イナズマイレブン!新たなる守護者   作:ハチミツりんご

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活動報告にて、キャラクター募集中です!まだ参加されていない方は、参加していただけると嬉しいです!


入学!出会った2人の友!

 

 

「皆さん!入学おめでとうございます!!」

 

 

 

教壇に立った、年若い女性が、席に座っているおよそ30名前後の少年少女へと呼び掛ける。

 

 

「入学式、お疲れ様でした!今日から、この1年C組の担任を務める、【田中 幸子】です!皆さんが実り豊かな学校生活を送れるように頑張りますので、気軽に頼ってね!」

 

 

ニコニコと人懐っこい笑顔を浮かべながら、田中と名乗った女性は生徒達を見回す。彼女の明るい態度で、新入生達の緊張は僅かにほぐれる。

 

が、彼ら彼女らは入学早々、流石にまだ固さが残っている。それを察した田中は、どこからともなく穴の空いた箱を取り出す。

 

 

 

「うーん、まだみんな緊張しちゃってるわね!それじゃあ、まずは席替えからいきましょうか!市川さんから出席番号順に取っていって、移動した後、近くになった人に挨拶してね!」

 

 

ほらほら!と、田中先生が半ば強引にくじを引かせていき、それぞれの生徒が席を移動していく。

 

 

「それじゃあ、次は森崎君!」

 

「うっす。えっと・・・19番・・・ラッキー、後ろの方だ!」

 

 

自分の番が来た森崎は、手早くくじを引いて後ろから2番目の席を獲得。荷物を持って移動し、既にくじを引いて彼の後ろの席に座っていた同級生へと話しかける。

 

 

「よっ、初めまして。俺、森崎堅固ってんだ。君は?」

 

「あぁ、初めまして、森崎君。僕は塵山。【塵山(ちりやま) 灰飛(はいと)】です。よろしくお願いします」

 

 

 

塵山、と名乗った少年。短めの黒髪を整えた赤目の少年であり、表情からはどこか気弱そうな印象を受ける。

 

 

「よろしく、塵山!俺の事は堅固って呼んでくれよ。それに、敬語は無しにしよーぜ?クラスメイトなんだからさ」

 

「分かりました。僕も、灰飛で構いませんよ。それと、これは初対面だからやってるとかじゃなくて、癖なんです。これがいつもの喋り方なんですよ」

 

「おう、分かった。・・・にしても、敬語が癖かぁ。俺なら一日も持たねぇな。疲れねぇの?」

 

「あはは・・・慣れってやつですよ」

 

 

そんなもんかぁ、と呟く森崎は、そのまましばらく塵山と談笑する。

 

そんな中でも、着々と席替えは進んでいき、全員の席移動が終わった頃、授業時間終了を告げるチャイムが鳴った。

 

 

「え!?嘘、もう終わり!?やだ、配布物の準備しなきゃ・・・や、休み時間が終わったら、プリントとか色々配るから!みんな待っててね!」

 

 

生徒達に笑顔を向けた後、田中先生は急げ急げ、と小走りで教室を出ていった。

 

 

「・・・随分忙しない先生だな」

 

「ま、まぁいい人そうですし・・・慣れてはなさそうだけど」

 

 

いかにも新任、という感じの田中先生を見て、森崎と塵山は思わず苦笑を零す。そんな中、森崎はふと、塵山に声をかける。

 

 

「・・・なぁ灰飛、お前部活入る?入るならもうどっか決めた?」

 

「え?あー・・・実は入りたい部活が無かったので、決めかねてるんですよ。急に何故?」

 

「いや、そのさ。俺、新しくサッカー部を作ろうと思ってるんだ。それで、もし良ければと・・・」

 

 

恐る恐る、と言った様子で森崎は塵山を誘う。ここで1人でも確保しておけば、この先の勧誘も手分けして出来るし、何より一人ぼっちで始めるよりも心強い。森崎からしたら、ここで是が非でも塵山をサッカー部に引き込んでおきたいところだった。

 

 

「サッカー部、ですか?ちょうど良かった!僕が入りたかったの、サッカー部なんですよ!」

 

「ほ、ほんと!?マジで一緒にやってくれんの!?」

 

「えぇ、勿論!・・・あ、ただ、実は去年までは色々あってやっていなかったので、初心者なんですが・・・」

 

「んなもん全然オッケー!俺も去年から始めたばっかりだし!!っしゃぁ!一人目の部員確保!!」

 

 

ガッツポーズをしながら小躍りする森崎を見て、大袈裟な・・・と塵山は呆れて笑う。

 

 

 

 

 

そんな2人に向かって、1人の少年が話しかけに来る。

 

 

「ねぇ、君!」

 

「ん?あ、わりぃ!煩かったか?」

 

「別に?それよりも、なんでそんな変な踊りしてたの?」

 

 

首を傾げながら、興味深げに森崎の顔をのぞき込む少年。森崎や塵山と同じく黒髪で、整った可愛らしい容姿。どこか中性的だが、制服が森崎達と同じである為男子だろう。頭にはトレードマークなのか、コウテイペンギンの雛を模した帽子をかぶっている。

 

 

「あーいやさ、俺、新しくサッカー部を作ろうと思ってんだ。それで、こっちの塵山を誘ったら入部してくれるってんで、嬉しくってさ・・・」

 

「へぇ〜・・・ねぇ、サッカーって面白いの?」

 

「すっげぇ面白いぜ!!なんだったら試合の映像とか見てみるか!?凄いんだぜ、魔人が出たり、分身したり、ペンギンが空を飛んだり!!」

 

「ペンギン!?!?今ペンギンって言った!?!」

 

 

ペンギン、という単語を聞いた瞬間、少年の目付きが変わり食いつく。その変わりようを見た森崎は面食らいながらも、なんとか言葉を紡ぐ。

 

 

「お、おう・・・えーっと、一昨年の東京地区予選の決勝は・・・あった!ほら、これとかさ」

 

『皇帝ペンギン!!!』

 

『2号ォ!!!!』

 

「うっわぁ!!凄い!!ほんとにペンギンだぁ!!!」

 

 

 

一昨年の東京地区予選の決勝ーーー雷門vs帝国の試合映像を携帯で再生する。

 

森崎達の3つ上の世代・・・『イナズマ世代』とも呼ばれるほどの逸材が揃った世代を代表する天才ゲームメーカー、【鬼道有人】が放つ強力なシュート技にーーーというよりも、その技から現れる複数のペンギンに、少年は大興奮。

 

 

「・・・なぁお前、サッカー部入んない?死ぬ気で特訓したらペンギン技も使えるようになるぜ!!」

 

 

その様子を見ていた森崎はふと、これ行けんじゃね?と思い、少年もサッカー部に引き込もうもする。もちろん、ペンギンをチラつかせるのも忘れない。

 

 

「マジで!?僕もサッカーやる!!!」

 

「いや、それでいいんですか!!?」

 

「なんで!?だってペンギンだよ!ペンギン!!」

 

 

ペンギンが使える、と聞いて即決した少年に、思わず塵山が聞き返す。が、少年はいい笑顔で返事を返す。どうやら意志は固いようだ。

 

 

「まぁまぁ、いいじゃん!一緒にやってくれるならさ!えーと・・・」

 

「人鳥!!僕は【人鳥(ひとどり) (みかど)】!!小学校の時は『ペンギン』って呼ばれてたから、二人もそう呼んでよ!」

 

「おう!!よろしくなペンギン!!俺は森崎堅固!!堅固でいいぜ!」

 

「塵山灰飛です。灰飛でいいですよ」

 

 

よろしく!と言って握手を交わす森崎、塵山、人鳥の3人。幸先よく2人も部員を確保できた森崎は、よし!と言いながら教室を出ていこうとする!

 

 

「堅固!どこ行くんですか?」

 

「ん?職員室だよ!早速サッカー部設立のお願いしにいかなきゃな!」

 

 

そう言った森崎を見る塵山は、マジかこいつ、と言った顔を浮かべる。隣に居る人鳥も、似たような雰囲気で首を傾げていた。

 

 

「・・・堅固、知らないんですか?」

 

「ん?なにがだよ?」

 

「わー、ほんとに知らないんだね堅固。

 

 

 

 

 

 

 

ーーー部活動の設立には、最低5人の入部者と、顧問の先生が居ないと部活として認めてくれないよ?」

 

 

「・・・へ?」

 

 

 

 

ポカンとした表情を浮かべる森崎。彼の物語は、まだまだ始まったばかりのようだーーー?

 

 

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