」

 

「え!? そんなに私のポーズって残念なの?!」

 

慌てふためくピンク。

 

「ま、見知った人がいるだけ良かった。俺は、十六夜御影そっちは?」

 

「私は丸山彩だよ。それよりも私のポーズってそんなに残念なの?」

 

「そうだな、笑いのツボが浅いチームメイトですら微妙な顔をするくらい。」

 

「私のポーズはお笑いと同じなの!?」

 

「まあ、気にすんな。そんなことより、今度はいつ解説に来てくれるんだ?」

 

「そんなこと?! 流石に気にするよ!?」

 

「んで、今度は?」

 

「もうっ! しばらくは無理かな。」

 

「そっか。ウチのチーム丸山が来るとかなり士気が上がるからな。なんか有名人だったりすんのか?」

 

「一応、アイドルやってるよ。」

 

「そうか。だから、アイツは喧しかったのか。」

 

思い返すとギャーギャーなんか言ってた気がする。

 

「でも、私よりも有名な子いるけど。」

 

丸山は視線を向ける。

 

俺もその視線を追ってみると、金髪で仮面を被っていて、いかにも腹黒そうな女子がいた。

 

「なんか、いかにも腹黒そうだな。」

 

「ちょっ!? 見て最初の一言がそれ!?」

 

「おう、だってしらねぇもんな。」

 

向こうは気づいていたみたいでこっちに近づいてくる。

 

「私もあなたのことを知らないわよ。だから、言われる筋合いはないと思うのだけれど?」

 

俺は声のトーンを落としていう。

 

「あからさまな仮面被ってるやつに言われたくないなぁ。」

 

「………あなたに何がわかるのよ?」

 

「なんとなくだな。大方、他人が信用ならないか、有名過ぎて外面だけでやってくる奴がいてうんざりしている。だからか仮面を被ったかの二択だろ? 全く、ウチのキャプテンと同じだな。」

 

「へぇ? 言ってくれるじゃない。」

 

少し険悪な空気になった。

 

それを見ている周りと丸山はかなり慌てている。

 

「なあ、『完全掌握』って聞き覚えないか?」

 

「何? 国語の授業でも始まるの?」

 

「違う違う。スポーツしている者は聞いたことあるんだけどな。」

 

「知らないわ。」

 

あらら、アイツも有名じゃないなぁ。

 

「なら、『神崎善』って名前は?」

 

「それなら知ってるわ。確か………え? まさか?」

 

気づいたかな?

 

「そそっ。ウチのキャプテン。今はチェスの世界ランキング二位で、将棋界のNo.3の『神崎善』アイツは多分お前より酷かったと思うぞ?」

 

アイツ名前は有名なんだな。

 

「だからかな。アイツといると、大体の性格と仮面被ってるかどうかまで分かるんだよ。しかも、アイツのイザコザを隣で見てきたからな。ま、心許せる友人がいるならいいんだ。悪かったな言い過ぎた。」

 

「ええ、こちらも悪かったわ。」

 

俺は先に戻り、HRの準備を始めた。

 

 

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