手洗いうがいしっかりね!
それはそうと200,000UAありがとうございます!ここまで続けることが出来たのも皆様のお陰です。これからもよろしくお願いします。
では今回はお茶会…?となっております、どうぞ!
374日目 つづき
非常に、非常に気が気でないお茶会だった。
お茶会に現れた『エリザ』という少女は、俺があの時……鉄血工造に居た時に出会った謎の少女その人で、最近ここいら周辺に引っ越してきたそうだ…………うん、落ち着こう。端的に言ってこれは恐らくあのバ科学者が何か仕出かして来たのだろう。
俺は彼女がどんな存在なのかは分からないが非常に面倒臭い案件なのは確かだ。
そんな彼女をお嬢は膝に乗せて可愛がってたからろくに紅茶も楽しめねぇ。お前が今撫でてるのは(多分)核爆弾だぞ!!!
しかもだ、ハイエンドモデルも居やがる。スケアクロウと……狩人だ。狩人はどうやら俺が代理人に追っかけ回されてる時期辺りに農園へやって来たようだ。
二人は大人しく他の人形と談笑しているが、気付かれてないのだろうか……いや、大丈夫だった。相変わらず変装が上手なお陰で俺も一瞬誰なのか分からなかったし。
何とか今日は乗り切れたものの、あのエリザって子は何しに来たのやら……考えても仕方がないか。どうせリフィトーフェンの仕業だ。知らん知らん。
明日は農園の様子でも見に行こう。
あぁそうだ、武器庫にも少しの間こっちに居る事を伝えておかなければ。
375日目 曇
今日は農園にやって来た。農作物は順調に育っており、この前は収穫もしたそうだ。
今現在この農園に居るのは、スケアクロウ、処刑人、狩人、侵入者だ。こいつら鉄血工造のほうでも任務があると思うんだが何時もここに居るんだろうか?
……どうやらお嬢の基地の人形へ頼んでるみたいだ。敵同士じゃね?とか思ったけど、スケアクロウ曰くこれはこれ、それはそれであるらしい。ドライだね君たち。
それはいいとして……やはり農園は相変わらずだった。広いとも狭いとも言えない微妙な農園だが、畜産をしたり野菜を作ったり……というか始めて間もないのに色んな事に手を出してるよね。今のところはこれ以上拡張しないとは言っていたが俺は本気でそうして欲しいと思ってる。
元は俺の趣味で始めた畑だからな。もっと広くなったら俺一人じゃどうにも出来ねぇよ……。
376日目 晴
何となくそこら辺を歩いていたら桜を見つけた。野生かそれとも誰かが植えたのか。ただかなり立派な桜だったから恐らくかなり前からあったのだろう。
ちょうど満開であったので暫くポチと一緒に眺めていたら、訓練のサボりなのかM16がジャック・ダニエル片手にやって来た。
どうせ俺もすることが無いので一緒に花見酒と洒落こむことになった。
そういえば、こうやって彼女とゆっくり酒を飲みながらくだらない話をするのは久し振りだ。互いに距離的な問題と任務があったせいで連絡を一つも出来なかったし。
こうやって酒を飲みながら終始平穏無事に行くのかと思えばところがどっこいそんな上手く行くはずは無かった。何故かと言えば、彼女が突然この前の代理人とのアレを話題に出して来たからだ。
本当にビックリした。口に含んでた酒をポチに吹いてしまったレベルで。
いきなり酒を吹き掛けられて転がるポチを横目に咳き込む俺が何でそれを知ってるんだって聞くと、さらりと尾行をしてたなんて言われた。
流石に天を仰いでしまったわこの野郎。
『あの女性は誰だったんだ?』って聞かれるもんだから、俺は適当に腐れ縁の知り合いだって濁した。間違った事は言っちゃいない。
それを聞いたM16は何処か安心したような顔をして酒を注いでくれた。
今思えば確実に危なかった……もしバレてたらどうなってたことやら。俺の推測じゃ代理人は多分AR小隊を壊滅の危機まで追い込んだ張本人だと睨んでる。
何処まで嘘を突き通せるかなぁ……不安だぜ。そして今日は農園のほうで寝る。明日は何をしようか。
377日目 雨
リフィトーフェンがやって来やがった。だが何時もの余裕綽々な態度とは打って変わって随分と焦り気味。何事かと聞けばエリザを探しているとか。あっれー?
どうやらエリザがここへ来たのはリフィトーフェンの手引きでは無いらしい。彼曰く本来なら鉄血工造本拠地に引きこもってるはずだったのだが、予想外に彼女が動いてしまったようだ。
状況が少々読めなくなってきた。エリザは一体何をしに……今日はリフィトーフェンと一緒に彼女を探しに出掛ける。
面倒事は起きてくれるなよ。
377日目 つづき
エリザを見つけた。ただし面倒事付きで。
何でこの地区に武器庫でもマークしてた要注意団体が居るんだよ!?
厄介事が次から次へと……。
まぁジャベリンくんならどうにか出来るやろ!リフィトーフェンもおるしな!!!
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