この武闘派魔法使いに祝福を!   作:アスランLS

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三巻に突入前に再びキャラ設定その他をどうぞ。


オリキャラ紹介&ステータス公開②&技解説①

【キャラ紹介】

 

 みんちゃす②

 年齢:13歳

 職:アークウィザード

 レベル:42

 通り名:赤碧の魔闘士、修羅

 所属:カズマパーティー、月代組『六鬼衆』

 趣味、日課:自己鍛練、散歩、日向ぼっこ、温泉巡り、狩り、喧嘩、読書、ティータイム、野菜の栽培、必殺技の開発、レア武器蒐集、『九蓮宝燈』の手入れ

 装備・持ち物:改造版紅魔族製魔法使いローブ、魔闘士のマント、深紅の包帯と紺碧の包帯、モンスター解体包丁及び解体道具セット、探知の眼鏡、小説『仁義なき貴族達』、『精霊の王アンサー』シリーズ、長ドス『九蓮宝燈』、鬼のお面

 スキル:強化魔法、属性付与(エンチャント)魔法、上位属性付与(スペシャルエンチャント)魔法、テレポート

 必殺技……みんちゃす式殺法十式、豪傑無双烈破、修羅滅砕拳、大般若鬼哭爪、悪鬼羅刹掌、夜叉乾坤一擲、鳳凰剛健脚、紅魔撃滅拳、仁王絶刀空閃(手刀)、虎狼輪廻流(ころうりんねながし)(受け流し)、飛龍堕天奈落(敵を掴みジャンプからの地面に叩きつけ)、火焔竜演舞、紅魔爆焔覇、五光神滅覇

 

 主に月代組の元で幾多の死線を潜り抜け、紅魔の里を出て僅か一年で最上位クラスの冒険者まで成長したが、敵対者や喧嘩を売っていると判断した相手への情け容赦のなさ、外道具合にもますます磨きがかかっている。沸点は低いが怒っているときも冷静さを失わず、敵対者は徹底して冷徹(クール)に仕留めにいく。

 総じて人としてかなりクソヤローの部類だが、意外と気配りができたり多少なりとも仲良くなった者にはすぐに情が移ってしまうなど、本人が思っているほど非情に徹しきれない性格。

 その過激かつ攻撃的な言動からヤクザ魔法使いなどと揶揄されているが、実際にヤクザの親分や若頭と盃を交わしているため、ガチで仁義の道の人……それも幹部待遇である(と言ってもまだ未成年なので、名目上は外部協力者だが)。ソードマスターに匹敵する剣の腕を持つが、里にいた頃は手に馴染む剣が無かったため封印していた。月代組の親分から譲り受けた『九蓮宝燈』は己の魂であり、自分と同格かそれ以上の相手でなければ決して抜かないという面倒な拘りを持っている。

 パーティーメンバーであるカズマ達には一定の信頼を置いているがまだ知り合って日も浅いため、『六鬼衆』メンバーへのそれには及ばない。

 生粋の戦闘狂かと思いきや意外と多趣味(比重はかなり戦いに偏ってるが)。

 

 

 マルチェロ

 年齢:76歳

 職:アサシン

 レベル:68

 通り名:『処刑人』、宿儺

 所属:月代組『六鬼衆』

 趣味:薬作製、毒作製、酒造、動物の世話

 スキル:アサシンスキル一式

 

 六鬼衆の一角『宿儺』にして、月代組の中でも一番の古株。

 一見物腰の柔らかい自称しがない薬師だが、レア上級職のアサシンであることや、月代組の中でも精鋭中の精鋭『六鬼衆』に名を連ねていることからわかる通り、正真正銘暗殺のスペシャリストである。

 盗賊職系特有のナイフ術の他、毒を用いた暗殺を得意としており、その気になれば街一つ毒殺できるだけの超絶技能を持つ。

 みんちゃす曰く「真正面からなら多分勝てるけど、死んでも敵に回したくねー奴」。

 薬師を自称しているだけあってポーション作りを得意としており、彼の特製ポーションは一本数十万エリスで取引されている。またこの世界では月城組親分と、親分から伝授されたこの人だけが日本酒を醸造をできる人間であり、ポーション取引と合わせて月代組の財源の7割をこの人が担っている。

 本名マルディーニ・チェン・ロドルファス。代々宮廷薬師を勤めた名門貴族、マルディーニ家出身。

 

 

 リュウガ

 職:ソードマスター

 

『六鬼衆』の一人。現状わかっていることは、ミツルギとは比べ物にならない剣の腕を持つソードマスターらしい。

 

 

 ケティ

 職:アークプリースト

 

『六鬼衆』の一人。現状わかっていることは、(色んな意味で)アクアと肩を並べるほどのプリーストらしい。

 

 

 ラムダ

 職:???                  

『六鬼衆』の一人。現状わかっていることは、凄まじい馬力とダクネスに次ぐ頑強さを併せ持つ生粋のパワーファイターらしい。

 

 

 アヤネ 

 職:??? 

『六鬼衆』の一人。現状わかっていることは、あのみんちゃすが若干の苦手意識を持つ人物らしい。

 

 

 ペルセウス

 年齢:??? 

 職:女神の側近→魔王軍幹部

 通り名:神殺しの狂天使

 所属:天界→魔王軍

 趣味:祈祷、解剖、バイオ研究、魔道具開発、術式開発、結界開発、暗躍、スカウト

 

 魔王軍の幹部の一人。バニルやウィズと違い魔王軍に協力的だが、魔王に忠誠を誓っているわけではない。

 元は神の側近に選ばれる程の力を持った最上級天使だったが、仕えていた女神レイチェルを殺害した罪で処刑されかけ、命からがら地上へ堕天した。あまりにも凄惨な事件だったため緘口令が敷かれたらしいが、真実を知る天界関係者からは悪魔やアンデッド以上に嫌悪、または恐れられている。

 天界から逃亡する際に重症を負ったことで全盛期より弱体化してしまったが、現在でもウィズや地上にいるバニルと並ぶ最強クラスの幹部。

 性格や倫理観が完全に破綻した狂人であり、自身の忠誠心を確かめるため慕っていたレイチェルを殺害し、そんな蛮行を行った後でも変わらずレイチェルを慕い続けている。

 悪魔やアンデッドさえ慈しんだという慈愛の女神に仕えたからか、彼自信も天界関係者にしては珍しく悪魔やアンデッドを嫌悪していない。

 疑いの余地の無い筋金入りのマッドサイエンティストであり、日々捕らえたモンスターやら冒険者やらは躊躇いもなく実験材料にしている。好奇心の赴くまま術式や結界を開発するせいで、結構な頻度で凄まじい性能に比例してリスクやデメリットもえげつなくなる傾向がある。

 バイオ研究については、キメラモンスター研究の第一人者であり、グロウキメラのシルビアは彼の手によって生み出された。あらゆるものを吸収し自分の力にする能力を付与する過程で、相当体を弄くられトラウマを植え付けられたらしく、シルビアからは完全に恐怖の対象として認識されている。

 

 

 ティアマット

 年齢:186歳

 職:魔王軍幹部

 通り名:竜帝

 所属:??? →魔王軍

 趣味:自己鍛練

 装備、持ち物:魔剣サラマンドラ(ヒヒイロカネ製)、黒竜の兜(状態異常耐性アップ)、白竜の鎧(生命力アップ)

 必殺技:火焔竜演舞

 

 魔王軍のなんちゃって幹部にして、ドラゴンの頂点である竜帝の座に着いている。

 火竜の上位種である火焔竜の変異種、緋焔竜(スカーレット・ブレイズ・ドラゴン)。彼女の歯は超稀少金属ヒヒイロカネでできており、定期的に生え変わるという。緋焔竜は現在世界で彼女一体のため、実質ヒヒイロカネは彼女からしか入手できない。

 人間に擬態した姿(騎士形態)でも十分魔王軍の幹部を名乗れるだけの実力を持つが、竜の力を全開にした真の姿(真竜形態)は公爵級悪魔の全力に匹敵し、かの白騎士をも上回るという。

 しかし真の姿になると完全に理性を無くし、本能の赴くまま暴れ回るだけの怪物と成り果ててしまう。生粋の武人気質である彼女はそれをよしとせず、真竜形態を理性で制御できるようになるため、剣を通して精神の鍛練を行っている。

 魔王軍に所属しているが彼女が忠誠を誓っている相手は実はみんちゃすの父であり、その縁あってアステリアへと師事している。

 剣の腕前はみんちゃすを上回るが、予期せぬ負傷で簡単に激昂し冷静さを無くすなど、精神的にはみんちゃす以上に未熟である。

 

 

 アクセル・アストラル・アンサー

 年齢:故人

 職:勇者(精霊使い)→国王

 通り名:精霊の王

 趣味:??? 

 装備、持ち物:??? 

 必殺技:フォー・オブ・ア・カインド

 

 火、水、風、土の四精霊と心を通わせ、大剣士ポチと共に人類で初めて魔王を打倒し、捕らわれのベルセルグ王女を救出した伝説の勇者。四精霊の加護により、四代元素を一つに束ね斬撃として放つ必殺技は、山をも崩すほどの破壊力だったと言われている。

 その後アンサーは当時のベルセルグ王にその功績を称えられ、その王女と婚姻を結び小国アクセルを興した(現代ではとある理由で既に滅びており、アクセルはベルセルグ王国領となっている)。

 名前、設定の元ネタはPSゲーム『火星物語』の風使いアンサー。

 

 

【ステータス】

 

 みんちゃす

 攻撃力 ★★★★★☆

 耐久力 ★★★★★☆

 耐魔法 ★★★★

 素早さ ★★★★★★

 器用さ ★★★★★

 知力  ★★★★★★☆

 魔力  ★★★★

 幸運  ★☆

 スキル ★★★★★★

 センス ★★★★★★★

 総評:魔法による強化も考慮すると既に人類最高クラスの戦闘力だが、まだ魔王軍幹部を単独で打倒できる程ではない。みんちゃす程の潜在能力を持つ冒険者がたった一年でレベルを20以上も上げることは生半可なことではなく、幾度となく死線を潜ったり生死の境をさ迷ったりしたらしい。

 ちなみに幸運値はもうカンスト間近。

 

 カズマ

 攻撃力 ★

 耐久力 ★

 耐魔法 ★

 素早さ ★

 器用さ ★

 知力  ★★

 魔力  ★

 幸運  ★★★★★★★★★

 スキル ★★

 戦術  ★★★★★

 総評:基本スペックは駆け出しの中でも極めて凡庸だが、小賢しい知恵と桁外れの幸運が強み(ただし幸運の方は不運な仲間達のせいで相殺され気味)。異世界出身故の柔軟な発想には、フロンティアスピリッツ愛好家のみんちゃすも注目している。

 

 アクア

 攻撃力 ★★★★

 耐久  ★★★★

 耐魔  ★★★★

 素早さ ★★★★

 器用さ ★★★★★★★★★★

 知力  ☆

 魔力  ★★★★★★★★★★

 幸運 

 スキル ★★★★★★★★

 信仰  ★★★

 

 総評:上級前衛職並の身体能力に圧倒的な器用値、極まったプリーストスキルに桁外れの魔力量と、女神の肩書きに恥じない破格のスペック。ただし全ステータスが既にカンストしているため成長の余地は無い。幸運も知力もこれで打ち止め。信者の数はかなり少ないが一人一人の信仰心は強いため、総合するとそこそこの信仰を集めている。

 

 めぐみん

 攻撃力 ★

 耐久力 ★

 耐魔法 ★★★

 素早さ ★

 器用さ ★

 知力  ★★★★★☆

 魔力  ★★★★★★

 幸運  ☆

 スキル ★

 破壊力 ★★★★★★★★

 総評:里を出てからほとんどレベルが上がっていないため、ステータスもほぼ変化無し。この様ではみんちゃすがキレるのも無理はない。しかし五光神滅覇を考慮にいれても、瞬間火力だけはみんちゃすをも上回る。

 

 ダクネス

 攻撃力 ★★★

 耐久力 ★★★★★★

 耐魔法 ★★★★★★

 素早さ ★

 器用さ

 知力  ★

 魔力  ☆

 幸運  ★☆

 スキル ☆

 精神力 ★★★★★★★

 総評:この数値にさらに防具と防御スキルが上乗せされるため、耐久力なら魔法で強化したみんちゃすをも上回る。……ただしみんちゃすは攻撃を受け流せたり、危機に瀕した仲間のもとへすぐさま駆けつけられるだけのスピードがあるため、実は盾役としてはみんちゃすの方が有能だったりする。ましてや攻撃役としては……ダクネスは泣いていい。いや、喜ぶだけか……。

 

 ミツルギ(リセット後)

 攻撃力 ★(★★★)☆

 耐久力 ★(★★★)☆

 耐魔法 ★(★★★)

 素早さ ★(★★★)

 器用さ ★☆

 知力  ★☆

 魔力  ★

 幸運  ★

 スキル ★★★★★

 勇気  ★★★★★★ 

 総評:所詮は平和ボケしまくりな日本出身のため、ここから魔剣の加護を差し引けば素の身体能力はカズマと似たり寄ったり。しかし借り物だった勇者としての志は、ティアマットとの戦いを経てめでたく本物となった。

 またWeb版の設定に則り、スキルはリセット後も据え置きである。

 

 クリス

 攻撃力 ★☆

 耐久力 ★☆

 耐魔法 ★★

 素早さ ★★★★

 器用さ ★★★★★

 知力  ★★★

 魔力  ★★★

 幸運  ★★★★★★★★★★

 スキル ★★★★★

 人徳  ★★★★★★★★

 総評:盗賊らしく速さと器用さに優れ、正体が正体故にカズマをも凌駕する圧倒的な幸運値を持つ。駆け出しの街では引く手数多だろう。

 

 ウィズ

 攻撃力 ★★★★

 耐久力 ★★★★★★★★★★

 耐魔法 ★★★★★★★

 素早さ ★★★★

 器用さ ★★★★★★

 知力  ★★★★★★★★

 魔力  ★★★★★★★★

 幸運  ★☆

 スキル ★★★★★★★★

 商才 

 総評:物理攻撃に対する理不尽なまでの耐性と、紅魔族すら凌駕する圧倒的な魔法力を併せ持つ最上位のアンデッド。戦闘力は魔王軍幹部の中でも屈指で魔王すら凌駕するが、こと商才に関してはクソ以下。

 

 ベルディア

 攻撃力 ★★★★★★☆

 耐久力 ★★★★★★★★

 耐魔法 ★★★★★★★★

 素早さ ★★★★

 器用さ ★★★

 知力  ★★

 魔力  ★★★★

 幸運  ☆

 スキル ★★★★★

 装備  ★★★★★★★

 総評:素でも高い上にさらに魔王の加護が上乗せされた圧倒的な頑強性は、なんとあのダクネスすら凌駕する。それに加えてアンデッド故の無尽蔵のスタミナ、スキルで補正された破壊力がウリの理想的な騎士スペックを誇る。

 しかし最も恐ろしいのは固有スキル『死の宣告』であり、幾多のチート持ち達がこの理不尽なスキルの前に屈してきた。

 こいつでも幹部の中では下の方の強さである。

 

 ティアマット(騎士形態)

 攻撃力 ★★★★★★★

 耐久力 ★★★★★★★

 耐魔法 ★★★★★★★

 素早さ ★★★★★★★

 器用さ ★★★★★★

 知力  ★★★★

 魔力  ★★★★★★★★

 幸運  ★★★

 スキル ★★★★★★

 冷静さ ★★

 総評:高い身体能力と剣技を誇る死角の無い正当派剣士。もっともこの状態は竜の力を大部分封印した状態であり、本来の強さはこの程度では収まらない。 

 また普段は冷静だが、意外とあっさり熱くなるのが欠点。

 

【技解説】

 火焔竜演舞……ティアマットとみんちゃすが得意とする技。剣に炎を纏わせた状態で、一瞬の内に幾度も斬撃を繰り出す絶技。技の命名はみんちゃすだが、本家本元はティアマット。炎の熱量、剣速ともに勝るティアマットの火焔竜演舞は、みんちゃすのそれを完全に上回る。

 

 ジェノサイド・ハリケーン……『白騎士』アステリアの代名詞とも呼べる技。どう考えても騎士が使う技名ではないが気にしてはいけない。火焔竜演舞の風属性バージョンだが、みんちゃすやティアマットとは剣速が段違いなため凄まじい威力を誇る。

 目安として、一秒間に身体強化したみんちゃすが4回、ティアマットが5回連続して斬撃を放てるのだが、それに対してアステリアは10回である。

 余談だが、アステリアは火水風土雷全てで同様の技を放てるが、基本的には最も得意とする風しか使わない。

 

 紅魔爆焔覇……火と風のエレメントを合成し、斬撃とともに擬似的な爆発魔法を繰り出す奥義。爆裂魔法を除く爆発系統魔法への耐性を大幅に強化するルーンが刻まれた『九蓮宝燈』以外でこれを放つと、自身も間違いなく爆発の巻き添えになってしまうというネタ技でもある。エレメントの合成は極めて高度な魔力制御を必要とし、この技が完成するまでにみんちゃすは幾度となく死にかけたという。

 技名の元ネタは『ダイの大冒険』の超魔生物になてからのハドラーの必殺技『超魔爆炎覇』。




次回投稿は早くても一週間後になります。

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