傭兵日記   作:サマシュ

18 / 131
お気に入り400越え有難うございます。頑張りますよ。

筆が馬鹿みたいに進む。
やばい。何か間に合った。
今回は前回の二人の少女の正体が判明します。それではどうぞ。

あと、今日ももしかしたら禁忌の二話連投します。書きたいんだよボカァ!!






傭兵、待ち伏せだってよ。

72日目 晴

 

引っ越し先に到着したら美少女二人が待ち構えていました、まる。セキュリティどこ行った?

 

危険を感じて俺はすぐさまポチを抱えて逃げようとしたら丁度隣の部屋のドアが開いてそれに激突、そしてあえなく捕まった。しかもその隣の部屋の住人がヘリアントスさんだなんて誰が思うか?俺も思わなかったよ。情報の大渋滞だよ。でも部屋着のヘリアントスさんは何か良かった。

 

身なりを整えたヘリアントスさんを加えて二人の少女に俺の部屋だったものに連行された後に、色々聞かされた。曰く、二人はそれぞれ「UMP45」「UMP9」という戦術人形で本来ならマンションのロビーで俺を迎えるだけの予定だったらしい。何を思ったのかサプライズ的なことで部屋に勝手に侵入、そして俺が来るのを待ってたようだ。また、ヘリアントスさんから聞いた事だが彼女たちは416とG11の知り合いらしく仲良くやってほしいとのこと。

俺の部屋に不法侵入したのにぃ?

そうやって胡乱な目で見ていたのに気がついたのか、サイドテールの方、UMP45が「そんな目で見ないでよ~」なんて笑いながら近くに寄ってきたがうすら寒い何かを感じたのでポチでガードした。こういう輩は腹に一物あるから余り信用したくはない。そう思うともう一人のツインテール、UMP9はまだ信用できるだろう。彼女は心の底から笑っている。ただ、急に「今日から君も家族だ!!」なんて言うのは頂けない。お兄さんびっくりする。……訂正しよう。何かしらの狂気を感じたからこの子も駄目っぽいな。

とりあえず、二人には悪いが部屋から出ていってもらった。ついでにヘリアントスさんも丁重に送り返した。後で菓子折もってっとこ。

 

静かになった部屋を見回すと、オスカーがにゃあと俺にすり寄ってポチに鼻をくっつけて挨拶をしていた。オスカーお前が一番の癒しだ。今日はもう疲れたので早めに寝ることにした。オスカーとポチと共にベッドに横になったが快適そのものだった。願うならずっとこれが続いてほしい……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

______________________________________________

 

 

何処かの場所にて…………

 

「ねぇ、45姉」

 

「ん?どうしたの9?」

 

街灯の照らす夜道にて、二人の少女が歩いている。9と呼ばれたのは明るそうなツインテールの少女、45姉と呼ばれたのは落ち着いている雰囲気のあるサイドテールの少女だ。一見仲良く世間話をしているような雰囲気だが実際はどうなのだろうか。

 

「ジャベリンって人、どう思う?」

 

「そうねぇ……416や11の言う通り、無害そうな人間だと思うけど、私の腹の内を見抜いたりしたし、只者ではなさそうね」

 

9の口から出たジャベリンという人間は、先ほど彼女たちとちょっとした追いかけっこをした人間だ。45曰く、抜け目がありそうでないという人間のようだ。

 

「へー……じゃあさ、あの人と家族になれるかな?」

 

少女は突然そんな事を問う。もちろん45は怪訝になる。

 

「なんでそうなるのよ?」

 

「だってー、ジャベリンってお父さんとか、お兄ちゃんみたいな存在みたいだったし、いいじゃない?」

 

「……そうね、なれるといいわね」

 

「本当!?ふふー♪今日からジャベリンも家族だー!!」

 

9はそうやって両手を上げて喜ぶ。その中にある狂気には気付くはずもなく。45はそんな彼女の様子を優しげに見ながらとあることを考える。

 

(正直、まだあいつはもう少し監視した方が良いわね。私たちに、どれだけの影響を及ぼすのか分からない)

 

「ふふっ、なんだか楽しみね……」

 

少女は妖しく笑う。この先は少し、恐ろしいことになりそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「おぉっ!?凄い悪寒がしたぞ!?」

 

本当聡いなこいつ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

73日目 晴

 

健やかに起きることが出来た。もう誰も俺を縛らない。グリフィンや武器庫とかいうクソ会社(社長のみ)なんてクソ食らえだ。俺はもっと惰眠を貪るぞ!!自由に生きるんだ!!なんて考えてたらオスカーに耳元で鳴かれて起きるしかなくなった。可愛いから許す。

 

今日は休日というか何も仕事が入っていない。オスカーとポチに餌を与えた後は、武器庫のガンスミスに電話して、自分の銃を何挺か発送してもらった。ちなみにSCAR-HとAA-12とMP5……etc.だ。この部屋馬鹿みたいに広いし後二階建てとかいう贅沢作りだからまだまだスペースあるので拡張性が高い。どうせフリーエージェントみたいになるんだから一人でもある程度なんとかなるような設備は揃えておかないとな。将来的には会社運営なんてな。そう考えながら朝食を食べていると、誰かが訪ねてきた。誰だろうと応対してみると、ヘリアントスさんだった。制服を着ている辺り仕事の話だろう。

 

 

クルーガー社長がお呼びらしいので至急本社へ出社するようにと言われた。

 

 

 

俺の休日は犠牲となった。

グッバイ俺の安息ファッキングリフィン。

 

除毛剤を用意せよ。

 

 

 

 

 

 




UMP姉妹は何かに渇望している故に狂ってて欲しい。45は安息を、9は信じられる家族を。
そんな作者の願望の犠牲となりました。いやセリフとか見てると何というかゾッとするような所あるんですよ……。私はヤンデレ大好きです。
とりあえずこれ伏線っぽくなりましたがぶっちゃけ持て余し案件です。恐らくは依存されるような感じになるかも……?
ちなみにまだ404小隊は結成されていません。

それでは!!感想と評価は執筆の栄養分です!!どんどんお願いします!!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。