あれですよあれ、早く蝶事件まで持っていきたいし、書きたいことが交通渋滞起こしてるんですよ。ただ書きまとめてないから明日の投稿は少し遅れます。
それではどうぞ。
70日目 晴
病人の服から私服に着替え、俺は病院の門の前で待ち合わせをしていた。外は澄んだ青空で太陽が少し眩しかった。日向ぼっこをしながら待っていると、416、G11、ペルシカリアがやって来た。ペルシカリアは昨日と同じ白衣姿だったが他の二人は違った。416はトライデントの小説の挿し絵で見た女子大生(漢字は合ってるだろうか?)のような服装で、G11は俺が彼女と一緒に街へ出掛けたときに買ってあげた時そのままの服装だった。ただ、前髪に猫のヘアピンがついており、よりいっそう可愛らしくなっている。二人を褒めると416は誇らしく、G11はてれてれとしていた。ペルシカリアに関してはノーコメント。もう少し……こう……あるだろう!美人なのにもったいない。
とりあえず俺たちは出発した。
久し振りの裟場の空気はうまいぜとテンション爆上げで動いていたらすぐに疲れた。流石に一週間ぶりの運動は堪えるな。
近くのベンチで休憩していると、突然ポチが俺に突進してきた。急な出来事に固まっていたら代理人がこちらにやって来た。どうやらポチを返しに訪れていたようだ。
隣のペルシカリアが目をギラつかせて代理人を見てた。そういえば君戦術人形の第一人者とか何とか言ってましたね……。小声でペルシカリアに代理人を誘うかどうか提案した所、手を取ってお願いされた。
代理人に一緒に何処か行かないかと誘ってみると普通に応じてくれた。ここら辺の店が気になっていたらしい。
さあ出発だと立ち上がろうとしたらG11が突然背中に乗ってきた。困惑する俺を横目に彼女は寝始める。……君そんなに寝虫だっけ?昔はもうちょっと起きてたでしょ……説明をペルシカリアに求めると、G11という特異な銃を扱う人形となる以上、どこかしら以前の特徴が強調されるかららしい。416が起こそうとしたがそれを手で制する。もう少し寝かしてやれって彼女に言えば「あなたは甘やかし過ぎよ」なんて言われた。すまんな。
だからペルシカリアは写真を撮るんじゃない。
とりあえずそのまま出発をして周辺を歩いていると、俺が初めてグリフィンに行った時に利用した喫茶店があった。ちょうど小腹が空いていたので三人に許可をとり、入ることにした。
喫茶店の中はやはり静かで草臥れた風体のマスターが皿を拭いていた。彼は俺のことを覚えており、この大人数を見てちょっと驚いていた。とりあえず席へ座る。代理人とペルシカリアが隣り合い、416と俺が一緒に座った。G11を俺の膝の上へ乗せようとしたら416がそれを止めてG11を真ん中に座らせた。ポチは足元に居る。何か家族連れみたいだな……。
ペルシカリアが早速代理人に色々と質問をしていた。代理人は当たり障りのない受け答えばかりではあったがそれでもペルシカリアは随分と満足そうだ。
ウェイトレスが注文を聞きにくる。俺はトーストと紅茶のセット、416とペルシカリアはコーヒー、代理人は何故かオムライスを頼んでいた。G11はパフェを頼んでた。しかも高いやつ。いくら比較的良心的な値段とはいえ案外財布に来る。丁度給料が出たからまだいいが。…………割り勘頼もうかな。なんて考えていたら見透かされていたのかペルシカリアに「お金、よろしくね?」って言われた。畜生。
ちょっとした雑談をしているうちに料理がくる。各々で食事を始めた。
ここの紅茶美味しいな。またいつか淹れ方とか教えてもらおう。そう思いながらふと代理人を見れば彼女の様子がおかしいかった。わなわなと震えており調子が悪そうだ。隣のペルシカリアが声を掛けようとした瞬間に、彼女が突然立ち上がり、つかつかとマスターの方へ歩いていった。静まりかえる店内、固唾を飲んで見守る客たち、気圧されたマスター、無心にパフェを食べるG11。沈黙の中、代理人は口を開いた。
「このオムライスの材料及び作り方を教えて下さい」
時が止まった。ペルシカリアは噴き出してお腹を押さえている。マスターは「お、おう」とぎこちなく承諾。それを聞いた代理人はスカートからメモとペンを取り出し聞く体勢となった。
え、代理人……?と恐る恐る416が声を掛けると「暫く時間が掛かりそうなのでお先にどうぞ。お金は私が払っておきます」と言ったきり、もう目の前のマスターの講義に夢中だった。俺の財布の窮地が救われた。
G11がパフェを食べ終わったあと、代理人と別れ今度は商店街へ行った。相変わらず活気もありお値段良心的……。416がとある店で立ち止まった。店先には猫のぬいぐるみが沢山並べられており、ずっと食い入るように見ていた。俺は無言で財布を取り出したが416が慌ててそれを止めた。「あなたに世話になるつもりは無いわ」と言いながら一番大きな猫のぬいぐるみを買っていた。
俺はなーんかイメージと会わないよなぁとペルシカリアと話していたが彼女の嬉しそうな顔を初めて見ることが出来たのでそれで弄ることはなかった。
この後はG11がまたサメのぬいぐるみを買ったり、416がヘアピンを新しく買ってみたり、ポチに犬のステッカーを張ってどつかれたりと色々あったのだがページが足りないため割愛する。
ただひとつ言えることは楽しかったということぐらいだ。帰り道ではG11を416がおぶって居るところを写真に収めたり、何故かペルシカリアにM16たちもよろしく頼むわねって言われたり、書きたいことが溢れでてくる。またいつかこうやって外出をしたいものだ。
……いや本当M16達をよろしくってどういうことなのだろうか?
71日目 曇
晴れて俺は退院した。医者からの簡素な賛辞を貰って病院を後にする。
グリフィンが用意した車に乗って勝手に引っ越しをさせられたマンションへ向かう。グリフィン本社周辺は結構発展しており、高層ビルもちらほらと見える。車に揺られて三十分程でマンションへ着いた。デカイ。あと結構入居人数は少ないらしい。
鍵やら何やらの説明をしてもらい、自分の部屋がある409号室に向かう。たまにすれ違う人々は如何にも金持ちですよといった風貌の人間が多く、俺の場違い感を感じながらも何とか着く。まあ、なんとかなるだろなんて思いながら部屋を開けてみれば、見知らぬ少女が二人いた。
神よ、あなたは私を捨てたもうてか……。
ジャベリンくん退院ですおめでとう。早速ハプニング起きてるけどおめでとう。
見知らぬ少女って誰なんですかねぇ……?
次回にこうご期待!!
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