大変お待たせしました。
なかなか描ける機会がなかったのですみません!
挨拶は滞りなく終わったけど、全く話しかけてくれる人がいない。
(どうしようか?)
このままじゃ、お先真っ暗の学園生活だ。
ちなみに俺は2年生に在学している。
「はあ、なんとかなんないかなぁ。」
ため息をつきながら廊下側を見ると、見かけたことのあるピンクのふわふわを見つけた。
「あー! あの時会場で解説してた人!!」
俺は指をさしながら叫ぶ。
その行動に周りはびっくりしていたが、指をさされたピンクはさらにびっくりしていた。
「え?! わ、私!?」
「間違いねぇ! その声、あの時してた残念なポーズは忘れたくても忘れられねぇぞ!」
「え!? そんなに私のポーズって残念なの?!」
慌てふためくピンク。
「ま、見知った人がいるだけ良かった。俺は、十六夜御影そっちは?」
「私は丸山彩だよ。それよりも私のポーズってそんなに残念なの?」
「そうだな、笑いのツボが浅いチームメイトですら微妙な顔をするくらい。」
「私のポーズはお笑いと同じなの!?」
「まあ、気にすんな。そんなことより、今度はいつ解説に来てくれるんだ?」
「そんなこと?! 流石に気にするよ!?」
「んで、今度は?」
「もうっ! しばらくは無理かな。」
「そっか。ウチのチーム丸山が来るとかなり士気が上がるからな。なんか有名人だったりすんのか?」
「一応、アイドルやってるよ。」
「そうか。だから、アイツは喧しかったのか。」
思い返すとギャーギャーなんか言ってた気がする。
「でも、私よりも有名な子いるけど。」
丸山は視線を向ける。
俺もその視線を追ってみると、金髪で仮面を被っていて、いかにも腹黒そうな女子がいた。
「なんか、いかにも腹黒そうだな。」
「ちょっ!? 見て最初の一言がそれ!?」
「おう、だってしらねぇもんな。」
向こうは気づいていたみたいでこっちに近づいてくる。
「私もあなたのことを知らないわよ。だから、言われる筋合いはないと思うのだけれど?」
俺は声のトーンを落としていう。
「あからさまな仮面被ってるやつに言われたくないなぁ。」
「………あなたに何がわかるのよ?」
「なんとなくだな。大方、他人が信用ならないか、有名過ぎて外面だけでやってくる奴がいてうんざりしている。だからか仮面を被ったかの二択だろ? 全く、ウチのキャプテンと同じだな。」
「へぇ? 言ってくれるじゃない。」
少し険悪な空気になった。
それを見ている周りと丸山はかなり慌てている。
「なあ、『完全掌握』って聞き覚えないか?」
「何? 国語の授業でも始まるの?」
「違う違う。スポーツしている者は聞いたことあるんだけどな。」
「知らないわ。」
あらら、アイツも有名じゃないなぁ。
「なら、『神崎善』って名前は?」
「それなら知ってるわ。確か………え? まさか?」
気づいたかな?
「そそっ。ウチのキャプテン。今はチェスの世界ランキング二位で、将棋界のNo.3の『神崎善』アイツは多分お前より酷かったと思うぞ?」
アイツ名前は有名なんだな。
「だからかな。アイツといると、大体の性格と仮面被ってるかどうかまで分かるんだよ。しかも、アイツのイザコザを隣で見てきたからな。ま、心許せる友人がいるならいいんだ。悪かったな言い過ぎた。」
「ええ、こちらも悪かったわ。」
俺は先に戻り、HRの準備を始めた。